学校紹介と、教育理念についてお聞かせください。
茨城県初の併設型中高一貫教育校として、開校から10年以上が経過しました。本校は、勉強だけではなく、部活動や行事を通じて生徒たちが多方面でエネルギーを注ぐことができる環境を提供しています。部活動の盛んな校風を活かし、生徒たちは学業だけでなく、さまざまな活動を楽しみながら成長しています。
本校の教職員は生徒一人ひとりの個性や目標に寄り添い、全人的な成長を促す教育を実践しています。この独自の教育方針により、生徒たちは学問的な能力だけでなく、社会性や協調性といった人間力を高める機会に恵まれています。
生徒の皆様にどのような力を身に付けてほしいとお考えでしょうか?
本校では“やり抜く力”をキーワードとして掲げています。学業や部活動など全ての活動で、中途半端ではなく最後までやり遂げる力が重要だと考えています。ただし、最近ではその力を引き出すための働きかけが必要になっていると感じています。生徒たちが、“やり抜く力”を身につけることができるよう、教職員一丸となって支援しています。
さらに、“やり抜く力”は学業や部活動に限らず、日常生活においても役立つものです。たとえば、学校行事の企画運営や委員会活動などでも、最後まで責任を持ってやり遂げる姿勢が求められます。こうした経験を通じて、生徒たちは自然と自信と達成感を得ることができます。
受験の指導についての基本方針を教えてください。
進路指導においては、高校進路指導部が中心となり、中学進路指導部と連携しながら一人ひとり丁寧に対応しています。面談を通じて個々の進路希望に合わせた指導を行い、生徒が安心して次のステップへ進めるよう努めています。
また、学業面だけでなく、生徒の精神的な成長も重視しています。たとえば、模擬面接や小論文指導を通じて、生徒たちは実践的なスキルを磨くことができます。さらに、定期的な進路相談や保護者との三者面談を行い、生徒が抱える不安や悩みに寄り添っています。
中高一貫だからこそ実現できる教育の取り組みについて教えてください。
英語と数学では中学時代から高校内容の先取り学習を行っています。その結果、高校進学時には内部進学生がリードし、全体の学習レベルを引き上げています。また、理科では“スーパーサイエンスハイスクール”の活動を通じて中高連携を進めています。その他、国語で俳句作りをしたり、生徒会が合同レクリエーションを企画したりするなど、授業内外で中高の生徒同士が交流を深める取り組みも行っています。
さらに、中高一貫教育の特徴を活かし、生徒が長期的な視野で物事を考えられるような指導を行っています。たとえば、進学目標を中学生のころから明確に設定することで、より計画的に学習を進めることが可能です。また、文化祭や体育祭などの行事を通じて、高校生が中学生をサポートする場面も多く見られます。このような取り組みは、年齢や学年を超えた協力関係を築く良い機会となっています。
保護者との連携について工夫されている点はありますか?
毎年、中学校と高校のPTA・生徒会が集まる意見交換会を実施しています。この場では、生徒会からの要望だけでなく、保護者の意見を取り入れることで、子どもたちがより良い環境で学べるよう努めています。また、保護者の協力を得ることで、必要なサポートを迅速に実現する体制を整えています。
これから入学を控えている生徒や保護者へのメッセージをお願いします。
本校では、生徒が自分のやりたいことを存分に挑戦できる環境が整っています。勉強、スポーツ、学校行事といった多彩な活動を通じて、生徒一人ひとりが自分らしい成長を遂げられる場を提供しています。ぜひこの学校で、多くの経験を積み、自分の可能性を広げてください。
私たちは生徒の可能性を最大限に引き出すことを目指し、教職員全員が全力でサポートしています。入学を考えている皆さんには、自分の夢や目標を持ってこの学校に飛び込んでほしいと思います。一緒に新しい未来を切り開きましょう。