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英検とTOEICのレベルや難易度を英検各級のレベルをTOEICスコアに換算するとどれくらいになるのかをそれぞれ解説します。
またTOEICの満点からそれぞれのスコアが英検何級に換算されるかも解説するので、英検の難易度とTOEICの難易度はどちらが難しいか知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
英検とTOEICのレベルの換算比較表
英検とTOEICのレベルの換算比較表を紹介します。
英検の各級とTOEICのレベルの換算比較表
結論として、英検各級をTOEICスコアに換算すると下記のようになります。
| 英検級 | TOEIC L&R スコア | CEFR | 英語レベルの目安 |
|---|---|---|---|
| 英検1級 | 900~990点 | C1~C2 | 大学上級~ネイティブレベル |
| 英検準1級 | 700~800点 | B1~B2 | 大学中級レベル |
| 英検2級 | 550~650点 | A2~B1 | 高校卒業~大学初級レベル |
| 英検準2級 | 400~500点 | A2 | 高校中級レベル |
| 英検3級 | 300~400点 | A1~A2 | 中学卒業レベル |
| 英検4級 | 200~300点 | A1 | 中学中級レベル |
| 英検5級 | 100~200点 | A1未満 | 中学初級レベル |
TOEICの分野別に英検の級のレベルと比較
結論として、TOEICのリスニングとリーディングのスコアごとに英検各級と比較すると下記のようになります。
| 英検級 | TOEIC リスニング | TOEIC リーディング | 合計スコア目安 |
|---|---|---|---|
| 英検準1級 | 350~400点 | 350~400点 | 700~800点 |
| 英検2級 | 275~325点 | 275~325点 | 550~650点 |

英検各級のレベルをTOEICのスコアに換算
英検各級のレベルをTOEICのスコアに換算して解説します。
英検5級はTOEICに換算すると100点から200点
英検5級は中学初級レベルの英語力を測る試験で、TOEICスコアに換算すると100点から200点程度に相当します。 英検5級では基本的な英単語や簡単な文法を理解し始めた段階の実力が求められます。 日常生活で使われる最も基礎的な表現を学習している状態です。
英検5級の合格者がTOEICを受験した場合、リスニングでは簡単な単語は聞き取れますが、会話全体の意味を理解することは難しいです。 リーディングでも基本的な単語は読めるものの、文章の内容を把握するには語彙力が不足しています。 TOEICは実用的なビジネス英語が中心のため、英検5級レベルでは対応が困難です。
英検4級はTOEICに換算すると200点から300点
英検4級は中学中級レベルの英語力を示し、TOEICスコアでは200点から300点程度に換算されます。 英検4級では基本的な文法事項を理解し、簡単な日常会話の基礎が身についた段階が求められます。 中学2年生程度の英語力があれば英検4級に合格できる水準となっています。
英検4級の段階では過去形や未来形などの時制を使い分けることができ、身近な話題について短い文章を作ることが可能です。 英検4級合格者がTOEICの問題を解く場合、短い会話や簡単な指示は理解できるようになりますが、ビジネス場面での複雑な表現にはまだ対応できません。 英検4級レベルの語彙力は約1300語程度で、日常的な基本単語は理解できる水準です。
英検3級はTOEICに換算すると300点から400点
英検3級は中学卒業レベルの英語力で、TOEICスコアでは300点から400点程度に相当します。 英検3級合格者の平均スコアはTOEIC365点となっています。 英検3級では基本的な英語での意思疎通が可能になり始める段階の実力が必要です。
英検3級レベルでは身近な話題についての会話や、簡単な説明文を理解できるようになります。 英検3級合格者は現在完了形や受動態などの文法も使えるようになり、約2100語の語彙力を持っています。 TOEICでは日常的な場面での基本的なやり取りは理解できますが、英検3級の実力ではビジネス特有の表現にはまだ慣れが必要です。
英検準2級はTOEICに換算すると400点から500点
英検準2級は高校中級レベルの英語力を示し、TOEICスコアでは400点から500点程度に換算されます。 英検準2級合格者の平均スコアはTOEIC392点となっており、日常生活で必要な英語をある程度使いこなせる段階です。 英検準2級では高校2年生程度の英語力が求められます。
英検準2級の水準では約3600語の語彙力があり、教育や科学などの幅広い話題について理解できます。 英検準2級レベルになると簡単なビジネスメールや電話対応の内容も把握できるようになってきます。 英検準2級合格者がTOEICを受験した場合、基本的な問題には対応できますが、長文読解や複雑なリスニング問題にはまだ課題が残ります。
英検2級はTOEICに換算すると550点から650点

英検2級は高校卒業から大学初級レベルの英語力で、TOEICスコアでは550点から650点程度に相当します。 英検2級合格者の平均スコアはTOEIC517点で、社会生活で必要な英語を理解し使用できる段階です。 英検2級は大学入試や就職活動でも評価される重要な資格となっています。
英検2級では約5100語の語彙力を持ち、社会的な話題について自分の意見を述べることができます。 英検2級レベルになるとビジネスシーンでの基本的なコミュニケーションが可能になり、簡単な商談や会議の内容も理解できます。 英検2級合格者はTOEICでは中級レベルの問題に対応でき、企業が新卒採用で求める600点前後のスコアに到達できる実力です。
英検準1級はTOEICに換算すると700点から800点
英検準1級は大学中級レベルの英語力を示し、TOEICスコアでは700点から800点程度に換算されます。 英検準1級合格者の平均スコアはTOEIC732点となっており、実際のビジネスシーンで英語を活用できる水準です。 英検準1級では社会性の高い幅広い話題について理解し、自分の考えを表現できる能力が求められます。
英検準1級レベルでは約7500語の語彙力があり、専門的な内容も含めて幅広いトピックに対応できます。 英検準1級は国際的なビジネス環境で働くために必要な英語力を備えており、海外赴任の基準としても使われます。 英検準1級合格者はTOEICでは上級レベルの問題にも対応でき、多くの企業が管理職や海外部門で求める水準を満たしています。
英検1級はTOEICに換算すると900点から990点
英検1級は大学上級からネイティブレベルに近い英語力で、TOEICスコアでは900点から990点程度に相当します。 英検1級合格者の約45%がTOEIC895点以上を獲得しており、平均スコアも800点を超えています。 英検1級はあらゆる場面で高度な英語を理解し、適切に運用できる最上級の実力を証明する資格です。
英検1級では約10000語から15000語の語彙力を持ち、学術的な論文や専門的な議論にも対応できます。 英検1級レベルになると国際会議での発表や高度な交渉など、プロフェッショナルな場面で通訳なしで活躍できる水準です。 英検1級は英語を母語としない学習者として最高レベルの英語力を証明する資格となっています。
英検各級とTOEICはどっちの方が難しい?
英検1級から英検3級とTOEICはどちらの方が難しいのか実際に解説します。
英検1級とTOEIC満点はどっちが難しい?
英検1級とTOEIC満点を比較すると、総合的には英検1級の方が難易度が高いです。 TOEICはリスニングとリーディングだけの試験ですが、英検1級は4技能すべてが高いレベルで求められます。 英検1級では10,000語から15,000語まで求められますが、TOEICは10,000語程度です。
英検1級の二次試験では2分間のスピーチと質疑応答をクリアする必要があり、TOEICでは測定できない高度な表現力が必要です。 ただし、TOEIC満点は200問のテストで1、2問までしか間違えないという非常に高い達成難易度があります。 英検1級にギリギリ合格とTOEIC満点なら、TOEIC満点のほうが達成難易度は上でしょう。
英検準1級とTOEIC800点はどっちが難しい?
英検準1級の方がTOEIC800点より難易度が高いと言えます。 英検準1級では7,500語から9,000語程度の単語数が必要ですが、TOEIC800点では6,000語から8,000語程度です。 さらに英検準1級では、アカデミックな内容も出題され、専門的な単語にも対策が必要です。
英検準1級では面接試験によってスピーキング能力も測定されます。 実際のデータでも、英検準1級合格者のTOEIC平均スコアは732点となっており、800点を下回っています。 TOEIC800点レベルの人でも、英検準1級に合格するには追加の対策が必要になります。
英検2級とTOEIC600点はどっちが難しい?
英検2級とTOEIC600点は、ほぼ同等の難易度と考えられます。 ただし、英検2級の方がやや難しいと感じる人が多いです。 英検2級を取得した人のTOEIC平均スコアは517点で、600点を下回っています。
これは、英検2級が4技能試験であるのに対し、TOEICは2技能のみだからです。 一方で、TOEICは時間制限が厳しく、75分で100問を解く必要があります。 速読力が求められるTOEICの方が難しいと感じる人もいます。
英検準2級とTOEIC500点はどっちが難しい?
英検準2級の方がTOEIC500点よりやや難易度が高いです。 英検準2級合格者のTOEIC平均スコアは392点となっており、500点には届いていません。 TOEICで500点を取るには約4,000語の単語力が必要ですが、英検準2級では約5,000語が必要です。
英検準2級では面接試験があり、スピーキング能力も問われます。 ただし、TOEICは全受験者が同じ問題を解くため、準2級レベルの人には難しすぎる問題も含まれています。 TOEIC500点を目指す場合は、まず英検準2級で基礎を固めてからTOEIC対策に移行するのも効果的です。
英検3級とTOEIC400点はどっちが難しい?
TOEIC400点の方が英検3級より難易度が高いです。 英検3級合格者のTOEIC平均スコアは365点となっており、400点には達していません。 TOEICは受験者全員が同じ問題を受けるため、3級レベルの学習者には難しく感じます。
英検3級のリスニングスピードは120から135wpmですが、TOEICは160から180wpmとかなり速いです。 ただし、英検3級からは面接試験が導入されるため、スピーキング能力が必要になります。 総合的に見ると、TOEIC400点を取る方が英検3級合格より難しいと言えるでしょう。
TOEICの各スコアを英検の級に換算して解説
TOEICスコアと英検の級の換算について、最新の情報を基に100点刻みで詳しく解説します。
TOEICスコアが満点の場合は英検1級レベル
TOEIC満点の990点は、英検の最上級である1級のレベルに相当します。 TOEICで945点以上を取得すると、CEFRという国際基準ではC1レベルに該当し、これは英検1級と同じレベルです。 ただし、TOEICと英検では試験形式が大きく異なるため、TOEICスコアだけでの単純な比較は難しいのが実情です。
TOEIC満点は確かに数問ミスしても取れる可能性がありますが、TOEIC200問のテストで1、2問までしか間違えないというのは非常に高い達成難易度です。 TOEICはリスニングとリーディングだけの試験ですが、英検1級はスピーキングやライティングも含まれるため、TOEICでは測定できない4技能すべてが求められます。 そのため、TOEICで満点を取っても、総合的な英語力という観点では、英検1級のほうが広範囲の能力を証明できます。
TOEICスコアが900点の場合は英検1級レベル
TOEICで940点以上を獲得できると、英検の最上級である1級のレベルに値します。 英検1級はTOEICに換算すると945点から990点と言われています。 つまり、TOEIC900点台に到達すれば、英検1級に挑戦できる英語力を持っていると判断できます。
TOEIC900点以上を取得するには、ネイティブスピーカーの会話スピードを理解し、細かいニュアンスの聞き分けができる能力が必要です。 また、TOEICのビジネスや学術的な内容についても、複雑な文章の要点を正確に理解できる力が求められます。 TOEIC900点を取ると英検1級を目指すことが推奨されており、TOEIC900点くらいをコンスタントに取れるようになってから英検1級合格を目指すのがおすすめです。
TOEICスコアが800点の場合は英検準1級レベル
英検準1級に合格するにはTOEICで800点以上取れる英語力が必要です。 TOEICで780点以上を取れると、英検の準1級と同じくらいと考えられます。 CEFRという国際基準で見ると、英検準1級はB2レベルで、TOEICではリスニング400点以上、リーディング385点以上のTOEIC合計785点以上が該当します。
TOEIC800点はCEFRのB2レベルに相当し、自立した言語使用者の中でも上位に位置します。 このTOEICレベルでは、ビジネスシーンでも日常生活でも、どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えています。 TOEIC800点は全受験者の上位16%前後に位置し、企業が求めるTOEICスコアの目安を大きく上回るハイスコアです。
TOEICスコアが700点の場合は英検2級から準1級レベル
TOEIC700点は、英検2級と準1級の中間レベルに位置します。 TOEICで700点を突破すると、ビジネスや日常生活で英語を問題なく使えるようになってきます。 700点を獲得することは受験者の間で1つの壁とも考えられており、このTOEICスコアは就職活動や転職でも評価される水準です。
TOEIC700点レベルでは、日常会話は問題なくこなせ、ビジネスシーンでも基本的な業務は英語で対応できます。 ただし、英検準1級に確実に合格するには、TOEICで785点以上が望ましいため、700点はやや準1級には届かないレベルです。 それでも、TOEICで700点以上あれば企業での昇進や海外勤務の候補として十分検討されるレベルです。
TOEICスコアが600点の場合は英検2級レベル
TOEIC600点は、英検2級レベルに相当します。 CEFRという国際基準ではB1レベルに該当し、高校卒業程度の英語力です。 TOEICで600点を取得するには、約5000語から6000語の語彙力が必要とされています。
TOEIC600点は就職活動や転職の場面で履歴書に書ける一つの目安になります。 多くの企業が新入社員や中途採用に対し、最低でもTOEIC500点から600点台のスコアを求めており、600点は企業が英語力の基礎があると評価する最低ラインです。 このTOEICスコアがあれば、英語で言いたいことはおおむね伝えられ、日常会話では問題なくやり取りができるレベルです。
TOEICスコアが500点の場合は英検準2級レベル
TOEIC500点は、英検準2級レベルに相当します。 文部科学省のデータによると、英検2級がTOEIC550点以上のレベルとされているため、500点は2級よりもやや低いレベルです。 このTOEICスコアでは、普通の日常会話では問題なくやり取りができるレベルです。
TOEIC500点レベルでは、伝えたいことを伝えられる語彙力があり、文法の基礎事項も理解しています。 企業が新入社員に期待する平均スコアは535点であることから、TOEIC500点程度あれば基礎的な英語力があることをアピールできます。 ただし、複雑な会話ではうまくコミュニケーションを取れない場合もあるため、さらなるTOEICスコアアップを目指すことが推奨されます。
TOEICスコアが400点の場合は英検準2級レベル
TOEIC400点から500点の方は、高校英語の基礎が一通りできているレベルです。 英検準2級合格者のTOEIC平均スコアは402点となっており、400点は準2級レベルに相当します。 このTOEICスコアは大学受験をする高校生や大学受験をして入ってきた大学生に一番多いスコア帯です。
TOEIC400点レベルでは、短い文であれば理解でき、話すこともできますが、少し長い文や複雑な文はまだ聞き取れません。 限られた話題については、ゆっくりとですが英語で簡単なコミュニケーションが取れます。 ただし、TOEICで400点台は資格としてアピールできるレベルではないため、就職活動の履歴書には書かないほうがよいでしょう。
TOEICスコアが300点の場合は英検3級レベル
TOEIC300点から400点の方は、中学英語の基礎ができており、英検3級レベルに相当します。 CEFRという国際基準で見ると、TOEIC300点は英検準2級のレンジに入ると考えられます。 このTOEICスコアでは、限られた語彙や文法であれば理解でき、通常会話で最低限のコミュニケーションができるレベルです。
TOEIC300点レベルでは、ゆっくり話してもらう、繰り返しや言い換えをしてもらうなど、相手に特別な配慮をしてもらえれば意思疎通が可能です。 ゆっくりはっきりと話されれば限定的に聞き取れますが、話せるのは単語が中心で、英語でのコミュニケーションは難しいレベルです。 TOEIC300点台は残念ながら資格としてはアピールできないため、まずは500点を目標に基礎固めをすることが重要です。
TOEICスコアが200点の場合は英検3級未満レベル
TOEIC200点は、中学英語の基礎がまだ不完全なレベルで、英検3級未満に相当します。 TOEICは全問200問で4択のマークシート方式のテストですので、全問当てずっぽうで答えても単純な確率計算で250点くらい取れてしまいます。 そのため、TOEIC200点台は英語の基礎的な知識がまだ身についていない状態と考えられます。
TOEIC200点レベルでは、基本的な単語や文法も身についていないため、英語でのコミュニケーションは非常に困難です。 このレベルの場合、TOEICの対策をするよりも、まず中学英語の基礎から学び直すことが推奨されます。 TOEIC200点から500点を目指すには約450時間の学習が必要とされているため、1日3時間勉強する場合、約5か月で目標達成が可能です。
TOEICスコアが100点の場合は測定困難レベル
TOEIC100点は、実際にはほとんど存在しないスコアです。 なぜなら、TOEICの最低点は10点であり、全く解答しなくても10点になる設計だからです。 TOEICは5点刻みでスコアが決まるため、100点というスコアを取るには意図的に間違える必要があるほどです。
TOEIC100点レベルは英検の級に換算することも困難で、英語の知識がほぼゼロに近い状態です。 このレベルの場合、TOEICを受験する前に、まずアルファベットから始めて中学1年生レベルの英語から学習を開始することが必要です。 TOEICで100点台の方は、まず300点、そして500点と段階的に目標を設定し、基礎から着実に英語力を積み上げていくことが大切です。
まとめ
英検の難易度をTOEICスコアに換算した場合どれくらいの難易度やスコアになるのかを比較しながら具体的に解説しました。



