さいたま市浦和区北浦和にあるアマービレ音楽教室は、打楽器を専門に指導される旦那様とピアノを指導する奥様が運営する教室。
2歳半から幅広い年齢の生徒さんを受け入れ、30年近くの指導経験を持つお二人が本物の音楽を伝えることを大切にしています。
音楽を単なる習い事としてではなく、生涯にわたって楽しめる教養として位置づけ、生徒一人ひとりに合わせた丁寧な指導を行う同教室の活動について、片桐香奈子さんにお話を伺いました。
教室の始まりと成長の歩み

- アマービレ音楽教室を始められたきっかけを教えていただけますか?
片桐さん:最初は私が近所のお子さんに教えたことをきっかけに、教えてほしいと子どもさんが来てくださるようになって、本格的に教室を始めました。
現在は夫は打楽器を、私はピアノを専門に教えています。
教室の強みと指導方針

- 教室の強みや一番アピールポイントだと感じていることはどういったところだとお考えですか?
片桐さん:指導に関しても環境に関しても完璧に整えたいという想いでやっていて、安心して通っていただけるよう工夫しています。
指導そのものは本当に自分自身が研鑽を続けないと駄目だと思っているので、ずっと私自身も学び続けています。
環境に関しては、生徒さん自身はご自宅のピアノは電子ピアノであっても、教室では良い楽器を使って練習することが演奏技術を上げるのに大きく助けになります。
一般的には「初心者は電子ピアノから始めて、続けられるようになったら本格的なピアノを所有する」という考え方が多いですが、実は導入期の幼児期であっても良い楽器だと上達が早いのです。
そのため教室では良い楽器を揃え、又、生徒さん向けだけにレッスン室レンタルも行っています。
生徒さんたちは基本的には「音楽を楽しみたい」という方が多いですが、私たちはそれを提供する側としては決して「気軽」ではいけないと思っています。
一般的なご家庭では学校の音楽の授業以外で専門的な音楽に触れる機会がないと思うので、私たちが「皆さんが届く範囲のところで本物の音楽を伝える」ことが大切だと考えています。
指導への深い思い

- 生徒さんを指導される際に大切にされていることはありますか?
片桐さん:最初の段階であっても、ただ音符を教えるだけでなく、「本当の音楽の楽しさ」を伝えることを大切にしています。
日本の音楽教育では、とりあえず楽譜が読めるようになって、ある程度基礎練習をしてから表現力や音楽性を身につけるという順序で教えることが多いのですが、私はそれは違うと思うようになりました。
最初の入口から「音楽を感じて楽しむ」「演奏そのものを楽しむ」ということを教えることは不可能ではなく、ドレミを教えることと同時にできるものです。
そうすることで結果的に見えてきたものは、皆さんが長続きするようになったということです。
この地域は特に勉強熱心な方が多い地域なので、5年生になったり中学2年生になったりすると、ピアノをやめてしまう子が多いのが一般的でした。
しかし、指導の根本を変えて、導入期からちゃんと音楽を楽しむことを伝えるようにしたら、進級進学に関わらず続けてくれる生徒さんが増えました。
スポーツも勉強も忙しく、ピアノの優先順位が最下位の子でも(笑)ずっと通ってくださっています。
半数近く男の子の生徒さんがいらっしゃるのも、その表れかもしれません。
保護者の方にも「スポーツや勉強とは別の教養として長く身につけていくもの」ということが伝わればと思います。
時代に合わせた取り組み

- 時代に合わせた取り組みも積極的に導入されているとのことですが、具体的にはどのようなことをされていますか?
片桐さん:ピアノの個人教室はレッスン内容が「ブラックボックス化」しがちですが、私はコロナをきっかけに全てのレッスンの様子をLINEで保護者様に送るようにしました。
また、生徒さん専用アプリを導入して、そこでレッスンの様子や生徒さんのインタビュー、受験生の勉強法、保護者が家でどう練習をサポートしているかなどの情報を共有しています。
アプリの中では、その他、お手本動画、演奏動画、日々のブログ、レッスンスケジュール、レンタル予約システム、オンライン決済システムなど、便利に楽しくご利用いただけるコンテンツがあります。
今後のビジョン

- 今後新たに取り組んでみたいことや将来的なビジョンについて教えていただけますか?
片桐さん:現状を磨きをかけていくことが大切だと考えています。
様々な目的でお越しくださる方々のニーズにお応えできるよう、自身の演奏力、指導力の向上を目指しつつ、お通いやすいレッスン環境もさらに良くしていこうと思います。
興味を持たれた方へのメッセージ
- 最後に、この記事を読まれて教室に興味を持たれた方へのメッセージをお願いできますでしょうか?
片桐さん:いつでも楽しい音楽教室をモットーに。
皆さんにとって第一の音楽との出会いの場となるよう、努めております。
お越しをお待ちしております。