0歳から65歳まで誰もが楽しめる体操教室。アイビス体操クラブが目指す『生涯スポーツとしての体操』とは

2023年4月、香川県に開校したアイビス体操クラブ。幼児から高齢者まで、誰もが楽しめる体操教室として注目を集めています。競技者育成と健康づくりの両立という新しい取り組みについて、代表の入野さんにお話を伺いました。

サービス概要

ー まずは、アイビス体操クラブの概要について教えてください。

入野さん:当教室は0歳から65歳までの幅広い年齢層を対象とした体操教室です。親子体操や障がいをお持ちの方向けのクラスなど、誰もが通える教室を目指しています。大きく分けて2つの部門があり、1つは2歳半から中学生までを対象とした習い事としての「スクール部門」、もう1つは大人の健康維持・増進を目的とした「健康づくり事業」です。

クラスの定員は年齢によって異なり、年少児クラスは10名まで、その他のクラスは最大16名までとなっています。2023年4月10日に開校し、まもなく2年を迎えようとしています。

設立の経緯・きっかけ

ー 体操教室を始められた理由を教えていただけますか?

入野さん:私自身、学生時代は体操競技を行い、その後は高校教員として8年間にわたり体操部の指導も担当してきました。

その中で「体操競技を広めたい」「オリンピックで見るような体操競技の選手育成をしたい」「競技人口の裾野を広げたい」このような思いが強くなっていったので教室を立ち上げました。

大人向けのクラスを始めたきっかけは、子どもの会員の保護者から「自分もトランポリンをやってみたい」という声があったことです。そこから徐々に大人向けのプログラムを展開していきました。

特徴やアピールポイント

ー アイビス体操クラブの特徴的な部分を教えていただけますか?

入野さん:スクール部門では、1回のレッスンで待ち時間を最小限に抑え、できるだけ多くの運動量を確保することを重視しています。これにより、確実な体力向上や運動能力の向上が期待できます。

また、少人数制のクラスながら集団での活動を大切にしており、社会性を育むことも意識しています。特に他の体操教室との違いは、私自身が競技指導の経験を活かし、楽しく活動しながらも自然と競技につながる技術や体力が身につくようなプログラムを提供している点です。

生徒に指導する際に意識していること

ー 指導の際に特に意識されていることはありますか?

入野さん:生徒一人ひとりと真摯に向き合い、決して自尊心を傷つけないよう心がけています。特に成功体験を積み重ねることを大切にしており、「できない」から「できる」へと成長していく過程をしっかりとサポートしています。

また、発達障がいなどをお持ちの方向けの特別クラスも設けています。これは、一般クラスでは馴染みにくい方に対して、もう一つの選択肢を提供したいという思いからです。

コースや料金体系について

ー 料金システムについて教えていただけますか?

入野さん:料金体系は大きく月額制とチケット制の2種類を用意しています。月額制の場合は、クラスの種類や受講頻度によって料金が異なります。また、単発での参加を希望される方向けにチケット制も導入しています。

今後のビジョン・展望

ー 今後の展望についてお聞かせください。

入野さん:生徒数を増やしながら、特に競技育成に力を入れていきたいと考えています。ただし、スクールの質は決して落とすことなく、しっかりとした基礎作りを続けていきます。また、2024年3月から開始した平日の大人向けクラスも充実させ、より多くの方に運動習慣を身につけていただき、健康的な生活を送るきっかけを提供していきたいと思います。

さらに、競技クラスの生徒向けの大会出場機会を増やすとともに、一般クラスの生徒にも発表の場を提供していく予定です。

記事を読んでいる方に向けたメッセージ

ー 最後に、体験や入会を検討されている方へメッセージをお願いします。

入野さん:どのクラスでも「楽しい」「好き」という気持ちを大切にしています。私たち指導者は、生徒の皆さんに楽しいと感じていただける時間を提供することを第一に考えています。

楽しみながら運動能力が向上し、例えば逆上がりができるようになるなど、目に見える成長を実感していただけます。ぜひ一度、レッスンの様子をご見学にいらしてください。