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英検3級は何問正解で合格できるのかギリギリ合格できるラインを具体的に解説します。また英検3級のギリギリ合格ラインと合格に必要な問題数を実際の生徒のデータをもとにわかりやすく解説します。さらに実際に英検3級の1次試験、2次試験それぞれリーディング、リスニング、ライティングごとに何問正解で合格になるのかを具体的に解説します。
英検3級の問題構成
英検3級の一次試験は2024年度から試験内容がリニューアルされ受験生にとって重要な変更がありました。一次試験はリーディングが30問ライティングが2問リスニングが30問の合計62問で構成されています。試験時間は65分となっており従来の50分から15分延長されました。
リーディングセクションでは短文の語句空所補充が15問会話文の文空所補充が5問長文の内容一致選択が10問出題されます。長文問題は掲示板やEメールそして説明文など実生活で使う英語を題材にしており中学卒業レベルの語彙力と読解力が求められます。
ライティングセクションは2024年度から2題に増加し意見論述問題とEメール問題が出題されるようになりました。意見論述では25語から35語程度で自分の考えとその理由を書く必要があります。Eメール問題では友人からのメールに対して15語から25語程度で返信を書く形式となっています。
リスニングセクションは会話の応答文選択が10問会話の内容一致選択が10問文の内容一致選択が10問の合計30問です。放送は1回のみなので集中して聞き取る力が必要になります。各問題とも日常生活や学校生活に関する身近な話題が中心となっています。
二次試験は面接形式のスピーキングテストで試験時間は約5分です。面接カードに書かれた英文の音読とイラストを見ての質問応答そして受験者自身に関する質問が出題されます。態度も評価対象となるため積極的にコミュニケーションを取る姿勢が大切です。
英検3級の合格点と合格ライン
英検3級の合格点はCSEスコアと呼ばれる特殊な採点方式で決定されます。一次試験の合格基準スコアは1650点満点中1103点で得点率は約67%となります。二次試験の合格基準スコアは550点満点中353点で得点率は約64%です。
CSEスコアはリーディングリスニングライティングの各技能に550点ずつ均等に配点されており各技能でバランスよく得点することが合格への鍵となります。たとえばリーディングとリスニングで満点を取っても合計1100点となりライティングが0点だと合格基準の1103点に届かず不合格となります。
英検協会は2016年度第1回試験では各技能で6割程度の正答率の受験者の多くが合格したと発表しています。そのため過去問を解いて自己採点する際は各技能で6割以上の正答率を目安にすると良いでしょう。ただしCSEスコアは試験回ごとに配点が変わるため確実に合格するには各技能で7割程度の正答率を目指すことをおすすめします。
二次試験のスピーキングテストは33点満点の素点から553点満点のCSEスコアに換算されます。素点での合格の目安は23点程度で得点率は約70%です。面接では音読が5点各質問への回答が5点ずつアティチュードが3点の配点となっています。
英検3級は各技能をバランスよく学習することが合格への最短ルートです。得意な技能だけ高得点を取っても苦手な技能で大きく点数を落とすとCSEスコアが合格基準に届かない可能性があります。そのため日々の学習では苦手分野を重点的に対策することが重要です。
英検3級のレベルと難易度
英検3級のレベルは中学卒業程度とされており身近な英語を理解し使用できる力が求められます。必要な語彙数は約1250語から2100語で中学3年間で学習する英単語や熟語を習得している必要があります。文法面では現在完了形や受動態関係代名詞などを理解し使いこなせることが期待されます。
英検3級は4級や5級と比べて大きく異なる点があります。それはライティングとスピーキングの試験が加わることです。4級と5級はリーディングとリスニングのみでしたが3級からは書く力と話す力も測定されるため総合的な英語力が必要になります。
英検3級の一次試験合格率は2015年以前のデータでは約50%から54%で推移していました。現在は合格率が公表されていませんが試験内容が大幅に変わっていないため現在も50%前後と推測されます。つまり受験者の約2人に1人が合格している計算です。
二次試験の面接の合格率は2011年以前のデータで90%を超えていました。一次試験に合格した受験者は基礎的な英語力を身につけているためしっかり面接対策をすれば高い確率で合格できます。ただし約10%の受験者が不合格になっているため油断は禁物です。
英検3級は準2級への橋渡しとなる重要な級です。3級に合格することで中学英語の基礎が定着していることが証明され高校受験や大学入試の際にも有利になる場合があります。また3級取得後は準2級や2級を目指すことで英語力をさらに伸ばすことができます。
英検3級は何問正解で合格?
英検3級は何問正解すれば合格できるのかという疑問を持つ受験生は多いですがCSEスコア方式の導入により明確な答えを出すことが難しくなりました。CSEスコアは試験回ごとに問題の難易度を調整して算出されるため同じ正答数でも受験した回によってスコアが異なります。
一般的な目安としてはリーディング30問中18問から20問程度リスニング30問中18問から20問程度の正解が必要とされています。つまり各セクションで約6割の正答率が合格の目安です。ただしこれはあくまで目安であり実際の合格ラインは試験回によって変動します。
ライティングは2問合計で約12点から14点程度の得点が必要とされています。意見論述問題とEメール問題それぞれで内容構成語彙文法の4つの観点から採点されます。各観点で満点を取る必要はありませんが基本的な文法ミスを減らし質問に適切に答えることが重要です。
興味深いのはリーディングとリスニングリ
ティングの各技能の点数配分がバランスを取る必要はないという点です。たとえばリーディングで11問リスニングで13問しか正解していなくてもライティングで高得点を取れば合格できたケースもあります。
過去のデータを分析すると正答率50%台でも合格している受験生が存在します。これはライティングで高得点を獲得したためCSEスコアが合格基準を超えたと考えられます。そのためバツの数だけ見て不合格だと判断するのは早計で実際には合格している可能性もあります。
英検3級の生徒別のギリギリ合格パターン
英検3級のギリギリ合格パターンは受験生の年齢や学習背景によって異なる傾向があります。小学生の受験生はリスニングで点数を取りやすくリーディングで苦戦する傾向があります。一方中学生はリーディングで点数を取りやすくリスニングが苦手なケースが多いです。
小学生のギリギリ合格パターンの一例ではリーディング18問リスニング16問ライティング10点で合格したケースがあります。このパターンではリーディングが6割に届いていませんがリスニングとライティングでカバーして合格基準を超えました。
中学生のギリギリ合格パターンではリーディング11問リスニング13問ライティング12点で合格した例があります。この場合もリーディングとリスニングの正答数は低めですがライティングで得点を稼いでトータルで合格ラインに到達しています。
ライティングで高得点を取るコツは基本的な型を習得することです。意見論述では自分の意見を述べてからその理由を2つ挙げる構成が基本です。Eメール問題では相手の質問に対して具体的に答え簡潔にまとめることが重要です。
どのパターンでも共通しているのはライティングを捨てないことです。ライティングは配点が大きくしっかり対策すれば確実に得点できる分野です。そのため試験当日はライティング問題から取り組むことをおすすめします。
英検3級にギリギリ不合格になった時の対策
英検3級にギリギリ不合格だった場合次回の試験に向けてどのように対策すべきか悩む受験生は多いです。まず重要なのは自分の弱点を正確に把握することです。成績表に記載されているCSEスコアを確認しどの技能が合格基準に届いていなかったかを分析しましょう。
リーディングのスコアが低かった場合は語彙力強化が最優先です。英検3級に頻出する単語や熟語を覚えるために単語帳を活用しましょう。旺文社のでる順パス単などの参考書を使い1日15分でも毎日継続して単語学習を行うことが効果的です。
リスニングのスコアが低かった場合は音声を繰り返し聞くトレーニングが有効です。過去問のリスニング音声を使いスクリプトを見ながら聞き取れなかった部分を確認する学習法がおすすめです。また音読練習も発音やイントネーションの改善に役立ちます。
ライティングのスコアが低かった場合は模範解答を参考に正しい文法で書く練習を重ねましょう。添削してもらえる環境があればオンライン英会話や英語塾の活用も検討してください。独学の場合は参考書の模範解答と自分の解答を比較し改善点を見つけることが大切です。
不合格後のモチベーション維持も重要な課題です。ギリギリ不合格だった場合は合格まであと一歩の位置にいます。次回の試験では弱点を克服することで合格できる可能性が高いため諦めずに学習を続けることが成功への鍵です。
よくある質問
英検3級の一次試験と二次試験の合格率はどのくらいですか
英検3級の一次試験の合格率は2015年以前のデータでは約50%から54%でした。現在は公式な発表がありませんが試験内容が大きく変わっていないため現在も50%前後と推測されます。一方二次試験の合格率は2011年以前のデータで90%以上と非常に高い数値でした。一次試験に合格した受験生は基礎的な英語力を身につけているためしっかり面接対策をすれば高い確率で合格できます。ただし約10%の受験生が不合格になっているため油断せず準備することが重要です。
英検3級のライティング問題はどのように対策すればよいですか
英検3級のライティング対策では基本的な型を習得することが最も重要です。意見論述問題では自分の意見を述べてからその理由を2つ挙げる構成が基本となります。Eメール問題では相手からの質問に対して具体的に答え簡潔にまとめることが求められます。語数の目安は意見論述が25語から35語Eメール問題が15語から25語です。文法ミスを減らすために中学1年生から2年生レベルの基礎文法を確実に使いこなせるよう練習しましょう。また過去問や参考書の模範解答を参考に自分で英文を書く練習を繰り返すことが効果的です。
英検3級の二次試験で緊張してしまいそうなのですが対策方法はありますか
英検3級の二次試験で緊張しないためには実践練習を繰り返すことが最も効果的です。オンライン英会話を活用して面接官役の講師と模擬面接を行うことで本番に近い緊張感を体験できます。また家族や友人に面接官役をお願いして練習するのも有効です。日本英語検定協会の公式サイトにあるバーチャル二次試験を視聴して面接の流れを事前に把握しておくことも重要です。当日は深呼吸をして落ち着き聞き取れなかった質問があれば遠慮せずに聞き返しましょう。分からない単語があっても焦らずsomethingなどの代替表現を使って答える工夫も覚えておくと安心です。
英検3級は中学何年生レベルの英語力が必要ですか
英検3級は中学卒業程度のレベルとされており中学3年間で学習する内容が出題範囲です。必要な語彙数は約1250語から2100語で文法面では現在完了形や受動態関係代名詞分詞などを理解している必要があります。ただし中学1年生や2年生でも基礎をしっかり固めて対策すれば合格することは可能です。実際に小学生で英検3級に合格している受験生も多数います。重要なのは学年ではなく中学英語の基礎を確実に理解し4技能をバランスよく身につけているかどうかです。過去問を解いて各技能で6割以上の正答率を取れるようになれば合格の可能性は高まります。
英検3級に不合格だった場合次はいつ受験できますか
英検3級に不合格だった場合は次回の試験から再受験が可能です。英検は年3回実施されており第1回が6月頃第2回が10月頃第3回が1月頃に行われます。一次試験に合格して二次試験のみ不合格だった場合は一次試験免除制度を利用できます。この制度では一次試験合格後1年間は一次試験を免除され二次試験のみ受験することができます。つまり最大で4回二次試験にチャレンジできる計算です。不合格だった場合は成績表のCSEスコアを確認してどの技能が弱点だったかを分析し次回に向けて集中的に対策しましょう。焦らず着実に弱点を克服することが合格への近道です。
英検3級の勉強時間はどのくらい必要ですか
英検3級の合格に必要な勉強時間は現在の英語力によって大きく異なります。中学3年生レベルの英語学習を終えている場合は15時間から30時間程度の対策で合格できる可能性があります。一方中学1年生や2年生レベルの場合は基礎から学習する必要があるため100時間から200時間程度の勉強時間が必要となることもあります。効率的に学習を進めるためには過去問を解いて自分の弱点を把握し苦手分野を重点的に対策することが重要です。また毎日少しずつでも継続して学習することで着実に力をつけることができます。特に単語学習は1日15分程度でも毎日続けることで定着率が高まります。



