ダンスで育む子どもの未来と地域とのつながり

東京都昭島市にある「Dance Studio LOVE BONDS」は、保育士経験を活かした幼児・児童指導を軸に、地域貢献や芸能活動との連携にも力を入れるダンススタジオです。

日常に根ざしたアプローチと、多様な発展機会を提供するこの教室には、子どもたちの笑顔と成長が溢れています。

心と身体を育てる場所として、親子世代に安心して通っていただける環境を整えています。

幼児から大人まで、子どもたちの成長を支えるスタジオ

私たち「Dance Studio LOVE BONDS」は、東京都昭島市に位置し、地域に根ざした子どもたちのためのダンススタジオとして、2020年のコロナ禍にスタートしました。

現在では、約180名以上の小学生・中学生・高校生が在籍しており、日々それぞれの目標に向かって熱心にレッスンに励んでいます。

代表の私は、かつて保育士として働いていた経験を活かし、幼児期の発達段階に応じた細やかな指導を得意としています。

地域の保育園や幼稚園への出張レッスンも定期的に行っており、園児たちが音楽とリズムを楽しみながら自然と身体を動かすことを目的に、多くの現場に出向いています。

さらに現在は、新たな取り組みとして、高齢者施設への訪問活動も始める予定です。

子どもたちが施設を訪れ、ダンスを披露したり、時には一緒に身体を動かすことで、世代を越えたふれあいを生み出す貴重な機会となればと考えております。

このような活動を通じて、私たちは地域社会とのつながりを大切にし、子どもたちにとっての実践的な学びの場を増やしていきたいと考えています。

ダンスに向き合い、スタジオを立ち上げた理由

私がスタジオを立ち上げたきっかけは、もともとフリーランスのダンサーとして活動する中で、子どもたちとの関わりの重要性に気づいたことでした。

最初は子どもと接することに苦手意識がありましたが、熱心に指導するスタジオに出会ったことで、子どもは関わる大人の姿勢次第で大きく変わるということを実感しました。

子どもたちは、こちらが真剣に向き合えば、驚くほどのスピードで吸収し成長します。しかし逆に、大人が手を抜けば、その分しか育たない。

そんな真理を体感したことで、私は子どもたちと本気で向き合う指導者でありたいと強く思うようになりました。

その思いをかたちにするために、保育士資格を取得し、実際に保育園での現場経験も積みながら、独立してこのスタジオを立ち上げました。

地域に根ざし、成長を多角的に支援する環境

この教室では、単に「踊れるようになる」ことだけを目的とせず、子どもたちがダンスを通じて心身の成長を遂げ、自分の個性を表現する力を育んでほしいと考えています。

レッスンは時に厳しく、しかし常に子どもたちの気持ちに寄り添いながら、楽しさと挑戦のバランスを大切にしています。

また、産後の母親と乳幼児を対象にした「発育ダンス」など、保育士としての経験を活かしたユニークなプログラムも展開しています。

保育園入園前の親子が気軽に立ち寄れる場所として、地域の子育て支援にも貢献しています。

さらに、向上心のある子どもたちには、選抜チームへの参加やメディア出演のチャンスを提供しています。

私自身の現場経験とつながりを活かし、芸能業界に関わる道を模索する子どもたちにも、現実的なサポートを行っています。

指導方針:自主性を育む個別対応

私が指導において最も重視しているのは、「自主性を引き出すこと」です。

言われたからやるのではなく、自分から練習に取り組みたくなるような環境と関わり方を日々工夫しています。子どもたちにはそれぞれ個性があり、タイプも異なります。

そのため、一人ひとりに合わせた対応をすることで、それぞれの良さを最大限に引き出していくことが、私のスタンスです。

子どもだからできないのではなく、「子どもだからこそ伸びる」という信念を持って向き合っています。

そして、彼らを単に子ども扱いせず、時には対等な関係性の中で責任ある行動を促すことが、成長につながると信じています。

忘れられない子どもたちの変化

やりがいを感じるのは、やはり子どもたちが真剣な眼差しでダンスに取り組んでいる瞬間です。

最初は泣いていた子が、勇気を出して前に出て、少しずつ踊れるようになっていく。その一歩が、私たち指導者にとって何よりの喜びです。

「できた!」「楽しい!」という気持ちを積み重ねていくことで、子どもたちはどんどん自信をつけ、内面から輝いていきます。

特別なエピソードは数え切れませんが、そうした変化の積み重ねが、何よりの証です。

今後の展望:地域と広がる未来

このスタジオは、現在の場所にとどまらず、今後さらに地域へと広がる拠点として成長していきたいと考えています。

店舗拡大はもちろんですが、その前段階として、公民館などを活用したサテライト教室の開設を構想中です。

これにより、より多くの地域の子どもたちにダンスの楽しさを届けることができると考えています。

また、昭島市からの依頼を受けて行っている地域ダンスレッスンとの連携や、行政との協働も視野に入れています。

0歳からの乳幼児、高齢者、芸能界を目指す子どもなど、それぞれのステージに合わせた関わりを広げ、地域の中で循環する学びと交流をつくっていきたいと思います。

自信がない子こそ来てほしい

私自身、中学時代にいじめを経験し、自己肯定感が非常に低い子どもでした。

毎日のように「自分なんて」と感じていた日々の中で、ダンスに出会ったことで人生が前向きに変わりました。

ダンスには、人を救い、強くする力があると、私は身をもって知っています。

だからこそ、学校がしんどいと感じている子や、自分に自信が持てない子にこそ、LOVE BONDSの扉を叩いてほしい。

ここには、安心して自分を表現できる場所があります。ダンスを通して、少しずつ前を向き、人生を肯定していけるような時間を、一緒に過ごしていきましょう。

保護者の方々にも、子どもの成長を見守りながら、共に喜び合える場として、ぜひこの教室をご活用いただきたいと願っています。