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英検5級は何問正解で合格できるのかギリギリ合格できるラインを具体的に解説します。また英検5級のギリギリ合格ラインと合格に必要な問題数を実際の生徒のデータをもとにわかりやすく解説します。さらに実際に英検5級の1次試験、2次試験それぞれリーディング、リスニング、ライティングごとに何問正解で合格になるのかを具体的に解説します。
英検5級の問題構成
英検5級の問題は大きく分けてリーディングとリスニングの2つのパートから構成されています。試験時間は合計で約45分となっており、リーディングが25分でリスニングが約20分です。英検5級ではライティングやスピーキングの試験は合否判定に含まれません。
リーディングパートは全部で25問あり、3つの大問に分かれています。大問1は短文の語句空所補充で15問出題され、4つの選択肢から正しいものを選びます。大問2は会話文の空所補充で5問あり、日常的な会話の流れを理解する力が問われます。大問3は日本文付きの語句整序問題で5問出題され、英単語を正しい順番に並べ替える問題です。
リスニングパートも25問で3つの大問から構成されています。大問1は会話の応答文選択で10問あり、短い会話を聞いて適切な返答を選びます。大問2は会話の内容一致選択で5問出題され、会話の内容を正しく理解できているかが試されます。大問3はイラストの内容一致選択で10問あり、放送される英文とイラストが合っているかを判断します。すべての問題がマークシート方式で出題されます。
リーディング問題の特徴
リーディング大問1では単語や熟語の知識が最も重要になります。15問のうち約半分が単語の意味を問う問題で、残りは前置詞や基本的な文法の問題です。英検5級では曜日や月の名前など日常生活で使う基本的な単語が中心に出題されます。
大問2の会話文では日常的なやり取りが出題されるため、基本的な会話表現を覚えておくことが大切です。たとえば挨拶や簡単な質問に対する返答などがよく出題されます。大問3の語句整序は英検5級のリーディングで最も難易度が高い問題とされており、基本的な文法知識が必要です。
リスニング問題の特徴
英検5級のリスニングでは英文が2回ずつ流れるため、1回目で聞き取れなくても2回目で確認することができます。疑問詞の聞き取りが重要で、何を聞かれているのかを正確に理解する必要があります。
会話文では応答表現が重要になります。相手の質問や発言に対して自然な返答を選ぶ力が求められます。イラスト問題では名詞や動詞、前置詞などを正確に聞き取る力が試されます。リスニングは小学生の方が得点しやすい傾向にあるため、しっかり対策すれば高得点が狙えます。
英検5級の合格点と合格ライン
結論から述べると英検5級の合格点は850点満点中419点です。リーディングとリスニングがそれぞれ425点満点となっており、2つの技能の合計スコアで合否が判定されます。2016年度からCSEスコアという採点方式が導入されたため、単純に何問正解すれば合格という計算ができなくなっています。
英検協会によると2級以下の級では各技能で正答率6割程度の受験者の多くが合格しているとされています。ただし6割という数字はあくまで目安であり、問題の難易度や受験者全体の正答率によってCSEスコアが変動するため、正確な合格ラインは回ごとに異なります。
英検5級の合格率は公式には2015年度まで発表されており、最後に公表された合格率は81.4%でした。つまり10人が受験すると約8人が合格する計算になります。2016年度以降は合格率が非公開となっていますが、同様の水準で推移していると考えられています。
CSEスコアの仕組み
CSEスコアとは問題の難易度を考慮して採点する方式です。簡単な問題を正解しても配点は低く、難しい問題を正解すれば高い配点がもらえる仕組みになっています。そのため同じ正答数でもどの問題を正解したかによってスコアが変わります。
各技能でバランスよく得点することが重要だと思われがちですが、実際にはリーディングとリスニングのどちらかで高得点を取れば、もう一方が多少低くても合格できるケースがあります。特に英検5級では小学生はリスニングで、中学生はリーディングで得点しやすい傾向があります。
合格ラインの目安
実際の合格者のデータを見ると、リーディングとリスニングの両方で6割強の正答率があればほぼ確実に合格できます。全50問中33問以上正解すれば合格の可能性が高くなりますが、26問程度の正解でも合格している事例が確認されています。
片方の技能が0点でももう一方が満点なら理論上は合格できます。実際に筆記で5問しか正解できなかったがリスニングで23問正解して合格した例や、筆記7問でリスニング19問という組み合わせでも合格した事例があります。つまりバランスよりも得意な技能で確実に点数を稼ぐ戦略が有効です。
英検5級のレベルと難易度
英検5級のレベルは中学初級程度とされており、中学1年生で習う英語の内容が中心です。必要な語彙数は約300語から600語程度で、英検の中では最も基礎的な級となっています。日常生活で使う身近な単語や基本的な文法が出題されるため、英語学習を始めたばかりの人にとって最初の目標として適しています。
英検5級で求められる能力は日常的な話題について初歩的な語句を用いた短い話や文章を理解することです。自分の関心のある事柄を簡単な言葉で伝えられるレベルが目安となります。たとえば家族や学校、趣味などについて簡単な質問に答えられる力が必要です。
英検5級の難易度は決して高くありません。基本的な単語と文法をしっかり学習すれば、小学生でも十分に合格を目指せます。実際に多くの小学生が英検5級に挑戦しており、全受験者の3分の1程度が中学生未満の受験者だと言われています。
出題される単語のレベル
英検5級で出題される単語は日常生活で頻繁に使う基本的なものばかりです。代名詞では私やあなた、名詞では曜日や月、天気、色、食べ物、スポーツなどが含まれます。動詞では走る、書く、作るなどの基本動詞が中心です。
疑問詞も重要な要素で、何、いつ、どこ、どのようになどの疑問詞を正しく理解する必要があります。助動詞ではできるという意味のcanがよく出題されます。これらの単語は中学校の教科書で最初に学ぶ内容と重なっています。
文法のレベル
英検5級で問われる文法は中学1年生レベルの基礎文法です。be動詞と一般動詞の使い分け、現在形と過去形の違い、疑問文や否定文の作り方などが出題されます。複雑な文法事項は出題されないため、基本をしっかり押さえることが重要です。
前置詞の使い方も頻出項目で、場所を表す前置詞や時を表す前置詞を正しく使えるかが問われます。文の構造も単純なものが中心で、長文読解はありません。短い文や会話を理解できれば十分に対応できます。
英検5級は何問正解で合格?
結論から述べると英検5級は全50問中30問以上正解すれば合格の可能性が高くなります。ただしCSEスコアの仕組み上、正確に何問正解すれば必ず合格できるという明確な基準はありません。問題の難易度によって1問あたりの配点が変わるため、どの問題を正解したかも重要になります。
実際の合格者データを分析すると、リーディングとリスニングの両方で15問から16問ずつ正解していれば合格している受験者が多く見られます。全体の正答率が6割から6割5分程度あればほぼ確実に合格できると考えて良いです。
ただし英検5級の特徴として、片方の技能で極端に低い点数でももう一方で高得点を取れば合格できるケースがあります。リーディングで10問以下しか正解できなくても、リスニングで20問以上正解すれば合格している事例が確認されています。逆にリスニングが苦手でもリーディングで高得点を取れば合格のチャンスがあります。
リーディングの必要正答数
リーディング25問のうち15問から16問正解できれば、リスニングでも同程度の正答率があれば合格ラインに達します。大問1の語句空所補充で10問以上、大問2の会話文で3問以上、大問3の語句整序で2問以上正解することを目標にすると良いです。
リーディングは中学生の方が得点しやすい傾向にあるため、文法や単語の知識をしっかり身につけることが重要です。特に大問1の単語問題で確実に得点できるよう、基本単語を覚えることが合格への近道となります。
リスニングの必要正答数
リスニング25問でも15問から16問の正解が目安となります。ただしリスニングは正答率が高い傾向にあるため、20問以上正解している受験者も多く見られます。23問から25問正解した場合、満点に近いスコアが期待できます。
小学生はリスニングで高得点を取りやすいため、この技能を得点源にすることをおすすめします。英文が2回流れることを活用し、1回目で全体の内容を把握して2回目で細かい部分を確認する戦略が有効です。疑問詞を正確に聞き取ることで正答率が大きく向上します。
英検5級の生徒別のギリギリ合格パターン
英検5級にギリギリ合格するパターンは受験者の年齢や得意分野によって大きく異なります。小学生の場合、リスニングで高得点を取りリーディングが多少低くても合格するケースが多く見られます。一方で中学生はリーディングで確実に得点しリスニングをカバーするパターンが一般的です。
実際の合格者データを見ると、CSEスコアで419点から425点程度のギリギリ合格者は全体の15%から20%程度存在します。つまり5人から6人に1人がギリギリでの合格となっており、決して珍しいことではありません。ギリギリでも合格は合格であり、資格として全く同じ価値があります。
小学生のギリギリ合格パターン
小学生受験者のギリギリ合格パターンでは、リーディングで10問から13問程度の正解、リスニングで18問から22問程度の正解という組み合わせがよく見られます。リスニングの正答率が7割から8割以上あれば、リーディングが5割程度でも合格できています。
小学生は文法知識が不足していることが多いため、大問3の語句整序で苦戦する傾向があります。しかし大問1の単語問題である程度得点できれば、リスニングの高得点でカバーすることが可能です。特にイラスト問題は視覚的に理解しやすいため、小学生にとって得点源となります。
中学生のギリギリ合格パターン
中学生のギリギリ合格パターンでは、リーディングで17問から20問程度の正解、リスニングで13問から16問程度の正解というバランスが多く見られます。学校で文法を学習している中学生は、リーディングで確実に得点できる強みがあります。
中学生はリスニングに苦手意識を持つことがありますが、5割から6割程度の正答率でもリーディングで高得点を取れば合格できます。大問3の語句整序は学校で習う文法知識を活用できるため、中学生にとって得点しやすい問題です。基本的な文法をしっかり理解していれば全問正解も十分可能です。
英語が苦手な受験者の合格パターン
英語に苦手意識がある受験者でもギリギリ合格は十分可能です。リーディングとリスニングの両方で13問から14問ずつ、合計で26問から28問の正解で合格している事例があります。この場合、全体の正答率は5割強となりますが、CSEスコアの仕組みにより419点を超えられます。
苦手な受験者は得意な問題を確実に正解することが重要です。リーディング大問1の単語問題のうち、知っている単語が出た問題は絶対に落とさないようにします。リスニングでは疑問詞を聞き取ることに集中し、何を聞かれているかだけでも理解できれば正答率が上がります。
英検5級にギリギリ不合格になった時の対策
英検5級にギリギリ不合格になった場合でも、適切な対策を取れば次回の試験で合格できる可能性は非常に高いです。まずは結果通知に記載されているCSEスコアを確認し、リーディングとリスニングのどちらが弱点なのかを把握することが重要です。合格点の419点まであと何点足りないのかを明確にします。
不合格の主な原因は基本単語の不足、文法知識の欠如、リスニング練習不足の3つに分けられます。自分がどの原因に当てはまるのかを分析し、重点的に対策する分野を決めることが効率的な学習につながります。闇雲に勉強するのではなく、弱点を克服する戦略的な学習が必要です。
単語力強化の対策
単語力が不足している場合は、英検5級用の単語帳を使って計画的に暗記します。1日10個から15個の単語を覚えることを目標にし、毎日継続することが大切です。単語を覚える際は音声を聞きながら、声に出して発音することで記憶に定着しやすくなります。
既に知っている単語と新しい単語を区別し、苦手な単語に絞って繰り返し学習することが効率的です。単語カードやアプリを活用して、通学時間や休憩時間にも学習できる環境を作ると良いです。英語から日本語の意味が分かれば、英検5級の問題は解けます。
文法理解を深める対策
文法が弱点の場合は、中学1年生レベルの文法を基礎から学び直す必要があります。be動詞と一般動詞の違い、疑問文や否定文の作り方など、基本的な文法事項を確実に理解します。文法書を1冊決めて、その本を繰り返し学習することが効果的です。
大問3の語句整序問題を集中的に練習することで、文法力が向上します。間違えた問題は解説をしっかり読み、なぜその語順になるのかを理解することが重要です。同じ文法項目の問題を複数解くことで、パターンが身につきます。
リスニング力向上の対策
リスニングが弱点の場合は、毎日英語の音声を聞く習慣をつけることが最も効果的です。英検5級の過去問や問題集のリスニング音声を繰り返し聞き、耳を英語に慣らします。最初は聞き取れなくても、何度も聞くうちに少しずつ聞き取れる単語が増えていきます。
疑問詞の聞き取り練習を重点的に行うことをおすすめします。何を聞かれているのかが分かれば、選択肢から正解を選びやすくなります。また英文を見ながら音声を聞くシャドーイング練習も効果的で、リスニング力と同時に発音も向上します。
過去問演習の重要性
不合格後の対策として最も重要なのは、過去問を繰り返し解くことです。英検5級の問題形式に慣れることで、本番での時間配分や解き方のコツが身につきます。同じ過去問を2回、3回と解き直すことで、確実に正答率が上がります。
間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのかを分析します。単語が分からなかったのか、文法が理解できなかったのか、リスニングで聞き取れなかったのかを明確にし、その部分を重点的に学習します。復習こそが合格への最短ルートです。
よくある質問
英検5級は小学生でも合格できますか
小学生でも十分に英検5級に合格することができます。実際に全受験者の3分の1程度が中学生未満の受験者です。英検5級で求められる語彙数は300語から600語程度で、小学校の英語教育で学ぶ内容と重なる部分が多くあります。特にリスニングは小学生の方が得点しやすい傾向にあるため、この技能を得点源にすることで合格の可能性が高まります。小学校3年生から4年生で受験するのがおすすめのタイミングです。
英検5級の勉強期間はどのくらい必要ですか
英検5級の勉強期間は受験者の英語学習歴によって異なりますが、一般的には2ヶ月から3ヶ月程度の準備期間があれば十分です。すでに基本的な単語や文法を学習している場合は1ヶ月程度でも合格できます。全く英語を学習したことがない場合は、3ヶ月から6ヶ月程度の準備期間を見ておくと良いです。毎日30分から1時間程度の学習を継続することが重要で、短期間の詰め込み学習よりも継続的な学習の方が効果的です。
英検5級は独学で合格できますか
英検5級は独学でも十分に合格可能な級です。市販の単語帳、文法書、過去問題集を使用すれば、塾や英会話教室に通わなくても合格できます。特に過去問を繰り返し解くことが最も効果的な学習方法です。ただし小学生の場合は、保護者のサポートがあるとより効率的に学習を進められます。リスニング練習では音声教材を活用し、毎日英語を聞く習慣をつけることが大切です。分からない部分は参考書の解説をしっかり読むことで理解を深められます。
リーディングとリスニングのどちらを重点的に勉強すべきですか
リーディングとリスニングのどちらを重点的に勉強すべきかは、受験者の得意不得意によって異なります。小学生の場合はリスニングが得意な傾向にあるため、リーディングの単語や文法を重点的に学習するとバランスが良くなります。中学生の場合は学校で文法を学んでいるためリーディングが得意なことが多く、リスニング練習に時間を割くことをおすすめします。ただしどちらか一方に偏りすぎず、両方の技能をバランスよく学習することが理想的です。
英検5級に落ちたらどうすればいいですか
英検5級に落ちても決して諦める必要はありません。合格率が80%を超える試験なので、適切な対策を取れば次回の試験で合格できる可能性は非常に高いです。まずは結果通知のCSEスコアを確認し、リーディングとリスニングのどちらが弱点なのかを把握します。弱点分野を重点的に学習し、過去問を繰り返し解くことで確実に実力がつきます。不合格の経験を次回の合格につなげるために、間違えた問題を丁寧に復習することが最も重要です。年3回の試験機会があるため、すぐに再挑戦できます。
スピーキングテストは受けるべきですか
英検5級のスピーキングテストは任意で、受けなくても合格には影響しません。ただし英検3級以上では面接試験があるため、早めにスピーキングテストに慣れておくことをおすすめします。スピーキングテストはパソコンやスマートフォンで自宅から受験でき、試験時間は約3分です。自分の発音や英語を話す力を確認する良い機会となるため、時間に余裕があれば挑戦してみると良いです。スピーキングテスト単独でも合否判定があり、合格すれば証明書がもらえます。



