論理と感性を融合した独自のバイオリン指導 – 新百合ヶ丘ヴァイオリン教室の工藤さんにインタビューしました!

新百合ヶ丘駅から徒歩5分、昭和音楽大学近くに位置する「新百合ヶ丘ヴァイオリン教室」。3歳の子どもから音大生、アマチュアのオーケストラ奏者まで、幅広い年齢層とレベルの生徒に対応しています。

ロジカルな理解と感性の両面から音楽の楽しさを伝える同教室の指導方針や今後の展望について、工藤さんにお話を伺いました。

幅広い層の音楽愛好家を支えるバイオリン教室

ー教室の概要について教えてください。

工藤:当教室では、幅広い年齢層とレベルの方にレッスンを提供しています。初心者であれば3〜4歳の子どもから中高生、大人まで対応しています。

また、アマチュアオーケストラに所属している方や、学校の管弦楽部に所属している学生もいらっしゃいます。さらに、音楽大学への受験準備をされている方や、既に音楽大学に通われている学生のレッスンサポートなども行っています。

ー教室を始められたきっかけや経緯について教えてください。

工藤:10年ほど前に、師事していた先生のアシスタントとして生徒さんに指導を始めました。

その後、音楽大学で研究員として勤務していた際、コロナ禍がきっかけで音楽大学付属の音楽教室でバイオリン講師を始めました。現在もその音楽教室で約20名の生徒さんを指導していますが、そこではカリキュラムや通う曜日や回数が固定されています。

多くの生徒さんから、レッスンの振替や自由な頻度でのレッスン希望が多いことに気づき、より柔軟に生徒さんのニーズに応えたいという思いで、3年前に個人教室を開設しました。

充実した環境と多彩な学びの機会を提供

ー他のバイオリン教室にない特徴や、一番のアピールポイントを教えてください。

工藤:まず立地の良さが特徴です。新百合ヶ丘駅から徒歩5分、昭和音楽大学の近くに位置しているため、小学生でも一人で通いやすい環境です。

また、発表会はピアノ教室と合同で開催し、チェロやヴィオラの先生もお招きしてアンサンブルができる機会を設けています。異なる楽器を演奏する生徒同士の交流が生まれ、友達関係に発展したり、一緒に外部の講習会に参加したりする例もあります。

オンラインレッスンも提供しており、地方在住の方や東京に頻繁に来られない方にも対応しています。

また、対面とオンラインを組み合わせた指導も行っています。生徒さんに演奏動画を送っていただき、それに対してアドバイスや模範演奏を返信する「動画添削」というサービスもあります。

さらに、教室外の活動に対するサポートも重視しています。アマチュアオーケストラの公演に向けたリハーサルのサポートや、学校の試験・コンクールに向けた練習のお手伝い、小中学生の音楽イベントなど、様々な活動を手助けしています。

論理と感性を融合させた独自の指導メソッド

ー生徒さんに指導する際に、特に意識していることや方針について教えてください。

工藤:レッスンで特に意識しているのは、「ロジックでの理解」と「感性の養成」です。

ロジックの面では、楽譜を正しく読む訓練のためにドリルを活用し、音程の取り方や弓の使い方などの演奏技術を具体的に分かりやすく説明することを心掛けています。

一方、感性の面では、バイオリンは基本的に単旋律の楽器なので、ピアノ伴奏や他の楽器と合わせて初めて曲として完成することが多いです。

通常、家での練習やレッスンでは一人で演奏することが一般的ですが、私はレッスン時間でしかできないことを大切にしたいと考えています。

例えば、対旋律をバイオリンで一緒に演奏したり、ピアノパートを伴奏したりして、生徒さんと合わせて演奏することを重視しています。一緒に演奏することで音楽の流れが生まれ、テンポや音量のバランスが改善されることがあります。

相手の演奏を聴きながら自分も演奏する能力が身につくと表現力が広がり、何より生徒さんが楽しそうに演奏できるようになります。

生徒のニーズに合わせた柔軟な受講システム

ー教室で提供しているコースやプランについて教えてください。

工藤:ワンレッスン制で30分3000円、60分6000円でやらせていただいております。

月の回数や曜日は決まっておらず、毎回生徒さんと相談して日程を決めています。レッスン時間も30分や60分など、生徒さんの希望に応じて柔軟に調整しています。

アンサンブル指導の充実を目指して

ー今後より強化していきたいことや、新たに取り組みたいことがあれば教えてください。

工藤:指導していく中で気づいたのは、学校の管弦楽部やアマチュアオーケストラに所属している、あるいは所属したいと考えている生徒さんが予想以上に多いということです。

そのため、弦楽合奏のレッスンや講習を定期的に開催できるようなコースを作れたらと考えています。個人レッスンに加えて、合奏の機会も提供できれば理想的だと思います。

ー最後に、教室に入会を検討している方へメッセージをお願いします。

工藤:多くの方に気軽にバイオリンを始めていただきたいと思っています。楽器をお持ちでなくても体験レッスンは可能です。教室に楽器を用意していますので、学校帰りに手ぶらでレッスンに来ることもできます。

バイオリン経験者の方も、技術向上や疑問に思っていることがあれば、それを解決するお手伝いができると思います。どうぞお気軽にお問い合わせください。