SMARTの英検利用は何級・何点が必要か解説!対象学部から注意点も紹介【大学受験】

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SMARTの英検利用は何級・何点が必要なのか具体的に解説します。また実際にSMARTで英検利用ができる学部からそれぞれの英検利用で合格するための注意点も紹介します。さらに実際にSMART志望の受験生や保護者向けに英検利用の優遇措置やおすすめの受験戦略についても合わせて解説します。

SMARTの入試で英検利用できる学部

結論として、SMARTの入試では多くの学部で英検利用が可能です。

SMARTとは上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学の5つの難関私立大学を指す新しい大学群です。各大学によって英検利用できる学部や条件は異なりますが、英検を取得しておくことで大学受験において大きなアドバンテージを得ることができます。

上智大学では全学部で英検利用が可能であり、学部学科試験と共通テスト併用方式および共通テスト利用方式の両方で活用できます。立教大学においても全学部全学科で英検利用が可能となっており、SMART大学群の中でも特に英検利用の幅が広い大学となっています。

明治大学では商学部、経営学部、国際日本学部、農学部、総合数理学部において英検利用が認められています。青山学院大学は文学部英米文学科、国際政治経済学部、総合文化政策学部の一部方式で英検利用が可能です。東京理科大学では理学部第二部を除く多くの学部でグローバル方式として英検利用入試を実施しています。

SMARTの入試で英検利用するには何級?何点が必要?

結論として、SMARTの入試で英検利用するには英検2級以上のCSEスコア1980点以上が最低ラインとなります。

ただし、大学や学部によって求められる級やスコアは大きく異なるため注意が必要です。多くの場合、英検2級だけでは優遇措置が限定的であり、より高い優遇を受けるには英検準1級レベルのスコアが求められます。

上智大学では英検のCEFRレベルに基づいて評価が行われ、B2レベル、つまり英検準1級相当のスコアがあれば共通テスト利用方式で大きな優遇を受けることができます。明治大学の全学部統一入試では英検2級合格かつCSEスコア2088点以上で英語の得点が90%換算となり、準1級合格で100%換算となります。

青山学院大学の国際政治経済学部B方式ではCSEスコア2100点以上が出願資格となっています。立教大学では英検のCSEスコアに応じて段階的に得点換算が行われ、CSEスコア2300点以上で85%相当の換算となります。東京理科大学のグローバル方式では英検スコアに応じて加点が行われる仕組みとなっています。

SMARTの入試で英検利用するための取得期限・有効期限

結論として、SMARTの入試で英検利用するための有効期限は2年以内が一般的です。

多くの大学では出願締切日から遡って2年以内に受験した英検のスコアを有効としています。そのため、高校1年生で取得した英検のスコアは高校3年生の入試では使えない可能性が高く、計画的な受験が必要です。

明治大学では2025年度入試において2022年度第3回以降に実施された英検のスコアが有効とされています。上智大学や立教大学においても同様に2年以内のスコアが求められる傾向にあります。ただし、大学によっては有効期限を設けていない場合もあるため、必ず各大学の募集要項で確認することが重要です。

英検の取得時期としては高校2年生以降に受験することをおすすめします。高校3年生になってからでは受験勉強との両立が難しくなるため、できるだけ高校2年生のうちに目標とする級やスコアを取得しておくことが理想的です。また英検S-CBTは毎週実施されているため、自分のスケジュールに合わせて柔軟に受験時期を選ぶことができます。

SMARTの入試で英検利用するメリット

結論として、SMARTの入試で英検利用することで受験戦略の幅が大きく広がります。

最大のメリットは英語の試験が免除されたり得点が保証されることで、他の科目に集中できる点です。英語に不安がある受験生にとっては最低点が保証されることで安心して受験に臨むことができます。

上智大学の共通テスト利用方式では英検準1級相当のスコアがあれば共通テストの英語が180点、つまり90%換算として保証されます。実際の共通テストで180点を取ることは決して簡単ではないため、この保証は非常に大きなアドバンテージとなります。明治大学の全学部統一入試では英検利用により英語の試験が免除されるため、試験当日の負担を軽減できます。

さらに英検利用入試は一般入試と併願できる場合が多いため、受験機会を増やすことができます。英語で高得点を取る自信がある場合は一般入試を、英語に不安がある場合は英検利用入試を選択するなど、自分の得意不得意に応じて戦略を立てることが可能です。

SMARTの入試で英検準一級は使える?

結論として、SMART大学群の入試では英検準一級を使うことができ、非常に有利になります。

英検準一級はSMART大学群の多くで最高レベルの優遇を受けられる基準となっています。準1級を取得していれば、ほぼ全ての英検利用入試で出願資格を満たすことができ、かつ高い得点換算や加点を受けることが可能です。

上智大学では英検準1級相当のCEFR B2レベルがあれば共通テスト併用方式で20点の加点、共通テスト利用方式では180点のみなし得点が得られます。明治大学では準1級合格で英語が満点換算となり、他の受験生と大きく差をつけることができます。立教大学でもCSEスコア2300点以上、つまり準1級合格レベルで85%以上の高い換算率が適用されます。

青山学院大学や東京理科大学においても準1級レベルのスコアがあれば最高水準の優遇措置を受けることができます。SMART大学群を目指す受験生にとって、英検準1級は取得する価値が非常に高い資格だと言えます。ただし準1級の難易度は高いため、計画的な学習が必要です。

SMARTの入試で英検2級は使える?

結論として、SMART大学群の入試では英検2級も使えますが、優遇措置は限定的です。

英検2級は高校卒業レベルの英語力を示す資格であり、SMART大学群の多くで最低限の出願資格やスコア換算の基準として認められています。ただし、2級では優遇措置が小さく、競争が激しいSMART大学群の入試では十分なアドバンテージを得られない可能性があります。

明治大学の全学部統一入試では英検2級合格かつCSEスコア1980点以上で英語の得点が80%換算となりますが、2088点以上で90%換算となるため、2級でもできるだけ高いスコアを目指すことが重要です。商学部では2級合格が出願資格となっていますが、試験当日にも英語の試験があるため注意が必要です。

青山学院大学や上智大学では2級レベルでは出願資格を満たせない学部も多く存在します。立教大学や東京理科大学では2級でも利用可能ですが、換算率や加点が低めに設定されています。SMART大学群を志望する場合は、2級取得後もさらに上の級を目指すか、より高いCSEスコアを獲得することをおすすめします。

SMARTの英検利用に必要な英検のCSEスコア

結論として、SMARTの英検利用に必要なCSEスコアは最低1980点以上、理想は2300点以上です。

CSEスコアとは英検が導入している共通スコア尺度のことで、級の合否に関わらずスコアによって英語力を評価する仕組みです。SMART大学群の多くではこのCSEスコアを基準に優遇措置を決定しているため、合格の有無だけでなくスコアも重要になります。

上智大学ではCEFRレベルで評価されますが、これはCSEスコアに対応しており、B2レベル、つまりCSEスコア2300点程度が高い優遇を受けられる基準となっています。明治大学では2088点以上で90%換算、2304点以上で100%換算となり、スコアによって大きく差が出ます。

青山学院大学の国際政治経済学部B方式ではCSEスコア2100点以上が出願資格です。立教大学では2300点で85%換算、2400点で95%換算、2450点で100%換算と段階的に設定されています。東京理科大学のグローバル方式でもCSEスコアに応じて加点が行われるため、できるだけ高いスコアを目指すことが合格への近道となります。

SMARTの入試の英検利用に関するよくある質問

Q1. SMARTの入試で英検S-CBTのスコアは使えますか?

結論として、SMARTの入試では英検S-CBTのスコアも従来型の英検と同様に使えます。

英検S-CBTはコンピュータを使って受験する形式で、従来型の英検と同じ資格として認定されています。SMART大学群のすべての大学で英検S-CBTのスコアを利用することが可能です。S-CBTは毎週実施されているため、自分の都合に合わせて受験日を選べるメリットがあります。

ただし、大学によっては証明書の形式に指定がある場合があるため注意が必要です。明治大学では英検のデジタル証明書は認められておらず、紙の合格証明書またはCSEスコア証明書の提出が求められます。そのため、S-CBTで受験する場合も必ず紙の証明書を取得しておく必要があります。

Q2. SMARTの入試で英検は何回受験できますか?

結論として、英検は年に3回の従来型と毎週実施されるS-CBTを組み合わせることで複数回受験が可能です。

従来型の英検は年3回、6月、10月、1月に実施されます。英検S-CBTは原則として毎週土日に実施されており、同じ級を月2回まで受験することができます。つまり、従来型とS-CBTを組み合わせれば、年間で10回以上受験することも理論上は可能です。

ただし、大学入試で使用できるのは有効期限内の最高スコアのみです。何度も受験してより高いスコアを目指すことは可能ですが、受験勉強との両立も考慮しながら計画的に受験することが重要です。特に高校3年生になってからは受験勉強が本格化するため、できれば高校2年生のうちに目標スコアを達成しておくことをおすすめします。

Q3. SMART大学群で英検利用と一般入試は併願できますか?

結論として、SMART大学群では英検利用入試と一般入試の併願が可能な場合が多いです。

明治大学では全学部統一入試の英語4技能試験利用方式と通常方式を併願することができます。同じ学部でも合格者数がそれぞれで決まっているため、両方に出願することで合格のチャンスを増やすことが可能です。上智大学でも学部学科試験と共通テスト併用方式、共通テスト利用方式をそれぞれ併願できます。

ただし、併願する場合は入学検定料がそれぞれ必要になります。また、試験日程が重複している場合は併願できないため、各大学の入試日程をよく確認することが重要です。英検利用入試と一般入試では求められる学力が異なる場合もあるため、自分の得意分野に応じて戦略的に併願を検討しましょう。

Q4. SMART大学群の英検利用で理系学部も対象になりますか?

結論として、SMART大学群では理系学部でも英検利用が可能です。

上智大学では理工学部を含むすべての学部で英検利用が認められています。東京理科大学も理学部第二部を除く多くの理系学部でグローバル方式として英検利用入試を実施しており、出願資格に加えて加点の優遇措置も受けられます。明治大学の総合数理学部でも全学部統一入試において英検利用が可能です。

ただし、青山学院大学や立教大学の理系学部では英検利用できる入試方式が限られている場合があります。また、理系学部では数学や理科の配点が高いため、英検だけでなく他の科目もしっかり対策する必要があります。理系志望の受験生は、志望学部の入試方式を詳しく調べた上で英検取得の計画を立てることをおすすめします。

Q5. SMART大学群の英検利用入試の倍率は高いですか?

結論として、SMART大学群の英検利用入試の倍率は一般入試と同程度かやや高めの傾向があります。

英検利用入試は受験生にとってメリットが大きいため、人気が高く競争が激しくなる傾向があります。特に上智大学や立教大学など全学部で英検利用が可能な大学では、多くの受験生が英検利用を活用するため倍率が高くなります。明治大学の英語4技能試験利用方式も年々志願者が増加しています。

ただし、倍率が高いからといって合格が難しいわけではありません。英検で高いスコアを持っている受験生は、それだけ英語力が高く合格の可能性も高いと言えます。また、英検利用入試では英語以外の科目の出来が合否を大きく左右するため、総合的な学力を身につけることが重要です。倍率に惑わされず、自分の実力を最大限発揮できる入試方式を選択しましょう。

Q6. SMART大学群で英検のスコアはいつまでに取得すればいいですか?

結論として、SMART大学群の入試で使う英検のスコアは高校3年生の11月までに取得することをおすすめします。

一般入試の出願は12月から1月にかけて行われることが多いため、11月までに目標スコアを取得しておけば余裕を持って出願できます。総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する場合は、さらに早く、高校3年生の6月から7月までに取得しておく必要があります。

ただし、英検S-CBTは毎週実施されているため、従来型の締切に間に合わなくても挽回のチャンスがあります。とはいえ、受験勉強が本格化する高校3年生の後半にS-CBTを何度も受験するのは負担が大きいため、できるだけ高校2年生のうちに目標スコアを達成しておくことが理想的です。計画的に英検の学習を進め、余裕を持った受験スケジュールを組みましょう。

SMARTの英検利用できる学部学科の一覧表

以下、SMARTの各大学で英検利用が可能な学部学科の一覧をまとめました。

大学名学部名入試形式英検利用の優遇措置
上智大学全学部学部学科試験・共通テスト併用方式CEFR A2以上で5点から30点加点、B2で20点加点
上智大学全学部共通テスト利用方式CEFR B2以上で共通テストの外国語をみなし得点として利用可能、準1級で180点換算
明治大学商学部学部別入学試験英検2級合格で出願資格、当日英語試験あり
明治大学経営学部学部別入学試験英検準1級以上で出願資格、英語試験免除
明治大学国際日本学部学部別入学試験英検準1級以上で出願資格、英語試験免除
明治大学農学部全学部統一入学試験英検2級合格かつCSE1980点以上で80%換算、2088点以上で90%換算、準1級合格で100%換算
明治大学経営学部全学部統一入学試験英検2級合格かつCSE1980点以上で80%換算、2088点以上で90%換算、準1級合格で100%換算
明治大学国際日本学部全学部統一入学試験英検2級合格かつCSE1980点以上で80%換算、2088点以上で90%換算、準1級合格で100%換算
明治大学総合数理学部全学部統一入学試験英検2級合格かつCSE1980点以上で80%換算、2088点以上で90%換算、準1級合格で100%換算
青山学院大学文学部英米文学科D方式CSE2100点以上で出願資格、スコアに応じて得点換算
青山学院大学国際政治経済学部B方式CSE2100点以上で出願資格
青山学院大学総合文化政策学部A方式CEFR A2以上で出願資格、B1からC2に応じて加点
立教大学全学部一般入試CSEスコアに応じて得点換算、詳細は非公開
立教大学全学部共通テスト利用入試CSE2300点で85%換算、2400点で95%換算、2450点で100%換算
東京理科大学理学部第二部を除く全学部グローバル方式4技能のCSEスコア提出が出願資格、スコアに応じて加点
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