本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
英検各級のレベルと難易度と合格点をそれぞれ英検1級、英検準一級、英検2級、英検準二級、英検3級、英検4級、英検5級のそれぞれを比較しながら解説します。また他の英語資格であるTOEICやTOEFLとの比較から大学受験のレベルとも比較しながらそれぞれの級の特徴やレベルを解説します。
英検のレベルを級ごとに比較
英検は5級から1級まで8つの級に分かれており、それぞれのレベルが明確に設定されています。
英検5級は中学初級レベルで、身近な話題について簡単な語句で情報を理解し、短い文で自分の考えを伝えられるレベルです。4級は中学中級レベルで、日常的な話題の概要をつかみ、簡単な語句で自分の考えや感想をまとめて話せるようになります。
英検3級は中学卒業レベルで、基本語句を使って短い文章の要点を理解し、理由を含めて自分の意見を述べられる力が求められます。
英検準2級は高校中級レベルで、日常的な話題の概要を理解し、情報や考えを基本語句で伝えられるレベルです。
2025年から新設された英検準2級プラスは高校上級レベルで、社会的な話題の詳細まで理解し、多様な語句を使って自分の意見を詳しく伝えられます。
英検2級は高校卒業レベルで、社会的な話題の展開を把握し、自分の考えを論理的に展開して伝えられる力が必要です。英検準1級は大学中級レベルで、複雑な内容を理解し、主張と根拠を明確にして意見を詳しく述べられるようになります。
英検1級は大学上級レベルで、専門的な話題を論理的に理解し、根拠を示しながら自分の考えを詳細に表現できるレベルです。
英検のレベルを級ごとに比較すると以下のようになります。
| 項目 | 英検1級 | 英検準1級 | 英検2級 | 英検3級 | 英検4級 | 英検5級 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レベル | 大学上級程度 | 大学中級程度 | 高校卒業程度 | 中学卒業程度 | 中学中級程度 | 中学初級程度 |
| 求められる単語数 | 10,000〜15,000語 | 7,500〜9,000語 | 3,800〜5,100語 | 1,250〜2,100語 | 600〜1,300語 | 300〜600語 |
| 学年レベル | 大学生〜社会人 | 大学生程度 | 高校3年生程度 | 中学3年生程度 | 中学2年生程度 | 中学1年生程度 |
| CEFR | C1 | B2 | B1 | A1〜A2 | A1 | A1 |
| 合格率(目安) | 約10% | 約15% | 約25〜30% | 約50〜55% | 約70〜75% | 約80〜85% |
| 一次試験合格点(目安) | 2,028点/2,550点 | 1,792点/2,250点 | 1,520点/1,950点 | 1,103点/1,650点 | 622点/1,000点 | 419点/850点 |
▽英検のレベル別のおすすめの参考書比較

▽CFERレベルを軸に各英検級のレベルや難易度や単語数を比較した表
| CEFRレベル | 英検の級 | レベルの説明 |
|---|---|---|
| C2 | – | ネイティブスピーカーに近い最高レベル |
| C1 | 1級 | 大学上級程度、語彙数10000から15000語 |
| B2 | 準1級 | 大学中級程度、語彙数7500から9000語 |
| B1 | 2級 | 高校卒業程度、語彙数約5000語 |
| A2 | 準2級 | 高校中級程度、語彙数2600から3600語 |
| A1 | 3級から5級 | 中学卒業程度以下 |
英検の各級の合格点と他の英語資格のレベルとの比較
英検の合格点はCSEスコアという統一指標で決められています。5級の一次試験合格点は419点で満点は850点です。
英検4級の一次試験合格点は622点で満点は1000点となります。
英検3級の一次試験合格点は1103点で満点は1650点、二次試験の合格点は353点で満点は550点です。英検準2級の一次試験合格点は1322点で満点は1950点、二次試験の合格点は406点で満点は600点となっています。
英検準2級プラスの一次試験合格点は1537点で満点は2250点、二次試験の合格点は459点で満点は675点です。英検2級の一次試験合格点は1520点で満点は2250点、二次試験の合格点は460点で満点は650点となります。
英検準1級の一次試験合格点は1792点で満点は2640点、二次試験の合格点は512点で満点は750点です。英検1級の一次試験合格点は2028点で満点は2990点、二次試験の合格点は602点で満点は850点となっています。
素点での目安としては英検1級と英検準1級は各技能で7割程度、英検2級以下は各技能で6割程度の正答率で合格できるとされています。ただし、CSEスコアは回ごとの難易度調整が入るため、正答数が同じでもスコアは変動します。
下記が英検のごとのCSEスコアの表となります。

英検の各級の合格点と他の英語資格のレベルを比較すると下記のようになります。
| 項目 | 英検1級 | 英検準1級 | 英検2級 | 英検3級 | 英検4級 | 英検5級 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TOEIC(L&R) | 945点〜 | 785〜940点 | 550〜780点 | 370〜545点 | 300〜365点 | 〜295点 |
| TOEFL iBT | 95〜120点 | 72〜94点 | 42〜71点 | 〜41点 | – | – |
| GTEC | 1,400点〜 | 1,190〜1,399点 | 930〜1,189点 | 690〜929点 | 540〜689点 | 〜539点 |
| IELTS | 7.0〜9.0 | 5.5〜6.5 | 4.0〜5.0 | 〜3.5 | – | – |
▽英検のそれぞれの級の合格点も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。
英検の各級のレベルと大学受験との比較
英検の各級のレベルと大学受験との比較を解説します。
| 級 | 大学受験レベル |
|---|---|
| 英検1級 | 東京大学・京都大学・早慶上智の最難関レベル以上(実際の入試問題より難しい) |
| 英検準1級 | 東京大学・京都大学・早慶上智レベル |
| 英検2級 | GMARCH・関関同立レベル |
| 英検3級 | 日東駒専・産近甲龍レベル |
| 英検4級 | 高校入試レベル |
| 英検5級 | 中学入試レベル(基礎) |
▽英検のそれぞれの級のレベルと難易度を知りたいという方はこちら
英検の各級と一つ下の級との比較
英検の各級と一つ下の級のレベルを比較しながら解説します。
英検の各級の単語のレベルの違い
| 比較 | 単語数の増加 | 特徴 |
|---|---|---|
| 英検1級 vs 英検準1級 | +約5,000〜6,000語 | 学術的・専門的語彙、時事問題用語、抽象的概念の語彙が大幅に増加 |
| 英検準1級 vs 英検2級 | +約3,700〜3,900語 | ビジネス用語、社会問題に関する語彙とより高度な表現が追加 |
| 英検2級 vs 英検3級 | +約2,550〜3,000語 | 高校レベルの語彙、抽象的な表現、複雑な文法構造で使用する語彙 |
| 英検3級 vs 英検4級 | +約650〜800語 | 中学3年生で習う語彙、より詳細な表現、日常会話の幅が広がる |
| 英検4級 vs 英検5級 | +約300〜700語 | 中学2年生で習う語彙、過去形や未来形を使った表現 |
英検の各級のレベルや解答時間の違い
英検の各級のレベルや解答時間の違いを解説します。
| 項目 | 英検1級 | 英検準1級 | 英検2級 | 英検3級 | 英検4級 | 英検5級 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| リーディング時間 | 100分 | 90分 | 85分 | 50分 | 35分 | 25分 |
| リスニング時間 | 約35分 | 約30分 | 約25分 | 約25分 | 約30分 | 約20分 |
| ライティング | エッセイ形式(200〜240語)、要約問題、Eメール問題 | エッセイ形式(120〜150語)、要約問題、Eメール問題 | エッセイ形式(80〜100語)、Eメール問題 | エッセイ形式(25〜35語)、Eメール問題 | なし | なし |
| スピーキング(二次試験) | 約10分(2分間スピーチ) | 約8分(2分間スピーチ) | 約7分(60語程度のスピーチ) | 約5分(音読+質疑応答) | なし | なし |
英検の各級のレベルを分野別に解説
英検の各級のレベルをリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングごとの分野別に解説します。
英検の各級のリスニングのレベル
| 級 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 英検1級 | インタビュー、講義、会話文など | ネイティブスピーカーの自然な速度。複雑な議論や専門的な内容を理解する必要がある |
| 英検準1級 | 会話文、説明文、放送など | やや速いスピード。社会的・学術的トピックを含む実用的な内容 |
| 英検2級 | 日常会話、説明文、アナウンスなど | 標準的な速度。日常生活や社会的な話題についての理解 |
| 英検3級 | 日常会話、簡単な説明など | ややゆっくりめの速度。身近な話題や学校生活に関する内容 |
| 英検4級 | 基本的な会話、説明 | ゆっくりはっきりした発音。基本的な日常表現 |
| 英検5級 | 簡単な会話、指示 | 非常にゆっくりはっきりした発音。初歩的な表現 |
▽英検の各級のリスニングの対策が知りたい人はこちら
英検の各級のリーディングのレベル
| 級 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 英検1級 | 社会問題、科学、文化などの評論文 | 論理的で抽象度の高い文章。複雑な構文と高度な語彙 |
| 英検準1級 | 説明文、エッセイ、記事など | やや専門的な内容。複雑な文法構造と幅広い語彙 |
| 英検2級 | 説明文、物語、記事など | 高校レベルの文章。様々なジャンルの読解 |
| 英検3級 | 短い説明文、手紙、物語など | 中学レベルの文章。基本的な読解力 |
| 英検4級 | 簡単な説明文、案内など | 短くシンプルな文章。基礎的な読解 |
| 英検5級 | ごく簡単な文、掲示など | 1〜2文程度の短い文章。初歩的な読解 |
英検の各級の英作文・ライティングのレベル
| 級 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 英検1級 | エッセイ(200〜240語)、要約(90〜110語)、Eメール(45〜55語) | 複雑な議論を論理的に展開。高度な語彙・表現を使用 |
| 英検準1級 | エッセイ(120〜150語)、要約(60〜70語)、Eメール(40〜50語) | 意見を理由とともに論理的に述べる。適切な語彙・表現の使用 |
| 英検2級 | エッセイ(80〜100語)、Eメール(40〜50語) | 意見と理由を明確に述べる。基本的な論理構成 |
| 英検3級 | エッセイ(25〜35語)、Eメール(15〜25語) | 質問に対する簡単な意見と理由。基本的な文法の正確さ |
| 英検4級 | なし | – |
| 英検5級 | なし | – |
英検の各級の面接・スピーキングのレベル
| 級 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 英検1級 | 5つのトピックから1つ選び2分間スピーチ+質疑応答 | 社会性の高い話題について、即座に意見を述べ議論する能力 |
| 英検準1級 | 4コマイラストのストーリー説明(2分間)+質疑応答 | イラストを見て状況を説明し、社会的トピックについて意見を述べる |
| 英検2級 | パッセージ音読+イラスト説明+質疑応答 | 60語程度のパッセージを音読し、意見を述べる |
| 英検3級 | パッセージ音読+イラスト説明+質疑応答 | 30語程度のパッセージを音読し、日常的な質問に答える |
| 英検4級 | なし | – |
| 英検5級 | なし | – |
英検の各級ごとの合格率
英検の合格率は2016年度以降公式発表されていませんが、過去のデータから推測することができます。英検5級と英検4級の合格率は約80%程度と高く、基本をしっかり押さえれば合格できるレベルです。
英検3級の合格率は一次試験が約50%から55%、二次試験が約90%程度となっています。英検準2級の合格率は一次試験が約35%から40%、二次試験が約85%程度です。
英検2級の合格率は一次試験が約20%から25%、二次試験が約80%から87%となります。英検準1級は一次試験が約15%程度、二次試験が約75%から80%です。英検1級の合格率は一次試験が約10%程度、二次試験が約60%程度と最も低くなっています。
このように英検は級が上がるにつれて一次試験の合格率が下がっていきますが、一次試験に合格できれば二次試験の合格率は比較的高い傾向にあります。そのため、一次試験対策をしっかり行うことが英検合格への近道となります。
▽英検のそれぞれの級の合格率も知りたいという方はぜひ下記を参考にしてみてください。


