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英検準一級は何問正解で合格できるのかギリギリ合格できるラインを具体的に解説します。また英検準一級のギリギリ合格ラインと合格に必要な問題数を実際の生徒のデータをもとにわかりやすく解説します。さらに実際に英検準一級の1次試験、2次試験それぞれリーディング、リスニング、ライティングごとに何問正解で合格になるのかを具体的に解説します。
英検準一級の問題構成
英検準一級の一次試験は筆記90分とリスニング約30分で構成されています。筆記試験ではリーディングとライティングが出題され、その後にリスニングテストが実施されます。 リーディングは大問1から大問3まであり、大問1では短文の語句空所補充が25問出題されます。大問2では長文の語句空所補充が2つのパッセージで6問、大問3では長文の内容一致選択が3つのパッセージで10問出題されます。
ライティングは2024年度から新形式となり、英文要約と英作文の2題が出題されるようになりました。英文要約では200語程度の文章を60語から70語で要約し、英作文では120語から150語で自分の意見を述べます。 リスニングは大問1が会話の内容一致選択で12問、大問2が文の内容一致選択で12問、大問3がReal-Life形式の内容一致選択で5問の合計29問です。音声は全て1回のみの放送となるため集中力が求められます。
英検準一級の合格点と合格ライン
英検準一級の一次試験における合格点はCSEスコアで2250点満点中1792点以上です。この1792点という数字は満点の約80%に相当するため、一見すると非常に高いハードルに思えます。 しかしCSEスコアは各技能のバランスを重視した採点方式となっており、リーディング、リスニング、ライティングがそれぞれ750点満点で均等に配分されています。そのため実際の正答率としては各技能で7割から8割程度を目安に考えると良いです。
二次試験のスピーキングは750点満点中512点以上で合格となります。これは約68%の得点率に相当し、一次試験よりもやや低い基準となっています。 CSEスコアは統計的手法で算出されるため、同じ正答数でも受験回によってスコアが変動する点に注意が必要です。また各技能で極端に低い点数があると他の技能で高得点を取っても合格基準に届かないため、バランスの良い学習が重要になります。
英検準一級のレベルと難易度
英検準一級は大学中級程度のレベルとされ、必要な語彙数は7500語から9000語と言われています。これは英検2級の5000語から6000語と比較して大幅に増加しており、語彙力の強化が合格への鍵となります。 英検準一級の合格率は約15%から16%程度で、これは受験者の約6人から7人に1人しか合格できない計算になります。英検2級の合格率が約25%であることを考えると、準一級の難易度の高さが分かります。
出題される内容も2級と比べて格段に難しくなり、社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など幅広いテーマが扱われます。 高校生や大学生にとって馴染みの薄いビジネス関連の語彙や、アカデミックな文章を読み解く力が求められるため、日頃から様々な分野の英文に触れることが大切です。CEFR基準ではB2レベルに相当し、実用的な英語力の証明として高く評価されています。
英検準一級は何問正解で合格?
英検準一級では具体的に何問正解すれば合格できるかという明確な基準は存在しません。これはCSEスコアという統計的手法を用いた採点方式を採用しているためです。 試験の難易度によって1問あたりの配点が変動するため、易しい回では多くの正解が必要になり、難しい回では比較的少ない正解でも合格できる場合があります。
一般的な目安として、リーディング31問中24問から25問程度、リスニング29問中23問から24問程度の正解が必要とされています。これは各技能で約75%から80%の正答率に相当します。 ライティングは2問で750点満点と配点が非常に大きいため、この2問でしっかりと得点することが合格への近道です。特に文法や構成、内容の論理性が評価されるため、過去問を使った練習と添削が効果的な対策となります。
英検準一級の生徒別のギリギリ合格パターン
高校生の場合、リーディングで17点から20点、リスニングで20点から23点、ライティングで高得点を取るパターンが多く見られます。語彙問題の大問1で苦戦しても、長文問題でしっかり得点できれば合格の可能性が十分にあります。 大学生や社会人の場合は、リーディングで安定した得点を確保しつつ、リスニングとライティングでバランス良く点数を取るパターンが一般的です。仕事や学業で培った社会的な知識を活かして、ライティングで自分の意見を論理的に述べることができる強みがあります。
帰国子女や留学経験者は、リスニングとスピーキングで高得点を取りやすい一方、語彙問題で苦戦するケースが見られます。会話では使わない学術的な単語を集中的に学習することで、総合的なスコアを伸ばすことができます。 どの受験者層においても共通しているのは、ライティングで確実に得点することの重要性です。ライティングは750点満点のうち2問しかないため、1問あたりの配点が非常に大きく、ここでの失点が合否を分ける要因となります。
英検準一級にギリギリ不合格になった時の対策
英検準一級にギリギリ不合格だった場合、まず自分のスコアシートを詳しく分析することが重要です。リーディング、リスニング、ライティングのうち、どの技能が合格基準に達していなかったかを確認し、弱点を明確にします。 リーディングが弱い場合は、語彙力の強化が最優先となります。出る順パス単などの単語帳を使い、英検準一級レベルの単語を1日50語から100語のペースで覚えていきます。また長文読解では、一文一文を正確に訳す練習を重ね、文章の構造を理解する力を養います。
リスニングが弱い場合は、毎日30分以上英語を聞く習慣をつけることが効果的です。過去問のリスニング音声を使ったシャドーイング練習や、BBCやCNNなどのニュース番組を視聴することで、ナチュラルスピードの英語に慣れることができます。 ライティングが弱い場合は、英検準一級の模範解答を分析し、論理的な文章構成を学びます。序論、本論、結論という基本構造を守りながら、社会問題について自分の意見を120語から150語で述べる練習を繰り返します。可能であれば英語教師や塾講師に添削してもらい、具体的なフィードバックを受けることが合格への近道です。
よくある質問
英検準一級の勉強時間はどれくらい必要ですか
英検準一級の合格に必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく異なります。英検2級に合格している方であれば、3ヶ月から6ヶ月の期間で1日1時間から2時間の学習を継続することで合格レベルに到達できます。 ゼロから英検準一級を目指す場合は、200時間から300時間程度の学習時間が必要とされています。毎日1時間勉強すれば約10ヶ月、毎日2時間勉強すれば約5ヶ月で合格レベルに達する計算になります。
英検準一級と2級の違いは何ですか
英検準一級と2級の最も大きな違いは語彙レベルです。2級では5000語から6000語の語彙で対応できますが、準一級では7500語から9000語の語彙が必要となり、約3000語の追加学習が求められます。 また出題される長文のテーマも、2級では学校生活や日常的な話題が中心であるのに対し、準一級では環境問題、科学技術、国際問題など社会性の高い内容が多くなります。リスニングの速度も準一級の方が速く、より実践的な英語力が試されます。
英検準一級は高校生でも合格できますか
英検準一級は高校生でも十分に合格可能です。実際に高校生の合格率は約15%から18%程度で、全体の合格率とほぼ同じ水準となっています。 特に英語が得意な高校生や、留学経験のある高校生、帰国子女の高校生にとっては、適切な対策を行えば決して手の届かない目標ではありません。大学入試での優遇措置も多いため、高校生のうちに取得することで受験において大きなアドバンテージとなります。
英検準一級の二次試験の対策方法を教えてください
英検準一級の二次試験では、4コマのイラストを使ったナレーション問題と質疑応答が出題されます。ナレーション問題では2分間でイラストのストーリーを説明する必要があるため、日頃から英語で物語を組み立てる練習が重要です。 質疑応答では社会的な話題について自分の意見を述べることが求められます。環境問題、教育、テクノロジーなど頻出テーマについて、賛成と反対の両方の立場から考える練習をしておくと良いです。オンライン英会話などを活用して、実際に英語で話す機会を増やすことも効果的な対策となります。
英検準一級に独学で合格することは可能ですか
英検準一級に独学で合格することは十分に可能です。市販の参考書や過去問題集、オンライン教材を活用することで、効率的な学習ができます。 ただしライティングとスピーキングについては、客観的なフィードバックを受けることが重要です。可能であれば英語教師や塾講師、オンライン英会話の講師に添削や指導を依頼すると、より確実に合格レベルに到達できます。独学の場合は、定期的に過去問を解いて自分の実力を確認し、弱点を把握しながら学習を進めることが成功の鍵となります。
英検準一級とTOEICのスコアの関係を教えてください
英検準一級はTOEICスコアで785点以上に相当すると言われています。ただし英検とTOEICは試験の目的や形式が異なるため、単純な比較は難しい面があります。 英検準一級は家庭、学校、職場など幅広い場面での英語力を測定するのに対し、TOEICはビジネスシーンでの英語力に特化しています。また英検準一級はスピーキングとライティングも含む4技能試験であるのに対し、TOEIC L&Rはリスニングとリーディングのみを測定します。大学生や高校生の場合は、日常的な話題が多い英検準一級の方が取り組みやすいと言えます。


