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英検準2級の取得を考えて、「英検準2級のレベルはどれくらいなのだろう」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では他の英語資格との比較や単語レベルの解説など様々な観点から英検準2級のレベルについて解説していき、勉強法についても紹介していきたいと思います!
【この記事の監修者】
竹本明弘。オンライン英検対策塾の英検コーチ塾長。社会人や受験生向けに英検の勉強法,計画,受験戦略について発信。webメディアでの掲載多数
高校で英検準一級、TOEIC860点を取得し、早稲田大学に現役で合格。「最短で英語力を上げる正しい勉強法を知ってもらいたい」という思いから英語の勉強に関する情報を発信している。
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英検準2級のレベル
英検準2級は、高校中級程度のレベルとされており高校の英語の勉強に慣れ始めてきた高校生や英語の勉強を頑張りたい中学生が目指すのに最適なレベルとなっています。
英語の基本的な能力を応用する橋渡しともなっている級で、しっかりと勉強して合格することができれば今後の英語のレベルの向上が期待できます。
出題内容としては、英検3級からレベルが上がり教育や科学などを題材とした長文の穴埋め問題が加わります。共通テストの問題形式と共通点が多く、入試対策にも最適なレベルとなっています。
英検準2級のリーディングのレベル
英検準2級のリーディングの出題内容
英検準2級のリーディングの出題内容は大きく分けて、①短文の語句・空所補充、②会話文の文・空所補充、③長文の語句・空所補充、④長文の内容一致選択の四つです。それぞれの出題内容について説明していきます。
①短文の語句・空所補充
これは文法の知識やコロケーション、熟語の知識が問われる問題です。短い分に空所があり、文脈にあう適切な語句を選択肢から選択します。文法の基本レベル、単語の基本レベルを身につけていれば十分に得点が可能なレベル感となっています。
②会話文の文・空所補充
これは短い会話文が提示されており、会話文の空所や応答や質問に当たる一文を選択肢から選択する問題です。英検準2級では基本的なレベルの会話表現が出題されます。そのため、対策を行うことで得点が可能なレベルです。
③長文の語句・空所補充
これは提示されたパッセージに空所があり、その空所に文脈に合う適切な語句を補充するという問題です。物語文と説明文が出題されますが、個人のレベルによってここにかかる時間が大きく左右されます。
④長文の内容一致選択
これは提示されたパッセージの内容に関する質問に答えるという問題です。Eメールと説明文が出題されます。Eメールは文章のレベル、内容のレベル、問題のレベルはそこまで高くないものの慣れない形式であるので苦戦する人がいるかもしれません。
英検準2級のリーディングのレベル
英検準2級のリーディングのレベル感としては高校生などある程度英語の基礎的な力をつけてきた人からすれば、対策をおこなうことによって十分に合格点を取ることができるレベル感であるということができます。ただ、中学生からすれば学校でまだ習っていないような少し応用レベルの文法が使われています。
英検準2級のリスニングのレベル
英検準2級のリスニングの出題内容
英検準2級のリスニングの出題内容は、①会話の応答文選択、②会話の内容一致選択、③文の内容一致選択の主に3つです。英検準2級のリスニングのこの三つの出題内容についてみていきます。
①会話文の応答文選択
この問題は会話の音声が途中まで読まれますが、最後の応答がなく音声が途切れます。会話の最後の発話に対する応答として最も適切なものを補う問題です。どの問題もですが、英検準2級のリスニングは、一度しか読まれないためレベルが高いと感じる人もいるでしょう。
②会話の内容一致選択
この問題はよまれた会話の内容に関する質問に答える問題です。会話文なので内容自体のレベルはそこまで高くないもののテンポよく読まれるので、そこにしっかりと対応できるかがポイントです。
③文の内容一致選択
この問題は短いパッセージが読まれた後にその内容に関する質問に答えるという問題です。問題文と説明文の二種類の問題がありますが、リーディングのパッセージよりはレベルは高くないです。
英検準2級のリスニングのレベル
英検準2級のリスニングのレベルはそこまで高くないと言われています。二級以上となると専門的な語彙が登場してきますが、英検準2級のリスニングは基本的な語彙が中心であるため単語を聞き取りにくいといったことはあまりないレベルとなっています。
英検準2級のライティングのレベルは?
英検準2級のライティングの出題内容
英検準2級のライティングでは、質問に対して自分の考えとその根拠を述べる問題が一問出題されます。
英検準2級のライティングのレベル
英検準2級のライティングでは議論する内容のレベルも日常的なものでそこまで専門的なレベルの知識は必要とはされません。また、ある程度解答の型が決まっているので答え方のレベルもそこまで高くはないでしょう。ただ、そこまでレベルの高い表現でなくて良いのでよく使う表現は暗記しておくと良いでしょう。
英検準2級のライティングで注意が必要なことは?
英検準2級ではライティングが大きな得点源となりますが、しかし英検準2級の受験者の半数以上があまりコツを知らずに得点を伸ばさずにいます。
そこで英検準2級のライティングで得点を落とさない一番大事なコツを紹介していきます!
それは「簡単な文法を使いまくる」ことです!ライティングでは日本語で構成を立てて英語に訳していくことが多いと思いますが、その中で言いたいことを無理やり英語にすることで間違った文法を使用してしまうのです。
そのミスを減らせば減点されずに大きく点数を伸ばすことができます。
英検準2級の面接のレベルは?
英検準2級の面接のレベルはそこまで高くないという声をききます。実際に英検準2級面接の合格率は80%程度と言われていることからもレベルがそこまで高くないことが伺えます。
TOEICと比較した英検準2級のレベル
英検準2級合格は、TOEICの990点満点中450〜500点程度のレベルと言われています。出題内容のレベルとしてはTOEICのほうが問題数が多く短時間で多くの問題を処理する必要があるためレベルが高いと考えられます。
TOEFLと比較した英検準2級のレベル
英検準2級合格は、TOEFLiBTの120点満点中35〜50点程度のレベルと言われています。TOEFLも英検同様四技能をはかる検定ですが、総じて英検よりもレベルが高いです。英検準2級と比較した場合にはとてもレベルが高いと言えるでしょう。
【レベル別】英検準2級の勉強法
レベル①:文法や単語すら怪しい時
英検準2級レベルの文法や単語に自信がない人は、まずは徹底的に英検準2級レベルの文法と単語をやり込みましょう。おすすめの単語帳は、パス単です。この単語帳は、英検準2級の単語を頻出順にまとめた単語帳なので最短で効果的にレベルアップすることができます。また、文法も教本をしっかりとやり込むことで効果的にレベルアップしていきましょう。
レベル②:英語の基礎力はできている場合
英検準2級レベルの単語や文法といった英語の基礎力がしっかりとできている場合は、英検準2級の演習に取り組み、試験形式に慣れていきましょう。具体的な参考書としては、教本を使用すると良いでしょう。教本は、英検準2級レベルに必要な文法、出題される問題の解説、演習問題が全てセットになった問題集です。
この問題集はどのようなレベルの人でも英検準2級の受験を検討している人にはぜひ使用して欲しい教材です。この英検準2級の教本で、英検準2級の問題形式になれてきたら過去問の演習に取り組み更なるレベルアップを目指しましょう。
英検準2級のレベルを確認する方法は?
すぐにでも英検準2級のレベルが自分にとってどれくらいのレベルなのか確認する方法を紹介します。
【レベル確認法①】過去問を解いてみる
一番早く確実に英検準2級のレベルを確認する方法が、英検準2級の過去問を実際に解いてみることです。英検準2級の過去問は英検公式が公表しているので、レベル感が全くわからない人や、自分でレベルを確かめてみたい人は一度、英検準2級の過去問を解いてみると良いでしょう。
英検準2級の過去問を解くメリットは、英検準2級の単語のレベル、長文のレベル、リスニングのレベルを把握することにとどまりません。それだけではなく、これから自分が英検準2級の勉強を始める際の目標設定の参考となるのです。
英検準2級の過去問を解くことで、自分のレベルを把握することができます。その際にとった点数と合格基準点の差があなたがこれからの勉強で埋めなければいけない差です。
逆に過去問を一度とかないと自分のレベルがわからないまま、学習をすすめていくこととなり、これは非効率な学習計画となってしまいます。
英検準2級の取得を本格的に検討しているようであれば、ぜひ一度過去問を解いて英検準2級のレベルと、自分のレベルを把握しておくことをおすすめします。
【レベル確認法②】参考書を見てみる
手軽に英検準2級のレベルを確認する方法は、書店などで参考書を見てみることです。参考書には英検準2級で使われる文法のレベルや単語のレベルといった情報が詰まっています。
リスニングの音声のレベルを確認することは難しいですが、リーディング程度であれば参考書をみるだけでレベルを把握することができると思うので、書店に立ち寄った時にはぜひ英検準2級のレベルを確認するために参考書を読んでみてください。
まとめ
この記事では英検準2級のレベルを他の試験のレベルとの比較などを通して解説してきました。英検準2級は高校生のあなたでも十分取得を目指せるレベルなので、ぜひ合格を目指して頑張ってくださいね!