「頑張る」を「楽しい」に変える魔法 ~ピアノ教室『リトピアランド 』今村麻美 主宰の情熱~

ピアノを通して「頑張る力」を育む教室として、地域の子どもたちや大人の音楽学習を支える『リトピアランド』。主宰の今村麻美先生は「頑張ることが楽しい」と感じられる環境づくりに情熱を注いでいます。オリジナル教材を活用した段階的な指導で、小さな「できた!」の積み重ねを大切にするその教育哲学は、多くの生徒たちの成長を支えてきました。

幼児向けの絶対音感コースからプレピアノ、そして本格的なピアノコースまで、幅広い年齢層に対応したカリキュラムが特徴です。大手音楽教室での経験を活かしながらも、一人ひとりの目標に合わせたオーダーメイドの指導を実践する今村先生のレッスンには、音楽の楽しさと向上心を育む秘訣が詰まっています。今回のインタビューでは、その教育理念や指導法、そして生徒たちの成長エピソードについてお話を伺いました。

「できる」喜びを大切にする、年齢を超えた音楽の学び舎

ー今村さま、本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずは、ピアノ教室『リトピアランド』ではどのような指導を行っているのでしょうか?概要について、ぜひお聞かせください

今村麻美 主宰(以下、敬称略):幼児から大人の方まで幅広い年齢層の生徒さんに通っていただいています。コースとしては、幼児向けの絶対音感コースとプレピアノコース、そしてピアノコースを用意しています。

ー指導内容については、どのような特徴がありますか?

今村:生徒さん一人ひとりの希望に合わせた指導を心がけています。例えば、コンクールに挑戦したい方にはそれに向けた専門的な指導を行いますし、楽しく弾けるようになりたいという方には無理なく楽しめるレッスンを提供しています。それぞれの目標や希望に沿ったレッスンを大切にしています。

大手の枠を超えて、独自の音楽教育を追求する情熱

ー今村さまがこちらのピアノ教室を始められた経緯や、きっかけをぜひ教えてください。

今村:元々は大手音楽教室の講師として働いていました。その傍ら、自宅でも小規模な教室を開いていたのですが、大手音楽教室で9年ほど勤めた後、独立して自宅教室に専念するようになり、現在の『リトピアランド』となりました。

ー大手音楽教室での経験から、ご自身の教室を持つことでより理想の指導ができると感じられたのでしょうか?

今村:そうですね。大手音楽教室には確立されたシステムがあり、そのカリキュラムに沿って指導を進めていく必要があります。そのシステムを学べたことは私にとって非常に貴重な経験でしたが、独立することで自分の理念に基づいた指導ができるようになりました。

ーどのような指導を実現したいと思って教室を開設されたのですか?

今村:まず根本にあるのは、私自身がピアノを好きで、その楽しさや素晴らしさを伝えていきたいという思いです。また、生徒さん一人ひとりが確実に上達していけるオリジナルのプログラムを考案し、それを活用した指導を行いたいと思いました。生徒さんたちが将来自分で好きな曲を弾けるようになってほしいという願いを実現するために、私なりのアプローチで指導しています。

「頑張る」を「楽しい」に変える、リトピアランドの教育哲学

ー多くのピアノ教室がある中で、『リトピアランド』ならではの特徴や強みを教えてください。

今村:最大の特徴は、オリジナルの教材を使用していることと、「頑張る力」を育てることを重視している点です。ピアノを通じて「頑張ることが楽しい」と感じてもらえるような指導を心がけています。

ー「頑張ることが楽しい」と感じるのは容易ではないと思います。多くの場合、頑張ることは辛いものと捉えられがちですが、それを楽しいと感じてもらうために工夫されていることはありますか?

今村:まず、オリジナル教材は「簡単にできる」という成功体験を積み重ねられるように設計しています。「できた!」という小さな達成感を何度も味わうことで、次のステップに進む意欲を高められるようにしています。

また、発表の機会を積極的に設けています。人前で演奏する経験を通して、他の生徒さんの演奏も見ることができます。そこから「私もできるかも」「僕もあんな風に弾いてみたい」という意欲が生まれます。人は目で見て触発されることが多いので、そうした刺激を受けられる環境作りを大切にしています。

小さな成功体験の積み重ねが生み出す、音楽への限りない愛

ー生徒さんへの指導で特に意識されていることや、方針があれば教えてください。

今村:最も大切にしているのは、「できた」という成功体験を積み重ねることです。何かができないと感じるとピアノに対する心理的な壁ができてしまいます。特にピアノを始めたばかりの時期は、覚えることが多く大変です。そのため、課題を細かく分けて、一つひとつ「できた」という実感を持てるように工夫しています。

ーホームページを拝見すると、保護者様からの声に「レッスンの注意点を動画で送信してくれる」という点が高評価されていました。この取り組みについて詳しく教えていただけますか?

今村:レッスン中に口頭で伝えた内容は、どうしても忘れてしまうことがあります。特に曲を仕上げていく過程での重要なポイントや技術的なコツなどは、視覚的に記録しておくと効果的です。そこで、レッスン中に「ここが重要」というポイントを動画で撮影し、その部分だけを生徒さんや保護者様に送っています。

基本的に週1回のレッスンなので、次のレッスンまでの練習期間に参考にしていただけます。これにより、自宅での練習がより効果的になり、上達のスピードも上がっています。

「聴く力」を育み、人生の可能性を広げる多彩なプログラム

『リトピアランド』で提供されているコースやプランについて、それぞれ簡単に説明していただけますか?

今村:まず「絶対音感コース」では、聞いた音を正確に判別できる能力を育てていきます。このコースを設けた理由は、ピアノ演奏において自分の出している音をよく聴くことが非常に重要だからです。単に音を判別するだけでなく、「聴く力」全般を育てることを目的としています。

次に「プレピアノコース(2~3才まで)」は、本格的なピアノレッスンの前段階として、楽しく音楽に親しみながらピアノの基礎を学ぶためのコースです。そして「ピアノコース(3才~「大人のピアノコース」では、それぞれの年齢や目標に合わせた本格的なピアノ指導を行っています。

ー絶対音感を身につけることで、日常生活にも良い影響はありますか?

今村:一般的に、絶対音感を訓練することでIQが向上すると言われています。特に集中力が高まる効果があるため、ピアノ以外の学習や活動にもプラスの影響があると考えています。

音楽の喜びを伝え続ける、リトピアランドの未来像

※生徒さまの声より、一部抜粋

ー今後、『リトピアランド』として強化していきたい点や、あらたに取り組みたいことがあれば教えてください。

今村:これからも「頑張る力」を育てていくことを最も大切にしていきたいと考えています。ピアノに取り組む過程で「頑張ることが楽しい」と感じられる体験を提供し、音楽の素晴らしさを伝えていくことが私の願いです。

ーホームページからも、今村先生のレッスンへの情熱がひしひしと伝わってきました。今村先生自身が生徒さんに教えることの楽しさを感じたきっかけは何でしょうか?

今村:生徒さんが上達していく過程を見守れることが、私にとって最大の喜びです。特に「できなかったことができるようになった」瞬間の生徒さんの笑顔や達成感に満ちた表情を見ると、教えることの幸せを実感します。生徒さんと喜びを分かち合える瞬間が、私がレッスンを続ける原動力になっています。

ー生徒さんの「頑張る力」が育った印象的なエピソードがあれば、ぜひ教えてください!

今村:小学1年生で他の教室から移ってきた生徒さんの例が特に印象に残っています。最初は「アニメの曲が弾けたらいいな」という軽い気持ちで入会され、楽譜を読むのも苦手な状態でした。

ピアノに対して特別な興味もなく始めたレッスンでしたが、少しずつ練習を重ねていくうちに変化が現れました。徐々にピアノへの熱意が高まり、自発的にコンクールにも挑戦するようになったのです。挑戦の過程では喜びも悔しさも経験しましたが、「次は頑張ろう」という前向きな姿勢で取り組んでくれました。

その結果、技術も大きく向上し、コンクールでも良い成績を残せるようになりました。さらに嬉しいことに、将来は音楽に関わる道に進みたいという夢も生まれました。現在は中学3年生で進路選択の時期ですが、その夢に向かって努力を続けています。このような成長を間近で見られることは、教師冥利に尽きる体験ですね。

あなたの音楽人生は、ここから始まる

ー最後に『リトピアランド』への入会を検討されている方々へ、メッセージをお願いします!

今村:弊教室では、ピアノの技術だけでなく、音楽を心から楽しむ気持ちを大切にしています。

一人ひとりのペースと目標に合わせて、小さな「できた!」を積み重ねながら確実に成長していける環境をご用意しています。私自身、生徒さんの上達を見守り、一緒に喜びを分かち合えることが何よりの幸せです。音楽の素晴らしさを感じながら、ピアノを弾く喜びを一緒に味わいましょう。

ピアノが初めての方も、他の教室から移られる方も、大人になってから始めたい方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆さんとの出会いを心よりお待ちしています。