英検準二級は何問正解で合格?実際のギリギリ合格のラインを紹介

本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます

英検準二級は何問正解で合格できるのかギリギリ合格できるラインを具体的に解説します。また英検準二級のギリギリ合格ラインと合格に必要な問題数を実際の生徒のデータをもとにわかりやすく解説します。さらに実際に英検準二級の1次試験、2次試験それぞれリーディング、リスニング、ライティングごとに何問正解で合格になるのかを具体的に解説します。

英検準二級の問題構成

英検準二級の一次試験は筆記試験80分とリスニング試験約25分で構成されます。

2024年度のリニューアル後、英検準二級のリーディングは全29問となりました。大問1の短文空所補充が15問、大問2の長文空所補充が2問、大問3の長文読解が12問です。ライティングは2題に増え、意見論述問題とEメール問題が出題されます。意見論述問題は50語から60語程度、Eメール問題は40語から50語程度の英文を書く必要があります。

リスニングは全30問で、会話の応答文選択が10問、会話の内容一致選択が10問、文の内容一致選択が10問となります。英検準二級のリスニングでは音声が一度しか流れないため、一回で内容を理解する力が求められます。

二次試験は約6分間の面接形式で行われます。音読と質問に答える形式で、日常生活や社会的な話題について英語で意見を述べる力が試されます。

英検準二級の合格点と合格ライン

英検準二級の合格点は英検CSEスコアで判定されます。

一次試験の合格点は1800点満点中1322点です。二次試験の合格点は600点満点中406点です。つまり英検準二級の合格に必要な総合スコアは2400点満点中1728点となります。英検CSEスコアはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各技能に均等に600点ずつ配分される仕組みです。

英検準二級では各技能で約6割程度の正答率を取れば合格できる可能性が高いです。ただしCSEスコアは受験回ごとに変動するため、正答数だけでは合否を正確に予測することはできません。そのため各技能でバランスよく得点することが英検準二級合格への近道となります。

一次試験に合格すると二次試験のスピーキングテストを受けることができます。二次試験の合格率は約80%と高いため、一次試験を突破できれば英検準二級合格にかなり近づきます。

英検準二級のレベルと難易度

英検準二級のレベルは高校中級程度とされています。

日常生活に必要な英語を理解し使用できる力が求められます。英検準二級では約3000語から4000語程度の語彙力が必要とされ、英検3級の約2100語と比べると大幅に語彙数が増加します。英検準二級は高校1年生の英語力の目標として位置づけられており、大学入試での活用や単位認定など様々なメリットがあります。

英検準二級の合格率は2016年以降非公開ですが、2015年までのデータでは一次試験の合格率が30%から35%程度でした。つまり約3人に1人しか合格できない計算となります。二次試験の合格率は約80%と比較的高いため、英検準二級では一次試験の対策が特に重要です。

英検準二級は英検3級から大きくレベルアップするため、語彙力や読解力、リスニング力など英語力を総合的に引き上げる必要があります。

英検準二級は何問正解で合格?

英検準二級の合格に必要な正答数は約51問から55問程度です。

2024年度以降の英検準二級では、リーディング29問、リスニング30問、ライティング2題で構成されます。ライティングを28点満点として計算すると、全体で87点満点となります。過去のデータから分析すると、全体で約6割の正答率、つまり約51問から55問程度正解できれば英検準二級の一次試験に合格できる可能性が高いです。

ただし英検CSEスコアは受験回ごとに変動するため、同じ正答数でも試験回によって合否が変わる可能性があります。そのため正答数はあくまで目安として考え、各技能でバランスよく得点することを心がけるべきです。

特にライティングは1問あたりの配点が高いため、ライティング対策をしっかり行うことで英検準二級の一次試験全体の得点を底上げすることができます。

英検準二級の生徒別のギリギリ合格パターン

英検準二級のギリギリ合格パターンは生徒の得意分野によって異なります。

リスニングが得意な生徒の場合、リスニングで約27点から28点を取り、リーディングで約17点から18点、ライティングで約16点から17点を取れば合格ラインに達します。逆にリーディングが得意な生徒は、リーディングで約20点を取り、リスニングで約24点、ライティングで約16点を取るパターンで合格できます。

小学生や中学生で英検準二級にチャレンジする場合、リスニング力が高い傾向にあります。そのためリスニングで高得点を狙い、リーディングとライティングで最低限の得点を確保する戦略が効果的です。一方で高校生の場合は文法力や読解力が比較的高いため、リーディングで確実に得点し、リスニングとライティングでカバーする方法が向いています。

英検準二級では自分の得意分野を最大限活かしながら、苦手分野でも最低限の得点を取ることが合格への鍵となります。

英検準二級にギリギリ不合格になった時の対策

英検準二級にギリギリ不合格になった場合、まず英検CSEスコアを確認します。

英検バンドがマイナス1やマイナス2の場合、合格ラインまであと少しです。この場合は苦手な技能を集中的に強化することで次回の合格が十分可能です。技能別スコアを見て、どの技能が足りなかったのかを明確にしましょう。

リーディングが苦手な場合は語彙力を強化する必要があります。英検準二級の単語帳を使って1日30分程度の音読を続けることで、語彙力と読解力を同時に伸ばすことができます。リスニングが苦手な場合は、過去問のリスニング音源を繰り返し聞き、シャドーイングを実践することが効果的です。

ライティングが苦手な場合は、まず模範解答を写して書く練習から始めましょう。Eメール問題では質問に対して具体的に答えることが求められるため、質問の意図を正確に読み取る練習が重要です。意見論述問題では理由を2つ挙げて論理的に説明する型を身につけることで得点を伸ばせます。

英検準二級の不合格後は、焦らず弱点を克服することに集中すれば必ず合格できます。

よくある質問

英検準二級は中学生でも合格できますか

英検準二級は中学生でも十分合格可能です。

2013年度のデータでは中学生の英検準二級合格率が38%と高校生の34%を上回っていました。これは英検準二級を受験する中学生が英語学習に熱心な層であることが理由です。小学生から英検4級、3級と段階的に取得してきた生徒であれば、中学生のうちに英検準二級に合格することは難しくありません。

中学生が英検準二級に合格するためには、早い段階から英語の4技能をバランスよく学習することが大切です。学校の授業だけでなく、英検対策の問題集や過去問を使って実践的な練習を積むことで合格に近づけます。

英検準二級の二次試験はどのくらい難しいですか

英検準二級の二次試験の合格率は約80%と比較的高いです。

一次試験に合格できる実力があれば、二次試験も十分に突破できる可能性があります。英検準二級の二次試験では、音読と質問応答が求められます。面接カードに書かれた英文を音読し、その内容について質問に答える形式です。さらに日常生活に関する質問や自分の意見を述べる質問にも答える必要があります。

二次試験対策としては、過去問の面接カードを使って音読練習を繰り返すことが効果的です。また予想される質問に対する答えを事前に準備しておくことで、本番でも落ち着いて対応できます。

英検準二級と英検2級の違いは何ですか

英検準二級と英検2級の最も大きな違いは語彙数です。

英検準二級では約3000語から4000語の語彙が必要ですが、英検2級では約5000語が必要となります。つまり2000語もの差があります。また英検準二級では日常生活に関する話題が中心ですが、英検2級では社会性の高い話題が扱われるため、読解の難易度も上がります。

ライティング問題も異なり、英検準二級ではEメール問題が出題されますが、英検2級では要約問題が追加されます。英検準二級から英検2級へのステップアップには平均2年程度かかるとされており、両者の間には高い壁があります。そのため2025年度から準2級プラスという新しい級が新設されました。

英検準二級の勉強時間はどのくらい必要ですか

英検準二級の合格に必要な勉強時間は現在の英語力によって異なります。

英検3級にすでに合格している場合は、3ヶ月から6ヶ月程度の準備期間で英検準二級に合格できる可能性があります。1日1時間程度の学習を続けることで、語彙力、読解力、リスニング力を着実に伸ばすことができます。特に単語学習は毎日継続することが重要で、1日30分の音読学習を習慣化することをおすすめします。

英検準二級の過去問は最低でも3回分は解いて、出題形式に慣れておく必要があります。ライティング対策としては週に2本から3本程度の英作文を書く練習をすることで、本番でもスムーズに解答できるようになります。

英検準二級に独学で合格することは可能ですか

英検準二級は独学でも十分合格可能です。

市販の単語帳と過去問題集を活用することで、効率的に学習を進めることができます。特に旺文社の英検準二級過去6回全問題集やGakkenの英検準二級過去問題集は、解説が充実しているため独学に最適です。単語帳は出る順パスや文単シリーズなどがおすすめで、音声アプリを活用することでリスニング対策にもなります。

ただし独学が難しいと感じる場合は、オンライン英会話や英検対策講座を利用するのも一つの方法です。特にライティングとスピーキングの対策では、添削や実践練習ができる環境があると上達が早くなります。自分の学習スタイルに合った方法を選ぶことが英検準二級合格への近道です。

英検準二級のリスニングが苦手な場合の対策は

英検準二級のリスニング対策にはシャドーイングが効果的です。

過去問のリスニング音源を使って、音声を聞きながらすぐに真似して発音する練習を繰り返します。最初は難しく感じるかもしれませんが、毎日10分から15分続けることでリスニング力が確実に向上します。英検準二級のリスニングでは音声が一度しか流れないため、一回で内容を理解する集中力が必要です。

また日常的に英語の音声に触れることも大切です。英語のニュースやポッドキャスト、YouTubeの英語チャンネルなどを活用して、英語を聞く時間を増やしましょう。英検準二級のリスニング問題は日常会話が中心のため、実際の会話表現に慣れることが得点アップにつながります。

【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
無料でダウンロードする
【限定】英検準一級に合格できる勉強法10選を
無料でダウンロードする