音楽を通じて年齢や立場を超えた豊かなコミュニティを育む柴田ギタースクール。
住居と教室を兼ねることで実現する柔軟なレッスン体制と、生徒一人ひとりに寄り添った指導で、長く音楽を楽しめる環境づくりに取り組んでいます。
4歳から90代まで幅広い年齢層が通い、クラシックからロック、ジャズまで多様なジャンルに対応する柴田洋さんにお話を伺いました。
教室概要

ー どういった方を対象にどのようなレッスンをされていますか?
柴田さん:現在、4歳から90代までの幅広い年齢層の方々が在籍しています。
お子様から学生、社会人、リタイアされた方まで、ほぼすべての年齢層の方がいらっしゃいますね。
基本はマンツーマンレッスンで、1回30分、週1回月4回のペースを基本としていますが、お仕事でお忙しい方には1回のレッスンを長くして月2回にするなど、フレキシブルに対応しています。
レッスンコースは、キッズコースをはじめ、クラシック、ジャズ、ロック、フォーク、ポピュラーなどジャンル別のコースを用意しています。
また、作曲やDTM(コンピューターミュージック)も長年のキャリアを活かして指導させていただいています。
設立の経緯・きっかけ
ー ご自身がこの教室を始められたきっかけや背景について教えていただけますか?
柴田さん:音楽を志して北海道から上京し、音楽の専門学校に通いました。
すぐには生活が安定せず、様々な仕事をしながら自分の教室を持ちたいという思いを持ち続けていました。
最初は自分の先生に音楽教室の仕事を紹介していただき、それと並行して自分で教室を立ち上げ、その後、少しずつ規模を拡大していきました。
私自身、生徒さんから学ぶことも多く、特に発表会を作り上げていく過程でやりがいを感じています。
様々な工夫を重ねながら今日まで続けてきました。
特徴やアピールポイント
ー 教室の特徴やアピールポイントについて教えていただけますか?
柴田さん:大きな特徴は、住居と教室を兼ねているため、レッスン時間を非常にフレキシブルに設定できる点です。
午前中に来られる方や、仕事帰りの夜遅くなど、生徒さんのご都合に合わせて柔軟に対応可能です。
以前、音楽教室で勤務していた経験から、通常の教室では講師の時間枠が固定されており、生徒さんの予定変更に対応しきれないことがありました。
当教室では、LINEで連絡を取り合い、急な予定変更にも柔軟に振替レッスンで対応できる体制を整えています。
また、私自身がクラシックを基礎としながら、様々なギタースタイルを学んできました。
元々はロックギターとエレキギターからスタートし、バンド活動を経て、その後ジャズやフラメンコなども学びました。
そのため、1人の講師で多岐にわたるジャンルを指導でき、生徒さんが1つのレッスンで複数のジャンルを並行して学べることも当教室の強みとなっています。
生徒に指導する際に意識していること

ー レッスンの際に大切にしていることや意識されていることはありますか?
柴田さん:厳しく指導して伸びる生徒さんもいらっしゃいますが、基本的には「褒めて伸ばす」ことを心掛けています。
具体的には、3つ褒めて1つ指導的なことを言うようにしています。
生徒さん一人ひとりの性格が違うので、それぞれに合った対応の仕方を心がけ、必ず名前で呼びかけるようにしています。
また、他の生徒さんと比較することは避け、受験勉強とは違って厳密なゴールを設定せずに、長い目で見てギターを続けていけるよう指導しています。
長く通ってくださる生徒さんも多く、生徒さん同士のコミュニティも育っているので、その温かい雰囲気を大切にしながら続けていきたいと考えています。
今後のビジョン・展望
ー 今後新たに取り組んでみたいことや、目指していることはありますでしょうか?
柴田さん:教室では定期的に小さなサロンコンサートを開催しているほか、大きな演奏ホールでの発表会や、ライブハウスでのバンド演奏など、様々なアウトプットの機会を設けています。
コロナ前は夏合宿なども行っており、今後また再開できればと考えています。
レッスンや個人練習だけでなく、生徒さん同士のコミュニティを広げていくことを重視し、生徒さんからアイデアをいただいた企画にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
教えるだけでなく、年齢を超えて利害関係なく相談し合ったり、知識を共有したりできる音楽コミュニティを、さらに大きくしていければと思っています。
入会を考えている方へのメッセージ
ー 最後に、入会を考えていらっしゃる方へメッセージをお願いできますでしょうか?
柴田さん:ギターは様々なジャンルの主役になり得る、非常にポテンシャルの高い楽器です。
ピアノなども素晴らしい楽器ですが、ギターは手軽に持ち運べて電源がなくても十分な音量で演奏できるため、歌の伴奏や旅先での演奏、様々な人とのセッションが可能です。
これほど可能性の広がる楽器は珍しいのではないでしょうか。
明確なゴールはありませんが、続けていくことで友人も増え、豊かな音楽生活を送ることができます。ぜひ興味のある方は、一歩を踏み出してみてください。