フルート奈良は、初心者から経験者、そして小学生から60代以上の方まで、幅広い年齢層に支持されている個人フルート教室です。丁寧な個別指導と柔軟な対応で、生徒一人ひとりの目標や悩みに寄り添いながら、”良い響きの音”へ導いています。今回は、講師の田中さんに教室設立の背景や、レッスンに込めた想いを伺いました。
フルートの魅力は、自分の息を使って音を出すことで、音色にその人らしさが自然に現れる点にあります。心情も音に乗せやすく、まさに自分だけの音を作り出せる楽器です。
教室概要
ーどのような教室で、どんな方を対象に、どのようなことを指導されているのでしょうか？
田中さん：フルート奈良では、初心者から経験者まで、幅広い年齢層の方々にフルートの楽しさを伝えることを大切にしています。小学生から60代以上の方まで通われています。
レッスンは個別指導が基本で、それぞれの方のペースや目標に合わせたカリキュラムを組んでいます。クラシックを中心にしていますが、ポップスや映画音楽、吹奏楽部の曲など、希望に応じて柔軟に取り入れ指導しています。
設立の経緯・きっかけ
ーフルート教室を始めたきっかけを教えてください。
田中さん：本格的には、2022年の11月から教室をスタートしました。京都市内にある大手音楽教室でも指導を続けているのですが、奈良に転居したことをきっかけに、奈良でもフルート仲間を増やしたいと思い、教室を開くことにしました。
奈良に来たばかりの頃は、コロナ禍ということもあり、演奏の機会もなく、ひとりで研鑽を積んでおりました。そんな中、音大時代の友人との再会を通じて、少しずつ奈良でも演奏の機会が増え、奈良の音楽関係の方々と交流する機会もあり、気持ちが楽になったのを感じました。同じような思いを持っている方々が出会える場、また地域に根ざした教室になればと思っています。
特徴やアピールポイント
ー他のフルート教室と比べて、御教室ならではの強みや特徴を教えてください。
田中さん：当教室の強みは、どんな方でも”響きの良い音”に導くところです。細かなことも見逃さず、それぞれの段階や要望に合わせた丁寧なレッスンを行っています。
進度に合った曲の楽譜がない場合など、合ったものに作成し直したり、できるだけデュエットやピアノで伴奏をつけて仕上げていき、楽しく学ぶうちに自然と上達している、そんなレッスンを心掛けています。
生徒さん一人ひとりに寄り添いながら、根気よく克服までサポートすることを徹底しています。フルートを通じて、それぞれの夢の実現のお手伝いができればと思っています。
生徒に指導する際に意識していること
ー指導の際に心がけていること、意識していることはありますか？
田中さん：無理なく良い響きで演奏できることを第一に考えてレッスンしています。
うまくいかない原因をよく観察し、多様なアプローチで癖を直し、らくに音が出せているか、コツを掴んでいるか、確信を持てているかを見極めたうえで進めていきます。目に見える進捗を得たいものですが、そこの感覚を手に入れないと、手応えのある演奏はできないと考えるからです。
また、楽譜に馴染みのない方でも、徐々に自分の力で楽譜を読み、演奏できることを目指して指導しています。
憧れの曲を学ぶ際には、技術的なことや理解を一緒に深めていきます。
コースについて
ーレッスンコースについて教えてください。
田中さん：基本的にはマンツーマンの個人レッスンです。進度や要望に寄り添いながら、技術面でお悩みの方には基礎練習から掘り下げて対応し、演奏がしやすくなったと実感できるようなレッスンを心がけています。
レッスン時間は、小学生が30分、中学生以上は45分が基本です。月3回を基本としていますが、月1〜2回や必要に応じて柔軟に対応可能です。曜日は月・水・金を基本としていますが、それ以外でもご相談のうえ対応しています。
教材は、年齢や段階に応じた教則本と希望のジャンルの曲を併用しています。バランスの取れた演奏のためにはどちらも欠かせないものです。
今後のビジョン・展望
ー今後、教室としてどのような展開を考えていますか？
田中さん：今後は、日頃の練習で培った成果を活かして、生徒さん同士が音を重ねられるアンサンブルの機会を作っていきたいです。少人数から、ゆくゆくはたくさんの方と和音を奏でる楽しさを体感できる場を広げていけたらと思っています。
記事を読んでいる方に向けたメッセージ
ー最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。
田中さん：フルートを吹くという表現がありますが、ただ息を「吹く」のではなく、らくに響かせる方法を知ることで、より豊かに演奏できます。フルートはどこにでも持ち運べて、一人でも大勢でも楽しめる楽器です。私自身、学生時代からの友人たちと今も楽器を通じて素敵な時間を過ごしています。
この楽器の魅力を知った方には、フルートと共に豊かな人生を歩んでいただきたい。その一助となれば嬉しいです。
