btb溶液とは?色の変化と覚え方を例と合わせて解説!

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btb溶液の色の変化やおすすめの覚え方を紹介します。btb溶液の色の変化から色が変わる仕組みや酸性の場合、アルカリ性の場合や酸素および二酸化炭素の場合どうなるのかも含めて実際の例と合わせてわかりやすく解説します。中学生の方でもわかりやすいように解説するのでぜひ参考にしてみてください。

btb溶液とは?

結論から述べるとBTB溶液は酸性で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色に変化する指示薬です。

BTB溶液は理科の実験で水溶液の性質を調べるために使用される代表的な指示薬の一つです。中学1年生の光合成の実験や中学3年生のイオン分野の学習で必ず登場します。

BTB溶液の正式名称はブロモチモールブルー溶液といいますが、覚える必要はありません。大切なのは酸性、中性、アルカリ性によってどのような色に変化するかを正確に記憶することです。

この記事では大学受験を控えた高校生の皆さんに向けて、BTB溶液の色の変化を効率的に覚える方法を解説していきます。テストで逆に書いてしまったという失敗をなくすために、確実に記憶できる覚え方をマスターしましょう。

btb溶液の覚え方

BTB溶液の色の変化を覚える最も効果的な方法は語呂合わせとイメージ連想法を組み合わせることです。

まず酸性の色から覚えていきます。酸性と聞いて思い浮かぶイメージはすっぱいという味覚です。すっぱい食べ物の代表といえばレモンやグレープフルーツなどの柑橘類があります。

レモンの色は黄色ですので、酸性は黄色と覚えることができます。酸性からすっぱい、すっぱいからレモン、レモンから黄色という連想の流れで記憶すると忘れにくくなります。

次に中性の色を覚えます。中性の色は緑色です。この覚え方として頭文字をつなげる方法があります。

中性の頭文字はちゅう、緑色の頭文字はみです。これをつなげるとちゅうみとなり、チューミーという言葉が作れます。チューミーは私にチューしてという意味でイメージしやすいです。

最後にアルカリ性の色は青色です。アルカリ性と青色は後ほど紹介するリトマス紙と同じ色の関係になっていますので、合わせて覚えると効率的です。

btb溶液の色の変化一覧表

btb溶液の色の変化一覧表を紹介します。

性質具体例pH範囲
酸性黄色塩酸、硫酸、レモン汁pH < 6.0
中性緑色純粋な水、食塩水pH 6.0 – 7.6
アルカリ性青色水酸化ナトリウム水溶液、アンモニア水pH > 7.6

btb溶液の語呂合わせ一覧表

btb溶液の語呂合わせ一覧表を紹介します。

方法内容説明
語呂合わせ①きみあおの頭文字をつなげた覚え方
語呂合わせ②サンキューチューミー性・色(サンキュー)<br>性・色(チューミー)
イメージ連想レモン→黄色酸性=すっぱい=レモン=黄色
リトマス紙との関連アルカリ性は青リトマス紙とBTB溶液でアルカリ性は同じ青色

酸性の場合はBTB溶液を加えると黄色に変化します。具体的には塩酸や硫酸などの酸性の水溶液にBTB溶液を数滴加えると、溶液全体が鮮やかな黄色になります。

中性の場合はBTB溶液を加えると緑色に変化します。純粋な水や食塩水などの中性の水溶液にBTB溶液を加えると、きれいな緑色を示します。

アルカリ性の場合はBTB溶液を加えると青色に変化します。水酸化ナトリウム水溶液やアンモニア水などのアルカリ性の水溶液にBTB溶液を加えると、溶液は青色に変わります。

この三色の変化を覚えておけば、未知の水溶液にBTB溶液を加えるだけで、その水溶液が酸性か中性かアルカリ性かを簡単に判断することができます。大学受験の化学基礎や化学の問題でも頻出の知識です。

btb溶液のおすすめの語呂合わせでの覚え方

BTB溶液の色の変化を覚える語呂合わせとして最も有名なのはきみあおという覚え方です。

きみあおは黄色、緑色、青色の頭文字をつなげたものです。君青という言葉として覚えると、青い服を着ている人を指さしているイメージができます。

酸性から順番に黄色、中性が緑色、アルカリ性が青色という順序で色が変化することを、きみあおというたった一言で表現できます。

もう一つの語呂合わせとしてサンキューチューミーという覚え方もあります。これは酸性の頭文字さんと黄色の頭文字きでサンキュー、中性の頭文字ちゅうと緑色の頭文字みでチューミーとなります。

サンキューチューミーをリズミカルに何度も繰り返し唱えると、酸性が黄色で中性が緑色という二つの色が自然に頭に入ります。残りのアルカリ性が青色という知識も自動的に覚えられます。

どちらの語呂合わせが覚えやすいかは人によって異なりますので、自分に合った方法を選んで使用してください。

btb溶液を覚えるコツ

BTB溶液の色の変化を確実に記憶するコツは、リトマス紙の色の変化と関連付けて覚えることです。

リトマス紙には赤色リトマス紙と青色リトマス紙の二種類があります。赤色リトマス紙はアルカリ性で青色に変化し、青色リトマス紙は酸性で赤色に変化します。

ここで覚え方のポイントがあります。信号機を思い浮かべてください。信号が赤から青に変わると横断歩道を渡ることができます。つまり歩けるという状態になります。

歩けるをアルケルと読み替え、さらにアルケリと変化させると、アルカリという言葉になります。赤から青に変わるとアルカリ性という関連付けで覚えられます。

BTB溶液でもアルカリ性は青色ですから、リトマス紙の青色と同じです。このように複数の指示薬の色の変化を関連付けて覚えると、記憶が定着しやすくなります。

また実際の実験の様子を動画で見たり、自分で実験を行ったりすることも効果的な覚え方です。色の変化を視覚的に体験すると、文字だけで覚えるよりも記憶に残りやすくなります。

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