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四工大は上位何%になるのか偏差値や難易度やレベルの観点で解説します。また四工大の就職の強さや他の大学群と比較した時の差や序列についても合わせて解説します。四工大の実際のレベルを知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
四工大は上位何%?
結論から述べると四工大の偏差値から計算すると上位30から40%程度に位置します。
四工大の平均的な偏差値は52から54程度となっており、この偏差値帯は受験生全体の中で上位35%前後に相当する位置です。
四工大の中でも芝浦工業大学は偏差値60程度の学部があり、この場合は上位15から20%程度となります。一方で東京電機大学や東京都市大学の一部学部は偏差値50前後となるため、上位50%程度の位置となります。
つまり四工大は受験生の中で真ん中よりやや上からかなり上位までの幅広いレベルの大学群であると言えます。特に理系に特化した大学群であるため、理系受験生の中ではより競争が厳しくなる傾向があります。
四工大と比べて他の大学群は上位何パーセント?
四工大と他の大学群の偏差値を比較すると、GMARCHは上位10から20%程度、日東駒専は上位30から50%程度の位置となります。
GMARCHの理系学部は偏差値が57から62程度となっており、上位10から20%程度の位置です。四工大の中でも芝浦工業大学の建築学部などはこのGMARCH理系と同等の偏差値となっています。
日東駒専の理系学部は偏差値が47から52程度で上位35から50%程度の位置となっており、四工大全体と比較するとやや下のレベルとなります。ただし、四工大の東京電機大学や東京都市大学の一部学部は日東駒専理系と同程度の偏差値となっています。
また成成明学と呼ばれる成蹊大学、成城大学、明治学院大学の理系学部は偏差値52から55程度で、四工大の工学院大学や東京都市大学と同程度の立ち位置です。
このように四工大はGMARCHと日東駒専の間に位置する大学群であり、芝浦工業大学だけはGMARCH理系に匹敵する難易度を持っています。
四工大はどのくらい頭がよい?偏差値とレベル
四工大の偏差値は45から60程度で、理系専門の大学としては中堅から上位のレベルです。
四工大の偏差値は大学や学部によって大きく異なります。最も偏差値が高いのは芝浦工業大学の建築学部で偏差値55から60程度となっており、GMARCH理系と同等のレベルです。
工学院大学は偏差値47から60程度で平均すると54程度、東京都市大学は偏差値45から57程度で平均52程度、東京電機大学は偏差値45から55程度で平均50程度となっています。
偏差値54程度であれば上位30%程度の位置となり、大学受験生の中では上位3割に入る学力が必要です。これは決して簡単なレベルではなく、高校での学習内容をしっかりと理解し応用力も身につけている必要があります。
また四工大は理系に特化した大学であるため、数学や理科の科目で高得点を取ることが求められます。特に数学は理系の基礎となる科目であり、数学Ⅲまでの内容を確実に理解していることが合格のカギとなります。
四工大の大学一覧
四工大とは芝浦工業大学、工学院大学、東京都市大学、東京電機大学の4つの理系私立大学のことです。
四工大は1996年に芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学(当時は武蔵工業大学)の3大学で連携協定を結んだことから始まりました。その後1998年に工学院大学が加わり現在の四工大となりました。
この4大学は単に偏差値が近い大学群というだけでなく、正式な連携協定を結んでいる点が特徴です。学生は他の四工大の授業を履修でき、取得した単位は自分の大学の卒業単位として認定されます。
また各大学の大学院修士課程への特別推薦入試制度もあり、四工大の学生は他の四工大の大学院に無試験で進学することも可能です。このような連携により学生は幅広い分野を学ぶことができる環境が整っています。
四工大はいずれも東京都内にキャンパスを構えており、都心へのアクセスが良好です。理系に特化した専門教育を受けながら都心での学生生活を送れる点も四工大の大きな魅力となっています。
芝浦工業大学
芝浦工業大学は四工大の中で最も偏差値が高く、GMARCH理系と肩を並べる難易度を誇ります。
芝浦工業大学の偏差値は50から60程度で、特に建築学部は偏差値55から60と四工大の中で最難関です。工学部、システム理工学部、デザイン工学部も偏差値50から57程度と高い水準を維持しています。
豊洲キャンパス、大宮キャンパスの2つのキャンパスがあり、建築学部は4年間豊洲キャンパスで学べます。豊洲キャンパスは東京湾岸エリアに位置し都心へのアクセスも良好です。
芝浦工業大学は就職率が99%以上と非常に高く、技術系企業への就職に強いことでも知られています。文部科学省のスーパーグローバル大学創成支援にも採択されており、グローバルな理工系人材の育成に力を入れています。
工学院大学
工学院大学はアクティブラーニングを重視した教育方針が特徴の大学です。
工学院大学の偏差値は47から60程度で平均すると54程度となっており、四工大の中では芝浦工業大学に次ぐ高さです。工学部、先進工学部、建築学部、情報学部の4学部があります。
1年次と2年次は八王子キャンパスで学び、3年次からは新宿キャンパスで学ぶという特徴的なシステムを採用しています。新宿キャンパスは都心の一等地にあり就職活動にも便利な立地です。
アクティブラーニングとはグループディスカッションやディベート、グループワークなど学生が能動的に学ぶ教育手法のことです。この教育方針により実践的な問題解決能力を身につけることができます。
東京都市大学
東京都市大学は旧武蔵工業大学から名称変更した大学で、幅広い学部構成が特徴です。
東京都市大学の偏差値は45から57程度で平均52程度となっており、四工大の中では中堅の位置づけです。理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部に加え、環境学部、メディア情報学部、都市生活学部、人間科学部など文理融合型の学部もあります。
世田谷キャンパスと横浜キャンパスの2つのキャンパスがあり、いずれも都市部に位置しています。理系専門大学でありながら文理融合型の学部も持つことで、多様な学びの機会を提供しています。
就職率は97%以上と高く、建築や情報工学といった分野では特に強みを発揮しています。原子力研究や環境エネルギー分野の研究でも知られており、実学重視の教育を行っています。
東京電機大学
東京電機大学は電気電子工学を中心とした実学志向の強い大学です。
東京電機大学の偏差値は45から55程度で平均50程度となっており、四工大の中では最も偏差値が低めです。工学部、システムデザイン工学部、未来科学部、理工学部の4学部があります。
東京千住キャンパスと埼玉鳩山キャンパスの2つのキャンパスがあり、千住キャンパスは2012年に開設された新しいキャンパスです。電気電子工学や情報通信工学の分野で伝統と実績を持っています。
就職率は98%以上と非常に高く、特に技術系の企業への就職に強いことが特徴です。三菱電機や積水ハウスなどの大手企業への就職実績も豊富です。偏差値のわりに就職実績が良いと評価されることも多い大学です。
四工大に合格するために必要な勉強時間
四工大に合格するためには高校3年生の1年間で平日4時間、休日8時間程度の勉強時間が目安となります。
偏差値50から四工大の平均的な偏差値である54程度まで上げるには、約300時間から500時間程度の勉強時間が必要とされています。1日平均4時間勉強すれば3か月から4か月程度で到達できる計算です。
ただし現在の偏差値や得意科目、苦手科目の状況によって必要な勉強時間は大きく異なります。数学や理科が苦手な場合は基礎から学び直す必要があるため、より多くの時間が必要になります。
四工大合格者の中には高校2年生から受験勉強を始め、通学時間や隙間時間も活用して勉強時間を確保したという体験談もあります。午前中は暗記科目、午後は問題演習と時間帯によって勉強内容を変える工夫も効果的です。
また四工大は理系科目の配点が高いため、数学と理科に重点を置いた学習計画が重要です。数学は基礎的な計算力から応用問題まで幅広く対応できる力が求められます。理科は物理と化学の両方を学習することが一般的で、各科目の基礎を固めた上で過去問演習を繰り返すことが合格への近道です。
四工大の下の大学群はどの大学群?
四工大の下の大学群は日東駒専の理系学部と大東亜帝国となります。
日東駒専の理系学部は偏差値が37から52程度となっており、四工大全体の偏差値45から60程度と比較するとやや下のレベルです。ただし日東駒専の上位学部は四工大の下位学部と同程度の偏差値となっています。
大東亜帝国は大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学の5大学を指す大学群で、偏差値は35から50程度です。四工大の最も偏差値が低い学部である東京電機大学や東京都市大学の一部学部と同程度のレベルとなっています。
四工大は理系専門の大学群であるため、同じ偏差値帯の文系大学と比較すると理系科目の難易度が高い傾向があります。そのため単純に偏差値だけで比較するのではなく、理系としての専門性の高さも考慮する必要があります。
また四工大は就職率が非常に高く、技術系企業への就職に強いという特徴があります。偏差値では日東駒専と同程度かやや上という位置づけですが、就職実績では四工大の方が優れている場合も多いです。そのため偏差値だけでなく就職実績やキャリア支援体制も含めて大学を選ぶことが重要です。


