「音楽は世界共通の言語」グローバル子供音楽塾が目指す国際感覚と豊かな表現力の育成

音楽は単なる趣味や特技ではなく、グローバル社会を生き抜くための強力な武器になる——。

代官山に拠点を置くリオン音楽院が2025年4月、新たなプロジェクト「グローバル子供音楽塾」をスタートさせました。

欧米では当たり前の「音楽スキル」が持つ価値を日本の子どもたちにも伝え、真の国際人を育てる取り組みについて、同塾代表の山瀬理桜さんにお話を伺いました。

音楽を通じた国際感覚の育成と検定取得で未来への武器を

ーグローバル子供音楽塾ではどういった方を対象に、どのようなレッスンをされていますか?

山瀬さん:私たちが目指しているのは、世界基準の音楽教育です。

お子様の感性は音楽の中で育てられますし、想像力や国際的な視野を広げるという意味では、音楽は非常に良いツールになります。

例えば舞台に立つことやご挨拶をすること、プレッシャーをどう自分の中でコントロールしていくかということも、音楽を学ぶことで養われます。

私たちの強みとしては、ABRSMというイギリスの王立音楽検定を導入していることが挙げられます。

これは欧米でもアジアでも非常に人気の高い検定で、リオン音楽院では合格率100%を誇っています。

この資格はグレード1から8まであり、持っていることで海外の大学入学時や就職時に大きなポイントになります。

欧米では楽器が弾けることに対する評価が非常に高く、リスペクトされるのです。

最近は「音楽家になるため」というよりも、「グローバルに対応できる人材になるため」に音楽を習われる方が増えています。

インターナショナルスクールに通うお子さんや、将来海外留学を考えている方、外資系企業への就職を目指す方など、音楽スキルが自分の未来の武器になると考える方々に向けたプログラムを提供しています。

代官山という土地柄と国際的ニーズから生まれた新プロジェクト

ーグローバル子供音楽塾を立ち上げようと思われたきっかけや背景について教えてください。

山瀬さん:代官山や中目黒という土地柄もあり、海外に行きたい日本の方や、中国、韓国、台湾から来られた生徒さんの保護者様でお子さんを将来海外の大学に入学させたいというお気持ちの方がとても多いのです。

そうした中で、私たちの教育スタイルが非常にプラスになるということが口コミで広がりました。

日本でも「グローバル」という言葉は話題になっていますが、実際に何が必要かというと、勉強だけではなく、ABRSMのグレードを持っていることが非常にポジティブに働くということをご存じない方も多いです。

音楽家になるために育てるというよりは、国際的な感覚や音楽の資格を持つことが自分たちの未来にとって武器になるということをきちんとPRしていきたいと思い、リオン音楽院の中で新たにこのプロジェクトをスタートすることになりました。

対象年齢は2歳からで、大学入学までサポートしています。

中には2〜3歳からスタートしている生徒さんもいらっしゃいます。

独自のプログラムで育む表現力と国際的な音楽資格の取得環境

ーグローバル子供音楽塾のアピールポイントを教えてください。

山瀬さん:まず、楽器演奏の向上は当然のことながら、音楽を通じた表現力や想像力の育成を重視しています。

また、コミュニケーション能力やリーダーシップも、一人で演奏するだけでなくグループで演奏する機会を通じて育てています。

これはリオン音楽院独自のプログラムで、他の音楽教室とは異なるカラーを持っていると思います。

また、ABRSMなどの国際的な音楽検定を取得しやすい環境を整えています。

海外の音楽大学や教育機関への進学に有利な資格や情報を学院内で共有し、グローバルな視野を持つご両親やお子さんをサポートしています。

環境面では、講師陣も国際色豊かで、海外出身の先生や英語が堪能な日本人の先生がいます。

生徒さんも様々な国籍の方がいらっしゃるので、グローバルな視野の育成に適した環境が整っています。

グローバル子供音楽塾は2025年の春から新たにスタートしたプロジェクトとのことですが、どのような取り組みを計画されていますか?

山瀬さん:リオン音楽院自体は長い歴史がありますが、「グローバル子供音楽塾」というプロジェクトは今年4月からスタートしました。

今、サマーセミナーなども準備しており、1週間という短期間でも成果が出せるようなプログラムも開発中です。

長期的に音楽を学ぶことで国際的な視野を育てるコースはもちろん、サマーセミナーのような短期集中型のプログラムも提供していく予定です。

チーム力と個性を尊重した指導方針

ーレッスンの際に大切にされていることや特に意識していることはありますか?

山瀬さん:私たちの学院はチームで運営しています。

音楽は幅広い専門性を必要としますが、先生も得意分野はあります。

例えばピアノでも、全てをオールマイティーに教えられる先生というのはなかなか難しいもの。

そういった意味では、それぞれの先生の得意分野を生かして、チームで一人の生徒さんにより良い環境と生産性のあるレッスンを提供しています。

リオン音楽学院では、「一人の先生だけでなく、多くの専門家が関わることで、生徒の才能を総合的に伸ばす」 というスタイルを大切にしています。

はっきりとした目標設定で、生徒さんが実感できるプログラムをチームで相談しながら作っており、結果として保護者様の満足度も高いです。

また、生徒さん一人ひとりの個性を大切にしています。

スピード感を持って成長できる生徒さんもいれば、ゆっくりと学ばれる生徒さんもいらっしゃいますが、それが良い悪いではなく、生徒さん同士が一つのファミリーとして一緒に成長していくことを意識しています。

年に1回は大きな定期コンサートを開催し、その他にもサロンコンサートを行っています。

音楽は特別なものではなく、歯磨きのように日常生活に必要なコミュニケーションツールになるという意識を生徒さんに伝えるよう心がけています。

音楽は世界共通の言語 — 真のグローバル感覚を育てる

ー今後強化したい点や新たに取り組みたいことはありますか?

山瀬さん:残念ながら日本では、音楽は趣味の世界、あるいは音楽家になるためのものという考え方をお持ちの方も少なくありません。

しかし世界では、音楽は私たちの武器になります。

何も演奏できない人よりは楽器が弾ける、歌が歌えるというコミュニケーションツールを持っている方が、言葉以上に力を発揮するのです。

音楽演奏ができることは素晴らしいことであり、これは資格にも技術にもなります。

英語を話せることと違って、演奏できることは明確な技術ですから、欧米ではそういうものがリスペクトされるのです。

日本でもそういう価値観が広まれば、社会はもっと良くなっていくと思います。

音楽は世界共通の言語です。

英語を学ぶことも大切ですが、音楽を通じてグローバルなコミュニケーション能力を身につけることも同じく重要です。

実際に海外に出た時に音楽が自分の強みになったという卒業生の声も多く、そういった経験を次の世代に繋げていくことが私たちの目標です。

親子で挑戦する音楽の世界 — 未来を切り拓く第一歩を

ー最後に、この記事を読まれた保護者の方へメッセージをお願いします!

山瀬さん:子育てをされているお父様お母様方は、お子様により良い未来を作りたいと考えていらっしゃると思います。

その未来は毎日の積み重ねから生まれるものです。

習い事は技術も含めて根気のいるものです。

毎日同じような練習を続けていく中で、上手くいく時もあれば上手くいかない時もありますが、それを続けることで本当により良い未来を作ることができます。

ただし、それには良い先生との出会いや、同じ価値観を持つ仲間やコミュニティが必要です。

そういった場所をお探しであれば、ぜひ私たちの音楽塾を検討してみてください。

オンラインレッスンも実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

親御さんご自身が音楽経験がなくても心配はいりません。

役割分担として、お子さんの音楽教育は私たちプロにお任せいただければと思います。

もちろん練習のサポートは必要ですが、リオン音楽院ではレッスン内容をきちんとレポートしたり、動画でお送りしたりと、親御さんにとって安心出来るサポートも充実させています。

中には最初はお子さんが習い始めて、途中から親御さんも習い始めるケースもありますよ。

お子さんの才能は、親御さんが考えている以上に大きいかもしれません。

ぜひ一歩踏み出して、音楽を通じて世界と繋がり、お子さんが自信を持って可能性を広げられるような第一歩を、私たちの音楽塾で歩んでいただければと思います。