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英語長文の長文読解力を短期間で伸ばすための勉強法を徹底的に解説します。
大学受験に向けた英語長文対策の中でも、効率的に実力を高められるおすすめの勉強法を紹介します。
速読力を養うトレーニング法や理解を深める音読を取り入れた英語長文の勉強法なども詳しく解説します。
さらに、東大や早慶を目指す受験生、共通テストで高得点を狙う高校生にぴったりのレベル別の大学受験対策の英語長文の勉強法と参考書もあわせて紹介します。

【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長「竹本明弘」】
これまで個別指導塾の塾長として早慶に現役生および浪人生を含めて合計で300人以上の合格者を輩出してきただけでなく英検準一級合格者を1200名以上輩出してきました。その中で共通テストで9割以上を取った生徒もたくさんおり、実際に指導する中でゼロからでもリーディング9割や早慶難関学部合格(商学部および社会科学部)まで到達した共通テスト英語の長文読解の勉強法や使ってよかった参考書およびおすすめの英語の長文読解の勉強の順番を解説したいと思います。
段階的な英語長文の効果的な勉強法
ゼロからでも英語長文が読めるようになるための効果的な英語の長文読解の勉強法をステップごとに解説します。
第1段階:英単語・英文法・英文解釈の基礎力をつける時期(1ヶ月目)
大学受験の英語長文を本格的に読み始める前に、まず押さえておくべきことがあります。英単語、英文法、英文解釈の3つがしっかり身についていない段階では、英語長文の勉強に1分も時間を使う必要はありません。英単語や文法、解釈の力がないまま英語長文を読んでも、分からない部分が多すぎて成長の伸び代がなく、理解できたつもりでも正確には読めていないことがほとんどです。
英語長文の勉強法は、単に読み方を学ぶのではなく、正しく「解き方」を身につけることが目的です。読む力を鍛えるには、まず基礎の3冊を徹底的にやり込むことが一番の近道です。読む練習を繰り返すよりも、英単語・英文法・英文解釈を1冊ずつやり切った方が、理解のスピードも精度も圧倒的に速くなります。
基礎固めのために使う教材として、英単語はシステム英単語またはターゲット1900など2000語程度収録されている大学受験向けのものを1冊、英文法はVintageもしくはNextStageを1冊、英文解釈は基礎 英文解釈の技術70を1冊仕上げてください。この3冊をやり終えたタイミングで、初めて英語長文の学習を進めることをおすすめします。

この勉強法は、私自身が実際に早稲田や慶應などの難関大学に300名以上を合格させ、共通テストの英語で9割を取った受験生を500名以上輩出してきたやり方ので、ぐっと堪えてまずは事前準備に集中して取り組んでいきましょう。
第2段階:要約力を高め、構造的に読む実践期(2ヶ月目)
基礎が整ったら、いよいよ英語長文の勉強をスタートします。最初の段階では、各段落の内容を理解し、全体の流れをつかむ練習を中心に進めていきましょう。大学受験の英語長文では、1段落の中に必ず筆者の主張や意見があり、それを正しく要約できる力が得点力の土台になります。
この時期に使う教材は「やっておきたい英語長文500」もしくは「英語長文ポラリス1」です。どちらも大学受験の英語長文の中でも基礎から標準レベルの問題を扱っており、読解の土台を固めるのに最適です。特に、段落ごとに「何が主張なのか」「どの部分が根拠なのか」を整理する練習を重ねてください。
もし英語長文が苦手な人や、英文を読むのにまだ時間がかかると感じる人は、「やっておきたい英語長文300」または「英語長文ポラリス0」から始めることをおすすめします。基礎的な語彙と構文で構成された長文で練習を積むことで、英文の構造が自然に見えるようになり、次のレベルへの橋渡しがスムーズになります。
演習の際は、1問ごとに段落の要約を行いましょう。各段落を自分の言葉でまとめることで、文章の構造を理解する力が鍛えられます。音読も並行して行い、スクリプトを見ながら声に出して読むことで、読むスピードと理解のスピードを一致させていきます。
第3段階:スピードと理解を両立させる応用期(3ヶ月目)
第3段階では、標準〜やや難レベルの英文を使って、スピードと理解力の両立を目指します。ここで使う教材は「やっておきたい英語長文700」または「英語長文ポラリス2・3」です。
文章のテーマや構文が一段階複雑になり、情報量も増えるため、段落ごとに要点を整理しながら読む意識がより重要になります。
この段階のゴールは、CDの音声よりも速いスピードで音読しながらでも、各段落の要約ができる状態を作ることです。読む・理解する・まとめるを同時に行えるようになると、試験本番でも焦らず本文の論理構造を追えるようになります。
演習では、まず本文を精読し、内容を理解したうえで音読を繰り返してください。設問の根拠を本文のどこから取ったのかを確認することも大切です。毎回の復習で「なぜこの選択肢が正しいのか」「筆者の主張はどこに書かれていたか」を整理することで、論理的な読解力が定着します。
第4段階:早慶以上を目指す仕上げ期(4ヶ月目以降)
難関私大や早慶レベルを目指す受験生は、仕上げの段階で「やっておきたい英語長文1000」に挑戦してください。
テーマが一気に抽象的になり、段落構成も複雑になるため、これまでに身につけた要約力と構造把握力を最大限に活かして読み進めることが求められます。難解な文章を読み解く練習を積むことで、本番で出題される思考型の問題にも対応できる力がつきます。
さらに、この時期に取り入れたいのが「上級英単語」です。上級英単語は、使い方が難しい英単語が多く収録されており、すべて例文付きで掲載されています。単語の意味だけでなく、長文の中でどのように使われるのかを具体的に理解できるため、実際の文脈で語彙の使われ方を体感しながら覚えることができます。
大学受験の英語長文では、単語の意味を知っているだけでなく、ニュアンスや使い方を正確に把握していることが差になります。
この第4段階では、難度の高い英文を通して、内容理解と語彙力の完成を目指しましょう。ここまで到達すれば、どんな大学受験の英語長文でも確実に読解できる実力が身についているはずです。
目的は、無理なく段階的に「読める→理解できる→要約できる→解ける」状態を作り、最終的にCDの速さより速く音読しながらでも段落要約ができることを目指すことです。



【この記事の監修者:逆転合格特化塾塾長竹本明弘】
▽実際にやってよかった英語長文の勉強法10選を厳選して解説しました。
最短で独学で大学受験の英語長文の長文読解力をつける勉強法
最短で自分ひとりの独学でも難関大学の英語長文の長文読解ができるようになる方法を解説します。
まずは大学受験の英語長文を読むための「材料」と「仕組み」を揃える時期です。
この1ヶ月で英単語・英文法・英文解釈を一通り終えることで、英語長文をスムーズに読める基礎が整います。
英単語は「システム英単語」または「ターゲット1900」を使い、1日100語を音読しながら覚えましょう。意味をただ見るのではなく、例文ごと声に出してテンポよく反復すると、短期間でも語彙が定着します。
英文法は「Vintage」または「NextStage」を1項目ずつ進め、問題を解いた後は必ず例文を音読します。文の形を体で覚えることで、読むときに構造が自然に理解できるようになります。
英文解釈は「基礎 英文解釈の技術70」を使い、1日2〜3題を目安に構文把握と音読を繰り返します。1文ずつSVOや修飾関係を意識して読むことで、英文の「骨格」を掴む力が身につきます。
ここからいよいよ英語長文演習に入ります。目的は「意味を追う」ではなく、「論理を整理する」ことです。長文を読みながら、各段落の主張と根拠を見抜き、自分の言葉でまとめる練習を積みます。
この段階での英語長文の長文読解対策におすすめの参考書は「やっておきたい英語長文500」または「英語長文ポラリス1」。苦手な人は「やっておきたい英語長文300」や「ポラリス0」から始めるのもおすすめです。
1問ごとに「通読→設問→要約→音読→復習」の5ステップで仕上げます。特に段落ごとの要約は、声に出して説明できるまで行うと、内容理解が格段に深まります。
英単語は前月の範囲を毎日100語ずつ音読復習し、派生語や熟語も同時に定着させましょう。
最後の段階では、スピードと正確さを両立させます。この段階での英語長文の長文読解対策におすすめの参考書は「やっておきたい英語長文700」や「英語長文ポラリス2・3」。さらに語彙強化として「上級英単語」を取り入れ、難関大の英文でもスムーズに読める語彙力を仕上げましょう。
この段階では、CD音声より速い音読を目標にします。音読スピードを上げることで、試験本番の英文が「ゆっくり」に感じられ、内容処理に余裕が生まれます。また、読解後には「この段落の主張は何か」「根拠はどこか」を即答できるようにすることで、論理的理解を完成させます。
大学受験対策にやってよかった英語長文の勉強法3選
大学受験対策の勉強法としてやってよかった英語長文の勉強法を3つ解説します。
英語長文を段落ごとに要約して理解を深める勉強法
英語長文の勉強法で特に効果が高かったのが、段落ごとに要約を作るトレーニングです。
長文読解では、細かい単語の意味よりも「筆者の主張と段落の役割」を正確に把握することが重要です。
本文を読みながら、各段落のテーマを一文でまとめるようにすると、全体の流れが自然に整理できるようになります。
英語長文を音読してスピードと理解を両立させる勉強法
英語長文を速く正確に読むためには、音読を取り入れた勉強法が欠かせません。音読を繰り返すことで、英文の語順や構文が体に染みつき、視覚だけでなく聴覚でも意味を処理できるようになります。
特に、CD音声やリスニングアプリと同じスピードで音読する練習をすると、自然と英文の処理スピードが上がり、長文読解のテンポも飛躍的に向上します。
毎日20分でも音読を続けると、読むスピードが上がるだけでなく、構文を意識した正確な理解力も身につきます。英語長文を読むときに「英文が遅く見える」ようになるのが、この勉強法の大きなメリットです。
英語長文の設問根拠を必ず本文で確認する勉強法
もう一つのやってよかった勉強法は、設問の根拠を必ず本文中で探すトレーニングです。英語長文の設問には、必ず本文のどこかに答えの根拠が存在します。
問題を解いたあとに「どの一文が根拠になるのか」を明確に確認し、線を引いたりメモを残すことで、解答力と読解力を同時に鍛えることができます。
また接続詞などにしっかりと注意していきつつ、要約練習も繰り返しながら行いつつも問題を間違えた時の確認を丁寧に進めると長文読解を解く際に段々と「ここが設問の答えになりそうだ」と感じ取れるようになり、共通テストの英語長文においても難関大の英語長文においても得点力がついてきます。
大学受験の英語長文のおすすめの参考書
大学受験の英語長文のおすすめの参考書を紹介します。
やっておきたい英語長文1000
やっておきたい英語長文1000は、大学受験の英語長文対策の中でも最終段階で使うのにふさわしい長文読解の参考書です。
内容は早稲田大学や慶應義塾大学、そして東大や京大といった難関大学の出題傾向に近く、文章のテーマも学術的で幅広い分野から出題されています。英語長文を読む際に求められる論理的思考力や速読力を養うことができ、読解の精度とスピードを両立したい受験生に最適です。
まだ受験本番まで少し時間があり、難関大学の英語長文を読み切る力を完成させたい人におすすめの一冊です。
英語長文ポラリス2
英語長文ポラリス2は、大学受験の英語長文対策の中でも中上級者に向けた長文読解の参考書です。
論理的に英文を読み、根拠をもとに正確に答える力を鍛えることができるため、英語長文の基礎を終えた受験生が次のステップに進むために最適な参考書です。
英語長文ポラリス2は共通テストやMARCH、関関同立レベルの問題に対応しており、実際の入試問題に近い形式で構成されている参考書です。
英語長文ポラリス3
英語長文ポラリス3は、大学受験の英語長文対策において最難関大学を目指す受験生に向けた長文読解の参考書です。
文章の構造が複雑で、背景知識を必要とする英文も多いため、英語長文を深く理解し、論理的に読み解く力を鍛えることができます。
東大や京大、一橋大学、そして早慶上智といった大学の入試に出るようなハイレベルな英文を題材にしているため、読解力を最終的に完成させたい人にぴったりです。
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