関西大学の英検利用は何級・何点が必要か解説!対象学部から注意点も紹介【大学受験】

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関西大学の英検利用は何級・何点が必要なのか具体的に解説します。また実際に関西大学で英検利用ができる学部からそれぞれの英検利用で合格するための注意点も紹介します。さらに実際に関西大学志望の受験生や保護者向けに英検利用の優遇措置やおすすめの受験戦略についても合わせて解説します。

関西大学の入試で英検利用できる学部

関西大学では一般選抜と共通テスト利用選抜の両方において英検利用が認められており、多くの学部で英検を活用した受験が可能です。

法学部、文学部、経済学部、政策創造学部、人間健康学部、社会安全学部の6学部では一般選抜の英語外部試験利用方式で英検利用ができます。この方式では関西大学の個別試験における英語科目の受験が不要となるため、他の科目に集中して対策できるメリットがあります。

外国語学部では一般選抜の英語プラス1教科選択方式で英検利用が可能で、システム理工学部では共通テスト利用入試の後期日程で英検を活用できます。また文学部では共通テスト利用入試の英語外部試験重視方式でも英検利用ができ、受験生にとって複数の選択肢が用意されています。

関西大学の入試で英検利用するには何級?何点が必要?

関西大学で英検利用をする場合、基本的には英検2級以上かつCSEスコア1950点以上の取得が必要条件となります。

法学部、文学部、経済学部、政策創造学部、人間健康学部、社会安全学部の一般選抜英語外部試験利用方式では、英検2級以上でCSEスコアが1950点以上あれば出願資格を得ることができます。英検2級の合格基準は1次試験で1520点以上、2次試験で460点以上の合計1980点となっているため、2級に合格していれば条件を満たすことになります。

ただし外国語学部の英語プラス1教科選択方式では、より高いレベルが求められており、英検準1級以上でCSEスコア2300点以上が出願の必要条件となっています。準1級の合格基準は1次試験で1792点以上、2次試験で512点以上の合計2304点であるため、準1級合格者であれば関西大学の外国語学部でも英検利用が可能です。

関西大学の入試で英検利用するための取得期限・有効期限

関西大学の入試で英検利用をする場合、取得時期に関する制限があるため注意が必要です。

2024年度入試を基準にすると、関西大学では2022年1月以降に受験した英検の結果のみが有効とされています。つまり関西大学の英検利用における有効期限は約2年間ということになり、高校1年生で取得した英検は利用できない可能性が高くなります。

そのため関西大学を志望する受験生は、高校2年生以降に英検を取得することをおすすめします。特に総合型選抜やAO入試で英検を利用する場合は、出願時期から逆算して計画的に受験する必要があります。一般入試で利用する場合でも、出願日の5週間前までには受験を済ませておくことが理想的です。

関西大学の入試で英検利用するメリット

関西大学で英検利用をすることには、受験生にとって大きなメリットがあります。

最も大きなメリットは、英語の個別試験を受験しなくて済む点です。法学部や経済学部などの6学部では、英検の基準を満たせば2教科型の入試を受験でき、英語の試験勉強に時間を割く必要がなくなります。その分の時間を他の科目の対策に充てることができるため、関西大学の受験において大きなアドバンテージとなるでしょう。

また英検は事前に取得できるため、試験当日の緊張やミスによる失敗のリスクを回避できます。関西大学の入試本番で思うように実力が発揮できなくても、英語の得点が確保されていれば安心して他の科目に臨むことができます。さらに英検を取得しておくことで、関西大学以外の大学でも英検利用入試を受験できるようになり、受験の選択肢が広がるという利点もあります。

関西大学の入試で英検準一級は使える?

関西大学では英検準一級の取得により、より有利な条件で受験することができます。

外国語学部では英検準一級以上でCSEスコア2300点以上が出願の必須条件となっているため、準一級を持っていなければそもそも英検利用方式での受験ができません。準一級の合格基準は合計2304点であるため、準一級に合格していれば関西大学の外国語学部で英検利用が可能となります。

また他の学部でも英検準一級を取得していれば、2級取得者よりも高いCSEスコアによる加点が期待できます。文学部の共通テスト利用入試では、CSEスコアに応じて換算得点が変わる仕組みになっており、準一級レベルのスコアがあれば関西大学の入試で大きなアドバンテージを得られます。関西大学を第一志望とする受験生で英語が得意な方は、準一級の取得を目指すことをおすすめします。

関西大学の入試で英検2級は使える?

関西大学では英検2級を取得していれば、多くの学部で英検利用入試を受験することができます。

法学部、文学部、経済学部、政策創造学部、人間健康学部、社会安全学部の6学部では、英検2級以上かつCSEスコア1950点以上が出願資格となっています。英検2級の合格基準は合計1980点であるため、2級に合格していれば関西大学のこれらの学部で英検利用が可能です。

英検2級は高校卒業レベルの英語力を示す資格であり、関西大学の入試で最も多く活用されている級といえます。2級を取得していれば英語の個別試験を受験する必要がなくなり、2教科型での受験が可能となるため、関西大学を志望する受験生にとって非常に有用な資格です。ただし外国語学部では2級では出願できないため注意が必要です。

関西大学の英検利用に必要な英検のCSEスコア

関西大学の英検利用入試では、級だけでなくCSEスコアが重要な評価基準となっています。

CSEスコアとは英検の各級を共通のスケールで数値化したもので、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能を総合的に評価する指標です。関西大学では同じ級を持っていても、CSEスコアの違いによって加点や換算得点に差が出る仕組みになっています。

法学部など6学部の一般選抜では、CSEスコア1950点以上が出願の最低条件です。さらに文学部の共通テスト利用入試では、CSEスコア2125点未満では加点されず、2125点以上で15点、2300点以上で30点の加点がされます。外国語学部ではCSEスコア2300点以上で出願可能となり、2630点以上で英語が満点扱いとなるため、関西大学の受験では級の取得だけでなく高いCSEスコアを目指すことが重要です。

関西大学の入試の英検利用に関するよくある質問

英検S-CBTでも関西大学の入試で使えますか?

関西大学の入試では、従来型の英検だけでなく英検S-CBTやS-Interviewの結果も利用できます。英検S-CBTはコンピューターを使って受験する形式で、1日で4技能すべてを測定できるため、スケジュールに合わせて受験しやすいというメリットがあります。関西大学では従来型と英検S-CBTを区別せずに扱っているため、どちらを受験しても同じ条件で英検利用入試を受けることができます。英検S-CBTは原則毎週土日に実施されているため、受験のタイミングを柔軟に選べる点でおすすめです。

関西大学で英検2級と準1級のどちらを取るべきですか?

受験する学部によって推奨される級が異なります。法学部、文学部、経済学部、政策創造学部、人間健康学部、社会安全学部を志望する場合は、英検2級の取得で十分です。これらの学部では2級以上が出願条件であり、CSEスコアによる差はあるものの、無理に準1級を目指す必要はありません。ただし外国語学部を志望する場合は準1級以上が必須となるため、必ず準1級の取得を目指す必要があります。また他学部でもより高い加点を狙う場合は準1級の取得が有利に働きます。

英検の有効期限が切れた場合はどうすればいいですか?

関西大学の入試では2022年1月以降に受験した英検のみが有効とされているため、それより前に取得した英検は利用できません。有効期限が切れている場合は、再度英検を受験する必要があります。同じ級を再受験することも可能ですし、より上の級に挑戦することもできます。再受験の際は出願時期から逆算して、十分な時間的余裕を持って受験することが重要です。成績証明書の発行には時間がかかる場合もあるため、早めの準備を心がけましょう。

関西大学の英検利用で不合格になることはありますか?

英検の基準を満たしていても、関西大学の英検利用入試で不合格になるケースは少なくありません。英語外部試験利用方式では英語の試験は免除されますが、他の科目で十分な得点が取れなければ合格できません。また英検利用入試は一般的に倍率が高くなる傾向があり、英検を持っている受験生同士の競争となるため、他科目での高得点が求められます。英検を取得したからといって油断せず、しっかりと他の科目の対策も行うことが関西大学の合格には不可欠です。

関西大学の英検利用入試の倍率はどのくらいですか?

関西大学の英検利用入試の倍率は学部や年度によって変動しますが、一般的には通常の入試方式よりもやや高めになる傾向があります。英語の試験が免除されるというメリットがあるため、英検取得者が集中しやすく、競争が激しくなることが理由です。特に人気学部では英検利用方式の倍率が高くなることがあります。ただし倍率だけで判断せず、自分の得意科目や英検のスコアを考慮して、関西大学の最適な受験方式を選択することが重要です。過去の入試データを確認して戦略的に受験方式を選びましょう。

英検の成績証明書はいつまでに準備すればいいですか?

関西大学の出願時には英検の合格証明書やスコア証明書を郵送する必要があります。出願時に書類がない場合、日本英語検定協会に再発行を依頼することになりますが、再発行には手数料の入金から1週間から10日程度かかります。特に11月から1月の出願が集中する時期は通常より時間がかかる可能性があるため、早めに証明書を準備しておくことが重要です。関西大学の出願締切に間に合わないという事態を避けるため、英検合格後は速やかに証明書を保管し、必要に応じて早めに再発行手続きを行いましょう。

関西大学の英検利用できる学部学科の一覧表

大学名学部名入試形式英検利用の優遇措置
関西大学法学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学文学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学文学部共通テスト利用入試 英語外部試験重視方式英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。CSEスコアを共通テスト英語に得点換算。2級合格で80%換算、準1級合格で満点換算。
関西大学経済学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学政策創造学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学人間健康学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学社会安全学部一般選抜 英語外部試験利用方式 2教科型英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。英語試験免除で2教科受験が可能。CSEスコアに応じて加点あり。
関西大学外国語学部一般選抜 英語プラス1教科選択方式英検準1級以上かつCSEスコア2300点以上で出願可能。CSEスコアに応じて得点換算。2300点以上で120点、2500点以上で135点、2630点以上で150点満点換算。
関西大学システム理工学部共通テスト利用入試 後期 英語外部試験重視方式英検2級以上かつCSEスコア1950点以上で出願可能。CSEスコアを共通テスト英語に得点換算。
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