虹色ピアノ教室は、子どもからシニアまで誰でも音楽を楽しめる教室です。ピアノ指導だけでなく、リトミックや音レクリエーションを取り入れたユニークなレッスンを展開。音楽を通じて自己表現や健康維持をサポートする、岩崎様の想いとは？
活動の概要について教えてください。
虹色ピアノ教室では、基本的に個人レッスンを提供しており、子どもからシニアまで幅広い年代の方を対象にしています。レッスン内容は、一般的な個人ピアノ指導だけでなく、グループレッスン「音活講座」での、リトミックや音レクリエーションを取り入れた音楽体験も行っています。
また、音楽を通じて自己表現の幅を広げることを目的とし、「リトミック・ピアノ」という独自のレッスンも実施しています。これは、リトミックを取り入れながらピアノ演奏を体験するスタイルで、特に音楽の楽しさを身体全体で感じることを重視しています。
さらに、シニア向けの講座「ピアノで彩るセカンドライフ」も開講しており、初心者の方でも気軽に音楽を楽しめる環境を提供しています。楽器が弾けない方でも、簡単なアンサンブルに参加できるような工夫を凝らしています。
立ち上げたきっかけについて教えてください。
私自身、息子の病気をきっかけに、音楽が人に与える影響を強く感じるようになりました。息子は入院生活の中でも笑顔を絶やさず、その姿が周囲の子どもたちにもポジティブな影響を与えていました。この経験から、「音楽を通じて、人々を元気づけることができないか」と考え、音楽に関するさまざまな資格を取得し、グループレッスン「音活講座」教室を開くことを決意しました。
特に、子ども向けのリトミックや音レクリエーションの指導資格を取得し、単にピアノを弾くだけでなく、身体を使って音楽を感じることを大切にするレッスンスタイルを確立しました。さらに、大人やシニア向けにも「健康と音楽」をテーマにしたプログラムを考案し、より多くの方に音楽を楽しんでもらえる場を提供しています。
虹色ピアノ教室の特徴・強みはどんなところでしょうか？
当教室は、コンクールを目指す音楽教室ではなく、誰もが音楽を楽しめる場を提供することを大切にしています。特に、他の教室では受け入れが難しいと言われた子どもたちや、発達に特性があるお子さまにも、一人ひとりの個性に寄り添った指導行い、音楽を楽しむ機会を提供しています。
また、音楽を学ぶことだけでなく、想像力・創造力やコミュニケーション能力を育むことにも重きを置いています。例えば、ピアノを学ぶ過程で「自分の将来に向けて何かを引き出せるような経験をしてほしい」という想いがあります。
シニア向けには、楽器経験がなくても参加できるプログラムを用意しています。 大人の方向けには、ピアノだけでなく鍵盤ハーモニカやトーンチャイム、カリンバなど、多様な楽器を用いたアンサンブルを楽しめる環境を整えています。
活動・指導方針について教えてください。
私の指導方針は、生徒一人ひとりの「良いところ」を見つけることです。
「何かができない」ことではなく、「できること」を伸ばしてあげることを大切にしています。特に、子どもたちには自己肯定感を高めてほしいという想いが強く、できる限りその子が「やりたい」と思うことを尊重し、サポートするようにしています。
また、シニアの方々には、音楽を通じて健康維持にも役立つレッスンを提供しています。例えば、音楽で音レクリエーションをしたり、ピアノ脳での脳の活性化や、アンサンブルを通じて仲間とのつながりを深めることができます。
仲間とのつながりは、グループレッスンのどの講座にも該当しますが、大人向けの講座 鍵盤ハーモニカを用いたレッスンでは、ひと味違った演奏方法を学びつつ、呼吸機能の向上や脳の活性化、腹式呼吸による健康効果が期待できます。
トーンチャイム講座では、ハンドベルの様に１音ずつ手に持って、音でのコミュニケーションを楽しんだり、手や腕を動かして鳴らすので、運動能力の維持や、鳴らし方で空間認知力を鍛えたり、担当する音を鳴らして皆で１つの音楽を作る楽しみ・喜びを感じられます。
カリンバ講座では、ピアノと違った鍵盤の配置を考えながら演奏しますので、可愛らしい音に心を癒やされながら、脳の活性化や集中力を養います。
今後の展望についてお聞かせください。
今後は、より多くの人に虹色ピアノ教室の存在を知ってもらうために、ワークショップやイベントの開催を強化していきたいと考えています。
具体的には、楽器作りのワークショップ（カスタネットや小型カリンバなど）を開催し、子どもたちに音楽に触れる機会を増やしたいと思っています。また、地域のマルシェやイベントに参加し、アコースティックライブなどを通じて音楽の楽しさを広める活動も計画中です。
さらに、地元の社会福祉協議会からの問い合わせもあり、福祉施設での音楽プログラム提供の可能性を探っています。また、近隣のホールの企画支援プロジェクトにも他のメンバー様と一緒に応募し、より多くの人に音楽を届ける機会を作ることを目指しています。
最後に、メッセージを一言お願いいたします。
私は「怖い先生」ではありません（笑）。
音楽を学ぶことが楽しく、気軽にできる場を作りたいと思っています。「ピアノは難しい」と思っている方でも、楽しみながら挑戦できるレッスンを提供していますので、ぜひ気軽にご参加ください！
また、子どもたちも大人の方も、「音楽を楽しむ」ことが一番大切だと考えています。一緒に音楽を奏でながら、楽しい時間を過ごしましょう！
