びわ湖の街に広がるスポーツの輪──NPO法人BIWAKO SPORTS CLUBが築く未来

NPO法人BIWAKO SPORTS CLUB

NPO法人BIWAKO SPORTS CLUBは、滋賀県大津市北部を拠点に活動する総合型地域スポーツクラブです。幼児から高齢者まで幅広い世代にスポーツの楽しさを提供し、地域に根ざした文化形成を目指しています。

クラブの設立は2006年、びわこ成蹊スポーツ大学との協力のもと、地域に根ざしたスポーツクラブとして誕生しました。幼児から小学生を中心に、サッカー、バスケットボール、陸上、リズムトレーニングなど多様なプログラムを展開。単なる競技指導にとどまらず、スポーツを通じた成長や成功体験を大切にし、楽しみながら続けられる環境づくりに力を入れています。

また、大学との連携により、学生コーチが指導に関わる仕組みも整備。これにより、指導を受ける子どもたちだけでなく、スポーツを学ぶ学生にとっても貴重な実践の場となっています。

今後は、子どもたちだけでなく、子育て世代や高齢者向けの健康維持プログラムの拡充も視野に入れ、地域全体のスポーツ文化を育てることを目指しています。本インタビューでは、クラブの理念や具体的な取り組み、未来への展望について詳しくお届けします。NPO法人BIWAKO SPORTS CLUBは、滋賀県大津市北部を拠点に活動する総合型地域スポーツクラブです。幼児から高齢者まで幅広い世代にスポーツの楽しさを提供し、地域に根ざした文化形成を目指しています。

本インタビューでは、設立の経緯や活動内容、今後の展望についてお話を伺いました。

活動地域と団体の概要

ーまず、どの地域でどんな活動をされているのか、団体の概要について教えてください。

NPO法人BIWAKO SPORTS CLUBクラブマネージャー 野仲さん(以下敬称略):私たちは滋賀県大津市北部を拠点に活動している総合型地域スポーツクラブです。地域の皆さんが健康維持や体力向上を目的として気軽にスポーツに親しめるよう、さまざまなプログラムを提供しています。

特に、幼児から小学生を中心にした活動が多いですが、大人向けの健康体操やシニア向けのプログラムも実施しています。スポーツを「する」「観る」「支える」という三つの視点から、地域に根ざしたスポーツ文化を広めることを目指しています。

提供するスポーツプログラム

ーどんなスポーツができるのでしょうか?

野仲さん:クラブでは、サッカー、バスケットボール、陸上、リズムトレーニングなど、幅広い種目を提供しています。

例えば、サッカースクールは子どもたちの人気が高いですね。でも、ただサッカーをするだけじゃなくて、基礎的な体づくりやリズムトレーニングを取り入れながら、全身の運動能力を伸ばせるようなプログラムを作っています。

ーリズムトレーニングというのは?

野仲さん:リズムトレーニングは、音楽に合わせて体を動かしながらバランス感覚や柔軟性を高めるものです。単に運動が得意な子どもだけでなく、運動が苦手な子どもでも楽しく参加できるように工夫しています。

設立の経緯

ーこのスポーツクラブはどのようにして生まれたのでしょうか?

野仲さん:クラブの設立は2006年です。ちょうどその頃、近隣にびわこ成蹊スポーツ大学ができたんですが、地域の人たちが「このエリアでも総合型スポーツクラブを作りたい」と考えて、大学と協力して立ち上げたんです。

もともと地元にはサッカークラブがあったんですが、それをベースに、もっといろんなスポーツを取り入れようという流れでNPO法人化して、現在の形になりました。

解決したい社会課題

ースポーツを通じて解決したい課題はありますか?

野仲さん:まず、スポーツに触れる機会が減っていることですね。コロナ禍もあって、子どもたちが外で体を動かす機会が少なくなってしまったので、運動の楽しさをもう一度伝えたいなと思っています。

スポーツって単に体を鍛えるだけじゃなくて、目標を持って頑張ることや、成功体験を積むことができるんですよね。それが結果的に「自信」につながるので、そういう環境を子どもたちに提供したいです。

クラブが特に意識していること

ースポーツ指導で特に意識していることは?

野仲さん:当クラブに通ってくる子たちは、競技志向の子もいれば、スポーツを楽しみたいだけの子もいます。だから、「楽しむこと」を第一に考えています。

特に、初めてスポーツに触れる子どもたちには、「できる楽しさ」を実感してもらうことを大事にしています。「苦しいトレーニングを乗り越えろ!」というよりは、「楽しく続けたらいつの間にか上達してた!」という指導を心がけています。

今後の展望

ー今後、どんな取り組みを考えていますか?

野仲さん:今までは幼児から小学生をメインに活動してきましたが、これからはもっと幅広い世代にアプローチしていきたいですね。

たとえば、びわこ成蹊スポーツ大学と一緒に、学生がコーチとして現場で指導できるような仕組みを今以上に強化したいです。そうすることで、スポーツを学んでいる学生が実際の指導経験を積むことができるし、子どもたちにとっても身近な先輩ができるというメリットがあります。

また、シニア層の健康維持プログラムや、親子で楽しめるスポーツイベントなども増やしていきたいですね。

未来の会員へのメッセージ

ースポーツクラブに興味がある方に一言お願いします。

野仲さん:スポーツって、ただ運動するだけじゃなくて、成長のきっかけになるものだと思っています。「運動が苦手だから…」と思っている方も、ぜひ気軽に来てみてください。

私たちは、「まずは楽しむこと」が一番大事だと思っています。スポーツを通じて、体を動かす楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。ぜひ、一緒に楽しく体を動かしましょう!