【日本史】歴代天皇の効率的な覚え方を解説!語呂合わせと一覧表も紹介

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日本史の歴代天皇の効率的な覚え方を解説します。また歴代天皇の語呂合わせでの覚え方から歴代天皇の一覧表も紹介します。日本史の歴代天皇を全て覚えるためのコツから入試で頻出の歴代天皇の特徴まとめまで歴代天皇を覚える上で役立つポイントも合わせて解説します。

歴代天皇の一覧表

日本史の歴代天皇の一覧を紹介します。

順番氏名生年月日性別
1神武天皇前711年2月13日(伝承)男性
2綏靖天皇前632年(伝承)男性
3安寧天皇前577年(伝承)男性
4懿德天皇前553年(伝承)男性
5孝昭天皇前506年(伝承)男性
6孝安天皇前427年(伝承)男性
7孝霊天皇前342年(伝承)男性
8孝元天皇前273年(伝承)男性
9開化天皇前208年(伝承)男性
10崇神天皇前148年(伝承)男性
11垂仁天皇前69年(伝承)男性
12景行天皇前13年(伝承)男性
13成務天皇84年(伝承)男性
14仲哀天皇148年(伝承)男性
15応神天皇200年(伝承)男性
16仁德天皇257年(伝承)男性
17履中天皇336年(伝承)男性
18反正天皇336年(伝承)男性
19允恭天皇376年(伝承)男性
20安康天皇401年(伝承)男性
21雄略天皇418年(伝承)男性
22清寧天皇444年(伝承)男性
23顕宗天皇450年(伝承)男性
24仁賢天皇449年(伝承)男性
25武烈天皇489年(伝承)男性
26継体天皇450年(伝承)男性
27安閑天皇466年(伝承)男性
28宣化天皇467年(伝承)男性
29欽明天皇509年(伝承)男性
30敏達天皇538年男性
31用明天皇540年男性
32崇峻天皇553年男性
33推古天皇554年女性
34舒明天皇593年男性
35皇極天皇594年女性
36孝德天皇596年男性
37斉明天皇594年(重祚)女性
38天智天皇626年男性
39弘文天皇648年男性
40天武天皇631年頃男性
41持統天皇645年女性
42文武天皇683年男性
43元明天皇661年女性
44元正天皇680年女性
45聖武天皇701年男性
46孝謙天皇718年女性
47淳仁天皇733年男性
48称德天皇718年(重祚)女性
49光仁天皇709年男性
50桓武天皇737年男性
51平城天皇774年男性
52嵯峨天皇786年男性
53淳和天皇786年男性
54仁明天皇810年男性
55文德天皇827年男性
56清和天皇850年男性
57陽成天皇869年男性
58光孝天皇830年男性
59宇多天皇867年男性
60醍醐天皇885年男性
61朱雀天皇923年男性
62村上天皇926年男性
63冷泉天皇950年男性
64円融天皇959年男性
65花山天皇968年男性
66一条天皇980年男性
67三条天皇976年男性
68後一条天皇1008年男性
69後朱雀天皇1009年男性
70後冷泉天皇1025年男性
71後三条天皇1034年男性
72白河天皇1053年男性
73堀河天皇1079年男性
74鳥羽天皇1103年男性
75崇德天皇1119年男性
76近衛天皇1139年男性
77後白河天皇1127年男性
78二条天皇1143年男性
79六条天皇1164年男性
80高倉天皇1161年男性
81安德天皇1178年男性
82後鳥羽天皇1180年男性
83土御門天皇1196年男性
84順德天皇1197年男性
85仲恭天皇1218年男性
86後堀河天皇1212年男性
87四条天皇1231年男性
88後嵯峨天皇1220年男性
89後深草天皇1243年男性
90亀山天皇1249年男性
91後宇多天皇1267年男性
92伏見天皇1265年男性
93後伏見天皇1288年男性
94後二条天皇1285年男性
95花園天皇1297年男性
96後醍醐天皇1288年男性
97後村上天皇1328年男性
98長慶天皇1343年男性
99後亀山天皇1347年男性
100後小松天皇1377年男性
101称光天皇1401年男性
102後花園天皇1419年男性
103後土御門天皇1442年男性
104後柏原天皇1464年男性
105後奈良天皇1497年男性
106正親町天皇1517年男性
107後陽成天皇1571年男性
108後水尾天皇1596年男性
109明正天皇1624年女性
110後光明天皇1633年男性
111後西天皇1637年男性
112霊元天皇1654年男性
113東山天皇1675年男性
114中御門天皇1701年男性
115桜町天皇1720年男性
116桃園天皇1741年男性
117後桜町天皇1740年女性
118後桃園天皇1758年男性
119光格天皇1771年男性
120仁孝天皇1800年男性
121孝明天皇1831年男性
122明治天皇1852年11月3日男性
123大正天皇1879年8月31日男性
124昭和天皇1901年4月29日男性
125上皇(平成)1933年12月23日男性
126今上天皇(令和)1960年2月23日男性

歴代天皇の語呂合わせ

歴代天皇の語呂合わせでの覚え方を紹介します。

歴代天皇の語呂合わせ①アルプス一万尺のリズム

じんむ(神武)すいじん(綏靖)あんねい(安寧)けいしょう(懿徳)こー(孝昭)
すいにん(孝安)かいか(孝霊)おうじん(孝元)せいむー(開化)てん(崇神)
こうあい(垂仁)せいごう(景行)かんにん(成務)ちゅうあいー(仲哀)
おじん(応神)せんか(仁徳)きんめい(金明)びんたつ(敏達)よーめい(用明)
すしゅん(崇峻)すいこ(推古)てんち(天智)てんむ(天武)しょうむー(聖武)
こうけん(孝謙)じゅんにん(淳仁)しょうとく(称徳)こうにんー(光仁)
かんむ(桓武)へいぜい(平城)さが(嵯峨)じゅん(淳和)なんにんー(仁明)
にんみょう(文徳)もんとく(清和)せいわ(陽成)うだいー(光孝)
こうこう(宇多)うだ(醍醐)だいご(朱雀)すざく(村上)ごいちじょー(一条)
ごさんじょー(三条)しらかわ(白河)ほりかわ(堀河)とー(鳥羽)
とば(崇徳)すとく(後白河)ごしらかわ(二条)にじょー(六条)ごとくー(高倉)
ごしらかわ(安徳)ごつちみかど(土御門)ごうだー(順徳)
ごにん(仲恭)あんとく(後堀河)ごとば(四条)じんとく(土御門)つちみかどー(後嵯峨)
ごかめい(後深草)やまとば(亀山)おうちん(後宇多)ごだいごー(後醍醐)
ごつちみかど(後村上)ごはなざ(長慶)ごこまつー(後小松)
ごつちみかど(称光)ごはなざ(後花園)ごこまつー(後土御門)
しょうこまつ(後柏原)ごつちみかど(後奈良)ごはなざ(正親町)ごこまつー(後陽成)
ごつちみかど(後水尾)ごはなざ(明正)ごこまつー(後光明)

アルプス一万尺のリズムの歴代天皇の語呂合わせの覚え方
範囲語呂・イメージ対応天皇
神武~清寧「じんむ水人あんねいけいしょうこー」神武~孝昭
継体~推古「携帯安全キメ美容ス推古」継体~推古
天智~聖武「展示会むしょう勝負」天智・天武・持統・文武・元明・元正・聖武
光仁~桓武~嵯峨「光る桓武が嵯峨に立つ」光仁・桓武・嵯峨
平安中期「仁明文徳清和陽成光孝宇多」→「ニミョウ文徳、清和陽成、光孝うだ!」
鎌倉~南北朝「後鳥羽、順徳、仲恭、後堀河」→リズムで「ごとばじゅんとく、ちゅうきょうほりかわ」
室町~戦国「後花園・後土御門・後柏原・後奈良・正親町」→「花咲く土の柏の奈良の町」
近世~明治~令和「後陽成・後水尾・明正・後光明・後西・霊元・東山・中御門・桜町・桃園・後桜町・後桃園・光格・仁孝・孝明・明治・大正・昭和・平成・令和」→「明治大正昭和平成令和」でまとめOK

歴代天皇の語呂合わせ②きらきら星のメロディー

歴代天皇を覚える際に最も有名な方法がきらきら星のメロディーに合わせた語呂合わせです。

この方法では童謡のきらきら星の旋律に天皇の名前を当てはめて歌いながら覚えることができます。

じんむすいぜいあんねいとくこうしょうこうあんこうれいこうげんという具合に神武天皇から順番に覚えていきます。

かいかすじんすいにんけいこうせいむちゅうあいおうじんにんとくと続き古代の主要な天皇を網羅することができます。

この方法のメリットはリズムに乗せて覚えることで記憶に定着しやすく何度も繰り返すことで自然に順番を覚えられる点です。

ただし省略されている天皇や読み方を変えている部分もあるため正確な読み方は別途確認する必要があります。

自分が覚えやすいと感じる歌や動画を見つけて繰り返し聴くことで効率的に暗記できます。

語呂合わせは記憶の取っ掛かりとしては優れていますが天皇の事績や時代背景を理解していないと試験問題に対応できません。

そのため語呂合わせで順番を覚えた後は必ず各天皇の重要な政策や出来事を関連付けて学習することが大切です。

歴代天皇の覚え方

結論から述べると歴代天皇を覚えるには全てを丸暗記するのではなく時代ごとに重要な天皇だけを厳選して覚える方法が最も効率的です。

日本には神武天皇から現在まで126代の天皇が存在していますが大学受験で問われるのは歴史上重要な役割を果たした天皇のみとなります。

そのため飛鳥時代から江戸時代までの主要な天皇約50名程度に絞って学習することで効率よく得点できるようになります。

天皇を覚える際には単に名前だけを暗記するのではなく時代背景や政治的な出来事と関連付けて覚えることが重要です。

例えば推古天皇なら冠位十二階や十七条憲法といった政策とセットで覚えることで記憶に定着しやすくなります。

また天智天皇と天武天皇のように名前が似ている天皇は壬申の乱という歴史的事件を通じて区別して覚えるとよいです。

時代によって天皇の存在感は大きく変わります。

飛鳥時代や奈良時代は天皇中心の政治が行われたため覚えるべき天皇が多くなります。

一方で平安時代中期から鎌倉時代にかけては藤原氏や武士が力を持つようになるため天皇の名前を細かく覚える必要性は低くなります。

日本史で覚えるべき歴代天皇まとめ

まず古代では神武天皇が初代天皇として日本を建国したことから始まります。

崇神天皇は四道将軍を派遣して東日本まで勢力を拡大し垂仁天皇は伊勢神宮を創建しました。

景行天皇の時代にはヤマトタケルによる東国征伐が行われ応神天皇の代では渡来人を積極的に受け入れて文化が発展しました。

仁徳天皇は日本最大の前方後円墳である大山古墳で知られており雄略天皇は中国の歴史書に記される倭王武と同一人物とされています。

飛鳥時代に入ると推古天皇が初の女性天皇として即位し厩戸皇子とともに冠位十二階や十七条憲法を制定しました。

皇極天皇は乙巳の変が起きた時の天皇で後に斉明天皇として重祚しています。

天智天皇は中大兄皇子として大化の改新を主導し天武天皇は壬申の乱に勝利して即位しました。

持統天皇は藤原不比等と協力して大宝律令の制定を指示し文武天皇の代で大宝律令が完成します。

元明天皇は和同開珎の発行と平城京遷都を行い元正天皇は三世一身の法を制定しました。

聖武天皇は国分寺や国分尼寺を建立し奈良の大仏を造立するなど仏教政策を推進しました。

孝謙天皇は後に称徳天皇として重祚し道鏡を重用したことで知られています。

平安時代では桓武天皇が平城京から平安京への遷都を実行し坂上田村麻呂を征夷大将軍に任命して蝦夷討伐を行いました。

嵯峨天皇は空海や橘逸勢とともに三筆の一人として書道に優れた才能を発揮しています。

醍醐天皇の時代には延喜の荘園整理令が出され延喜の治と呼ばれる安定した政治が行われました。

後三条天皇は延久の荘園整理令を出して荘園の拡大を抑制しようとしました。

白河天皇は退位後に上皇として院政を始め以降約100年間にわたって院政が続きます。

後白河天皇の時代には保元の乱や平治の乱が起こり平清盛や源義朝といった武士が台頭しました。

鎌倉時代では後鳥羽天皇が上皇として承久の乱を起こしましたが敗れて隠岐に配流されました。

南北朝時代には後醍醐天皇が建武の新政を行いましたが失敗して吉野に逃れ南朝を開きます。

後亀山天皇と後小松天皇の代で南北朝が統一され室町幕府の支配が確立しました。

江戸時代では後水尾天皇が紫衣事件で幕府と対立し孝明天皇は通商条約締結時の天皇として和宮降嫁を許可しました。

歴代天皇を覚えるコツ

歴代天皇を覚えるコツを紹介します。

時代ごとに区切って覚える

歴代天皇を効率的に覚えるための第一のコツは時代ごとにテーマを設定して情報を整理することです。

50年から100年程度の幅で区切り重要人物や出来事を書き出して天皇と関連付けることで歴史の流れが把握できます。

例えば飛鳥時代なら蘇我氏や厩戸王や遣隋使派遣といったキーワードを推古天皇や天智天皇と結びつけて覚えます。

似た名前の天皇をまとめて覚える

第二のコツは似た名前の天皇を比較やグルーピングで区別して覚えることです。

天智天皇と天武天皇は壬申の乱という対立構造で覚え醍醐天皇と後醍醐天皇は時代と政策の違いで区別します。

また女性天皇は推古天皇から称徳天皇までの8名をグループとして覚えると整理しやすくなります。

天皇だけでなく権力者とセットで覚える

第三のコツは天皇と当時の権力者をセットで覚えることです。

古代から平安時代にかけては天皇が権威を持ち藤原氏などの貴族が実権を握るという構造が続きました。

持統天皇と藤原不比等や文徳天皇と藤原良房といった組み合わせで覚えることで政治の仕組みも理解できます。

第四のコツは文化史と関連させて覚えることです。

醍醐天皇の時代に古今和歌集が編纂され後鳥羽上皇の命令で新古今和歌集が作られたという具合に文化作品と天皇を結びつけます。

後白河上皇が梁塵秘抄を編んだことなども文化史の知識として覚えておくと試験で役立ちます。

第五のコツは遷都の流れを押さえることです。

天智天皇が近江大津宮に遷都し天武天皇が飛鳥浄御原宮で即位し持統天皇が藤原京に遷都したという流れを把握します。

さらに元明天皇による平城京遷都や桓武天皇による平安京遷都といった大きな変化を押さえることで時代の転換点が理解できます。

まとめ

今回は日本史における歴代天皇の効率的な覚え方について解説しました。

歴代天皇の覚え方についてのまとめは以下のようになります。

まとめPOINT

①大学受験では全ての天皇ではなく主要な約50名に絞って特に細かく覚える

②きらきら星などの語呂合わせを活用してリズムで覚える

③天皇と時代背景や政策をセットで関連付けて理解する

④似た名前の天皇は比較やグルーピングで区別して覚える

⑤文化史や遷都の流れと結びつけて多角的に知識を定着させる

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