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英検3級のリーディングの対策法を解説します。英検3級のリーディングで合格点を取るための勉強法から高得点を取るコツまで実際に高得点を取るまでにやってよかったことを中心に解説します。また英検3級のリーディングの配点や大門ごとの対策方法についても解説します。

【この記事の監修者:英検コーチ塾長の竹本明弘】
これまで英検2級に合格者を900名以上、英検準一級に合格者を1200名以上輩出してきました。英検合格のために効果的な実際にやってよかった勉強法をいくつか紹介します。また短期間で高得点を取るコツやおすすめの参考書も合わせて解説します。
英検3級のリーディング対策にやってよかった勉強法3選
英検3級のリーディング対策にやってよかった勉強法を3つ紹介します。
英検3級の英単語を時間を測って覚える
英検3級のリーディングで9割を獲得するには、語彙力の強化が何よりも重要です。英検3級は中学卒業レベルで、基本語句を使って短い文章の要点を理解し、理由を含めて自分の意見を述べられることが求められます。
単語帳は旺文社の英検3級でる順パス単や、ジャパンタイムズ出版の英検3級単熟語EXを使用することをおすすめします。学習を始めた段階から毎日30分から1時間を確保して、集中的に暗記を進めていくことが効果的です。
最初は英単語の日本語の意味だけを覚えれば十分ですが、その後は発音記号も確認して正しい音で覚えていくことが大切です。リスニング対策としても音を正確に覚えておくことは非常に効果があります。試験本番までに単語帳を最低でも4周は繰り返すことが合格への近道となります。これまでの指導実績から見ても、合格者は4周から6周程度は必ず単語帳を回しています。
具体的な覚え方は、3分間で15個の英単語をテストする方法です。タイマーで3分を計測して単語を覚え、時間が来たらすぐにテストします。これを1セットとして20セット繰り返すと、1時間で300単語をテストしながら定着させることができます。
リーディングの段落ごとの要約の練習
英検3級のリーディング対策としてやってよかった勉強法は英検3級の過去問の長文の各段落を日本語で一文に要約する訓練です。
どれだけ語彙を増やしても試験では知らない単語が必ず登場するため、そのような状況でも正解を導けるように要約力を磨いておくことが必要です。
英検3級の読解力を鍛える練習
英検3級のリーディング対策としてやってよかった勉強法は接続詞や重要な文法表現を意識的に覚えることです。
For these reasonsやbecauseやhoweverやin conclusionなど文章の展開や結論を示す表現を押さえておくと、言い換えられた表現にも対応できるようになります。
英検のリーディングでは必ず言い換え表現が使われているため、こうした表現を覚えておくことで得点力が大きく向上します。
英検3級のリーディングで独学で高得点を取るためのコツ
英検3級のリーディングで高得点を取るためのコツを解説します。
大門ごとの解き方をマスターする
独学で高得点を獲得するには、問題形式ごとの効率的な解き方をマスターすることが最重要です。短文の語句空所補充では、空欄の前後だけを読んで意味を把握し、明らかに間違っている選択肢を次々に除外していきます。
残った2つの選択肢で迷った場合でも、長時間考え込まずに直感で選んで次の問題に進むことが鉄則です。分からない単語は考えても答えは出ないので、1問30秒以内を目標にテンポ良く解き進めることが大切です。
また過去問演習を繰り返して自分の弱点分野を明確にすることも重要です。過去問を解く際は必ず時間を計測して、本番と同じ時間配分で取り組むようにします。時間内に解き終わる感覚を身につけることで、本番での焦りを防ぐことができます。弱点が見つかったら、その分野の単語や文法を集中的に復習することで確実に得点力を伸ばせます。
英検3級のリーディングの高得点を取るための裏技
短文の語句空所補充では、読んでも分からない問題は一旦飛ばして、確実に解ける問題から取り組むことが裏技です。4つの選択肢が与えられているので、消去法で明らかに違う選択肢を除外しながら答えを絞り込んでいきます。
会話文の空所補充では、正答がすぐに分からない場合は会話全体の雰囲気を掴むことが裏技となります。会話が前向きな方向に進んでいるのか、それとも否定的な方向なのかを感じ取ることができれば、選択肢から正解を選べる場合があります。
長文の内容一致選択では、先に設問を読んでから本文を読み始めることが効果的な裏技です。その際、設問に登場する固有名詞や数字などのキーワードに注意しながら、メリハリをつけて読み進めると効率的です。本文中でキーワードが出てきた箇所を重点的に読むことで、短時間で正解を見つけることができます。
英検3級のリーディングで満点を取るための勉強法
満点獲得には語彙力に加えて、文脈から正しい選択肢を選ぶための読解力を高める必要があります。読解力は長文の語句空所補充やEメール形式の問題で特に重要な役割を果たします。
Eメール問題では1問目の答えは1段落目、2問目の答えは2段落目、3問目の答えは3段落目にあるという構造を理解することがポイントです。段落と設問を対応させながら読み進めることで、効率的に正解にたどり着けます。
説明文の長文問題も同様に、設問は段落の順番通りに並んでいます。1問目は第1段落、2問目は第2段落から答えを探すという読み方を徹底します。各段落の内容を一文で要約できる力があれば、必ず正解を導き出せる構成になっているため、試験本番までに段落要約のスキルを身につけておくことが満点への鍵となります。
英検3級のリーディングの過去問を使ったおすすめの勉強法
過去問学習では、まず時間制限なしで全問題を解いてみることから始めます。時間を気にせず解くことで、自分がどの問題形式を苦手としているか、どの分野の語彙が不足しているかを正確に把握できます。
次に時間を計測しながら解いて、どの問題で時間を使いすぎているかを確認します。英検3級のリーディングは大問1を8分以内、大問2を3分以内、大問3を20分以内で解くのが理想的な配分です。
過去問を解き終わったら、間違えた問題だけでなく正解した問題の選択肢も全て確認することが重要です。選択肢に登場する単語や表現は本番でも出題される可能性が高いため、すべて覚えておくことで得点アップにつながります。また解説を読んで、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢がなぜ不正解なのかを理解することで、問題の傾向や出題パターンを掴むことができます。
英検3級のリーディングは何割とれば合格?合格点を解説
結論から述べると英検3級のリーディングでは約7割の正答率で合格できます。英検3級の一次試験は満点1650点のうち1103点を獲得すれば合格です。リーディング、リスニング、ライティングの3技能すべてを合わせての点数となります。
リーディングの満点は550点なので、7割の得点は385点に相当します。英検3級のリーディングは全30問で550点配点のため、1問あたりおよそ18点の計算になります。
7割の正答率を目指すなら、リーディングでは約21問の正解が必要となります。試験では問題の難易度によってスコア調整が行われるため正確な配点は公表されていませんが、最低ラインとして21問正解を目標にすると良いです。リーディングだけでなくリスニングとライティングでもバランス良く得点することが、安定して合格ラインを超えるためのポイントです。
英検3級のリーディングの問題構成と時間配分
英検3級のリーディングの問題構成と時間配分を解説します。
英検3級のリーディングの問題構成
英検3級のリーディングは、大問1の短文語句空所補充が15問、大問2の会話文空所補充が5問、大問3の長文内容一致選択が10問の計30問で構成されています。
大問3の長文問題は3種類に分かれており、掲示や案内に関する問題、Eメールに関する問題、説明文に関する問題がそれぞれ出題されます。この3種類の長文に対して合計10問の設問が用意されています。英検3級では家庭や学校生活、食事や天気など身近な話題が中心となる傾向があります。
英検4級と比較すると文章量が約1.5倍に増えているため、日頃から英文を読む習慣をつけておくことが大切です。
また英検3級の一次試験の合格基準スコアは1650点満点中1103点です。
| 技能 | 大問 | 問題形式 | 問題数 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| リーディング | 1 | 短文の語句空所補充 | 15問 | 550点 | 50分(筆記全体) |
| 2 | 会話文の文空所補充 | 5問 | |||
| 3A | 掲示・案内の内容一致選択 | 3問 | |||
| 3B | Eメールの内容一致選択 | 3問 | |||
| 3C | 説明文の内容一致選択 | 4問 | |||
| ライティング | 4 | 質問に対する意見記述 | 1問 | 550点 | (リーディングと合わせて50分) |
| リスニング | 第1部 | 会話の応答文選択 | 10問 | 550点 | 25分 |
| 第2部 | 会話の内容一致選択 | 10問 | |||
| 第3部 | 文の内容一致選択 | 10問 | |||
| 合計 | 61問 | 1650点 | 75分 |
英検3級のリーディングの時間配分
英検3級の一次試験は全体で75分間です。このうち筆記試験であるリーディングとライティングに50分、リスニングに25分が配分されています。
リーディングの理想的な時間配分は、大問1を8分以内、大問2を3分以内、大問3を20分以内で解き終えることです。これにライティングの10分と見直しの5分を加えると、筆記試験全体で46分となります。
つまりリスニングが始まる前に最低でも4分程度余裕を持たせることができます。この余った時間でリスニング問題の選択肢を先読みできるため、筆記試験を時間内に終わらせることは非常に重要です。時間配分を守るためには、普段の学習から時計を見ながら問題を解く練習をしておくことが効果的です。
| セクション | 推奨時間 |
|---|---|
| 大問1(短文空所補充) | 8分 |
| 大問2(会話文空所補充) | 3分 |
| 大問3(長文問題) | 20分 |
| ライティング | 10分 |
| 見直し | 5分 |
| リスニング先読み用の余裕時間 | 4分 |
英検3級のリーディングの配点
英検3級のリーディングは30問で550点満点です。単純計算すると1問あたり約18点となります。ただし試験では問題の難易度によってスコア調整が実施されるため、厳密な配点を算出することはできません。
例年の傾向から判断すると、一次試験全体で7割の得点があれば安心して合格できます。リーディング、リスニング、ライティングの全技能で7割を目指す場合、リーディングでは約21問の正解が必要です。
確実に合格するためには、最低ラインとして21問正解を目標に設定することをおすすめします。ただし1つの技能に偏らず、すべての技能でバランス良く得点することが安定した合格につながります。リーディングが得意な人はさらに高得点を狙い、他の技能をカバーする戦略も有効です。
英検3級のリーディングにおけるおすすめの英単語の覚え方
おすすめの英単語暗記法は、3分間で15個の単語を覚えてすぐにテストする方法です。タイマーで3分を計測して集中的に覚え、時間が来たらすぐに自己テストを行います。
これを1セットとして20セット繰り返すことで、1時間で300単語をテストしながら定着させることができます。実際にこの方法で英検準一級や2級に合格した実績があるため、効果は実証済みです。
英単語学習で最も重要なのは、勉強時間の長さではなく単語帳を何周したかという回数です。試験本番までに最低でも4周は繰り返すことを目標にします。これまでの指導経験から、合格する受験者は4周から6周程度は必ず単語帳を回しています。1周目は完璧に覚えられなくても問題ないので、とにかく繰り返し回数を増やすことを意識して学習を進めることが大切です。
まとめ
今回は、英検3級のリーディングで高得点を獲得するための勉強法について解説しました。
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