本サイトの表記には、一部プロモーションを含みます
関関同立の英検利用は何級・何点が必要なのか具体的に解説します。また実際に関関同立で英検利用ができる学部からそれぞれの英検利用で合格するための注意点も紹介します。さらに実際に関関同立志望の受験生や保護者向けに英検利用の優遇措置やおすすめの受験戦略についても合わせて解説します。
関関同立の入試で英検利用できる学部
結論から述べると関関同立の4大学すべてで英検利用が可能ですが、大学や学部によって利用できる入試形式が大きく異なります。
関西大学では法学部や文学部など6つの学部で一般入試において英検利用が可能です。外国語学部では準1級以上、その他の学部では2級以上が必要となります。
関西学院大学では全学部で共通テスト利用入試において英検が活用できます。ただし準1級以上という高いレベルが求められます。
同志社大学は一般入試では英検利用ができません。総合型選抜や学校推薦型選抜のみで英検が使えます。
立命館大学では全学部の共通テスト方式で英検準1級以上があれば英語が満点換算されます。また国際関係学部ではIR方式という独自の英検利用方式があります。
関関同立の入試で英検利用するには何級何点が必要か
結論として関関同立の英検利用には最低でも英検2級、多くの場合は準1級以上の取得が必要です。
関西大学の一般入試では英検2級合格でCSEスコア1950点以上あれば出願資格が得られます。ただし2025年度入試から制度が変更され、2級合格ギリギリのスコア1980点では加点がありません。
CSEスコア2300点以上で30点加点、2100点から2299点で15点加点となり、実質的に準1級レベルのスコアが求められるようになりました。
関西学院大学では準1級以上またはCSEスコア2300点以上が必須です。2級では出願すらできないため注意が必要です。
立命館大学の共通テスト方式でも準1級以上が必要となり、準1級があれば共通テストの英語が満点に換算されます。2級では国際関係学部のIR方式で80点換算されるにとどまります。
同志社大学の推薦入試でも学部により2級以上または準1級以上が求められます。法学部やグローバルコミュニケーション学部の一部では準1級以上が必須です。
関関同立の入試で英検利用するための取得期限と有効期限
結論として関関同立の英検利用には大学ごとに異なる有効期限が設定されており、2年以内の取得が基本となります。
関西大学では2022年1月以降に取得したスコアが有効です。つまり出願時から約2年前までの取得が認められます。AO入試では出願時において過去2年以内という条件があります。
関西学院大学は例外的に英検の取得時期を問いません。いつ取得したものでも出願に利用できるため、早めに取得しておくことで安心して受験勉強に集中できます。
同志社大学や立命館大学でも基本的には2年以内の取得が求められる学部が多いですが、立命館大学の一部入試では取得時期を問わないケースもあります。
高校1年生で取得した英検が使えないケースもあるため、高校2年生以降での取得がおすすめです。特に総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する場合は高3の6月から7月までに取得し8月の出願に間に合わせることが理想的です。
一般入試で利用する場合は出願日の5週間前までに受験しておくと安心です。ただし大学や学部によって期限が異なるため、必ず志望校の募集要項を確認しましょう。
関関同立の入試で英検利用するメリット
結論として関関同立で英検利用するメリットは英語試験の免除や得点換算、加点、出願資格の獲得という4つの大きな利点があります。
まず出願資格が得られる点です。総合型選抜や学校推薦型選抜では英検の級やCSEスコアが出願条件に設定されている学部が多くあります。英検を持っていないとそもそも出願できないため、受験機会を増やすことができます。
次に英語試験が免除されるメリットがあります。関西大学の一部学部では英検2級以上を持っていれば2教科型の入試を受験でき、英語の個別試験対策が不要になります。これにより他の科目に集中して勉強できます。
また得点換算のメリットも大きいです。関西大学では英検のスコアに応じて点数が換算され、試験当日の英語の得点と比較して高い方が採用されます。最低点が保証されるため、本番で失敗しても安心です。
さらに加点されるメリットもあります。関西大学の2025年度入試からはCSEスコアに応じて15点または30点が加点される制度になりました。高得点のスコアを持っていれば大きなアドバンテージとなります。
立命館大学では準1級以上があれば共通テストの英語が満点換算されるため、共通テストで英語を失敗してもカバーできる強みがあります。
関関同立の入試で英検準一級は使えるか
結論として関関同立の入試では英検準1級は非常に有利に使えます。むしろ準1級レベルがないと十分な優遇を受けられないケースが増えています。
関西大学では2025年度入試から英検のスコアによる加点制度が変わり、CSEスコア2300点以上で30点加点されます。このスコアは準1級レベルに相当するため、準1級を取得していると大きく有利になります。
2級合格ギリギリのCSEスコア1980点では加点がなく、出願資格を満たすだけになってしまいます。そのため実質的に準1級の取得が推奨されます。
関西学院大学では準1級以上またはCSEスコア2300点以上が出願の必須条件です。2級では出願すらできないため、準1級は必ず必要です。
立命館大学では準1級以上を取得していれば共通テストの英語が満点に換算されます。これは非常に大きなメリットで、共通テストの英語対策が不要になります。複数の学部学科に出願する際も全てで満点扱いとなるため受験戦略の幅が広がります。
同志社大学の推薦入試でも法学部やグローバルコミュニケーション学部の英語コースでは準1級以上が求められます。
関関同立の入試で英検2級は使えるか
結論として関関同立の入試で英検2級は使えますが、2025年度入試から優遇内容が厳しくなり、2級だけでは十分な恩恵を受けられないケースが増えています。
関西大学では英検2級合格でCSEスコア1950点以上あれば一般入試の2教科型英語外部試験利用方式に出願できます。ただし2級合格ギリギリのスコア1980点では加点がありません。
CSEスコア2100点以上で15点加点、2300点以上で30点加点となるため、2級でも高得点を目指す必要があります。2級合格だけでは他の受験生と差がつかなくなりました。
関西学院大学では2級では出願できません。準1級以上が必須条件となるため、2級を持っている場合はさらに上の級を目指す必要があります。
立命館大学の国際関係学部IR方式では英検2級でも利用できます。2級はCSEスコアに応じて80点として換算されます。ただし準1級では100点満点になるため、やはり準1級の方が有利です。
同志社大学の推薦入試では学部により2級以上で出願できるケースがあります。文学部美学芸術学科やグローバル地域文化学部では2級以上が出願資格となっています。
関西外国語大学などの併願校では英検2級で10点加点されるなど、2級でも活用できる大学はあります。
関関同立の英検利用に必要な英検のCSEスコア
結論として関関同立の英検利用に必要なCSEスコアは最低1950点、実質的には2100点から2300点以上が求められます。
英検2級の合格基準は1次試験1520点以上、2次試験460点以上の合計1980点です。しかし関西大学では2025年度入試からCSEスコア1980点では加点がなく、2100点以上で15点加点、2300点以上で30点加点となりました。
関西学院大学ではCSEスコア2300点以上が必須です。ただし1級受験分は2304点以上という条件があります。
立命館大学の共通テスト方式では準1級合格レベルのCSEスコアが必要です。準1級の合格基準は2304点であり、このスコアがあれば共通テストの英語が満点換算されます。
国際関係学部のIR方式では英検2級のスコアに応じて得点が換算されます。具体的な換算基準は大学の募集要項で確認する必要があります。
同志社大学の推薦入試では学部により異なりますが、基本的には2級合格レベルの1980点以上、または準1級レベルの2300点以上が求められます。
CSEスコアは4技能の合計点で判定されるため、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの全てをバランスよく対策することが重要です。特にスピーキングは配点が高いため、2次試験対策をしっかり行いましょう。
関関同立の入試の英検利用に関するよくある質問
英検S-CBTやS-Interviewでも関関同立の入試に使えますか
結論として英検S-CBTとS-Interviewは関関同立の入試で従来型の英検と同様に利用できます。
英検S-CBTはコンピューターで受験する形式で、1日で4技能すべてを測定できます。従来型は年3回しか実施されませんが、S-CBTは原則毎週土日に実施されているため、スケジュールに合わせて受験しやすいメリットがあります。
S-Interviewは障がいがある受験生向けの受験方式で、従来型と同様に2日間で実施されます。1日目の合否に関わらず2日目のスピーキング試験を受けられるため、4技能のCSEスコアを必ず取得できます。
関西大学や立命館大学の募集要項でもS-CBTとS-Interviewの利用が明記されています。CSEスコアさえ基準を満たしていれば、どの受験形式でも問題ありません。
関関同立で英検利用する場合、いつまでに受験すればよいですか
結論として一般入試の場合は高3の1月の第3回試験、推薦入試の場合は高3の6月から7月の第1回または第2回試験までに合格しておくことが理想です。
一般入試の出願は1月下旬から2月上旬が多いため、1月実施の第3回試験で取得したスコアでは間に合わない可能性があります。そのため10月実施の第2回試験までに目標のスコアを取得しておくと安心です。
総合型選抜や学校推薦型選抜の出願は9月から10月が多いため、遅くとも7月実施の第1回試験で合格しておく必要があります。結果発表から証明書の発行まで時間がかかるため、余裕を持って受験しましょう。
関西学院大学や立命館大学では取得時期を問わない場合もありますが、関西大学では2年以内という期限があります。志望校の募集要項を必ず確認してください。
関関同立の英検利用で2級と準1級のどちらを目指すべきですか
結論として関関同立を第一志望にする場合は準1級を目指すべきです。2級では十分な優遇が受けられないケースが増えています。
関西大学では2025年度入試から2級合格ギリギリのスコアでは加点がなくなりました。CSEスコア2300点以上、つまり準1級レベルがないと30点加点されません。
関西学院大学では準1級以上が必須条件です。2級では出願すらできないため、準1級は必ず必要です。
立命館大学でも準1級以上があれば共通テストの英語が満点換算されるという大きなメリットがあります。2級では国際関係学部のIR方式で80点換算されるにとどまります。
ただし準1級の難易度は2級と比べて大幅に上がります。単語数も7500語から9000語に増え、長文読解やライティングの難易度も高くなります。受験勉強との両立を考えて、計画的に対策を進めましょう。
時間的に厳しい場合は、まず2級を確実に取得してから準1級に挑戦するという戦略もあります。
関関同立で英検を使うと合格しやすくなりますか
結論として英検を持っているだけで合格しやすくなるわけではありません。英検利用と一般入試対策の両方をバランスよく進める必要があります。
関西大学の英検利用入試でも合格最低点は一般入試と比べて特別に低いわけではありません。むしろ英検で高得点が期待できるため、他の科目でも高得点勝負になる傾向があります。
英検準1級を取得するには4技能の対策が必要で、一般入試とは異なる勉強が求められます。スピーキング対策やライティング対策に時間を取られ、受験勉強が疎かになる可能性もあります。
ただし英検を早めに取得しておけば、受験期に英語の心配が減り、他の科目に集中できるメリットがあります。また英語の基礎力が上がるため、一般入試の英語でも高得点を取りやすくなります。
戦略的に英検を活用するためには、自分の現在の英語力と志望校の英検利用条件を照らし合わせて、取得すべき級とタイミングを決めることが大切です。
関関同立以外でも英検は大学受験に使えますか
結論として関関同立以外でも多くの大学で英検が大学受験に利用できます。産近甲龍やMARCH、早慶上智でも英検利用入試があります。
産近甲龍では英検2級合格で優遇が受けられる大学が多いです。近畿大学では一般入試で英検が利用でき、甲南大学でも公募推薦で英検が活用できます。龍谷大学では2級で80%換算されます。
MARCHでは明治大学が全学部統一入試で英検を利用でき、2級合格で80点、準1級で100点に換算されます。立教大学では共通テスト利用入試と一般入試の両方で英検が使えます。
早稲田大学の国際教養学部では英検1級で20点加点、準1級で14点加点、2級で7点加点されます。慶應義塾大学の文学部でも2025年度からCSEスコア2500点以上で得点換算の優遇が受けられます。
国公立大学でも茨城大学、千葉大学、金沢大学、佐賀大学などで英検が利用できます。英検を取得しておくことで受験できる大学の選択肢が大幅に広がります。
関関同立の英検利用できる学部学科の一覧表
| 大学名 | 学部名 | 入試形式 | 英検利用の優遇措置 |
|---|---|---|---|
| 関西大学 | 法学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 文学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 経済学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 政策創造学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 人間健康学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 社会安全学部 | 一般入試2教科型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能、スコアに応じて15点または30点加点 |
| 関西大学 | 外国語学部 | 一般入試2教科型英語プラス1教科選択方式 | 英検準1級以上CSEスコア2300点以上で出願可能、スコアに応じて得点換算 |
| 関西大学 | システム理工学部 | 一般入試3科目型英語外部試験利用方式 | 英検2級以上CSEスコア1950点以上で出願可能 |
| 関西大学 | 文学部 | 共通テスト利用入試 | 英検2級で80%換算、準1級で満点換算 |
| 関西学院大学 | 全学部 | 共通テスト利用入試1月出願英語資格検定試験利用 | 英検準1級以上またはCSEスコア2300点以上で出願可能、共通テスト英語科目が不要 |
| 同志社大学 | 神学部 | 学校推薦型選抜推薦選抜入学試験 | 英検準1級以上が目安 |
| 同志社大学 | 文学部美学芸術学科 | 学校推薦型選抜推薦選抜入学試験 | 英検2級以上が出願資格 |
| 同志社大学 | 文学部英文学科 | 自己推薦入学試験 | 英検の級に応じた出願資格あり |
| 同志社大学 | 社会学部教育文化学科 | 自己推薦入学試験 | 英検の合格が出願資格 |
| 同志社大学 | 法学部 | 学校推薦型選抜推薦選抜入学試験 | 英検準1級以上が出願資格 |
| 同志社大学 | 経済学部 | 自己推薦入学試験 | 英検の級に応じた出願資格あり |
| 同志社大学 | スポーツ健康科学部 | 自己推薦入学試験 | 英検の級に応じた出願資格あり |
| 同志社大学 | 心理学部 | 自己推薦入学試験 | 英検準2級以上が出願資格 |
| 同志社大学 | グローバル地域文化学部 | 学校推薦型選抜推薦選抜入学試験 | 英検2級以上が出願資格 |
| 同志社大学 | グローバルコミュニケーション学部英語コース | 自己推薦入学試験 | 英検準1級以上が出願資格 |
| 同志社大学 | グローバルコミュニケーション学部中国語コース | 自己推薦入学試験 | 英検2級以上が出願資格 |
| 立命館大学 | 全学部 | 共通テスト方式2月選考3月選考 | 英検準1級以上で共通テスト英語を満点に換算 |
| 立命館大学 | 国際関係学部 | 一般選抜IR方式英語資格試験利用型 | 英検準1級以上で100点、2級で80点に換算 |
| 立命館大学 | 情報理工学部 | 共通テスト方式ISSE方式 | 英検準1級以上で共通テスト英語を満点に換算 |



