早慶合格に向けて、課題となるのが英語。その中でも英単語がどれだけ定着しているかどうかは大きなカギとなってきます。英単語が理解でき、文法、英文解釈、長文読解とできるようになり、早慶合格への道も開けてきます。今回は早稲田大学、慶應義塾大学志望の方へおすすめの英単語帳を紹介します。
早慶突破のために単語帳は必要?
早慶突破のために参考書は必要なのでしょうか?
結論から述べると、単語帳の学習はもちろん必要です。早慶突破、早慶合格への英語の勉強計画を立てるときには、スタートラインには必ず単語帳を置くようにすることが大切です。
私自身、早稲田大学、慶應義塾大学の両方を受験し、受験勉強は高2の10月から始めることになりました。スタートする時に単語帳を勉強し始めたことで受験勉強が一気に加速して進めることができました。
その理由は、音読がどんどんスムーズに読めるようになったからです。何故かというと、英語の長文の中に分からない単語が出てくると、以前は分からず止まって調べてを繰り返していましたが、それが単語帳を受験勉強のスタート時からコツコツとやっていたことで無くなったからです。
単語帳を繰り返すことは受験勉強の財産になる
単語帳を何度も何度もやって繰り返すことは、長文読解から文法、英文解釈まで大学受験英語に必要な全ての内容の理解につながります。だからこそ、早稲田大学、慶應義塾大学をうけるときだけでなく普段の模試や他の大学の入試を受けるときにも必ずいきます。だからこそ、何度も繰り返して一冊を完璧にしてみてください。
早慶合格へのおすすめの英単語帳を紹介
単語王

早慶志望が多く使うのがこの単語王。この単語帳の特徴は何と言っても網羅性の高さです。この単語帳一冊を完璧にすれば早慶の問題も怖くありません。
単語王には、1つのまとまりにセンターレベルの単語から超難単語まで少しづつ掲載されているので無理なく進んでいくことができます。
単語王に付いている別売りのフラッシュカードやCDなどを活用すると効果はさらに上がります。単語王は、論述力が試される難関国公立と違い、難関私立は語彙力勝負ですから、早慶突破のためにも単語王はかなり適しています。
解体英熟語

早慶突破のための英単語帳としてご紹介するのは解体英熟語です。解体英熟語はその名前の通り英熟語について扱った参考書です。ただし、こちらは英熟語として覚えるやり方で英単語を覚えろと言っているのではありません。この単語帳の特徴として、英熟語が記載されています。まず、一般的な英単語帳だとあまり英熟語が掲載されていません。
そのため、一般的な単語帳は試験などに出てくる英熟語に対応することができませんが、解体英熟語は英熟語がなんと1017語載っています。だからこそ、英単語と英熟語を同時に効率良く学習していくことができます。
(「解体英熟語」は主要難関42大学の過去の入試問題とセンター試験を徹底分析して、必修527語、重要346語、上級144語(計1017熟語)を厳選して収録)
解体英熟語を勉強すれば英熟語に関しては充分なレベルに到達することができます。
東大英単語熟語鉄壁
難関大志望者なら誰もが知る通称「鉄壁」です。東京大学、早稲田大学、慶応義塾大学などなど日本トップレベルの大学を目指す上では必ずいつかは耳にする単語帳といっても過言ではありません。
鉄壁の持つ圧倒的なオーラと鉄壁にある単語の覚えやすさは東大京大志望をはじめ、全国の多くの受験生の心を掴んで離しません。鉄壁という単語帳の最大の特徴は似た単語を関連づけて近くに載せる掲載方式をとっていることです。
鉄壁のように、単語をバラバラに配置せずに似た者同士をまとめることにより、1つの単語からいくつもの単語を連想させて覚えることができ、効率の良い単語学習が可能です。さらに、鉄壁には終盤には難単語の特集セクションがあり、一般的な単語帳では学ぶことができないような難関大対策も十分に適応可能です。
早慶突破に向けて本当に鉄壁は必要?
単語だけでなく熟語も掲載されていることから、単語熟語学習はこれ1冊で十分という声もあります。早慶突破を目指している方には是非オススメの単語帳ですが、中堅志望の生徒にはオーバーワークになる可能性もありますから、しっかりとレベルを確認して使いましょう。
自分の今の学力レベルをしっかりと見極めた上で単語帳選びをすることがとても大切です。
基礎から早慶レベルまで学習していきたい受験生におすすめの参考書
システム英単語

中堅志望から難関志望まで幅広い人気を誇るのがシステム英単語。ベーシック版も販売されていることから、段階を踏んでステップアップすることも可能です。最大の特徴は「ミニマルフレーズ」。
ミニマルフレーズとは、掲載されている単語を用いて作られた短文のことですが、「文」というほどの長さではなく、一息で言えるような最小限の長さに作られていることから、スラスラと進めることができます。
単語で覚えるよりも頭に定着するでしょう。その他には、難易度ごとにSTEPで分けられている・最終章に多義語の特集があるなどといった特徴があります。
これを一冊マスターすればマーチレベルの大学は大丈夫ですが、早慶上智となると少し物足りなさを感じてしまうかも知れません。
DUO3.0

この単語帳は例文にいくつかの英単語と英熟語が組み合わせてあり、1つの例文を覚えれば同時に複数の語彙を覚えられる仕組みになっています。
DuoにはCDも付いてくるので、音読の際にはCDの音源を利用しながら、音読すると覚えるスピードがどんどん早くなります。早稲田大学、慶應義塾大学を第一志望にしているのであれば、Duo2.0の中の単語と熟語は遅くとも受験期の7月くらいまでには必ず全て覚えたいです。全て覚えるには最低でも六周はこなしていく必要があります。
ターゲット1900
①「受験に出る順」にパート分けされているため、目標レベルに適したパートのみを徹底的に覚えればよい
ターゲット1900では英単語が受験に出る順に並んでいるのですが、大きく3パートに分けられています。
Part1「常に試験に出る英単語800」
Part2「常に試験に出る英単語700」
Part3「ここで差がつく難単語400」
それぞれのPartのレベルについてですが、
Part1はセンターレベル(これを覚えれば偏差値55程度)
Part2は下位MARCHや難関国公立(これを覚えれば偏差値60程度)
Part3は旧帝大や上智、上位March(これを覚えれば偏差値65程度)
といった構成になってます。
ですので、下位MARCHや難関国公立を目指す人はPart1、2だけを完璧に覚えればいいわけです。
③見出し語すべてに例文が載っているから実践的かつ効率的に覚えれる
④ターゲットは派生語・類義語・成句もしっかりと掲載されている
⑤無料でターゲット1900の音声データを入手できる
⑥ターゲットはアプリで効率的に学習することができる
ターゲット1900におすすめの人!
- シンプルなデザインがすき!とにかく英単語を覚えたい!
- センター英語で6割以上とれる!さらに単語をきわめたい!
- 1冊の単語帳でMARCHレベルから早慶レベルまで対策したい!
- 赤シートを使いたい!
- アプリも使いながら単語を覚えたい!
- 志望校がMARCH~早慶レベル!
▼ターゲット1900のやり方について詳しくはこちらから
東進センター1800
こちらも有名ですよね。東進が出している単語帳です。文字通りセンター試験向けなのですが、最終セクションの中にはかなりの難単語も含まれており、センター試験では少しおつりがくるくらいの単語力を身につけることができるでしょう。
ページはカラフルで見やすく、セクションごとに区切られているので、自分のペースでどんどん進めることができます。
この単語帳を高2の前半までに終わらせ、早慶レベルの単語帳を始めることができれば合格に近づくでしょう。つまり、早慶突破のための土台作りとなる単語帳と言えるでしょう。
EG
いいずな書店が出版している英単語帳です。非常にシンプルな作りをしていますが、例文・発音・意味など、とても充実しています。
レベルとしては、マーチレベルから早慶突破のためのレベルまで幅広いレベルの方が使用できるようになっています。シンプルですが、受験や資格試験対策には十分すぎるほどの単語が掲載されています。
さらには、一つ一つの単語の説明がかなり詳しく紹介されているために、じっくりと丁寧に進めていきたい方には是非オススメの単語帳になっています。
単語帳のレベルまとめ
・速読英単語上級編・・・MARCH上位レベル~早慶以上のレベル
・速読英単語必修編・・・高校入学レベル~MARCHレベル
・システム英単語BASIC・・・高校入学レベル~MARCHレベル
・英単語ターゲット1200・・・中学レベル~センター入門レベル
・英単語ターゲット1400・・・高校1年生レベル~センター試験レベル
・英単語ターゲット1900・・・センター試験レベル~早慶レベル
・単語王2202・・・センター試験~早慶以上のレベル
・鉄壁・・・センター試験レベル~早慶レベル
まとめ
今回紹介した単語帳はそれぞれ違った特徴を持っており、様々な生徒のニーズに応えることができます。早慶志望にとっては、やはり単語王と鉄壁の2つがメジャーと言えます。しかし、今回紹介しなかったマイナーな単語帳の中にももしかしたら皆さんがグッと惹かれる単語帳がきっとあるはずです。
ぜひ、今回の記事を参考に書店に向かってみることをお勧めします。単語学習のスタートは早ければ早いほど良いです。
早慶突破のために是非努力して、来年、再来年の春に良い結果をつかみ取ってください。スタディチェーン一同応援しています。