【独自メソッド】長期的な視点で中国語習得を実現する「BCP方式」とは?中国語コーチング『Pao Chai(パオ チャイ)』代表が明かす王道を確実に遂行する究極の習得法

グローバル化が進む現代社会において、中国語学習のニーズは着実に高まっています。しかし、多くの学習者が効率的な学習方法を見つけられず、長期間の学習にもかかわらず思うような成果が得られないという課題を抱えています。

そんな中、独自の「BCP方式」という学習メソッドを開発し、効率的な中国語習得を可能にする画期的なプログラムを提供しているのが、オンライン中国語コーチング『Pao Chai(パオ チャイ)』です。代表自身の中国駐在経験と第二言語習得理論の研究から生まれたこの方法論は、従来の語学学習の常識を覆す革新的なアプローチとして注目を集めています。

今回は、Pao Chai(パオ チャイ)代表の冨江氏に、効率的な中国語習得を実現する「BCP方式」の詳細や、同社が提供するプログラムの特徴、そして語学学習における重要なポイントについてお話を伺いました。

Pao Chai(パオ チャイ)が提供する独自の中国語学習メソッド

ーPao Chai(パオ チャイ)の概要について、まずは詳しくお聞かせください。

冨江 恭直代表:Pao Chai(パオ チャイ)は、本気で中国語会話を習得したい方のためのオンライン中国語コーチングを提供しています。主な受講生の層は20代後半から40代のビジネスパーソンですが、実際には大学生から75歳くらいの方まで、幅広い年齢層の方々にご利用いただいています。

王道を確実に遂行するための「BCP方式(中国語独学完全マップ)」

ーPao Chai(パオ チャイ)独自の「BCP方式」について、具体的に教えていただけますか?

冨江:Pao Chai(パオ チャイ)の学習メソッドは、Basic(基礎)、Core(コア能力)、Practice(実践)の3つの要素で構成されています。まず基礎として発音と文法の土台を固め、その後は使える語彙表現数を1,000語、2,000語、3,000語と段階的に増やしていきます。

特に重要なのが「コア能力」と呼んでいる、話せる・聞けるレベルの語彙力です。中国語の場合、漢字を目で見て理解することは比較的容易ですが、会話レベルでの理解には特殊なトレーニングが必要です。そのため、音読ジョブや瞬間中作文というトレーニングで深いインプットを狙います。

また、ある程度の語彙数が身についた段階からは、実践的な会話トレーニングも並行して行います。毎日ネイティブと会話する機会を設け、自己評価(振り返り)をするなどして、実践力を養成していきます。

BCP方式は、我々の独自の斬新的な勉強法というよりは、伝統的に存在する語学の王道をどうやったら多くの人にやってもらえるか?を起点に独自の“表現”で整理した勉強法、と言えます。このBCP方式では、学習全体の見通しをシンプルにし、また各フェーズのトレーニング目的を明確にしています。

我々が採用している学習法は実は、昔から語学の達人たちが実践してきた王道と言えるものです。「発音を徹底して固める!」とか「音読を数百回!」などと言われると、根性論のように聞こえて敬遠してしまうと思います。しかし、ある程度スモールステップで体系立てて説明すれば、納得感は出てくると思います。

言語習得にこれだけやればOKという簡単な解決策はありません。王道を確実に遂行させるのが、我々のミッションだと考えています。

長期的な視点で確実な成果を実現する学習プログラム

ー具体的な学習期間と成果について教えてください。

冨江:まず最初の2-3ヶ月で「学習自走力」と呼ばれる基礎的な力を身につけていただきます。これは、発音が正確にできる、基本的な文法知識を理解した上で長文を正確に読める、基礎的な文章を瞬間中作文で300文程度言えるといったスキルです。

私自身が中国での駐在経験が5年ほどありますが、この基礎力が固まらないまま様々な学習を試みて、なかなか上達できなかった経験があります。英語学習でも同様だと思いますが、中国語においても基礎をしっかりと固めてから効果的なトレーニングを行うことが重要だと実感しています。

その後、さらに3ヶ月かけて語彙数を約2,000語レベルまで増やし、実践的な会話練習も併せて行います。毎日2~3時間程度の学習を半年継続することで、一定の会話力を身につけることが可能です。さらに継続していけば、着実に上達することができます。このように長期的な視点で、考えていくことが重要だと考えています。

Pao Chai(パオ チャイ)設立の背景とビジョン

ーPao Chai(パオ チャイ)を設立された経緯について教えていただけますか?

冨江:私は2012年から中国での映画『君の名は。』などのコンテンツやアーティストのライブなど、エンターテインメント系の展開支援を株式会社アクセスブライトで、中国駐在をし中国ビジネスに携わってきました。

そこで、中国語という相手の母語を使ってコミュニケーションすることの重要性を実感すると共に、言語習得の難しさを痛感しました。その経験から第二言語習得について関心を持つようになり、様々な本を読んだり、語学の達人に話を聞いたりしました。

最終的な結論は、語学で成功している人は王道とも言えるような共通する学習法がある、ということ。そして、それは一見すると、一般人には辛くやる気がなくなるようなものである、というものでした(笑)。

では、語学のサポーターとして何ができるか?と言えば、できるだけ学習をスモールステップにする、トレーニングのやり方をシンプルにする、目的を明確にする、どのように習得していくかの道筋を示す、成長実感を感じさせる、などがあります。我々はそれを実現する独自のやり方を確立し、2019年に株式会社Rungarを設立し、現在のPaoChaiオンライン中国語コーチングを運営しています。

他のスクールとの違い:会話のKPIという独自の指標

ー他の中国語スクールと比較して、特にこだわっている点を教えてください。

冨江:最大の特徴は、「会話のKPI」と呼んでいる独自の指標を設定していることです。日本人は資格試験や級を取得することは好きですが、そういった試験をクリアしても、実際の会話力には直結しないことが多いのが現状です。

そこで弊社では、毎週のセッションでテストを実施し、そのテストをクリアしていくことで確実に会話力が向上するような仕組みを構築しています。具体的には、音読、リピーティング、瞬間中作文という3つの重要なテストを実施しており、これらを通じて着実に実力を伸ばしていけるようになっています。

また、実践では、ロールプレイなどではなくインタビューやディスカッションなどの本当の実践をして自己評価(振り返り)することで、真の実践力を高めます。

個々の学習者に寄り添った指導方針

ー生徒さんの指導において特に意識されている点はありますか?

冨江:指導というよりは、目標を明確にして、毎日の学習スケジュールを立て、毎日質問対応やアウトプットチェックなどをして総合的にサポートしています。

まず、できているところはしっかりと指摘し、評価するようにしています。また、理論的に、できるだけ「何のためにやるか?習得にどう繋がるか?」を納得していただくことを心がけています。

うまくできない部分については、スモールステップに分けて対応しています。例えば、100語を1週間で覚えるのが難しければ半分にしたり、発音が定着しない方には特定の部分に集中して練習してもらったりします。

中国語を始めたばかりの場合は、暗記するのは負担が大きいこともあるので、まずは読解などで様々な表現に触れることを優先することもあります。

また、単に励ますだけでなく、現実的な課題は何かを見極め、トレーニングの目的をしっかりと説明することで、モチベーションを保ちながら学習を継続できるようサポートしています。毎週テストをしっかり運用するのも、我々の特徴です。多少プレッシャーにはなりますが、勉強の目的意識がはっきりするので好評いただいています。

充実のコース展開と柔軟な学習スタイル

ー提供されているプランやコースについて教えてください。

冨江:基本的に標準プランとして、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のプログラムを用意しています。継続受講の場合は、毎週1回コーチングセッションを行う標準プラン以外に、よりリーズナブルな隔週1回のライトプランもご用意しています。

料金は期間で決まりますので、学習量は個人の状況に応じて柔軟に対応しています。例えば、毎日1時間学習する方も、5時間学習する方も同じ料金で受講できます。

特にやる気のある方の受け皿になりたいという思いから、1日10時間程度の集中的な学習にも対応しています。もちろん、集中力には限界がありますが、学習量が多ければ多いほど、大きく前進できる傾向にあります。

卒業時には1年分の実習プランをお渡しし、BCP方式の軸となる部分を一通り全て経験できるようにしています。語学習得は長い道のりですが、基礎固めをして、確実に成果が出る学習法を身につけることで、より短期間での上達を実現できると考えています。

今後の展望と学習者へのメッセージ:英語ができる人ほど要注意

ー今後のビジョンと、中国語学習を考えている方へメッセージをお願いします!

冨江:弊社のビジョンは、本当に中国語を習得できるサポートを提供し続けることです。短期で一気に成長することも大事ですが、語学は長期的なプロジェクトになりますので、数ヶ月頑張りすぎて燃え尽きてしまってもいけません。

学習者の皆さんが長期的に学習を継続でき、より短い時間でレベルアップできるよう、サービスの改善を重ねていきたいと考えています。

仕事で中国語を使う立場として、また英語と中国語の学習経験から、最初に正しい学習方法を身につけることの重要性を強く感じています。

私は早稲田大学国際教養学部出身で、留学経験もあったので英語はある程度できましたが、よくよく考えてみると、中学高校から好きでやっていたのもあり、できていたのは単純に勉強量が多かっただけです。同じ時間をBCP方式でやっていたら、断然レベルは上がっていたのは間違いないです。

なので、英語などである程度、語学に自信のある方も是非やり方にはこだわっていただきたいと思います。初期に時間とお金を投資することに躊躇する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、初期に結果の出ないやり方から抜け出すことは、長期的には時間もお金も節約になります。

そのため、弊社では中国語独学完全マップ(https://chugokugo.fun)という形で、BCP方式を無料で公開しています。語学学習は複雑で、人がどのように言語を習得するのかは分かりにくい部分もありますが、このマップを読んでいただければ、効果的な学習方法についてのエッセンスが理解できると思います。

最初に結果の出やすい学習方法を見つけることは、その後の成長実感やモチベーションの維持にも大きく影響します。ぜひ、これから中国語を本気で身につけたいとお考えの方は、我々に相談いただければ幸いです。

Pao Chai(パオ チャイ)では毎日無料カウンセリングをオンラインで行っていますので、是非お気軽にご参加ください。