【大学受験】古文の超効率的な勉強法を徹底解説!

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古文の大学受験の勉強法を完全解説します。

古文の共通テストから東大・早稲田・慶應・MARCH志望まで志望校別対策、古文単語・文法・敬語・和歌など分野別勉強法、読解力養成、定期テスト対策、ゼロから偏差値を伸ばす学習順序まで網羅的に紹介します。

逆転合格特化塾塾長 竹本
逆転合格特化塾塾長 竹本

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長「竹本明弘

これまで逆転合格特化塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきました。その中で共通テストの古文で9割以上を取った生徒もたくさんおり、実際に指導する中でゼロからでも古文の偏差値70まで到達した大学受験対策の古文の勉強法や使ってよかった参考書およびおすすめの古文の勉強の順番を解説したいと思います。

いきなり最終結論!ゼロから東大に受かる古文の勉強法を徹底解説!

結論として、古文の偏差値を6ヶ月で40から70にする勉強法としては以下のようになります。(目安:1日1時間の勉強時間)

最初の1〜2ヶ月
→古文単語と古典文法を1から習得。結局古文の文章で読めないと意味がないので、早めに演習に移行。
  • 古文単語については学校でもらった古文単語帳を使っても良いですし、おすすめは各古文単語をイメージできる「イラスト」が載っていることと例文の種類が多く載っている古文単語帳がおすすめです。その理由としては、イラストでイメージしつつ、色々な例文を読んで確かめることで目上の人物に対してはこの意味だだったり、目下にはこの意味がよく使われるなどが理解しやすくなります。
  • 古典文法は「ステップアップノート 古典文法基礎ドリル」を1冊終わらせられるとそれだけでも十分です。古典文法については読んでいても理解しづらいので、「ステップアップノート 古典文法基礎ドリル」などの問題集形式の古典文法の参考書を1冊解き終えることをおすすめします。
  • また古典文法については人によって理解度の差が大きく生まれやすいですが、問題集形式の参考書を解きながら、よくわからない部分は「古典文法の実況中継」で確認するもしくはその単元のみ「Try it」などの映像授業サービスを使って文法事項を理解することをおすすめします。
3ヶ月目
→古文上達基礎編をフル活用しながら、今まで覚えた古文単語と古典文法を一気に使える単語と文法に変えていく。
  • 古文上達基礎編は今まで使った古文の参考書の中でも一番良かったと言って良いほど、古典文法の解説および問題をやった後にその古典文法が登場する古文の読解問題をやることでより実践的に古典文法を理解することができるようになります。
  • 全部で55個の古文の読解用の文章があるので、1つ1つ解いていき、全部解くと古文読解における基礎的な力がつくと言って良いです。古文には「古文単語」「古典文法」「敬語など主語の把握」「古文読解」の4つの力が必要になります。この4つにおける基礎力をこの古文読解基礎編でつけることができます。
4ヶ月目
共通テストの過去問や共通テスト対策の参考書を解きながら共通テストレベルの古文読解はできる状態を目指す。
  • きめる!共通テスト古文・漢文や共通テスト古文・漢文重要対策問題集を使って、共通テストの古文の過去問形式の問題を重点的に解いていきましょう。間違えた時に「古典文法」と「敬語など主語の把握」を必ず把握することと読解におけるミスがなかったかどうか確認することが非常に重要です。古文は丸つけをして終わりにすると、勉強時間をかけてもかけても思ってる以上に成績が伸びなくなります。
  • しっかりと丸つけをするタイミングで主語を把握するなど読解における重要事項を丁寧に確認することが重要です。
5ヶ月目
志望校に応じて取り組む参考書を変える。難関私大志望と難関国公立志望で大きく変わってくる。
  • 国公立志望の受験生はCanpass古典を活用し、終わり次第入試精選問題集古文を使いましょう。東大志望はその後鉄緑会の東大古典問題集を使うのがおすすめです。
  • 難関私大を志望する受験生は、有名私大演習を取り組み、MARCHレベル以上を志望する受験生は首都圏「難関」私大古文演習を取り組んでいきましょう。古文は難易度が上がれば上がるほど和歌など難問も出てきます。そのため、毎回満点のためには何がダメだったのかを考えたり、全文を完璧に理解しようとしすぎないほうが良いです、8割取ることを目標にして、その上で何が必要なのかを丸つけのタイミングで考えることが重要です。
6ヶ月目
志望校ごとに過去問演習に集中して取り組む。できれば毎日1問解けると得点力向上につながってくる。
  • 志望校ごとに古文の過去問を解いていきましょう。そもそもの考え方や話し方も含めて現代の我々と古文に出てくる登場人物だと大きく変わってくるので、毎日解き続けることで自然と理解しやすくなってくることがあります。
  • これは実際にこれまで早慶に300名以上の合格者を輩出してきた中でも段々と古文の成績が上がったきた生徒はたくさんいましたが基本的には2段階だと思っており、「古文単語、古典文法を覚えて、古文上達基礎編を終わらせて、基礎力をつけた段階」と「毎日1問ずつ古文の読解問題を解いて、得点力がついた段階」の2つになります。だからこそ、コツコツと積み重ねて古文の得点力を過去問演習を通して習得していきましょう。特に早稲田志望は過去問演習で勝負が決まると言って良いほど古文は過去問演習が重要です。

共通テストで9割取れる古文の勉強法

共通テスト古文で9割以上を取るための勉強法は基礎知識の確実な定着と質の高い復習で決まります。

古文単語と古典文法の基礎知識の定着

古文単語はイラストが豊富な単語帳を使い視覚的なイメージと結びつけて覚えます。視覚情報と結びついた記憶は長期間保持されやすく入試本番で思い出しやすいからです。

例文を通して覚えることで人物関係によって意味が変わる単語の使い分けを理解できます。古典文法は問題集形式の参考書を1冊完成させることが効果的です。読むだけでは理解しづらいため実際に問題を解きながら知識を定着させる必要があるからです。

読解力を鍛えるには文法解説と演習問題がセットになった参考書を使い覚えた知識を実際の文章で使える力に変えます。1日1題を目安に本文の主語と助動詞の働きと敬語の使われ方をノートにまとめます。

演習をしながら質の高い復習

基礎力が固まったら決める共通テスト古文漢文を使って共通テスト特有の出題形式に慣れます。この参考書が効果的な理由は共通テストの出題傾向を徹底分析した問題が収録されているからです。

解説も詳しく主語の変化や助動詞の用法を丁寧に説明しているため復習の質が高まります。決める共通テスト古文漢文で出題パターンをつかんだら共通テスト過去問に取り組みます。

共通テスト過去問は最低でも5年分から7年分を本番と同じ時間で解きます。過去問演習が重要な理由は実際の出題形式と難易度と時間配分を体感できるからです。問題を解いた後の復習が最も重要で本文中での主語の変化と助動詞の用法と設問根拠を必ず確認します。どの部分を根拠に選択肢を選んだかをノートに記録することで次回以降同じような問題が出たときに確実に正解できるようになります。

間違えた問題では古典文法のミスなのか主語把握のミスなのか読解の理解不足なのかを特定し決める共通テスト古文漢文や基礎参考書に戻って該当箇所を復習します。

▽共通テストの古文対策におすすめの勉強法

共通テストの古文の超効果的な勉強法を徹底解説!【大学受験】

実際にやってよかった短期間で古文の偏差値が伸びる勉強法3選

実際にやってよかった短期間で古文が読めるようになる勉強法を解説します。

古文単語をイラストと例文で覚える勉強法

ただ単語の意味を暗記するのではなくイラストでイメージを持ちながら複数の例文を読むことで単語の使われ方を理解します。特に敬語表現や人物関係によって意味が変わる単語は例文を通して覚えることで読解での正答率が大きく上がります。

この方法で覚えた単語は忘れにくく実際の入試問題でも使える知識となります。

文法と読解をセットで学ぶ勉強法

文法事項を学んだらすぐにその文法が使われている古文の読解問題を解くことで知識が定着します。

問題集形式の参考書で文法を確認したあとに読解演習問題に取り組むことで古文単語と古典文法と主語把握と古文読解の4つの力を同時に鍛えることができます。

実際に自分がやっていた古文上達基礎編などの参考書を活用すると全部で50題以上の演習を終える頃には古文読解の基礎力が確実に身につきます。

ノートに間違えた敬語や例文をまとめる勉強法

古文は主語の把握や人間関係の把握や心情把握が難しいという特徴があるからこそ、問題を解いて丸つけをするだけでは成績は伸びません。間違えた問題では必ず主語の把握ミスや文法の理解不足がなかったか確認します。

できれば古文の正解した問題でも選択肢を選んだ根拠を明確にし本文のどの部分から判断したのかをノートにまとめます。この復習方法を徹底することで勉強時間に対する成績の伸びが格段に良くなります。

分野別におすすめの大学受験対策の古文の勉強法

分野別におすすめの大学受験対策の古文の勉強法を解説します。

古文単語の大学受験対策におすすめの勉強法

古文単語の習得は古文読解の基礎となる最重要分野です。効果的な覚え方のポイントは視覚的なイメージと使用場面の理解を組み合わせることです。

イラストが豊富に掲載されている単語帳を使うことで単語の意味を具体的なイメージとして記憶することができます。視覚情報と結びつけた記憶は長期間保持されやすく入試本番でも思い出しやすくなります。また例文が多く掲載されている単語帳を選ぶことで単語が実際にどのような文脈で使われるかを理解できます。

特に重要なのは人物関係によって意味が変わる単語の使い分けを例文を通して学ぶことです。目上の人物に対して使う場合と目下の人物に対して使う場合で意味が異なる単語は入試でも頻出です。複数の例文を読みながら覚えることでこうした微妙なニュアンスの違いまで身につけることができます。

学校で配布された単語帳でも構いませんが市販の参考書では特にイラストと例文が充実したものを選ぶと学習効率が高まります。1日20語から30語を目安に繰り返し確認し2週間から3週間で1周することを目標にします。3周から4周繰り返すことで入試に必要な古文単語の大部分を習得できます。

古典文法の大学受験対策におすすめの勉強法

古典文法は古文読解の正確性を支える重要な分野です。効果的な学習方法は問題演習を中心に進めながら理解が不十分な部分を解説書で補うスタイルです。

問題集形式の参考書を1冊選び最初から最後まで解き切ることが基本となります。ステップアップノート古典文法基礎ドリルのような基礎から応用まで段階的に学べる問題集が特に効果的です。古典文法は読むだけでは理解しづらいため実際に問題を解きながら知識を定着させることが重要です。

理解が曖昧な単元については古典文法の実況中継のような解説書を活用します。また映像授業サービスを利用してその単元だけを視聴することも効果的です。耳と目の両方から学ぶことで理解が深まり記憶に残りやすくなります。特に助動詞の接続や識別は多くの受験生がつまずくポイントなので丁寧に学習します。

1日2単元から3単元のペースで進め1ヶ月から1ヶ月半で1周することを目標にします。2周目以降は間違えた問題を中心に復習し完璧に理解できるまで繰り返します。古典文法は一度完璧に理解してしまえば入試本番まで大きな武器となります。

古文読解の大学受験対策におすすめの勉強法

古文読解力は古文単語と古典文法の知識を実際の文章で活用する力です。効果的な勉強法は段階的に難易度を上げながら演習量を確保することです。

基礎段階では文法解説と読解演習がセットになった参考書を使います。古文上達基礎編のように文法事項を確認したあとすぐにその文法が登場する古文を読む構成の参考書が特に効果的です。全部で50題以上の演習問題を1題ずつ丁寧に解くことで古文読解における基礎的な力が確実に身につきます。

演習を解く際は主語の把握と助動詞の働きと敬語表現の確認を必ず行います。ノートに主語の変化や重要な文法事項を整理しながら読むことで初見の問題でも古文読解ができる力が習得できます。

間違えた問題では古典文法のミスか主語把握のミスか読解の理解不足かを明確にして復習します。

志望校のレベルに応じて演習問題の難易度を上げていきます。国公立志望の場合は記述対策用の問題集を使い難関私大志望の場合は私大演習用の問題集を使います。

▽古文のおすすめの参考書はこちら

独学で逆転合格できる古文のおすすめ参考書ランキング23選を東大生が徹底解説! 古文のおすすめ参考書ランキング15選を東大生が徹底解説!【大学受験】

大学受験対策のノートを使った古文の勉強法

問題集で間違えた文法問題は必ずノートに記録し、どの文法事項でつまずいたのかを明確にしましょう。

間違えた問題をただ写すのではなく、なぜその選択肢を選んでしまったのか、正解の選択肢はなぜ正しいのかという思考プロセスも書き残すことが大切です。このようなノート作りを続けることで文法の理解が確実なものになっていきます。

読解ノートでは、文章の主語を正確に把握することを意識した記録を心がけます。古文では主語が省略されることが多いため、敬語表現から誰が誰に対して行動しているのかを推測する力が必要です。

問題を解いた後に主語の移り変わりをノートに整理して書くことで、次に同じような文章に出会ったときに正確に読解できるようになります。

また和歌が出てきた場合はその解釈や掛詞などの修辞技法をノートにまとめることも有効です。

和歌は難易度が高いため完璧を目指す必要はありませんが、よく出る和歌の表現や季語などをノートに集めておくことで少しずつ対応力がついてきます。過去問や問題集で出会った和歌は積極的にノートに記録していきましょう。

志望校別におすすめの大学受験の古文の勉強法

志望校別におすすめの大学受験の古文の勉強法を解説します。

東大志望の大学受験生におすすめの古文の勉強法

東大の古文は記述式の解答が中心であり、文章の正確な理解と論理的な説明力が求められます。単に内容を理解するだけでなく、それを採点者に伝わる形で表現する力が必要です。基礎固めが完了したら早めに記述対策に移行することが重要になります。

まず共通テストレベルの問題で8割以上を安定して取れる力をつけることが前提です。その上で国公立向けの記述問題集に取り組み、50字から100字程度の記述問題に慣れていきましょう。解答を作成する際は、問われている内容を的確に捉え、過不足なく説明することを心がけます。自分で書いた解答と模範解答を比較し、どこが足りなかったのかを分析することが上達の鍵です。

東大の古文では和歌の解釈や文学史的な知識が問われることもあります。日頃から古文作品の背景知識を意識的に学んでいくことが大切です。また文章全体の構成や展開を把握する力も求められるため、一文一文を訳すだけでなく、段落ごとの内容や話の流れを整理しながら読む習慣をつけましょう。過去問演習では制限時間内に正確に読解し記述する練習を繰り返すことで実戦力が身につきます。

京大志望の大学受験生におすすめの古文の勉強法

京大の古文は東大とは異なる独特の出題形式が特徴です。文章の細部まで正確に理解することが求められ、一つの助詞や助動詞の解釈が問題の正解に直結することも少なくありません。文法力を徹底的に鍛えることが京大対策の核心となります。

基礎的な文法学習が終わったら、助動詞や助詞の識別問題を重点的に演習していきましょう。特に複数の意味を持つ助動詞については、文脈からどの意味で使われているかを正確に判断する力が必要です。問題演習の際は、なぜその意味になるのかという根拠を常に意識しながら解答を導き出す習慣をつけることが大切です。

また京大では文章の論理展開を問う問題も頻出です。接続詞や指示語に注目しながら文章の構造を把握する練習を積みましょう。段落ごとの要点をまとめながら読み進めることで全体の流れがつかみやすくなります。過去問演習では問題の意図を正確に読み取り、求められている解答を的確に書く練習を繰り返すことが合格への道です。京大特有の問題形式に慣れるため、最低でも10年分の過去問に取り組むことをおすすめします。

早稲田大学志望の大学受験生におすすめの古文の勉強法

早稲田大学の古文は学部によって難易度や出題傾向が大きく異なりますが、共通して言えるのは過去問演習の重要性です。早稲田の古文は独特の雰囲気を持つ文章が多く、過去問を通じて問題の癖や傾向に慣れることが得点力向上の最短ルートとなります。

基礎力がついたら志望学部の過去問を最低15年分は解きましょう。毎日1問ずつ解くことで古文の感覚が研ぎ澄まされていきます。早稲田の古文は現代の価値観とは異なる登場人物の心情や行動原理を理解する必要があるため、継続的に古文に触れることで自然と読解力が向上していくのです。

また早稲田では難易度の高い語彙や表現が出題されることも多いため、単語力を最後まで強化し続けることが重要です。過去問で出会った知らない単語は必ず記録し、繰り返し確認することで語彙力を拡充していきましょう。満点を目指すのではなく8割程度の得点を安定させることを目標に、取れる問題を確実に取る戦略で臨むことが合格への近道です。過去問演習を通じて自分なりの解答パターンを確立することが早稲田攻略の鍵となります。

定期テスト対策におすすめの古文の勉強法

定期テスト対策におすすめの古文の勉強法を解説します。

高校生におすすめの古文の定期テスト対策の勉強法

高校生におすすめの古文の定期テスト対策の勉強法の順番を紹介します。

2週間前の勉強法として理解中心の学習を進めます

定期テスト古文勉強法の最初のステップは、理解と暗記です。まずは教科書を開き、本文を1文ずつ丁寧に読みながら徹底して教科書ガイドで現代語訳を確認します。

古文は主語が省略されやすいので、誰が何をしたのかを必ず書き込みながら読むことが、定期テスト古文勉強法の基本です。次に、助動詞の意味確認を始めましょう。

特にむ、べし、けり、たり、ずは定期テスト古文で頻出です。ノートに助動詞一覧を作り、意味と活用と接続を整理します。これが後の定期テスト古文読解の軸になります。

また、古文単語の暗記もこの時期にスタートします。教科書本文に登場する古文単語を中心に、1日20個ずつ暗記していきましょう。

ポイントは見た瞬間に意味が出るレベルにすることです。3秒以内に答えられるかを自分でテストしながら覚えましょう。派生的な意味や敬語表現も合わせてチェックすると、定期テスト古文の得点が安定します。

1週間前の勉強法として7割取れる状態を完成させます

定期テスト古文で9割を取るためには、1週間前までに7割取れる状態を完成させることが最も重要です。この時期の定期テスト古文勉強法は、覚えた内容を再現できるようにすることです。

理解しているだけでは点数になりません。まず、現代語訳を自分の力で書けるかを確認します。本文を見ながら、ノートに現代語訳を書いてみましょう。

主語や助動詞の意味を意識しながら訳すことで、定期テスト古文の内容理解が深まります。翌日、現代語訳ノートを見ずに書き直し、間違いを赤で修正するのが効果的です。この繰り返しが、定期テストの古文の勉強法の中でも最も得点に直結します。

次に、古文単語テストを毎日行います。自分で10問作って解き、間違えた単語だけを翌日に集中復習します。

1週間続けると、ほぼ完璧になります。古文単語は定期テスト古文の半分以上を左右するので、ここで7割取れる状態を必ず作りましょう。また、助動詞の復習も欠かせません。

助動詞ごとの意味を確認し、どう使われているかを本文中で探す練習をしましょう。文法を暗記するだけでなく、実際の文章で使い方を確認するのが、効果的な定期テストの古文の勉強法です。

さらに、作品の背景知識も整理します。作者名と時代と物語のあらすじと登場人物の関係などを3行以内で説明できるようにしておくと、定期テスト古文の本文理解が一気に深まります。

最終的に要約ノートで本文構造を再現

定期テストの古文で高得点を取るには、本文の理解をノート上で見える化することが不可欠です。まず、教科書本文を段落ごとに整理し、それぞれを三行から四行で要約します。

書き終えた要約は、教科書ガイドの現代語訳や要約と照らし合わせて内容のずれを修正し、正確な理解に近づけます。そのうえで、登場人物の関係や主語の移り変わり、場面の流れを整理していきましょう。

助動詞や敬語、語法なども本文に沿ってノートにまとめることで、定期テスト古文の記述問題や選択問題でどの箇所を根拠に答えるかがすぐに判断できるようになります。最終的には、自分のノートが本文全体の縮図となり、復習時にノートを見るだけで内容の全体像を思い出せる状態を目指します。

高校生の古文の定期テストの前日の一夜漬けにおすすめの勉強法

結論として、定期テスト前日は新しいことに手を出さず、復習と整理に集中することが最も効果的です。まずは、古文単語と助動詞と現代語訳の3つをそれぞれ10分ずつ見直します。

意味を思い出せなかったものだけ、赤でチェックして再確認します。次に、本文を確認しながら、教科書ガイドで現代語訳を徹底的に見直すことを忘れずに行いましょう。この段落は誰が何をしたのか、筆者の意図は何かを整理して、内容を最終確認します。

古文の定期テストの前日の一夜漬けにおすすめの勉強法は各古文単語をイメージできるイラストが載っていることと例文の種類が多く載っている古文単語帳を使って学習することです。

その理由としては、イラストでイメージしつつ、色々な例文を読んで確かめることで目上の人物に対してはこの意味だったり、目下にはこの意味がよく使われるなどが理解しやすくなります。

▽古文の定期テスト対策におすすめの勉強法はこちら

古文の定期テスト対策におすすめの勉強法を解説!

学年別に高校生におすすめの古文の勉強法

学年別に高校生におすすめの古文の勉強法を解説します。

高校3年生におすすめの古文の勉強法

結論として、高校3年生は受験を見据えた実践的な古文の勉強法を実践する必要があります。志望校に応じて取り組む参考書を変えることが重要です。

国公立志望の受験生はCanpass古典を活用し、終わり次第入試精選問題集古文を使いましょう。難関私大を志望する受験生は、有名私大演習を取り組み、MARCHレベル以上を志望する受験生は首都圏難関私大古文演習を取り組んでいきましょう。

8割取ることを目標にして、その上で何が必要なのかを丸つけのタイミングで考えることが重要です。志望校ごとに過去問演習に集中して取り組むことも必要です。できれば毎日1問解けると得点力向上につながってきます。

高校2年生におすすめの古文の勉強法

結論として、高校2年生は古文の基礎固めと読解力の向上を両立させる時期です。古文上達基礎編をフル活用しながら、今まで覚えた古文単語と古典文法を一気に使える単語と文法に変えていきます。

古文上達基礎編は古典文法の解説および問題をやった後にその古典文法が登場する古文の読解問題をやることでより実践的に古典文法を理解することができます。全部で55個の古文の読解用の文章があるので、1つ1つ解いていくと古文読解における基礎的な力がつきます。

また、共通テストの過去問や共通テスト対策の参考書を解きながら共通テストレベルの古文読解はできる状態を目指すことも重要です。きめる共通テスト古文漢文や共通テスト古文漢文重要対策問題集を使って問題を重点的に解いていきましょう。

高校1年生におすすめの古文の勉強法

結論として、高校1年生は古文単語と古典文法を1から習得することが最優先です。

古文単語については、各古文単語をイメージできるイラストが載っていることと例文の種類が多く載っている古文単語帳がおすすめです。読んで見て聞いて覚える重要古文単語315四訂版が定期テストの古文対策に最適です。

古典文法はステップアップノート古典文法基礎ドリルを1冊終わらせられるとそれだけでも十分です。よくわからない部分は古典文法の実況中継で確認するもしくはその単元のみTry itなどの映像授業サービスを使って文法事項を理解することをおすすめします。

中学生におすすめの古文の勉強法

結論として、中学生の定期テスト古文では、まず文法の理解が得点の土台になります。特に助動詞や敬語の意味をあやふやなままにすると、本文の現代語訳が崩れてしまうため、まずは望月光古典文法講義の実況中継で基礎をしっかり固めましょう。

学習の手順としては、最初になぜこの助動詞が使われているのかを理解し、次に教科書本文を見ながら現代語訳と照らし合わせます。最後に、自分のノートに助動詞ごとの接続と意味を書き写し、本文の該当箇所に印を付けて復習します。

中学生の定期テスト古文で高得点を取るためには、主語の把握と本文全体の構造理解が欠かせません。富井の古文読解をはじめからていねいには、主語の補い方や人物の動きをつかむ練習に最適です。まず教科書本文を一文ずつ読み、誰が何をしたのかをノートに書き出します。

まとめ

今回は古文の勉強法について共通テスト対策から難関大学対策までそれぞれ解説しました。

古文の勉強法についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • イラストと例文で覚える古文単語と問題演習中心の古典文法が基礎力になる
  • 文法と古文こ読解をセットで学び復習の質を高めることが偏差値アップの鍵
  • 志望校の過去問を毎日1題解き続けることで共通テスト本番の得点力が完成する
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