グローバル化が進む現代のビジネスシーンにおいて、英語の必要性は年々高まっています。外資系企業ではもちろん、日本企業でも海外とのやり取りや英語での会議が日常的になってきました。しかし、これまでの英語教育や従来の英会話スクールを経験しても、実践的なビジネス英語力を身につけることが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな中、テクノロジーと人的サポートを組み合わせた新しいアプローチで、ビジネスパーソンの英語学習を支援する企業が注目を集めています。それが、英語コーチングサービスを提供する『株式会社プログリット』です。
今回は、同社マーケティングマネージャーの石原悠貴氏に、サービスの特徴や展望についてお話を伺いました。「1日3時間」の学習を推奨する同社が、どのようにして忙しいビジネスパーソンの英語力向上を実現しているのか聞いてきました。
ビジネスパーソンに特化した英語コーチングサービス
ー石原さま、本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは『プログリット』のサービス概要について詳しくお聞かせください。
石原悠貴マーケティングマネージャー(以下敬称略):私たち『プログリット』は、「世界で自由に活躍できる人を増やす」というミッションのもと、英語コーチングサービス「プログリット」を中心に、本気で英語力を身につけたい方にサービスを提供しています。
サービスの対象者は非常に幅広く、初心者から「TOEIC 990点をとったけどもっと上を目指したい」という超上級者まで、あらゆるレベルの方に対応できるプログラムを用意しています。特に現在は、ビジネスパーソンの方々にご利用いただくことが多く、年齢層としては20代後半から40代後半がボリュームゾーンです。
中でも、英語がキャリアの障壁となっている方々からの支持を得られていると感じています。日本国内での業務では十分に活躍できている方でも、英語力が足かせとなって海外での拠点や顧客とのやり取りや海外駐在などで苦労している方は少なくありません。そのような方々が、一人でも多く世界で活躍できる人材として羽ばたけるよう支援をしています。
お客様のニーズは主に3つのカテゴリーに分類されます。
- 現在の業務で「使える」英語力が必要な方
- 将来のキャリアに向けた準備として学習される方
- プライベートや趣味での活用を目指す方
特に多いのが最初の2つのカテゴリーで、「現在の業務で英語が必要」という方々の中でも、さらに2つのパターンがあります。一つは、「半年後にニューヨーク駐在が決まった」といったような海外赴任・駐在などにより英語力を短期間で引き上げる必要があるケース。もう一つは、国内勤務でありながら上司や取引先とのやり取りで英語使用頻度が高くなったケースです。どちらの場合も、必要な英語力と身に付けるまでの期間が「明確」であることが特徴です。
「将来のキャリアに向けた準備」のニーズは、外資系企業での将来的な昇進に備えるケースや、転職や海外留学に備えるケースなど様々なシチュエーションがあります。
マッキンゼー出身の創業者が抱いた課題感がサービスの原点に

ー御社がこのサービスを始められた経緯について、詳しく教えてください。
石原:弊社は8年前(2024年現在)に、マッキンゼー・アンド・カンパニーで勤務していた岡田祥吾が創業しました。マッキンゼーは世界的に有名な外資系コンサルティング企業ですが、そこでの勤務中、岡田は頻繁に行われる英語での会議や、ハイレベルなビジネス会話の場面で大変苦労をしています。
岡田は大学時代に留学経験があり、それなりに英語を学んできてはいたのですが、実際のビジネスシーンでは全く歯が立たず、日本の英語教育や留学経験だけでは不十分だということを痛感しています。
当時、英語力を上げるため様々な英語学習サービスを利用したものの、どのサービスでも英語力が上がらず、効果的な学習方法を見出すまでに多くの時間を要してしまったと言います。
この経験から、同じような悩みや課題を抱える人が多いのではないかと考え、岡田自身が確立した体系的な英語学習方法をさらに科学的に検証し、より多くの方々に提供することで日本の発展に貢献できるのではないかと考え、プログリットを創業するに至りました。
徹底的な個別最適化を実現する「人×テクノロジー」

ー他の英会話サービスと比べた際の、『プログリット』の強みや特徴について教えてください。
石原:最大の特徴は、お客様に提供するサービス品質の高さです。弊社では全社員、全てのコンサルタントが「日本で一番英語力を伸ばせるサービスを作る」という強い信念を持って日々自分のミッションに向き合っています。
同様のビジネスモデル、つまり専任講師が付いてオーダーメードのカリキュラムを提供する形態の会社は増えてきていますが、私たちの「徹底具合」が大きな違いを生んでいると考えています。
まず、カリキュラム作成面では、専門の教材開発チームが組成されており、最新の学習理論や論文、実際のお客様の学習成果などを研究しながら、プログラムの開発・改善に努めています。同時に、数十名のエンジニアチームが学習アプリの開発を担当し、お客様が時間や場所の制約を受けずに快適な学習体験を実現できる体制を整えています。
さらには、累計2万人を超えるお客様の学習データを分析し、その結果をサービスに反映させていくことで、より効果的な学習環境を提供しています。このデータと知見を活用することで、英語コンサルタントからお客様一人ひとりへの最適なサポート提供を実現しています。
お客さまを1対1でサポートするコンサルタントも大変重要です。コンサルタントが120%お客様に向き合えるよう、会社としての仕組みづくりも徹底しています。業務効率化のため、ChatGPTなど生成AIの活用も積極的に進め、お客様対応以外の業務を極力削減し、無駄を排除することで、コンサルタントが本来の仕事(=お客様の英語力向上に向き合い続ける)に集中できる環境を整えています。
一方で、AIではなく人の手で行うことを重視している点もあります。例えば、シャドーイングのトレーニングでは、お客様に毎日録音を提出していただき、コンサルタントが個別にフィードバックを提供しています。AIではなく、あえて人が確認し添削することで、お客様の業種や職種・背景などを踏まえた、より細やかで文脈に即したフィードバックが可能となります。
学習生産性と投下時間の最大化へのこだわり

ー学習生産性と投下時間の最大化について、具体的な取り組みを教えていただけますか?
石原:私たちは英語力を伸ばすためには何よりも「量が大事」という基本的なスタンスを持っています。そのため、お客様には1日3時間の学習を推奨していますが、多忙なビジネスパーソンにとって、この時間の確保は大きな課題となります。
この課題に対して、まず徹底的な動機付けを行います。例えば「英語の会議で話を聞き取れるようになりたい」という漠然とした目標があった場合、「なぜそれが必要なのか」「その先にどんなキャリアを描いているのか」といった質問を通じて、目標を具体化していきます。
単に「1年後に英語が話せたら良いな」という曖昧な目標から、「1年後のこの時点までにここまで達成したい。そのためには今の1日1日が大切だ」という具体的な認識に変わることで、学習へのモチベーションが大きく向上します。これは、お客様自身の中から生まれた欲求であり目標なので、持続的な学習意欲につながります。
さらに、週次面談では仕事のスケジュールからプライベートまで踏み込んで一緒に学習スケジュールを立てます。ときには、お子さんが生まれたといった生活環境の変化なども考慮しながら、1日のスケジュール、1週間のスケジュールを具体的に見ていきます。「この時間ならできませんか」「この飲み会は必須ですか」など、飲み会のスケジュールまで踏み込んで優先順位付けを行うこともあります(笑)。
お客様からは「英語というより、人生にまで踏み込んでくる」というコメントをいただくこともありますが、それだけの関与があってこそ、確実な学習時間の確保が実現できるのです。コンサルタントのコミュニケーション能力は非常に高く、お客様一人ひとりに合わせた適切なアプローチを心がけています。
4つのコースで多様なニーズに対応

ー『プログリット』のコースやプラン構成について詳しく教えてください。
石原:現在、4つのコースを提供しています。
ビジネス英会話コース、TOEIC® L&R TESTコース、TOEFL iBT® TEST / IELTSコース、初級者コースです。最も受講者が多いのがビジネス英会話コースです。
TOEIC® L&R TESTコースやTOEFL iBT® TEST / IELTSコースは、それぞれのスコアアップを目指す方向けですが、単なるスコアアップだけを目指すわけではありません。例えば、TOEIC 990点(満点)を持っていたとしても実際のビジネスシーンで苦労される方も少なくありませんので、どのコースでも「使える英語」の習得を共通の目標としています。
また、総合学習型のコーチングサービス以外にも、リスニング力向上特化アプリ「シャドテン」や、スピーキング力向上特化アプリ「スピフル」、AI英会話アプリ「ディアトーク」など、ニーズに特化したサブスクサービスも展開しています。フラッグシップのコーチングサービスではすべての要素を総合的に学習できますが、特定のスキルに焦点を当てたい方向けに、これらの個別サービスを提供しています。
今後の展望:日本一の英語学習サービスを目指して
ー今後の展望についてお聞かせください。
石原:私たちは「日本一英語力を伸ばせるサービス」を目指して、「人×テクノロジー」の力でさらなる進化を続けていきたいと考えています。
特にテクノロジーの側面では、データドリブン(データに基づいて判断・アクションする事)なアプローチをさらに強化していきたいと考えています。お客様の学習データを詳細に分析し、その結果を基にプログラムや指導方法を最適化していくことで、より効果的な学習環境を提供していきます。
最後に:無料カウンセリングで変化のきっかけを
ー最後に、『プログリット』への入会を考えていらっしゃる方へメッセージをお願いします!

石原:急に営業っぽくなってしまいますが(笑)、まずはぜひ無料カウンセリングにお越しいただきたいです。多くの受講生の方から「カウンセリングで自分の課題が明確になった」「納得感があった」という声をいただいており、カウンセリングでの体験が受講のきっかけになったという方は非常に多いです。60分のカウンセリングでは、ご自身の英語力診断をはじめ、英語学習に関する悩みや課題を徹底的に掘り下げていきます。
私たちは目の前のお客さまに対して、単なる英語学習ではなく、英語を通じて活躍の場を広げていただきたいと強く想っています。
英語学習でお悩みの方も、英語を今学び始めるべきか迷われている方も、まずはお気軽にカウンセリングをご利用いただき、ご自身に最適な学習方法を見つけていただければと思います。