「やり抜く力」を育むローズマリーミュージックスクール — ピアノを通じて人生の成功者を育てる教室

港区麻布十番と板橋区成増に教室を構える「ローズマリーミュージックスクール」は、単なるピアノ教室ではありません。「やり抜く力」を育む教育理念のもと、幼児からシニアまで様々な年齢層の生徒に対し、音楽を通じて人生の成功者になるための土台作りを提供しています。今回は、そんなローズマリーミュージックスクールの松田澄江先生にインタビューしました!

教室の概要と生徒層について

-ローズマリーミュージックスクールでは、どのような方を対象にどのような指導を行っているのですか?

澄江先生:当教室の生徒の80%は3歳から中高生までの、これからピアノを始める子どもたちがメインです。教室は港区麻布十番と板橋区成増にあり、10%が0歳児からのリトミック,特に麻布十番では知育リトミックと呼ぶ個人レッスンを行っています。残りの10%が65歳以上のシニアの方々を対象としたキーボードのグループレッスンを両教室で実施しています。3歳から中高生の方はマンツーマンでの個人レッスンとなります。

私たちの教室では、年齢層に合わせた多様なレッスンプログラムを提供しています。幼児向けのリトミックからピアノの基礎技術、さらに進んだ生徒には高度な演奏技術まで、一人ひとりのレベルや目標に合わせた指導を行っています。すべてのレッスンに共通するのは、音楽を通じて「やり抜く力」を養うという教育理念です。

教室の歴史と設立経緯

ー ローズマリーミュージックスクールはいつから開講されていますか?

澄江先生:運営法人としては現在も続いていますが、私が音楽大学を卒業し、ヤマハで修業した後、1990年4月1日にローズマリーミュージックスクールをスタートしました。

ー 教室を開校しようと思った経緯や理由について教えていただけますか?

澄江先生:音楽大学卒業後、ピアノ教育の素晴らしさを多くの子どもたちに伝えたいという思いから教室を開設しました。ピアノを弾くという行為は右手と左手を使い、楽譜を読みながら頭で考え、両手を別々に動かし目は次の小節を見るという複雑な作業を行うことが脳の発達成長を促進します。これは科学的にも証明されており、実際に東京大学の学生の約6割は子供の頃にピアノを習っていたというデータもあります。

こうした音楽教育の価値と可能性を信じ、子どもたちが将来成功するための基礎力を育む場として、ローズマリーミュージックスクールを立ち上げました。現在でも多くの親御さんが子どもの才能開発や情操教育のためにピアノを選び、体験レッスンに訪れています。

教室の特徴と教育理念

ー 他のピアノ教室とは異なる特徴や教育理念はありますか?

澄江先生:当教室の最大の特徴は、「やり抜く力」を養成することができる日本で唯一のピアノ教室であることです。これはアメリカペンシルベニア大学心理学教授のアンジェラ・ダックワース博士が提唱している成功哲学「グリット」(GRIT)に基づいています。IQが高いだけでは必ずしも成功するわけではなく、文部科学省が提唱する「生きる力」を発展させた「やり抜く力」を教育理念としています。

小さな成功体験を積み上げられることができるよう、3歳の未就学児からある程度弾けるようになったらコンクールに出て、目標を設定し、計画を立て、実践し、結果を出していく経験を積ませています。コンクールは競技ですから、予選があり、本選があり、全国大会まであります。当然敗退し悔しい思いもすることもありますが、人生にはやり直しが利かない一方で、コンクールは毎年開催され今まで以上に努力し挑戦する。そういった小さな成功体験を積み重ねることができる教室として差別化を図っています。

コンクール参加と発表会について

ー コンクールの回数はどれくらいありますか?

澄江先生:様々なコンクールがあります。全国子どもピアノコンクール、ヨーロッパ国際ピアノコンクール、日本クラシックコンクール、全日本ピアノコンクール、ブルグミューラーコンクール、バッハコンクール、ピティナコンペティションなどがあります。

また、ピティナという一般社団法人全日本ピアノ指導者協会という日本で一番大きな組織があり、ローズマリーミュージックスクールは麻布プラチナステーションの代表を務めています。その他にもショパンコンクールインアジアなど、全体で10種類ほどのコンクールがあります。すべてに出場するわけではなく、生徒の実力やスケジュールに合わせて選んでいます。

ローズマリーミュージックスクールの基本3本柱は、「基本レッスン」、人前で物おじしないための「発表会」、そして「コンペティション(コンクール)」です。発表会は年に1回開催しています。

指導方針について

ー 生徒さんを指導する際の方針などはありますか?

澄江先生:基本的にはお習い事として礼儀作法を前向きに置いています。教室に入ったら靴を揃える、手を洗う、正しいトイレの使い方、レッスン時はきちんと挨拶をするなど、当たり前のことですが、最近のご家庭では手が回らないことも多いです。

ピアノ教室ですから音楽を教えるのは当然ですが、礼儀作法を基本として音楽を身につけ、人生の成功者になるための「やり抜く力」を鍛える教室を目指しています。

料金体系について

ー 教室の料金体系について教えていただけますか?

澄江先生:教室によって料金は異なりますが、板橋区の成増教室はレッスン料が若干お安くなっています。

また設備費として、安全対策やウイルス対策などの費用がかかります。レッスン自体は年間40回で、別に発表会があります。振替レッスンもあり年間2回の振替レッスン週を設けています。

今後の展望

ー 今後、ローズマリーミュージックスクール様として取り組んでいきたいことや展望について教えてください。

澄江先生:基本的には、教室を増やすというよりも、レッスンの充実を図ることを重視しています。そのため講師を現在の6名から年内に8名体制にし、教室の稼働率を上げていく予定です。

また、リアルなレッスンを基本としながらも、オンラインレッスンも積極的に行っています。現在は国内だけでなく、香港や台湾など海外在住の日本人の方々も対象としています。時差が1時間以内のアジア圏であればオンラインレッスンが可能なので、レッスンエリアを広げていきたいと考えています。発表会もリアルとオンラインの両方で実施することも検討中です。

都内の一部の地域では、送迎サービスも行っています。特に麻布教室では、大使館の裏辺りなど暗い場所もあるため、そういった地域のお子さんの送迎を行うこともあります。

入会を検討している方へのメッセージ

ー 最後に、ローズマリーミュージックスクールへの入会を検討している方へのメッセージをお願いします。

澄江先生:先ほど紹介した「グリット」という本を当教室の講師全員に配布し勉強しており、日本で唯一「やり抜く力」をピアノレッスンで養うことができる教室を目指しています。これは他では提供できないサービスです。体験レッスンは麻布教室と成増教室の両方で受け付けていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。