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英検4級の合格点をCSEスコアに換算した場合何問正解したら合格できるのかどうかを解説します。また英検4級の実際に素点が何点の場合CSEスコアは何点になるのかどうかを解説します。英検4級の合格点と合格率を合わせて紹介します。
英検4級の合格点と合格ライン
結論から述べると英検4級の合格点はCSEスコアで622点以上です。
英検4級の試験はリーディングとリスニングの2技能で構成されており、それぞれ500点満点の合計1000点満点となっています。この1000点満点のうち622点以上を取得することで英検4級に合格することができます。
英検4級のレベルは中学中級程度とされており、中学2年生程度の英語力が求められる試験です。簡単な英語を理解して表現できる力が試される試験となっており、英検5級の次に目指す級として多くの中学生が受験しています。
英検4級の合格ラインであるCSEスコア622点は全体の約62%に相当します。つまり英検4級では6割程度の得点率で合格できる試験となっています。
ただしCSEスコアは単純な正答率とは異なる計算方法を採用しているため、実際の合格に必要な正答数は毎回変動します。そのため英検4級の合格を目指す受験生は、余裕を持って7割程度の正答率を目標に学習を進めることをおすすめします。
英検4級の合格点をCSEスコアに換算
英検4級の合格点をCSEスコアに換算すると622点となります。
CSEスコアとはCommon Scale for Englishの略称であり、英語のための共通尺度を意味します。このCSEスコアは2016年度から英検に導入された採点方式で、英検5級から1級までのすべての級で共通して使われている指標です。
英検4級におけるCSEスコアの内訳は、リーディングが500点満点、リスニングが500点満点の合計1000点満点となっています。この2技能の合計スコアが622点以上に達すれば英検4級に合格となります。
CSEスコアの特徴として、問題の難易度や受験者全体の得点分布を考慮した統計的手法で算出される点が挙げられます。そのため同じ正答数でも試験回によってCSEスコアが変動する可能性があります。
英検4級のCSEスコアでは各技能に均等に配点されているため、リーディングとリスニングのどちらか一方が苦手でも、もう一方で補うことができれば合格が可能です。例えばリーディングで310点、リスニングで312点を取得すれば合計622点で合格となります。
英検4級各級の合格点をCSEスコアに換算
英検4級の合格に必要なCSEスコアは622点であり、これは1000点満点中の約62%に相当します。
英検では級ごとに合格基準となるCSEスコアが設定されており、英検4級よりも上位の級になるほど高いCSEスコアが求められます。英検5級の合格点はCSEスコアで419点以上となっており、英検4級は英検5級よりも約200点高いスコアが必要です。
さらに上位の英検3級になると、合格に必要なCSEスコアは1103点以上となります。英検3級からはライティングが追加されて3技能の試験となるため、満点スコアも1650点に増加します。
英検4級のCSEスコア622点という基準は、各技能で6割程度の正答率を確保すれば達成できる水準となっています。日本英語検定協会の公式発表によれば、2016年度第1回試験では2級以下の級において各技能で6割程度の正答率の受験者の多くが合格しています。
このように英検4級のCSEスコア622点という合格基準は、中学中級程度の英語力を持つ受験生にとって十分に到達可能な目標となっています。ただし確実に合格するためには、余裕を持って7割程度の正答率を目指すことが推奨されます。
英検4級の素点とCSEスコアへの換算例
英検4級における素点とCSEスコアの関係は直接的な換算ができない仕組みとなっています。
素点とは試験で獲得した正答数のことを指しますが、CSEスコアは統計的手法を用いて算出されるため、素点が同じでもCSEスコアが異なる場合があります。実際の受験データを分析すると、65問中43問正解で約66%の正答率でも不合格となるケースや、35問正解で約54%の正答率でも合格するケースが確認されています。
このような現象が起こる理由は、CSEスコアが問題の難易度や受験者全体の得点分布を考慮して算出されるためです。つまり難しい回の試験では少ない正答数でも高いCSEスコアが得られ、易しい回の試験では多くの正答数が必要となる可能性があります。
一般的な目安としては、英検4級の全65問中45問以上正解できれば、約69%の正答率となり確実に合格できる水準です。一方で40問前後の正答では、その回の難易度や得点分布によって合否が分かれる可能性があります。
そのため英検4級の受験生は、素点での正答数だけでなく、各技能でバランスよく得点することを心がける必要があります。リーディングとリスニングのどちらか一方に極端な偏りがあると、合計の正答数が多くてもCSEスコアが伸びにくくなる傾向があります。
英検4級にギリギリ合格できるCSEスコア
英検4級にギリギリ合格できるCSEスコアは622点です。
この622点という合格基準スコアは英検協会によって固定されており、どの試験回でも変わることはありません。つまり英検4級では常にCSEスコア622点以上を取得すれば合格となり、621点以下であれば不合格となります。
英検4級のCSEスコア622点をリーディングとリスニングの配分で考えると、様々なパターンが考えられます。例えばリーディングで300点、リスニングで322点という組み合わせでも合格です。また逆にリーディングで350点、リスニングで272点という配分でも合計622点に達すれば合格となります。
このように英検4級では2技能の合計スコアで合否が判定されるため、どちらか一方が苦手でももう一方で補うことができます。小学生の受験者はリスニングで得点しやすく、中学生はリーディングで得点しやすい傾向があります。
ただしギリギリ合格を狙うのではなく、余裕を持った得点を目指すことが重要です。CSEスコアの算出には統計的な要素が含まれるため、自己採点で合格ラインギリギリだと思っても、実際のCSEスコアでは不合格となる可能性があります。確実に合格するためには650点以上を目標にすることをおすすめします。
英検4級にギリギリ合格できる問題数
英検4級にギリギリ合格できる問題数は、一概には言えませんが目安として65問中40問から42問程度の正解が必要です。
英検4級の試験はリーディング35問とリスニング30問の合計65問で構成されています。この65問に対して約60%から65%程度の正答率があれば、CSEスコアで622点以上に達する可能性が高くなります。
ただしCSEスコアの特性上、単純な正答数だけでは合否を正確に予測することはできません。実際の受験データでは、42問正解の約65%正答率でも不合格となったケースや、35問正解の約54%正答率でも合格したケースが報告されています。
これらの差が生じる理由は、リーディングとリスニングの得点バランスや、その回の試験の難易度によってCSEスコアの算出結果が変わるためです。特にどちらか一方の技能に極端な偏りがある場合、合計の正答数が多くてもCSEスコアが低くなる傾向があります。
確実に英検4級に合格するためには、65問中45問以上の正解を目指すことが推奨されます。これは約69%の正答率に相当し、リーディングとリスニングの両方でバランスよく得点できれば、ほぼ確実にCSEスコア622点以上に到達できる水準です。
英検4級の受験生は、過去問演習を通じて各技能で最低でも6割以上、できれば7割程度の正答率を安定して取れるよう学習を進めることが重要です。
よくある質問
Q1. 英検4級のCSEスコアは自分で計算できますか
英検4級のCSEスコアを受験者自身が正確に計算することはできません。
CSEスコアは統計的手法であるItem Response Theoryを用いて算出されており、受験者全体の答案を採点した後に問題の難易度や得点分布を考慮して計算されます。そのため単純に正答数を数えてもCSEスコアを予測することは困難です。
ただし過去のデータから、各技能で6割程度の正答率があれば合格の可能性が高いという目安は存在します。自己採点をする際は、正答数だけでなくリーディングとリスニングのバランスも確認することが大切です。
Q2. 英検4級はリーディングとリスニングのどちらが重要ですか
英検4級ではリーディングとリスニングの両方が同じように重要です。
CSEスコアでは各技能に500点ずつ均等に配点されているため、どちらか一方だけ得意でも合格は難しくなります。両方の技能でバランスよく得点することが英検4級合格の鍵となります。
ただし苦手な技能を得意な技能で補うことは可能です。例えばリーディングで280点しか取れなくても、リスニングで342点取れば合計622点で合格できます。自分の得意不得意を把握して、効率的に学習を進めることが重要です。
Q3. 英検4級の合格率はどれくらいですか
英検4級の合格率は約65%程度とされています。
2016年度以前に公表されていたデータでは、英検4級の合格率は60%から70%程度で推移していました。現在は合格率の公表はされていませんが、大きな変化はないと考えられています。
この合格率は他の級と比較すると比較的高い水準です。適切な対策を行えば十分に合格可能な試験ですので、基礎的な単語や文法をしっかり学習して試験に臨むことが大切です。
Q4. 英検4級は何回受験できますか
英検4級は年3回実施される試験で、何回でも受験することができます。
英検は第1回が6月、第2回が10月、第3回が1月に実施されており、各回ごとに申し込みをすれば何度でも挑戦可能です。不合格になっても次の回で再挑戦できますし、合格後により高いスコアを目指して再受験することもできます。
ただし大学受験などで英検のスコアを利用する場合、各大学が定める有効期限内のスコアである必要があります。受験時期を計画的に決めて、余裕を持って合格を目指すことが重要です。
Q5. 英検4級に合格すると中学英語は完璧ですか
英検4級に合格しても中学英語が完璧というわけではありません。
英検4級のレベルは中学中級程度、つまり中学2年生レベルとされています。そのため英検4級に合格しても中学3年生で学習する内容はまだ含まれていません。中学英語全体をカバーするためには、英検3級以上の取得を目指す必要があります。
ただし英検4級に合格できる英語力があれば、中学校の定期テストなどで良い成績を取ることは十分可能です。英検4級は英語学習の基礎固めとして重要な位置づけとなっています。
Q6. 英検4級のスピーキングテストは必須ですか
英検4級のスピーキングテストは任意であり、受験は必須ではありません。
英検4級と5級では、一次試験のリーディングとリスニングの合否のみで級の認定が行われます。スピーキングテストは一次試験とは別に実施される任意のテストで、一次試験の合否に関係なく受験できます。
スピーキングテストに合格すると、4級スピーキングテスト合格という資格が認定されます。自宅からパソコンやタブレットを使って受験でき、約4分で終わる試験です。級の認定には影響しませんが、自分のスピーキング力を測る良い機会となるため、受験することをおすすめします。



