個人指導塾拓杜(たくと)は、勉強だけにとどまらない体験型の指導を大切にし、生徒一人ひとりに寄り添った学びを提供しています。地域密着型からスタートし、現在はオンライン授業やメタバースも取り入れて、幅広いニーズに応えています。受験対策はもちろん、生活体験を活かした独自の教育メソッドについて個人指導塾拓杜の代表 谷加さんにお話を伺いました。
生活体験も大事にした学びが基盤になる
ー個人指導塾拓杜がどんな生徒さんを対象にして、どんな指導をされているのか教えてもらえますか?
個人指導塾拓杜代表 谷加さん(以下敬称略):最初は地域密着型の塾としてスタートしました。地元の生徒たちが気軽に集まれるような、そんな場所を目指していたのです。ですが、ただ単に勉強を教えるだけではなくて、もっと生活の中の経験が学びの基盤になると考えていて。
たとえば、国語のテストに「お盆」という言葉が出てきても、実際にお盆の行事を経験していなければ意味がわからないじゃないですか?そういう背景を理解することで学びが深まるので、生活体験も大事にしているのです。
メタバースを導入してオンライン上でも実際の教室のような雰囲気を作る
ー勉強と生活体験を結びつける指導なのですね。コロナ禍での運営はどうでしたか?
谷加さん:コロナの時期は大変でしたね。生徒が塾に来られなくなってしまったので、どうにかしなければと思いまして。もともとオンライン家庭教師もやっていたので、そのノウハウを活かしてすぐにオンライン化に踏み切ったのです。
ところが、ただオンライン授業にするだけではなくて、生徒同士が「わちゃわちゃ」できる、良い意味で騒がしいというか、人の気配を感じられるような空間を作りたくて。メタバースも導入して、オンライン上でも実際の教室のような雰囲気を作る工夫をしました。これが結構好評で、みんなで一緒に勉強できる感じが生まれたのです。
ーメタバースですか!すごく新しい試みですね。具体的にどのような感じで使っているのでしょうか?
谷加さん:メタバースの教室で、みんなが自分のアバターを使って集まれるようになっています。ただ勉強するだけではなくて、互いに顔を合わせて「あ、あの子も頑張ってるんだ」と思えるような、そういう空気感を作っています。
さらに、自習室としても使っていて、集中したい時にログインすることで勉強のスイッチが入りますね。
それぞれの年齢層に合わせたサポート
ー対象の生徒さんは、小学生から高校生まで幅広く対応されているのでしょうか。
谷加さん:はい、そうです。小学生から中学生、高校生まで対応しています。小学生には特に基礎的な部分をしっかり教えて、勉強の楽しさを感じてもらえるようにしています。中学生には勉強の習慣をつけさせることを大事にしていますし、高校生には受験を見据えた具体的な指導を行っています。それぞれの年齢層に合わせたサポートを心がけていますね。
勉強だけではなくて、その子の成長にもっと関わっていきたい
ー塾を始められたきっかけを教えてください。
谷加さん:もともとは家庭教師をやっていて、生徒さんのご家庭に直接伺って教えるスタイルでした。そこで感じたのは、勉強だけではなくて、その子の成長にもっと関わっていきたいなと思いましたね。そこで、もっと自分で責任を持てる形で塾をやってみようと。最初は地域の子どもたちをサポートするために開いたんのですが、今はオンラインも加えて全国の生徒さんに対応できるようになったのです。
地域に根ざしつつもオンラインで広く対応できる
ー塾としての一番の強みを教えてください。
谷加さん:一番の強みは、地域に根ざしつつもオンラインで広く対応できることでしょうか。地元の塾としての温かみは残しつつ、都会の受験対策もできるというところが大きいですね。
特に今は東京や大阪の中学受験を目指している生徒さんも多くて、都会の受験ノウハウを地方でもしっかり学べるようにしているのです。田舎にいながらも都会と同じレベルの指導が受けられるというのは、結構なアドバンテージだと思います。
とにかく生徒の目線に立つ
ー指導方針についてもう少し教えてもらえますか?どんなことを意識しているのでしょうか。
谷加さん:指導する時は、とにかく生徒の目線に立つことを意識していますね。知識をただ伝えるだけではなくて、生徒がどう感じているのか、どこでつまづいているのかをしっかり理解するようにしています。
たとえば、iPadを使って画面共有しながら「ここを見てね、ここが大事だよ」と具体的に教えるようにしています。目線を合わせて指導することで、生徒が「なるほど、そういうことか!」と思える瞬間を作りたいのです。メタバースの授業でも、画面共有で生徒たちに細かく説明できるので、リアルと遜色ないのですよ。
生徒たちがアバターで教室に集まって、よりリアルな雰囲気で授業ができる
ーメタバースを活用した授業は、Zoomなどのオンラインとどのように違うのでしょうか。
谷加さん:メタバースは、やはり雰囲気が違いますね。普通のZoomとかSkypeでも画面共有はできるのですが、メタバースは生徒たちがアバターで教室に集まって、よりリアルな雰囲気で授業ができる。生徒同士の距離が近く感じられるし、教室にいるような空気が流れるのです。
それに、自習室としても使っていて、「この時間に勉強するぞ」と約束したら、お互いに刺激を受けながら集中できるのです。面白いもので、生徒たちもその環境を楽しんでくれているようです。
選べるコーチング型のサポートコースとじっくり向き合うレッスン型コース
ー提供しているコースやプランも気になります。どんなコースがあるのでしょうか。
谷加さん:大きく分けて二つのコースがあります。一つはコーチング型のサポートコース。これは、生徒が分からないことを質問できる環境を提供したり、勉強の進め方を一緒に考えたりするものです。もう一つはマンツーマンでじっくり教えるレッスン型のコースですね。生徒それぞれに合わせて指導内容を調整しているので、一人ひとりにピッタリ合った勉強ができるのです。
授業時間も柔軟に対応していて、小学生の場合は60分のコースもありますし、集中力がある子には120分のコースも用意しています。
個別指導で生徒一人ひとりとしっかり向き合う
ー指導は基本的にマンツーマンですか?
谷加さん:そうですね、基本はマンツーマンです。ですが、同じ目標を持つ生徒たちでグループを作って、少人数で学ぶこともあります。同じ内容を一緒に学ぶことで、切磋琢磨できる環境も大事ですからね。ただし、メインはやはり個別指導です。生徒一人ひとりの目標にしっかり向き合いたいので、そこは譲れない部分ですね。
受験対策をもっと強化していきたい
ー今後、さらに強化したい部分はありますか?
谷加さん:受験対策をもっと強化していきたいです。これまでにも結果は出ているのですが、もっと多くの生徒に受験ノウハウを届けたいですね。都会に住んでいなくても、しっかりとした受験対策ができるというのを知ってもらいたいのです。それから、メタバースを使った教育も進化させたい。もっとたくさんの生徒に楽しく学んでもらえるように、環境を整えていくつもりです。
一人ひとりのペースに合わせて、基礎から丁寧にサポート
ー最後に、これから入塾を考えている生徒や保護者の方にメッセージをお願いします。
谷加さん:勉強は、ただ机に向かって問題を解くだけではなくて、習慣や考え方が大事だと思っています。その基礎からしっかりと築くことが、結局は効率の良い学びにつながります。なので、僕たちは一人ひとりのペースに合わせて、基礎から丁寧にサポートしていきます。どんな小さなことでも大歓迎なので、気軽にご相談ください。一緒に成長していきましょう!