筑波大学の英検利用は何級・何点が必要か解説！対象学部から注意点も紹介

筑波大学の英検利用は何級・何点が必要なのか具体的に解説します。また実際に筑波大学で英検利用ができる学部からそれぞれの英検利用で合格するための注意点も紹介します。さらに実際に筑波大学志望の受験生や保護者向けに英検利用の優遇措置やおすすめの受験戦略についても合わせて解説します。

筑波大学の入試で英検利用できる学部

筑波大学では一般選抜において英検利用を行っていませんが、推薦入試では全ての学群学類で英検利用が可能となっています。ただし英検の提出は必須ではなく、あくまで総合評価に反映させる形での活用となります。

推薦入試で英検利用ができる学群は人間学群、生命環境学群、理工学群、情報学群、医学群、体育専門学群、芸術専門学群、社会国際学群の全てが対象です。それぞれの学類によって求められる英検のレベルが異なるため事前の確認が重要となります。

また研究型人材入試においては英検などの英語資格検定試験の提出が必須となっており、出願時に必ず提出する必要があります。この場合はCEFRのレベル指定はありませんが受験して提出することが求められます。

筑波大学の入試で英検利用するには何級？何点が必要？

筑波大学の推薦入試で英検利用をする場合、学類によって求められるCEFRレベルが異なります。社会国際学群の国際総合学類ではCEFR B2以上が必要で、これは英検準1級の上位から1級合格レベルに相当します。

医学群の医学類ではさらに高いレベルが求められ、CEFR C1以上が総合評価に反映される基準となります。これは英検1級の上位レベルに該当し、CSEスコアでは2600点から3299点が目安となっています。

その他の学群学類については CEFR B1以上が基準となっており、英検2級の上位から準1級合格レベルが求められます。ただし英検を持っていない場合でも出願は可能で、合否に大きく影響するわけではないため安心して受験することができます。

筑波大学の入試で英検利用するための取得期限・有効期限

筑波大学の推薦入試で英検を利用する場合の有効期限については、募集要項で具体的な期限が定められています。一般的に英検の有効期限は2年以内とされている大学が多いですが、筑波大学でも同様の傾向があります。

高校1年生で取得した英検が使えないケースもあるため、高校2年生以降に取得することをおすすめします。特に推薦入試の出願は高校3年生の10月から11月に行われるため、それまでに必要な級を取得しておく必要があります。

また英検S-CBTで受験した場合でも従来型の英検と同様に利用することが可能です。複数回受験して最も高いスコアを提出できるため、計画的に受験することが重要となります。

筑波大学の入試で英検利用するメリット

筑波大学の推薦入試で英検を利用する最大のメリットは、総合評価において他の受験生と差別化できる点です。英検を保有していることで基礎的な英語力があることを客観的に示すことができ、評価に反映されます。

特に国際総合学類や医学類では高いレベルの英検を保有している場合、総合評価において有利に働く可能性があります。ただし英検の有無だけで合否が決まるわけではなく、小論文や面接などの他の試験も総合的に評価されます。

また英検取得のために勉強することで実践的な英語力が身につき、大学入学後の学習や将来のキャリアにも役立ちます。筑波大学では進級条件にCEFR B1レベル以上の英語力が求められる場合もあるため、早めに英検を取得しておくことには意義があります。

筑波大学の入試で英検準一級は使える？

筑波大学の推薦入試において英検準1級は非常に有効な資格となります。多くの学類ではCEFR B1以上が基準となっていますが、英検準1級はCEFR B2レベルに相当するため基準を十分に満たすことができます。

国際総合学類ではCEFR B2以上が求められるため、英検準1級を持っていれば総合評価に反映させることが可能です。また医学類以外の学類では英検準1級があれば十分に評価される水準であり、受験において有利に働きます。

英検準1級の取得には高度な英語力が必要ですが、大学入試の英語対策と並行して勉強を進めることで効率的に学習できます。筑波大学の二次試験でも高度な英語力が求められるため、英検準1級の学習は受験対策としても有効となります。

筑波大学の入試で英検2級は使える？

筑波大学の推薦入試で英検2級は多くの学類で利用することが可能です。英検2級はCEFR B1レベルに相当し、医学類と国際総合学類を除く学類では総合評価に反映される基準を満たすことができます。

ただし英検2級のスコアによって評価が変わる可能性があるため、できるだけ高いスコアで合格することが望ましいです。英検2級の合格基準スコアは1次試験で1520点以上、2次試験で460点以上ですが、より高いスコアを目指すことで評価を高めることができます。

医学類や国際総合学類を志望する場合は英検2級では基準を満たさないため、準1級以上の取得が必要となります。自分の志望する学類の基準を事前に確認し、必要な級の取得を計画的に進めることが重要です。

筑波大学の英検利用に必要な英検のCSEスコア

筑波大学の推薦入試で英検を利用する場合、CSEスコアが評価の基準となります。英検2級レベルのCEFR B1では、CSEスコア1950点から2299点が目安となっており、総合評価に反映される基準を満たすことができます。

英検準1級レベルのCEFR B2では、CSEスコア2300点から2599点が基準となります。国際総合学類ではこのレベルが求められるため、英検準1級の合格またはそれに相当するスコアが必要です。

医学類で求められるCEFR C1レベルでは、CSEスコア2600点から3299点が必要となります。これは英検1級に相当する高度なレベルであり、相当な英語力が求められます。CSEスコアは合否に関わらず評価されるため、不合格でも高得点であれば利用できる可能性があります。

筑波大学の入試の英検利用に関するよくある質問

筑波大学の一般選抜で英検は使えますか 筑波大学の一般選抜、前期日程および後期日程では英検を含む英語資格検定試験は利用できません。英検が利用できるのは推薦入試や研究型人材入試などの特別選抜のみとなります。一般選抜を受験する場合は大学入学共通テストと個別学力検査の成績で合否が決まります。

英検は推薦入試で必須ですか 筑波大学の推薦入試において英検の提出は必須ではありません。英検を持っていなくても出願は可能で、小論文や面接などの他の試験で総合的に評価されます。ただし英検を保有している場合は総合評価に反映されるため、持っている方が有利に働く可能性があります。

英検S-CBTで受験しても使えますか 英検S-CBTで受験した場合でも従来型の英検と同様に筑波大学の推薦入試で利用することができます。英検S-CBTは1日で4技能全てを受験できるため、スケジュール調整がしやすく、計画的に受験できるメリットがあります。どちらの形式で受験してもCSEスコアが評価の基準となります。

英検2級では不十分な学類はありますか 医学群の医学類ではCEFR C1以上が求められるため、英検2級では基準を満たすことができません。また社会国際学群の国際総合学類ではCEFR B2以上が必要なため、英検2級の上位スコアまたは準1級以上の取得が望ましいです。その他の学類では英検2級で基準を満たすことができます。

英検の有効期限はいつまでですか 筑波大学の推薦入試で英検を利用する場合の有効期限は、一般的に2年以内とされています。高校1年生で取得した英検が使えない場合もあるため、高校2年生以降に取得することをおすすめします。詳細な有効期限については必ず最新の募集要項を確認することが重要です。

英検がなくても合格できますか 英検を持っていなくても筑波大学の推薦入試に合格することは可能です。英検の有無で合否が大きく変わることはなく、小論文や面接、適性検査などが総合的に評価されます。ただし英検を保有している場合は総合評価において有利に働く可能性があるため、可能であれば取得しておくことが望ましいです。

英検以外の英語資格も使えますか 筑波大学の推薦入試ではTOEIC、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ英検などの英語資格検定試験も利用することができます。それぞれの試験結果をCEFRレベルに換算して評価されるため、自分に合った試験を選択して受験することが可能です。ただしTOEICの場合はリスニングリーディングとスピーキングライティングの両方の受験が必要です。

筑波大学の英検利用できる学部学科の一覧表