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早稲田大学の英検利用は何級・何点が必要なのか具体的に解説します。また実際に早稲田大学で英検利用ができる学部からそれぞれの英検利用で合格するための注意点も紹介します。さらに実際に早稲田大学志望の受験生や保護者向けに英検利用の優遇措置やおすすめの受験戦略についても合わせて解説します。
早稲田大学の入試で英検利用できる学部
早稲田大学で英検利用が可能な学部は限られており、主に文系学部が対象となっています。2025年度入試において早稲田大学で英検利用できる学部は、国際教養学部、文化構想学部、文学部の3学部です。
これらの学部では一般選抜において英検のスコアや級を利用することで受験に有利に働く仕組みが整っています。特に国際教養学部は英検の級に応じて加点される制度を採用しており、文化構想学部と文学部は英語4技能テスト利用方式という独自の入試方式を設けています。早稲田大学での英検利用を考えている受験生は、この3学部を中心に受験戦略を立てることが重要です。
早稲田大学の理系学部である基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部では現在のところ英検利用入試は実施されていません。また、かつて商学部でも英検利用が可能でしたが、2025年度入試から英語4技能テスト利用型入試が廃止されたため注意が必要です。このように早稲田大学の英検利用は年度によって変更される可能性があるため、最新の入試要項を必ず確認することが大切です。
早稲田大学の入試で英検利用するには何級?何点が必要?
早稲田大学で英検利用するために必要な級やスコアは学部によって大きく異なります。それぞれの学部で求められる基準を理解し、自分の目標に合わせた英検対策を行うことが合格への近道となります。
国際教養学部では英検の取得級に応じた加点方式を採用しており、英検2級で7点、準1級で14点、1級で20点の加点が得られます。合格最低点が150点程度であることを考えると、英検1級の20点加点は非常に大きなアドバンテージとなります。国際教養学部の場合は英検を取得していなくても出願は可能ですが、他の受験生との競争を考えると少しでも高い級を取得しておくことが望ましいです。
文化構想学部と文学部では英語4技能テスト利用方式において、英検CSEスコア2200点以上かつ各技能500点以上という出願基準が設定されています。この基準を満たすことで英語の試験が免除され、国語と地歴の2教科のみで受験することが可能になります。ただし、この方式では英検スコアによる加点はなく、あくまでも出願資格として英検が求められる点に注意が必要です。
早稲田大学の入試で英検利用するための取得期限・有効期限
早稲田大学の入試で英検を利用する際には、スコアの有効期限に十分注意する必要があります。有効期限を過ぎたスコアは出願に使用できないため、受験時期を慎重に計画することが重要です。
2025年度入試の場合、実用英語技能検定は2023年度第3回以降に受験したものが有効とされています。つまり、2024年2月1日以降に受験した英検の結果を提出する必要があります。これは約2年間の有効期限となるため、高校1年生で取得した英検は使えない可能性が高くなります。早稲田大学で英検利用を考えている受験生は、取得時期を慎重に検討する必要があります。
早稲田大学で英検利用を考えている受験生は、高校2年生以降に英検を受験することをおすすめします。特に推薦入試での利用を考えている場合は、高校3年生の第1回試験までに目標のスコアを取得しておく必要があります。推薦入試は一般入試よりも出願時期が早いため、スケジュール管理が非常に重要になります。
一般入試で英検利用する場合は、高校3年生の第2回試験でも間に合う可能性がありますが、結果発表のタイミングによっては出願締切に間に合わない危険性があります。そのため、余裕を持って高校3年生の第1回試験までに必要なスコアを取得しておくことが安全策となります。また、万が一目標のスコアに届かなかった場合でも、再受験の機会を確保できるというメリットもあります。
早稲田大学の入試で英検利用するメリット
早稲田大学の入試で英検利用することには複数の大きなメリットが存在します。これらのメリットを最大限に活用することで、合格の可能性を大きく高めることができます。
最大のメリットは受験科目を減らせる点です。文化構想学部と文学部の英語4技能テスト利用方式では、英検スコアの基準を満たすことで英語の試験が免除され、国語と地歴の2教科のみで受験できます。英語が苦手で国語や地歴が得意な受験生にとって、これは非常に有利な制度です。受験当日に英語で失敗するリスクを完全に排除できるため、精神的な負担も大きく軽減されます。
国際教養学部では加点方式を採用しているため、英検を取得しているだけで確実に得点が上乗せされます。準1級で14点、1級で20点という加点は合否を分ける大きな要素となるため、英検取得の価値は極めて高いといえます。特に国際教養学部の合格最低点が150点程度であることを考えると、20点の加点は全体の13パーセント以上に相当する非常に大きなアドバンテージです。
また、一般選抜と英語4技能テスト利用方式を併願できる点も見逃せません。同じ試験日に受験し、3教科での判定と2教科での判定の両方を受けることができるため、合格のチャンスが2倍になります。英語で失敗しても国語と地歴で高得点を取れば合格の可能性が残るという安心感があります。併願することで追加の受験料は必要になりますが、合格の可能性を高めるための投資としては十分に価値があるといえます。
早稲田大学の入試で英検準一級は使える?
早稲田大学の入試において英検準1級は非常に有効に活用できる級です。準1級を取得することで、早稲田大学だけでなく他の難関私立大学でも大きなメリットを得ることができます。
国際教養学部では英検準1級の取得により14点の加点が得られます。これは英検2級の7点と比較して倍の加点となるため、準1級を取得する価値は十分にあります。合格最低点が150点程度であることを考えると、14点の加点は合否に直接影響する重要な要素です。特に国際教養学部を第一志望とする受験生にとって、準1級の取得は合格への大きなステップとなります。
文化構想学部と文学部の英語4技能テスト利用方式では、英検準1級を取得していれば確実に出願基準のCSEスコア2200点以上を満たすことができます。準1級の合格基準スコアは2304点であるため、合格していれば各技能500点以上という条件もクリアしやすくなります。英検2級でCSEスコア2200点以上を取得するには相当な高得点が必要ですが、準1級であれば合格するだけで基準を満たせるという安心感があります。
さらに、英検準1級を取得していると早稲田大学以外の難関私立大学でも英検利用の選択肢が大きく広がります。立教大学では共通テストの英語が85パーセント以上に換算され、上智大学では90パーセント換算となるため、私立文系の受験戦略として英検準1級の取得は非常に重要な位置づけとなります。早稲田大学を含む複数の難関私立大学を受験する場合、準1級の取得は受験戦略の幅を大きく広げる重要な要素となります。
早稲田大学の入試で英検2級は使える?
早稲田大学の入試において英検2級も十分に活用できる級となっています。準1級と比較すると優遇措置は少なくなりますが、しっかりと対策をすれば早稲田大学での英検利用は可能です。
国際教養学部では英検2級の取得により7点の加点が得られます。準1級や1級と比較すると加点は少ないものの、合格のためには少しでも多くの点数が必要となるため、英検2級でも取得しておく価値は十分にあります。特に他の科目で高得点を狙える受験生にとって、7点の加点は合格ラインを超えるための重要な要素となります。
文化構想学部と文学部の英語4技能テスト利用方式では、英検2級でも高得点を取得すればCSEスコア2200点以上の出願基準を満たすことが可能です。ただし、英検2級の満点が2600点であることを考えると、各技能で500点以上かつ総合で2200点以上を取るためには相当な高得点が必要となります。具体的には、4技能すべてにおいて平均550点以上を取得する必要があり、ほぼ満点に近い成績が求められます。
英検2級で確実に早稲田大学の英検利用入試に出願するためには、できる限り高得点を狙う必要があります。理想的には英検2級で高得点を取った後、さらに準1級の取得を目指すことで、より安定した出願資格を得ることができます。早稲田大学を目指す受験生は英検2級を足がかりとして、最終的には準1級以上の取得を目標とすべきです。英検2級の学習を通じて英語の基礎力を固め、その後準1級レベルの語彙力と読解力を身につけるという段階的なアプローチが効果的です。
早稲田大学の英検利用に必要な英検のCSEスコア
早稲田大学の英検利用入試において、CSEスコアの理解は非常に重要です。CSEスコアを正しく理解することで、効果的な英検対策を行うことができます。
英検CSEスコアとは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能それぞれを数値化して総合的な英語力を評価する指標です。各技能ごとにスコアが算出され、その合計点によって総合的な英語力が判断されます。従来の英検では合格か不合格かという二択の評価でしたが、CSEスコアの導入により、より詳細な英語力の測定が可能になりました。
文化構想学部と文学部の英語4技能テスト利用方式では、CSEスコア2200点以上かつ各技能500点以上という基準が設定されています。この基準を満たすためには、4技能すべてにおいてバランスよく得点する必要があり、特定の技能だけが極端に低い場合は基準を満たせません。たとえば、リーディングとリスニングで高得点を取っていても、ライティングやスピーキングが500点未満であれば出願資格が得られないため、4技能すべてをバランスよく学習することが重要です。
英検2級の満点は2600点、準1級の満点は3000点となっています。CSEスコア2200点を確実に取得するためには、英検2級で相当な高得点を取るか、準1級に合格する必要があります。早稲田大学での英検利用を考えている受験生は、単に合格を目指すだけでなく、CSEスコアを意識した学習が求められます。特にスピーキングとライティングは日本人受験生が苦手とする技能であるため、これらの対策を早めに始めることが成功の鍵となります。
早稲田大学の入試の英検利用に関するよくある質問
Q1: 早稲田大学で英検S-CBTのスコアも利用できますか?
早稲田大学では英検の従来型だけでなく、S-CBTやS-Interviewで取得したスコアも利用可能です。受験形式に関わらず、CSEスコアが基準を満たしていれば出願資格が得られます。そのため、自分のスケジュールに合わせて受験しやすいS-CBTを選択することも有効な戦略となります。
Q2: 早稲田大学の英検利用入試は不合格でもスコアを利用できますか?
文化構想学部と文学部の英語4技能テスト利用方式では、英検の合否は問われません。CSEスコアと各技能のスコアが基準を満たしていれば、不合格でも出願資格が得られます。一方、国際教養学部では取得級に応じた加点方式であるため、合格していることが重要です。
Q3: 早稲田大学で英検利用する場合、一般選抜との併願は可能ですか?
文化構想学部と文学部では、一般選抜と英語4技能テスト利用方式の併願が可能です。同じ試験日に受験し、3教科での判定と2教科での判定の両方を受けることができます。これにより合格のチャンスが増えるため、英検スコアを持っている受験生は積極的に併願することをおすすめします。
Q4: 早稲田大学の英検利用入試の倍率は一般選抜と比べてどうですか?
英語4技能テスト利用方式の倍率は年度によって変動しますが、一般的に一般選抜よりもやや高い傾向にあります。ただし、出願資格として英検スコアが必要なため、受験者の英語力は全体的に高く、国語や地歴の得点も高くなる傾向があります。
Q5: 早稲田大学で英検2級と準1級、どちらを目指すべきですか?
可能であれば英検準1級の取得を目指すことをおすすめします。準1級であればCSEスコア2200点の基準を確実に満たせますし、国際教養学部での加点も14点と大きくなります。ただし、準1級の難易度は2級より大幅に高いため、まずは英検2級で高得点を取り、その後準1級に挑戦するという段階的なアプローチが現実的です。
Q6: 早稲田大学の英検利用入試で有利になるのはどんな受験生ですか?
英語が苦手で国語や地歴が得意な受験生にとって、英語4技能テスト利用方式は非常に有利です。英語の試験が免除されるため、得意科目だけで勝負できます。また、英語でケアレスミスをしやすい受験生にとっても、事前に英検で基準をクリアしておくことでリスクを減らせます。
Q7: 早稲田大学の理系学部で英検利用はできますか?
2025年度入試において、早稲田大学の理系学部では英検利用入試は実施されていません。基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部のいずれも英検利用の対象外となっているため、理系志望者は他の大学での英検利用を検討する必要があります。
Q8: 早稲田大学で英検利用する場合、何回まで受験できますか?
英検は年に3回実施されており、英検S-CBTを含めると受験機会はさらに増えます。早稲田大学の英検利用では最も高いスコアを提出できるため、複数回受験して最高点を狙うことが可能です。ただし、有効期限内のスコアである必要があるため、計画的に受験することが重要です。
早稲田大学の英検利用できる学部学科の一覧表
| 大学名 | 学部名 | 入試形式 | 英検利用の優遇措置 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 国際教養学部 | 一般選抜 | 英検2級で7点加点、英検準1級で14点加点、英検1級で20点加点 |
| 早稲田大学 | 文化構想学部 | 英語4技能テスト利用方式 | CSEスコア2200点以上かつ各技能500点以上で英語試験免除、国語と地歴の2教科で受験可能 |
| 早稲田大学 | 文学部 | 英語4技能テスト利用方式 | CSEスコア2200点以上かつ各技能500点以上で英語試験免除、国語と地歴の2教科で受験可能 |


