50代からでも安心して始められる空道 ー 中の島道場が目指す新しい武道の形

空手と柔道、柔術を組み合わせた総合武道”空道”。プロテクターを使用した安全な練習で、60代の会員も多数在籍しています。平均年齢50歳という特徴を持つ中の島道場では、実践的な護身術の習得と健康増進を両立。24時間利用可能な施設で、会員一人一人の目的に合わせた指導を行っています。同道場の、新しい武道の形に迫ります。

サービス概要

ー『空道 中の島道場』ではどのような指導を行っているのでしょうか?

田中さん:当空道教室は現在、子供から大人まで約60名の生徒が通っております。『空道』は空手や柔道、ブラジリアン柔術などを組み合わせたような総合格闘技で、公式のプロテクターを着用し、安全性が高く実践的な護身術として活用できる格闘技です。

稽古はほぼ毎日行っており、子供クラスは18時から、大人クラスは20時からそれぞれ90分間実施しています。また、18歳以上の成人会員は、通常の稽古時間以外でも24時間道場の設備を利用して自主練習ができる特徴があります。

設立の経緯と空道との出会い

ー道場を始められたきっかけを教えていただけますか?

田中さん:私は18歳で空道を始め、その後東京で本格的な修行を積みながら、キックボクシングやMMA(総合格闘技)のプロの試合にも出場しました。25歳で本格的な競技人生から引退し、自身の教室を持ちたいという思いから、地元の北海道に戻って道場を開設しました。現在で開設から12年目を迎えています。

現役時代は空道全日本選手権大会で3度の優勝、第3回世界空道選手権大会で準優勝するなど、競技者としても成果を残しています。

特徴とアピールポイント

ー『空道 中の島道場』の特徴やアピールポイントを教えてください。

田中さん:他の格闘技と最も異なる点は、実践的な護身術として、自分自身の身を守れることに特化していることです。また、大人会員の平均年齢が50歳前後と高めで、趣味として武道・格闘技を楽しみたい方に適した環境となっています。

プロ選手やチャンピオンの育成は目指しておらず、特に中高年の方々の健康増進、体力向上、護身術の習得、ストレス発散など、趣味として楽しめるサービスの提供を第一に考えています。現在は5名の指導者が在籍しており、最年長の会員は66歳で、50代、60代の会員も多数通っています。

指導方針と安全性への配慮

ー生徒さんへの指導で特に意識されていることはありますか?

田中さん:ほとんどの入会者が初心者なので、それぞれのスポーツ経験、年齢、体力、運動神経などを考慮し、個性に合わせて無理のない安全第一の指導を心がけています。

スパーリングは行いますが、必ずプロテクターを着用し、力を加減して安全性に配慮した練習を行います。怪我のリスクは他のスポーツと同程度で、格闘技だからといって特別多いということはないと思います。プロ格闘技と異なり、顔面にプロテクターを着用するため、顔の怪我や脳への衝撃も軽減されています。

コースと料金体系

ー料金体系について教えていただけますか?

田中さん:現在、月謝は子供が6,600円(税込)、大人が8,800円(税込)で通い放題となっています。子供は週3回の稽古全てに参加可能で、大人は稽古時間以外も24時間サンドバッグやトレーニング器具などの施設を利用して自主練習ができます。

今後のビジョンと展望

ー今後の展望についてお聞かせください。

田中さん:格闘技に興味はあるものの、自信がない方や体力に不安のある方に特に通っていただき、自信をつけていってほしいと考えています。

特に中高年の方々には、格闘技に挑戦したいけれど不安があると感じている方も多いため、安心して通える道場として、さらなる進化を目指しています。

参加を検討されている方へのメッセージ

ー最後に、参加を検討されている方へメッセージをお願いします。

田中さん:格闘技や武道は怖い環境に感じるかもしれません。しかし、当教室では今の時代に合わせて安全性と実践性を重視し、個人の体力や目的に合わせた指導を最優先に考えています。

自分に自信がない方や、いざという時に身を守れる力を身につけたい方、特に格闘技初心者の方は、安心して道場の門をくぐっていただきたいと思います。