英検4級のリスニング対策!効果的な勉強法とコツと過去問の使い方も解説!

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英検4級のリスニング対策としておすすめの勉強法を解説します。また英検4級のリスニングで短期間で高得点を取るためのコツから聞き方や解き方のコツも合わせて解説します。また英検4級のリスニングが聞き取れないという状態から実際に9割点数が取れるようになった練習方法も解説します。

竹本明弘
竹本明弘

【この記事の監修者:英検コーチ塾長の竹本明弘

これまで英検2級に合格者を900名以上、英検準一級に合格者を1200名以上輩出してきました。英検合格のために効果的な実際にやってよかった勉強法をいくつか紹介します。また短期間で高得点を取るコツやおすすめの参考書も合わせて解説します。

英検4級のリスニングで9割取れる勉強法

英検4級のリスニングで9割取れる勉強法を解説します。

英検4級のリスニングの勉強法(2ヶ月前)

英検4級のリスニングで9割を取るためには、過去問をひたすら解くのではなく、音読のスピードを徹底的に上げることが最も重要です。実際に2000人以上の合格者を輩出してきた中で、リスニングで高得点を取れる人には共通点があります。それは聞こえてくる音声よりも自分が早く音読できるという点です。

なぜ音読のスピードが重要なのかというと、自分の音読が音声よりも速くなると、聞き取りながら要約する余裕が生まれるからです。リスニング音声を追いかけている状態では精一杯ですが、自分が先回りできる状態になれば、重要なポイントだけを選んで聞き取ることができるようになります。

英検4級のリスニング対策で効果的だった勉強法の1つ目は、音声と同時にスタートして音読を繰り返す方法です。CDと全く同じタイミングで音読を始めて、何度も繰り返すことで、音声のスピードやリズムが体に染み込んでいきます。

英検4級のリスニングで9割を取るためには、最初の1ヶ月は音読のスピードを上げることだけに集中します。英検4級のリスニング対策において、この期間は過去問をたくさん解くのではなく、少ない問題数で徹底的に音読を繰り返すことが重要です。

具体的には、英検4級の過去問のリスニング問題を1日3問だけ解きます。英検4級のリスニングは大問1から大問3まで構成されているため、各大問から1問ずつ選んで取り組みます。そして1問解くごとに必ず7回音読を行います。7回目の音読では人生で一番速く読むことを目標にしてください。1日合計で21回の音読を行うことで、1ヶ月後には英検4級のリスニング音声よりも速く音読できる力が確実に身につきます。

この1ヶ月間は毎日30分を英検4級のリスニングの音読練習に使います。英検4級の大問1から順番に取り組み、1問解いたら即座に7回音読するというサイクルを守ってください。英検4級の音声CDと同時にスタートして、CDに負けないスピードで読み続けることを意識します。最初は英検4級のCDの方が速いですが、諦めずに毎日続けることで必ず追いつけるようになります。

試験1ヶ月前(2ヶ月目)の勉強内容 →過去問演習の量を増やしながら要約力を鍛える

英検4級の試験1ヶ月前の2ヶ月目に入ったら、音読中心の学習から英検4級の過去問演習中心の学習に切り替えます。この時点で英検4級のリスニング音声よりも音読のスピードが十分に上がっているため、余裕を持って音声を聞き取ることができるようになっているはずです。

具体的には、英検4級のリスニング問題を1日3問だったところを1日7問に増やします。そして音読は1問解くごとに1回に減らします。英検4級のリスニング対策において、音読の回数は減りますが、この段階ではスピードよりも正しい発音やリズムを意識することが重要です。また英検4級の1日7問の内訳としては、大問1から3問、大問2から2問、大問3から2問解くことを推奨します。

この時期に英検4級のリスニング対策で最も大切なことは、要約しながら聞き取る練習をすることです。英検4級の音読のスピードが上がっている分、聞き取りながら要点をまとめる余裕が生まれています。特に英検4級のリスニングで頻出のbecauseやin conclusionなど理由や結論を示す接続詞や熟語に注目しながら聞き取る練習をしてください。これらの言葉の後には必ず重要な情報が来るため、英検4級で効率的に正解を選べるようになります。

試験当日の取り組み方 →リラックスして普段の練習通りに取り組む

英検4級の試験当日の朝は軽く音読の練習をしてウォーミングアップすることをおすすめします。英検4級の過去問を1問だけ解いて3回音読するだけでも、英語モードに頭を切り替えることができます。英検4級のリスニングでリラックスして、これまでの努力を信じて英検4級に臨んでください。

英検4級のリスニングで独学で高得点を取るためのコツ

独学で英検4級のリスニングで高得点を取るためには、毎日の継続が何よりも重要です。1日100回音読して3日サボるよりも、毎日合計20回を継続する方が確実に力がつきます。独学だからこそ、自分でルールを決めて必ず守ることが成功のカギとなります。

独学で特に意識すべきポイントは、自分の音読スピードを客観的に評価することです。スマートフォンで自分の音読を録音して、CDの音声と比較してみましょう。最初は音声の方が圧倒的に速いはずですが、毎日音読を続けることで必ず追いつき、追い越せるようになります。

また独学では参考書選びも大切です。使う参考書は英検の過去問集だけで十分です。特に旺文社の過去6回全問題集がおすすめで、これ一冊を完璧にすることに集中しましょう。色々な参考書に手を出すよりも、一冊を何度も繰り返す方が確実に力がつきます。音声もダウンロードできるため、いつでもどこでも練習できる環境を作ることができます。

英検4級のリスニングで満点を取るための勉強法

英検4級のリスニングで満点を目指すなら、音読の回数を増やすことが最も効果的です。1問解くごとに7回の音読でも十分ですが、満点を目指すなら10回以上を目標にしましょう。音読の回数が多ければ多いほど、音声のスピードやリズム、抑揚まで完璧に再現できるようになります。

満点を取るためには、大問ごとの特徴を完璧に理解することも必要です。大問1では最後の発言の文頭の疑問詞を確実に聞き取ること、大問2と大問3では質問文を1回目の音声で必ず聞き取ることが重要です。これらのポイントを意識しながら音読と過去問演習を重ねることで、満点に近づいていきます。

さらに満点を狙うなら、リスニング問題を聞きながらメモを取る練習も取り入れましょう。疑問詞や重要なキーワードを素早くメモすることで、2回目の音声を聞くときに何に集中すればよいかが明確になります。ただしメモに時間をかけすぎて音声を聞き逃さないよう、短い単語だけをメモする練習を重ねることが大切です。

英検4級のリスニングの過去問を使ったおすすめの勉強法

過去問を使った勉強法で最も効果的なのは、音読中心の学習から過去問演習中心の学習へと段階的に移行することです。最初の1ヶ月は1日3問しか解かず、その代わり1問ごとに7回の音読を徹底します。この期間は問題を多く解くことよりも、音読のスピードを上げることに集中しましょう。

1ヶ月経って音読スピードが十分に上がったら、過去問演習の量を増やしていきます。1日3問から1日7問に増やし、音読は1問ごとに1回に変更します。この段階では音読のスピードよりも、正しい発音やリズムを意識することが重要です。また要約しながら聞き取る余裕が生まれているはずなので、接続詞や重要な熟語に注目しながら聞く練習をします。

過去問演習を進める際は、間違えた問題を必ず見直すことが大切です。なぜ間違えたのか、どの部分を聞き逃したのかを分析して、その部分を重点的に音読します。過去問は最低でも3回分、できれば6回分を解くことで、出題パターンに慣れることができます。同じ問題を何度も解いて音読することで、確実に力がついていきます。

英検4級のリスニングは何割とれば合格?合格点を解説

英検4級のリスニングで合格するためには、全体で約63%の得点率が必要です。具体的には全65問中41問正解することが目安となります。ただし英検の合否はCSEスコアという独自の採点方式で決まるため、正確に何問正解すれば合格するとは言い切れません。

リスニングだけで見ると、目標点は30問中27問正解、つまり90%の得点率となります。これは非常に高い目標に見えるかもしれませんが、リスニングで高得点を取る方が実は効率的なのです。特に小学生や中学生にとっては、文法や長文読解よりもリスニングの方が点数を伸ばしやすい傾向があります。

もしリスニングで目標点に届かない場合は、その分をリーディングで補う必要があります。しかしリーディングで点数を稼ぐのは時間がかかるため、リスニングを重点的に対策する方が合格への近道となります。CSEスコアは622点が合格基準点となっており、リーディングとリスニングがそれぞれ500点満点で合計1000点満点です。バランスよく得点することが理想ですが、リスニングで高得点を取ることを優先しましょう。

英検4級のリスニングの問題構成と時間配分

英検4級のリスニングの問題構成と時間配分を解説します。

英検4級のリスニングの問題構成

英検4級のリスニングは3つの大問で構成されています。大問1は会話の応答文選択で10問出題されます。イラストを見ながら男女2人の会話を聞いて、最後の発言に対する適切な応答を選ぶ形式です。問題も選択肢も全て音声で流れるため、先読みの必要はありません。

大問2は会話の内容一致選択で10問出題されます。男女の会話を聞いた後に質問が流れ、その答えとして適切なものを選択肢から選びます。選択肢は問題用紙に書かれているため、先読みが可能です。先読みをすることで質問の内容を予測できるため、落ち着いて問題に取り組めます。

大問3は文の内容一致選択で10問出題されます。1人の話者によるナレーションを聞いた後に質問が流れ、その答えとして適切なものを選びます。大問2と同じく選択肢は問題用紙に書かれています。全体で30問が出題され、全ての音声は2回ずつ流れるため、1回目で聞き取れなくても2回目でカバーすることができます。

英検4級のリスニングの時間配分

英検4級のリスニング試験は約30分間です。この時間は音声が流れている時間であり、自分でペース配分を調整することはできません。音声の流れに合わせて問題を解いていく必要があります。そのため筆記試験の段階で時間配分を意識することが重要です。

筆記試験の制限時間は35分ですが、できるだけ早く終わらせてリスニング問題の先読みに時間を使いましょう。理想的には筆記試験を25分で終わらせて、残り10分をリスニングの先読みに使います。特に大問2と大問3の選択肢を先読みすることで、質問の内容を予測できます。

リスニング試験が始まったら、1問1問を確実に解くことに集中します。わからない問題があっても悩みすぎず、次の問題番号のアナウンスが聞こえたら答えを選んでマークシートを塗りましょう。1問に時間をかけすぎて次の問題を聞き逃すことが最も避けるべき失敗です。音声は待ってくれないため、テンポよく解答していくことが大切です。

英検4級のリスニングの配点

英検4級のリスニングはCSEスコアで500点満点です。リーディングも500点満点となっており、合計1000点満点のうち622点が合格基準点となります。つまりリスニングとリーディングの両方で約62%以上の得点率が必要です。

注意すべき点は、1問が何点という明確な配点が公開されていないことです。CSEスコアは正答率だけでなく、問題の難易度なども考慮して計算されるため、単純に正答数から得点を予測することはできません。しかし目安としては30問中27問正解、つまり90%の正答率を目指すことが推奨されます。

リスニングで高得点を取ることは、英検4級合格への最短ルートです。リスニングは対策次第で短期間で大きく点数を伸ばせる分野だからです。音読を中心とした勉強法を実践すれば、1ヶ月から1ヶ月半で合格レベルに到達することも十分可能です。配点が大きいリスニングで確実に得点することを意識して対策を進めましょう。

英検4級のリスニングが聞き取れない、やばいと思っている人向けの対処法

リスニングが聞き取れなくて焦っている人は、まず音読のスピードを確認してください。聞き取れない最大の原因は、自分が音読できるスピードよりも音声の方が速いからです。逆に言えば、自分の音読スピードを上げることができれば、必ず聞き取れるようになります。今からでも遅くないので、毎日音読の練習を始めましょう。

焦っているときほど、たくさん問題を解こうとしてしまいがちですが、それは逆効果です。問題を解く量を減らして、その代わり音読の回数を増やすことに集中してください。1日3問だけで十分なので、1問ごとに最低7回、できれば10回音読することを2週間続けてみましょう。必ず変化を感じられるはずです。

また完璧に聞き取ろうとしすぎないことも大切です。全ての単語を聞き取る必要はなく、重要なポイントだけを押さえれば正解できます。特に疑問詞と接続詞に注目することで、聞き取るべき部分が明確になります。焦らず、今できることから一つずつ積み重ねていけば、必ず合格レベルに到達できます。

英検4級のリスニングの裏技

リスニングの裏技として最も効果的なのは、大問1で文頭の疑問詞だけを確実に聞き取ることです。whatで始まる質問なら物や事を答える選択肢が正解、whereなら場所、whenなら時間が正解になる可能性が高くなります。仮に文の後半を聞き逃しても、疑問詞だけで正解を絞り込める問題は意外と多いのです。

2つ目の裏技は、選択肢の共通点を見つけることです。先読みの段階で全ての選択肢が食べ物なら食べ物について聞かれる、全て場所なら場所について聞かれると予測できます。この予測をもとに、関連する単語だけに集中して聞けば、効率よく正解を選ぶことができます。

3つ目の裏技は、わからない問題を絶対に引きずらないことです。音声は待ってくれないため、次の問題番号が聞こえたら即座に答えをマークして次に進みましょう。1問悩んで2問落とすよりも、1問捨てて次の問題を確実に取る方が得策です。この割り切りが高得点への近道となります。

まとめ

今回は英検4級のリスニングで高得点を取るための勉強法について解説しました。

英検4級のリスニング対策のまとめは以下のようになります。

まとめPOINT
  • 英検4級のリスニングで高得点を取るには音読のスピードを上げることが最重要
  • 最初の1ヶ月は1日3問を解いて1問ごとに7回音読し、その後1日7問に増やす
  • 合格に必要な得点率は約63%だが、リスニングは90%を目標にする
  • 問題は3つの大問で構成され、全て2回ずつ音声が流れる
  • 先読みと疑問詞の聞き取りを徹底することで正答率が上がる
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