7歳から書道を学び続けてきたとちぎ未来大使を努める書道家さおりさんが主宰する「さおり書道会」。
小学1年生から80代まで幅広い年齢層が集う教室で、本格的な書道から筆ペン、鉛筆書写まで、生徒一人ひとりの興味に合わせた指導を行っています。
教室の活動と書道指導への想いについて、お話を伺いました。
教室の概要

ー どういった方を対象にどのような指導をされていますか?
書道家さおりさん:当教室の特徴は、老若男女を問わず、小学1年生から80代の方まで幅広い年齢層の生徒さんにお越しいただいています。
指導内容も幅広く、本格的な書道はもちろんのこと、より多くの方に気軽に書道を楽しんでいただきたいという想いから、特に鉛筆と筆ペンの指導に力を入れています。
設立の経緯・きっかけ
ー ご自身がこの教室を始められたきっかけや背景について聞かせていただけますか?
書道家さおりさん:7歳から書道を続けており、東京にある書道の専門機関でも学んでいました。
そんな中、地域の方から市の書道講座の依頼をいただく機会があり、講座に参加された生徒さんから「先生の教室はどこですか」というリクエストをいただきました。
そこで教室を準備しようと思い立ち、現在に至ります。
周りの方々とのご縁に支えられ、教室を運営できています。
特徴とアピールポイント

ー 教室のアピールポイントについて聞かせていただけますでしょうか?
書道家さおりさん:書道は敷居が高いイメージがあると思いますが、一言で言えば「楽しんでもらう」ということを最も大切にしています。
生徒さん一人ひとりの興味に合わせて、筆ペンや鉛筆といったカジュアルなものから本格的な書道まで、幅広く提供することで、楽しみながら学べる教室を目指しています。
生徒に指導する際に意識していること
ー 生徒さんと接する際に大切にしていることや、意識していることはありますか?
書道家さおりさん:成功体験を積み重ねていただくことを重視しています。
「できた」という経験が楽しみになり、次も頑張ろうという気持ちにつながると考えているからです。
そのため、生徒さん一人ひとりの興味のある文字や、その方の特徴、癖なども考慮した上で、書きやすい文字や適切な段階の課題を提案するように心がけています。
特に小学生の指導では、2つの工夫を取り入れています。
1つ目は、後半に課題を変更すること。例えば書道の後半は鉛筆に切り替えることで、集中力を持続させます。
2つ目は、教室のなかで書いた作品を発表したり、書道に関する話を取り入れたりすることで、リフレッシュの機会を作っています。
コースや料金体系について
ー クラス分けについて教えてください。
書道家さおりさん:今の時代だからこそ、年齢を問わず皆さんと調和できる場所を目指しています。
そのため、公民館のようなアットホームな雰囲気の中で、お子さんも大人の方も一緒に学べる環境を大切にしています。
特別なクラス分けは設けず、それぞれの生徒さんに合わせた課題で学んでいただいています。
今後のビジョン・展望

ー 今後強化したい点や、新たに取り組んでみたいことはありますか?
書道家さおりさん:より多くの方に書道を楽しんでいただけるよう、筆ペンや鉛筆など、毛筆に限らない書写指導をさらに充実させていきたいと考えています。
チャレンジしやすい入口を増やすことで、書道の魅力を多くの方に知っていただきたいと思います。
入会を考えている方へのメッセージ
ー 最後に入会を考えていらっしゃる方に、メッセージをお願いできますでしょうか?
書道家さおりさん:書道は一生の趣味として楽しむことができる分野です。
皆さんがご自身の好きなことを続けることで、楽しい時間を過ごしていただけるよう、これからも努めてまいります。