北海道十勝を拠点に、お寺や神社、ガーデン・牧場など地域資源を活用したヨガレッスンを展開するヨガデザイン北海道。
地域の歴史や文化と結びついた独自のロケーションヨガで、心と体の健康だけでなく、地域の魅力を再発見する機会を提供しています。
初心者でも取り組みやすい環境づくりと、地域に根差した活動で、多くの人々の健康とウェルビーングをサポートする活動について、角畠あさみさんにお話を伺いました。
教室概要

ーどういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?
角畠さん:主にヨガレッスンを受けるのが初めての方やライトユーザーを対象としています。
体が硬い方も多くいらっしゃいますし、毎日ヨガをライトに楽しみたい方が中心です。
そういった方々に向けて、分かりやすく取り組みやすいポーズ構成やレッスン内容を心がけています。
設立の経緯とキッカケ
ー教室を始められたきっかけや経緯について教えて頂けますか?
角畠さん:2012年から趣味でヨガを始め、8キロのダイエットに成功した経験がありました。
体の変化を実感していく中で、ヨガの魅力にどんどんはまっていきました。
当時は会社員として働いていましたが、家族の関係で仕事を辞めることになり、その際、会社に所属するとかパートをするという選択肢もありましたが、「好きなことで起業したい」という想いが強くありました。
自分を深掘りした時に「ヨガが好き」というところに行き着きました。
ちょうどスタジオでインストラクターの募集もあり、まずは資格を取得することから始めました。
特徴とアピールポイント

ー教室の特徴やアピールポイントについて教えてください。
角畠さん:複数の事業を展開していますが、基本的には初心者の方や体が硬い方など、ライトユーザーに向けたプログラムをベースにしています。
その中でも特に特徴的なのが「ロケーションヨガ」です。
これは商標登録もしており、お寺や神社、ガーデン・牧場などの地域資源を活用させていただいています。
現在はウェルビーングな未来を目指し、地域の人々の健康や幸福度を上げていきたいという想いがあります。
北海道ならではの場所、例えばヨガやサウナとの組み合わせなど、地域の特色を活かしたレッスンを提供し、体が健康になれば気持ちも健康になり、地域の価値を知ることで誇りにもつながるという考えで設計しています。
また、「ヨガベンゾー」という特徴的なプログラムも展開しています。
十勝には興味深い開拓の歴史があり、例えば依田勉三さんという方が中心となって本州から人々が入植し、この地域を開拓していった歴史があります。
帯広百年記念館の学芸員さんをお招きして、歴史的な繋がりのあるお寺でヨガを実施するなど、地域の歴史や文化を学びながらヨガを楽しめる機会を提供しています。
指導時の心がけ
ー生徒さんにレッスンされる際に大切にしていることについて、お聞かせください。
角畠さん:レッスンをする際に最も意識しているのは「分かりやすさ」「伝わりやすさ」です。
指導者として知識が深まっていくと、どうしてもヨガ特有の専門用語を使いがちになります。
しかし、初めての方にとってはそういった用語は分かりにくいもの。
そのため、できるだけ多くの方が抵抗なく参加できるような言葉の使い方や、レッスン構成を心がけています。
多彩なレッスン展開

角畠さん:現在、帯広を中心に、幕別町など近隣の市町村にも出張して指導を行っています。
定期的なレッスンに加え、出張やプライベートレッスン、オンラインレッスンなど、様々な形態でヨガを提供しています。
特に文化施設でのヨガレッスンは、地域の歴史や文化を大切にしながら、新しい形のヨガ体験を提供しています。
今後のビジョンと展望
ー今後教室として強化したい点や、新たに取り組んでみたいことはありますか?
角畠さん:初心者の方やヨガに興味のある方への訴求は順調にできていますが、まだまだ届けられる層があると考えています。
特に注力したいのが企業の福利厚生としてのヨガです。
忙しくて時間が取れないような方々に向けて、職場に出向いてレッスンを提供することを考えています。
また、現在指導者の育成も行っており、組織化を進めています。
私一人だけでなく、より多くの指導者が様々な場所でレッスンを提供できる体制を作ることで、さらに多くの方にヨガを届けていきたいと考えています。
メッセージ

ー最後に、興味を持たれた方へメッセージをお願いできますでしょうか?
角畠さん:初めての方でも安心してご参加いただけるヨガレッスンです。
オンラインヨガであれば自宅で気軽に始められますし、現地でのレッスンではマットも用意していますので、初めての方も取り組みやすい環境です。
ヨガに興味がある方は、ぜひ一度お気軽にご参加ください。