本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
理系の大学受験社会の選択科目としておすすめなのはどの科目なのでしょうか?その人の特徴に応じて適している社会科目が変わってきます。今回は、科目選択の上で注意してほしいことや理系の人におすすめの社会科目の選び方や特徴を紹介します。
▼英検合格におすすめの塾
理系の大学受験の社会科目の選び方
理系の大学受験の社会科目の選び方を解説します。
世界史、日本史は特別に好きでない限りはやめよう
本当に日本史や世界史が好きで、勉強するのが全く苦でないという場合以外は、日本史や世界史はおすすめしません。
なぜかと言うと、日本史や世界史は社会科目の中で最も暗記する内容が多いと言われています。また、その暗記の仕方も倫政や現社に比べて複雑です。
そのため、社会科目に時間がかかってしまって、理系科目に時間がかけられないまま試験に挑むことになります。
※もし文転を考えている人や文系の方は以下の記事も併せてご覧ください。
理系の大学受験には地理か倫理政経もしくは現代社会がおすすめ
まず今回の理系の社会科目の選び方の記事を読む前に社会選択科目のそれぞれの教科書の厚さを比べてみましょう。教科書の厚さを見るのは簡単そうで一番理系の社会科目の選び方としてはおすすめです。意外に賢い受験生でも周りがそうしているからそうしたと社会科目選択は適当な人が多いです。
ただし、理系の社会科目は世界史にするか倫理政経にするかで勉強時間は全く変わります。50時間以上も差がある場合も非常に多いでしょう。これからそれぞれの社会選択科目の難易度やいつからべんきょうすべきかなどを解説するのでぜひしっかりと読んでみてください。
理系の社会科目を選ぶ上で知っておくべきそれぞれの科目の難易度
社会科目の難易度ですが、共通テストまでの難易度なのか二次試験の長文の記述などもあるのか否かによって難易度は変わりますが、今回は理系の受験生の社会科目の選び方という点で共通テストまでの社会科目の難易度を徹底解説します。
まずは社会科目の中でも最も9割をとるのが難しい科目ですが、世界史か日本史という点になるでしょう。ただこの場合は勉強時間と勉強量という点での難しさという意味です。
理系の社会の選択科目では地理が最も難しい
シンプルに勉強時間、勉強量を考慮しない難易度としては地理が最も難しいでしょう。ただ暗記するのではなく、暗記量は少ないですが理解が主に問われる内容となっております。しかしながら、難しいからといって別の世界史や日本史などの社会科目にするのも間違っています。
理系は勉強時間と勉強量が少ない科目がおすすめ
先ほど地理は難易度が最も高いと言いましたが、もちろん9割を取ろうと思うと難しいです。また、勉強時間と勉強量では日本史や世界史ほど暗記量は少なくありません。ただし、効率的な勉強をしなければ地理で9割をとることはいつまで経ってもできるようにはなりません。
ここで一旦整理すると、努力したらした分だけ成績が上がり、共通テスト9割も取りやすい科目が日本史、倫理政経であり、暗記量はそこまで必要ないものの共通テスト9割に到達するまでは勉強法や勉強計画がとても重要になるのが、地理、世界史になります。
その中でも倫理政経は教科書のページ数を見ればわかるように、薄いですよね。そのため、全教科を比較した際には最も暗記量も少なく共通テストでも9割を取りやすい科目だといえます。
地理、倫理政経は理系の社会選択科目におすすめの科目
ここまで地理と倫理政経は理系の受験生におすすめの社会選択科目だとお知らせしましたが、倫理政経の方が簡単だからといって倫理政経を選んだ方が良いということではありません。学校(高校)のコースや選択によってもし地理をベースに進んでいるのであれば地理を選択した方が良いでしょう。
志望校合格に必要な勉強量は科目ごとに必要な勉強量ではなく、あなたの今のスタートラインからの必要な勉強量です。だからこそ、これまでの定期テストの得点などを踏まえて社会選択科目を選ぶようにしましょう。
【大学受験】各社会選択科目の暗記比重
大学受験の各社会科目の暗記の量をそれぞれ解説します。
大学受験の社会選択科目の中でも暗記系科目の特徴
社会選択科目の中でも世界史という科目は数多くある社会科目の中でも勉強および暗記すべきことが社会選択科目の中で最も多い科目となっています。世界史の用語や人物の暗記だけではなくそれらを繋げて世界の「縦の流れ」と「横の流れ」も把握してなかないと高得点が狙いない仕組みになっています。
日本史は、社会選択科目の中では世界史についで二番目に暗記量が多い科目となっています。ただし、世界史より、狭く深く1つ1つの物事や事象学習するのが日本史です。日本史でも「流れ」を意識することが重要で日本史の流れとは各物事の因果関係を結び付けて覚える必要があります。
どちらかといえば、日本史の方が気合いで暗記すればするほど点数は上がりやすいかもしれませんが、この点は勉強スタイルやその人の特徴により個人差があります。世界史、日本史の特徴や勉強法についてもっと深く知りたいという方はぜひ以下の記事をご覧になってみてください。
世界史、日本史は理系の人にはあまりおすすめできない
世界史および日本史は地理や倫理政経に比べて勉強量が倍以上あると言っても過言ではありません。だからこそ、理系の人は文系以上に物理、化学、生物、英語、数学などやるべきことがたくさんあります。社会科目は全体の中でも1割か多くても2割程度の勉強量、勉強時間のみで済ます必要があります。
だからこそ、よほど世界史や日本史が得意という場合でない限りは世界史、日本史以外の地理や倫理、政治経済といった社会選択科目を選ぶことをおすすめしています。
理系の社会科目選択には地理、政治経済、倫理のどれかがおすすめ!?
理系の社会科目の選び方としては、勉強時間と難易度と暗記が多いのか理解力重視なのかの3つの要素を考える必要があります。勉強時間は学校のカリキュラムなどによって1から勉強する必要があるのかなどに分かれますし、難易度や暗記の比重についてはこれまでの自分の性格やテストの成績などをみて考えるとよいでしょう。
大学受験の政治経済の特徴
・政治経済は少々の計算問題を除けば、文字通り単純暗記の科目です。 他の社会の科目と倫理・政治経済が大きく異なることは、各章ごとで単元が独立していることが挙げられます。
そのため、世界史や日本史のように流れを理解する必要がないため自分の好きな単元から勉強できたりと勉強法の幅が広いのが特徴です。
政治経済は単純暗記で流れをつかむ必要がないため他の社会科目と比べ、簡単だと思われがちですが、共通テスト政治経済の平均点の推移を見ると、60点を下回る年度がかなりあります。
大学受験の倫理の特徴
・倫理という科目は数多くある社会科目の中でも“暗記だけでは高得点を取れない” そんな特殊な社会科目が倫理になります。
倫理の読解問題では、漠然と読んでも答えを出すことは出来ません。読解問題には必ずテーマがあります。 仏教の思想が元になった文章や、西洋の思想が元になった文章など、倫理として習う内容が軸になっています。
大学受験の現代社会の特徴
●政治・経済分野 60〜70点
●環境分野 20点
●青年期分野 10〜20点
共通テスト現代社会は、大きく分けて「政治」「経済」「環境」「青年期」の4つに分けられます。
また、私立大学の入試では地歴公民では4単位の教科を指定されている場合が多いです。4単位の教科というと、「日本史B」「地理B」「世界史B」「倫政」などです。
しかし、現代社会は2単位の教科で、「日本史A」「地理A」「世界史A」などと同じ扱いです。
現代社会で受験することで、志望校を受験できなくなってしまう可能性があるので、受験する可能性のある大学・学部の募集要項を必ず確認するようにしましょう。
このような各社会科目の特徴を踏まえたうえで、全体を暗記量順に並べた時にはどうなるのでしょうか。また、倫理、政治経済は社会科目の中で暗記量は何番目に大きいのかをわかりやすく並べてみます。
左から順に暗記の比重が大きくなる科目です。世界史>日本史≧倫理政経≧地理※現代社会は特殊な科目なので除いています
暗記が得意な理系の受験生なら倫理、政治経済がおすすめ
日本史や世界史はかなり重い社会科目となるため、その2つを除くとすると、理系の人に社会科目選択の際に暗記科目でおすすめなのが倫理か政治経済になります。その理由としては、倫理もしくは政治経済はまず教科書の厚さが世界史、地理、日本史と比べた際に最も薄いです。
理系には暗記量が少ない倫理、政経がおすすめ
理系の人は社会科目を選ぶ際に常に考えないといけないのが、1日もしくは一週間で何時間を社会科目に使えるのかどうかです。それによって社会科目の選び方は変わりますが、ほとんどの人が社会科目にかける時間はあまりないでしょう。
そのため、理系の社会選択科目としては暗記量が少ない倫理や政経といった科目がおすすめです。
特に倫理は点数が稼ぎやすい
特にその中でも短期間で共通テストの9割が取りたいのであれば、倫理がおすすめです。倫理は人物および地域や人間関係などから生まれた文化などの用語の暗記の数はかなり少ないです。また、政治経済に比べても共通テスト9割は非常に取りやすい科目です。
政治経済は共通テストの7割まではすぐに届くかもしれませんが、そのあとの9割までたどり着く過程では一気に暗記量が増えます。
暗記が苦手な理系の受験生なら地理がおすすめ
暗記が苦手な理系の受験生には地理をおすすめします。地理はもちろん暗記する内容もありますが、どちらかというとその理解と思考力が問われる分野だと言われています。
上記にも述べた通り、地理は共通テスト社会4科目(世界史、日本史、倫理・政経、地理)の中で暗記すべきことが最も少ない科目です。なぜ暗記量が少ないかというと「常識」でわかってしまう範囲が多いためです。
理系の人は、社会の勉強時間がどうしても多く取れないので、日本史や世界史に比べて暗記の少ない地理はオススメです。
ただし、どれだけ勉強しても地理の勉強法や勉強計画が間違っている人はなかなか成績が上がらず、頭打ちになってしまうということがあるので、まずはそもそも自分が地理を選択すべきかどうかの適性をチェックするようにしてください。
まとめ
今回の社会選択科目の選び方やおすすめの社会選択科目を見つけるためには、勉強法と勉強計画を効率よくたてて、事項する必要があります。
社会選択科目の世界史、日本史、地理でも自分に適したレベルの参考書を見つけ、自分の問題点を自分で改善していくことが難しいことだと思います。
そこでおすすめなのが、志望校の先輩におすすめの参考書をいつまでにどれくらいやるかを選んでもらい、それに基づいた勉強計画を立ててもらうことです。
志望校の先輩が必ず担任になる「スタディチェーン」では、一人ひとりにあった勉強計画を立ててくれて、さらに毎日の進捗管理や24時間わからないところを質問し放題でおすすめです。
「勉強計画を一緒に立ててほしい」「誰かに毎日の勉強を見てもらいたい」という方は、ぜひ一度「スタディチェーン」の無料相談を受けてみることをおすすめします!