少人数制で一人ひとりに寄り添う指導 – 地域に根差したスポーツ教室「キッズ・スポーツアカデミー」の挑戦

創業から10年を迎える「キッズ・スポーツアカデミー」は運動が苦手な子どもたちにも寄り添う少人数制クラスで丁寧な指導を行う教室。

発達が気になる子どもたちも受け入れるインクルーシブな教室づくりに取り組む教室代表、菊池勇志さんにお話を伺いました。

幅広い年齢層と多彩なプログラム

ーどういった方を対象にどのような指導をされていますか?

菊池さん:満3歳から高校生を対象にしています。

以前は大人の方も在籍されていましたが、現在はお子様を中心としたスポーツ教室になっています。

種目は体操とダンス、ダンスのカテゴリーとしては、チアダンス、タップダンス、ヒップホップ、ジャズヒップホップ、K-POP、キッズダンス、そしてバレエの全33教室です。

教室設立の背景

ー教室が始まった背景やきっかけについて教えていただけますか?

菊池さん:私は約20年近く、フィットネス業界に勤めていました。

そこではインストラクターとして大人から子どもまでの指導に始まり、インストラクターの育成や店舗支配人、商品企画などを経験する中で、地元に戻って何か還元できないかと考えました。

たまたま前の会社で新規事業としてお子様向けスクールの立ち上げを担当した経験があり、これなら地域の子どもたちのために何かできるのではないかと思い、10年前にこの教室を立ち上げました。

前職では、毎年多くのお子さんに入会していただいたものの、運動が苦手なお子さんが付いていけずに辞めてしまうケースをたくさん見てきました。

私の教室では100人、200人と大量に集客するのではなく、運動が苦手なお子さんにも寄り添う指導していきたいという想いがあります。

最近では自然とそういった方々が集まってきてくださるようになり、ヒアリングすると「大勢の中でやるとどうしても落ちこぼれてしまうから、少人数で先生の目が行き届くこの教室に来ました」というお声をいただきます。

大手スクールも多い中で、うまくすみ分けができているのかなと思っています。

運動が苦手なお子さんや発達に不安のあるお子さんも受け入れ、スポーツの裾野を広げていきたいという想いで運営しています。

教室の特徴とアピールポイント

ー教室のアピールポイントや特徴はどういったところだとお考えですか?

菊池さん:「キッズ・スポーツアカデミー」の最大の特徴は少人数制で先生の目が隅々まで行き届くという点です。

各教室最大で8名までと限定していて、大手スクールでは20〜30人を指導することもありますが、当教室では少人数だからこそ細かいところまで目が届き、必ず一人ひとりのお子さんに毎回声をかけることができます。

アットホームな環境で細かな指導ができるのが最大の強みです。

また、指導員の質も特徴の一つです。

先生方は年齢層が高く、しっかりとした経験を持っています。

それぞれの先生が豊富な経験という引き出しを駆使してお子さん方を楽しませ、継続につなげています。

それもあってか、ありがたいことに生徒さんの継続率が非常に高く、小学校卒業まで、あるいはダンスクラスでは中学校卒業した後、高校生になっても続けてくれたりと、在籍期間が長いのも特徴だと感じています。

レッスンで大切にしていること

ー実際にレッスンをされる際に、大切にしていらっしゃることや特に意識していることはありますか?

菊池さん:必ずお子さん一人一人に1日1回は声をかけるようにしています。

また、教室のルールとして最も大事にしているのが「挨拶はしっかりしましょう」ということです。

最近までは挨拶ができない子もいたのですが、口を酸っぱくして言い続けた結果、最近はみんなできるようになってきました。

私の根本的な目標は、教室に来たお子さんが「技術が上手くなった」というよりも「元気になった」「あの教室に行くようになって変わった」と言われることです。

また、私たちはあくまで入口として機能すればいいと考えています。

例えば、もっと高いレベルでスポーツをやりたくなったら、オリンピック選手を育成できる環境をご紹介することもあります。

実際に紹介して入会した子もいますし、体操でもっと高いレベルでやりたいと大手の体操教室に移った子もいます。

この教室を起点に、より高いステージに進んでいくことで、当教室の先生の指導力を誇りに思いますし、何よりもスポーツを長く続けてほしいという想いで運営しています。

将来のビジョン

ー今後強化されたいことや将来的なビジョンについて教えていただけますか?

菊池さん:将来的に店舗展開をするといったことは考えていません。

今、創業から9年目で、今秋で10年目を迎えますが、生まれた時に赤ちゃんクラスに入った子が小学生になってずっと続けてくれるなど、息の長い教室になりつつあります。

今春には、ダンスクラスで初の高校生が誕生する予定ですが、その子たちには大学生になっても続けてほしいですし、実際に「この教室で先生になりたい」と言ってくれている子もいます。

経営的な拡大よりも、今在籍している生徒さんのお子さんが通うようになるまで継続できる教室であり続けることが、私のビジョンです。

入会を検討している方へのメッセージ

ー最後に、入会を考えていらっしゃる方へのメッセージをお願いできますでしょうか?

菊池さん:スポーツクラブというと敷居が高いと感じる方が多いと思います。

特に運動が苦手で大人数の中では萎縮してしまうお子さんはまだまだたくさんいると感じていますが、当教室をきっかけにしてそういう環境に慣れていただき、将来的には高いステージで運動する子もいるでしょうし、単純にスポーツを楽しむきっかけになってもらえればと思います。

どうぞ怖がらずに、まずは無料体験にお越しください。

そこでスポーツの楽しさを実感していただき、スポーツを生活の一部にしていただけたら嬉しいです。