札幌市内で20年の歴史を誇る石垣渉水彩画教室。20代から80代まで幅広い年齢層が通う人気教室では、「絵を描く楽しみ」「額に入れて飾る喜び」「人に見てもらう感動」という3つの喜びを大切にしています。今回は同教室の特徴や取り組みについて代表の石垣さんにインタビューしました。

サービス概要
ー石垣渉水彩画教室について、どのような方を対象に、どのような指導を行っているのか教えてください。
石垣さん:当教室は大人専門の水彩画教室として、20代から80代を超える幅広い年齢層の方々が通われています。特に60代以上のシニア世代が中心となっていますが、土曜日のクラスではOLの方や若い男性の方も参加されています。
現在、札幌市内の3か所で計6教室を運営しており、各クラス10名から15名の少人数制で丁寧な指導を心がけています。レッスン時間は1回2時間半で、生徒さん一人一人の進度に合わせた指導を行っています。
設立の経緯
ー水彩画教室を始められたきっかけを教えてください。
石垣さん:私が24歳の時に脱サラしてイラストレーター・画家になり、初めての展示会を開催した際に、一人の方から「教えてほしい」というお声を頂いたことがきっかけです。
当時は、教室というと大御所の先生がやるものというイメージがあったため1年間悩みましたが、最終的に開講を決意しました。
最初は5人ずつの2教室からスタートし、今年で設立20年目を迎えることができました。
特徴とアピールポイント
ー石垣さんの水彩画教室の特徴やアピールポイントを教えてください。
石垣さん:当教室は、プロを目指す方向けではなく、趣味として水彩画を楽しんでいただくことをモットーにしています。厳しく指導するのではなく、和やかな雰囲気の中で楽しく絵を描いていただけるよう心がけています。
ただし、絵を通して上達していかないと面白くないので、1年間は基礎カリキュラムを実施しており、このカリキュラムによって、しっかりと基礎を身につけ、ステップアップできます。2年目、3年目以降は、生徒さんが描きたいものにチャレンジしていただけます。
また、アットホームな雰囲気を大切にしており、生徒さん同士の交流も活発です。中には教室終了後に一緒に食事に行かれる仲間もいらっしゃいます。
指導における工夫
ー絵を指導する際に意識していることや工夫していることはありますか?
石垣さん:優しく指導することを心がけています。また、私は生徒さんの絵に直接手を入れない方針です。私が手を入れると完成は早くなりますが、全て私の絵になってしまうためです。
理解が難しい場合は、別の紙に同じように描いて説明するなど、生徒さんの自主性を大切にした指導を心がけています。
コースと料金体系
ー費用面について教えてください。
石垣さん:入会金は3,000円、3ヶ月の受講料が15,000円です。初心者の方でも始めやすいように、道具は段階的に揃えていただくシステムを採用しています。最初は必要最小限の道具で始められ、その費用は1万円未満です。半年後に基礎2のコースに進む際に、追加で必要な道具を揃えていただきます。
今後のビジョン
ー今後の展望についてお聞かせください。
石垣さん:時間や曜日の制約で通えない若い世代の方にも、水彩画を学ぶ機会を提供したいと考え、動画教室の展開に力を入れています。現在は単発での動画販売を行っていますが、今後はセット販売に切り替え、より充実したコンテンツを提供していく予定です。
また、生徒さんからの質問に対応できるよう、独自のプラットフォームの構築も検討しています。LINEと連携しながら、よりインタラクティブな学習環境を整えていきたいと考えています。
メッセージ
ー水彩画教室への入会を検討されている方へメッセージをお願いします。
石垣さん:水彩画は初めてのコツを掴むまでが難しい画材です。失敗すると修正が難しく、上から重ねて隠すこともできません。当教室では、最初の半年から1年間をかけて、しっかりとしたカリキュラムで基礎を学んでいただき、絵の具と友達になれるような指導を心がけています。
また年に1回、札幌市内のギャラリーで教室展を開催していることも特徴です。絵を描く楽しみ、額に入れて飾る楽しみ、そして人に見てもらう喜びという3つの喜びを味わっていただけます。展示会をきっかけに、久しぶりに会う同級生が訪れたり、新しい交流が生まれたりと、絵を通じて人とのコミュニケーションも広がっています。
「絵を通じて人生が豊かになった」と言ってくださる生徒さんも多く、水彩画は趣味として大きな可能性を秘めています。初心者の方も安心してご参加いただける教室を目指していますので、ぜひ一度体験にいらしてください。