2005年の設立以来、吉祥寺と渋谷で展開している「テルミン大学」は、世界最古の電子楽器「テルミン」を専門に教える音楽教室です。アーティストのアルバム制作にも参加する街角マチコ先生が、独自の指導メソッドで丁寧に教えています。各クラス9名限定の少人数制で、初心者からテルミンの魅力に惹かれた音楽愛好家まで、幅広い層の生徒さんが通っています。今回は、この珍しい楽器の教室について、街角先生にお話を伺いました。

サービス概要
ーテルミン大学について教えていただけますでしょうか?
街角先生:テルミン大学では、テルミンという電子楽器の指導を行っています。テルミンは世界で最初に作られた電子楽器で、縦と横にアンテナが出ており、そのアンテナに手を近づけることで音の高低や音量をコントロールする特殊な楽器です。現在、吉祥寺と渋谷の2か所で教室を開講しており、各クラス9名定員で指導を行っています。
設立の経緯・きっかけ
ー設立のきっかけを教えていただけますでしょうか?
街角先生:2001年にテルミンを発明したテルミン氏のドキュメンタリー映画が公開され、当時メディアで話題になっていました。私の師匠がNHKの「トップランナー」に出演されているのを見て興味を持ち、自分でも習い始めました。当時はテルミンを学べる教室が非常に少なく、キャンセル待ちが出る状況だったのですが、あるとき更新手続きが遅れて、受講できなくなってしまったんです。それを機に自分で教室を初めてみたのが最初です。
特徴やアピールポイント
ーテルミン大学の特徴やアピールポイントを教えていただけますでしょうか?
街角先生:テルミンという楽器自体が珍しく、「習える場所があるのか」「敷居が高そう」というイメージを持たれがちです。そのため、生徒さん一人一人の目的に合わせて、気軽に通えるようなアットホームな雰囲気づくりを心がけています。
教室はマンションの一室で開催しておりリラックスした雰囲気の中でレッスンを行っています。1クラス9名の少人数制で、一人あたり13分程度のマンツーマンレッスンを行い、他の生徒さんはその様子を見学しながら自分も空中で手を動かして練習するという、ユニークなスタイルを採用しています。
生徒さんは20代から60代まで幅広く、女性が多いものの、日曜日のクラスには男性の生徒さんも3割ほどいらっしゃいます。
生徒に指導する際に意識していること
ー指導の際に工夫されていることを教えていただけますでしょうか?
街角先生:初心者の方には、楽譜を見なくても記憶している「カエルの歌」や「チューリップ」といった簡単な曲から始めています。また、解説の仕方も、その方の音楽経験や、得意、不得意の特徴によってお1人ずつカスタマイズようにしています。
コースや料金体系について
ー料金体系についてお聞かせください。
街角先生:ご受講料は全5回で12000円です。また、空き枠がある場合は1回2000円の体験レッスンも受け付けています。
今後のビジョン・展望
ー今後の展望についてお聞かせください。
街角先生:教室としては、引き続き来やすいアットホームな雰囲気を大切にしながら、SNSなどを通じて教室の様子や生徒さんの演奏を発信し、テルミンがどんな楽器なのか、どんな雰囲気で練習できるのかを分かりやすく伝えていきたいと考えています。
また、演奏家としては、自身の音源制作だけでなく、他のアーティストとのコラボレーションなど、テルミンの可能性を広げていきたいと考えています。
記事を読んでいる方へのメッセージ
ー最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
街角先生:テルミンは演奏が難しいというイメージをお持ちの方が多いと思いますが、ハッキリ言って楽器の演奏を習得するということは、どんな楽器でもある程度難しいんです。テルミンだけが特別難しいわけではありません。思い立ったが吉日、です。興味を持たれた方は、ぜひ一度体験にいらしてください。