「ピラティスは人生の目標への道筋を整える」Melissa Pilates Classが伝える自立した生き方のための身体づくり

大人女性を中心に、目標達成のための身体づくりを目指したピラティスの指導を行うMelissa Pilates Class。

バレエ経験を活かし、運動そのものを楽しむだけではなく、何かの目標に向かうためのスタートラインを整える独自のアプローチで注目を集めています。

今回は代表の小林佳苗さんに、教室の特徴や指導への想いについてお話を伺いました。

教室概要

ー どういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?

小林さん:ピラティスそのものを楽しむというよりも、何かに活かすために通ってくださる大人の女性が中心です。

私のレッスンは、それぞれの方が目指すゴールに至るまでの道のりを、ピラティスで整えるという考え方です。

私は最初にバレエから入っているのですが、バレエをやるときに、できている人を真似して動いても、自分とその方は違うわけです。

生まれつきの骨格があり、後天的に身についた生活中での習慣的な体の使い方、筋肉の発達というものがあります。

同じ動きをして真似をすると、違う筋肉が使われて、結果が違ってしまうということが起きます。

これはバレエだけでなく、あらゆることに当てはまると思っています。

例えば、ダンスやスポーツもそうですし、楽器を演奏することや、座学で勉強することでも、その時の姿勢によってエネルギーの流れが変わったり、スタミナも変わってきます。

何かしら目標があってやりたいことがある、仕事のクオリティを上げてパフォーマンスを上げたい、シニアの方なら「絶対に自立した生活を続けるんだ」など、そういったガッツがある方がいらしてくださっています。

今やっているものをよりパワフルにやりたい、クオリティを上げたいという目標があって、そのための体づくりをレッスンしています。

設立の経緯・きっかけ

ー この教室を始めたきっかけや経緯について教えていただけますでしょうか。

小林さん:私は子供の頃からバレエをしていて、ひたむきに練習すれば上達すると信じてやっていました。

でも、ある一定の年頃になった時に、プロになるような人がいるような場所でレッスンをしていたら、全然違うなということに気づきました。

同じことをやっているのに、体つきも違うし、同じ振付をやっているのに動きが違う。

とてもじゃないけれど、プロになれるとか、そういう話じゃないなと思いました。

でも、なんとか自分なりに本物のバレエに近づきたいと思っていたので、バレエのレッスン以外のことで体を作る、整える方法はないかと思い、色々なことをやりました。

その時に試した中で、一番良いなと思ったのがピラティスだったんです。

特徴やアピールポイント

ー この教室の特徴やアピールポイントについてお聞かせください。

小林さん:例えば、腹筋を1日何回やるとか、1つの動きを何十回やったらいいとか、そういう考え方もあると思いますが、同じクオリティで同じ道筋を通って、筋肉を最後まできちんと使って、10回やったらもう疲れてしまうくらいの使い方をするのが本来のピラティスです。

習慣で動いてしまうと、その癖のままに動いてしまうので、根本を変えられません。

体の使い方を変えるために、自分の中にフォーカスして、内側からどういう使い方をしているかを考えながら、丁寧に動いていくレッスンです。

汗をたくさんかくというより、じわじわという感じが特徴です。

イメージしながら動くので、じっくり考えるのが好きという方はとてもはまると思います。

生徒に指導する際に意識していること

ー レッスンで大切にしていることや意識していることはありますか

小林さん:生徒さん一人ひとりとしっかり向き合うために、個人レッスンあるいは少人数制でレッスンしています。

姿勢には2つ関わっているものがあって、1つは呼吸、もう1つは感情です。

ピラティスは必ず独特の呼吸法から入っていくのですが、感情がとても影響するため、その時の気持ちが体に表れます。

私はメンタルから入り、過去の感情を思い出したり捨てていく作業の中で、自分の根本を変えるということをやってきました。

ただ、それはものすごくきつい作業です。

それよりも生徒のみなさんが明るい気持ちになるように、深いところには入り込まずに、お元気ですか?とさりげなく体調や気分を伺うようにしています。

レッスンプランついて

ー レッスンのプランについて教えてください。

小林さん:1つはバレエを熱心にやっていらっしゃる大人の方向けの、バレエのための大人のクラスがあります。

また、デザイナーさんや演奏家の方、お仕事をされている方が、ずっと体を保つためのレッスンもあります。

今後のビジョン・展望

ー 今後強化したいことや新たに取り組んでみたいことはありますか?

小林さん:ミドル世代、シニア世代の女性たちが、仕事や家事、趣味などをアクティブに楽しめる身体を保つ為、外見の若作りではなく、関節力や体幹力を高めて、内側から若返る為のエイジレスピラティスを提供し、強くしなやかな身体作りのサポートをしたいと願っております。

記事を読んでいる方に向けたメッセージ

ー 最後にお教室に興味を持たれた方に、メッセージをお願いできますでしょうか。

小林さん:今は色々なものが増えていて、様々な情報が入ってきます。

その中で、ただ情報が入ってきて、全部分かった気になって、その情報が自分の考えのようになってしまうところがあると思うんです。

私のスタジオ名、Melissa Pilates Classのメリッサは、アロマテラピーのメリッサという精油の名前が由来で、『自分自身を大事にする心を育てる』という意味があります。

ピラティスをただの運動としてだけではなく、目標やなりたい自分を達成するために取り入れてみませんか?