武道を通じて礼儀作法を学び、心身ともに強く優しい子どもを育てる—。
港区スポーツセンターを拠点に活動する極真空手港区田町教室は、3歳から小学生までの子どもたちに空手を指導しています。
同教室を主宰する中島清貴さんに、極真空手を通じた子どもたちの成長と、指導にかける想いについてお話を伺いました。
教室について

ー まず簡単にどういった方を対象にどのような指導をされていますか?
中島さん:主に港区の子供、3歳から小学校6年生までを対象に空手を教えています。
教室の場所は港区スポーツセンターの武道場等をお借りして開催しています。
稽古は1回90分間で、現在3歳半から小学4年生まで一緒に稽古を行っています。
約30名の生徒が在籍しており、年齢やレベルに応じて練習内容を分けて指導しています。
設立の経緯・きっかけ
ー この教室を始められたきっかけや背景について聞かせていただけますか?
中島さん:元々大人の教室を同曜日の20:00~運営していたのですが、問い合わせの中で、「子供のクラスはありますか」「子供を習わせたい」「時間が遅くて難しい」といった声を多くいただいていました。
当初は別の仕事との調整が難しかったのですが、タイミングが合ったことをきっかけに2年前に子供向けの教室を開設しました。
特徴やアピールポイント

ー 道場の特徴やアピールポイントについて聞かせていただけますか?
中島さん:空手という武道の教室として、他のスポーツや習い事とは異なる武道ならではの良さを大切にしています。
例えば、毎回の稽古は正座をして始まり、必ず最後も正座をして挨拶をして終わるという、武道における「礼に始まり礼に終わる」という部分を特に重要視しています。
また、極真空手という直接打撃フルコンタクトの空手を教えていますので、相手の痛みを知り、自分の痛みを知ることで優しい気持ちを持った人に育ってほしいという思いで指導を行っています。
これは恐らく学校では学べない、当教室でしか得られない学びだと考えています。
生徒に指導する際に意識していること
ー 実際に生徒さんに指導される際に特に意識していらっしゃることや大切にしていらっしゃることはありますでしょうか?
中島さん:私自身が4歳から空手を始めた経験を活かし、年齢ごとの子供たちの気持ちに寄り添うことを大切にしています。
空手では、「やりたくない、行きたくない」「先生が怖い」「この練習はやりたくない」といった気持ちを持つことがよくあります。実際幼少のころの私自身もそうでした。
そういった気持ちに寄り添いながらも、しっかりと指導するというバランスを取るよう心がけています。
実際に指導を始めてみると、現代の子供たちは基礎体力や集中力が低下している傾向がありますが、吸収力は非常に高く数カ月で基礎体力や集中力の向上が見られます。
また、これは子供らしさでもありますが多数の意見や行動に引っ張られやすい傾向もがあります。物事を客観的にとらえてしっかりと自分自身で判断できる子供達に育っていってもらいたいと思っています。
この教室で学んだことを普段の生活等で活かしていってもらいたいと思います。
コースや料金体系について

ー お子さんたちはみな同じ時間帯でレッスンされているのでしょうか?
中島さん:はい、1回90分の稽古を全員同じ時間帯で行っています。
習い事としては長い時間になりますが、そこでこそ身につくものがあると思っています。
また稽古の中で年齢やレベルに応じて内容は分けて実施しています。
今後のビジョン・展望
ー 今後強化したいとお考えの点や、新たに取り組んでみたいことはありますか?
中島さん:現在30名ほどの生徒が在籍していますが、人数が増えていくことでさらに活気のある教室としていきたいと考えています。
また私たちは地域で活動をさせてもらっていることに感謝をしながら、地域を盛り上げていくために様々なイベントへの参加も積極的に行っていきたいと思っており、そういった活動にも一層力を入れていきたいと考えています。
入会を検討されている方へのメッセージ
ー 最後に入会を考えていらっしゃる方にメッセージをお願いできますでしょうか?
中島さん:学校では学べない、他のスポーツにはない武道の良さを教えているのが、当教室のアピールポイントです。
極真空手という直接打撃フルコンタクトの空手を通じて、相手の痛みを知り、自分の痛みを知ることで、優しい気持ちを持った人に育ってほしいという思いとこの教室で学んだことを自身の人生において活かしていってもらいたいという思いを込めて指導していきます。
まずは無料体験稽古や見学で当教室の雰囲気を見ていただけたらと思います。