コーチング×学習で実現する新しい教育のカタチ-ステップアップスタディサロンのお二人にインタビューしました!

「勉強しなさい」と言われても、なかなかやる気が出ない。そんな悩みを持つ子どもたちと親御さんに、朗報です。

従来の塾の常識を覆す、革新的な学習サポート「ステップアップスタディサロン」が話題を呼んでいます。オンラインを駆使した個別最適化学習と、プロのコーチングを組み合わせたその手法は、驚くべき効果を生み出しているのです。

「100回授業を受ければ合格できる」という神話は、もう古い。代わりに登場したのは、生徒の「やる気スイッチ」を見つけ出し、自ら学ぶ力を引き出す新しいアプローチ。

創設者の大庭氏と木原氏が語る、その秘密とは? 子どもたちの潜在能力を解き放つ、驚きの教育メソッドとは? 従来の塾では決して味わえない、新しい学びの世界へご案内します。

オンライン学習コーチングの特徴とメリット

ーステップアップスタディサロンについて、簡単にどういった方を対象にしている塾なのか、あるいはどういった指導を行っている塾なのかをお聞かせください。


木原:対象は小学生から高校生まで幅広く対象としており、オンライン学習コーチングという形でコーチングの関わりを行っております。

普段の定期テスト対策や受験指導といった、いわゆる塾で行っているような指導ももちろん行っていますが、勉強を一方的に教えるだけではなく、目標設定や計画管理などを通じて、生徒さんが自分で主体的に勉強していくのをサポートしています。


よくある悩みとしては、「自分1人だと勉強が続かない」「どうやって勉強していったらいいか分からない」「勉強机に向かっても続かない」といったものがあります。そういった生徒さんに対して、一緒に目標を決め、計画を立て、オンラインで参加してもらい、「今日はこれをやります」という形で勉強を進めていきます。

大庭:私たちの1番の特徴は、生徒さん自身が最終的に自分で目標を持って主体的に取り組めるようになることを目指していることです。そういう風に成長させてあげるのが、私たちの役目だと考えています。

塾設立の経緯とビジョン

ー塾を始めようと思った経緯やきっかけについてお伺いできますか?

大庭:私が塾を始めようと思ったきっかけは、長年の塾業界での経験から生まれた問題意識にあります。約11〜12年間、大手の個別指導塾で教室長やエリアマネージャーとして働いてきました。その中で、従来の塾のビジネスモデルや指導方法に疑問を感じるようになりました。

とくに課題があるなと感じたのは、授業をコマ売りすることを前提としたビジネスモデルです。営利企業として売り上げは大事ですが、どうしてもコマをたくさん取ってもらう(売る)ことに比重が偏ることです。

しかしながら例えば「夏休みに100回授業をやれば第一志望の合格に近づく」「反対に20回しか取らなかったら近づかない」というような授業と合格の単純な比例関係はないと思います。

私の経験上、最も重要なのは生徒が目的を持って自分で頑張れるようになることです。つまり、生徒の自主性とモチベーションが成功の鍵を握っているのです。

この気づきから、従来の「1コマいくら」という料金体系ではなく、勉強全体のマネジメントや目標設定、モチベーションの向上・維持に注力する塾の必要性を感じました。そこで、カウンセリングやコーチングを主体とし、学習環境は無制限に提供するという新しい形の塾を構想しました。

とくに塾を始める際に重視したのは以下の点です:

  1. 生徒の自主性を育む: 単に知識を教え込むのではなく、生徒が自ら学ぶ力を身につけられるよう支援します。
  2. 個別対応の重視: 一人ひとりの目標や学習スタイルに合わせた指導を行います。
  3. モチベーション管理: 目標設定から計画立案、実行、振り返りまでをサポートし、生徒のやる気を継続的に維持します。
  4. オンライン学習の可能性: 時代の変化を見据え、オンラインでの指導にも対応できる体制を整えました。
  5. 柔軟な学習環境: 生徒が必要な時に必要なだけ学習できる環境を提供します。
  6. 長期的な成長支援: テストの点数や受験合格だけでなく、生徒の将来的な成功を見据えた指導を心がけています。

これらのビジョンのもと、ステップアップスタディサロンを設立しました。私たちの目標は、単に勉強を教えることではなく、生徒が自ら学び、成長し続けられる力を養うことです。そして、その過程で生徒一人ひとりが自分の可能性を発見し、自信を持って未来に向かって歩んでいけるよう支援することです。

この新しいアプローチが、従来の塾では満たせなかったニーズに応えると共に、教育の新しい形を提示できると信じています。今後も、このビジョンを大切にしながら、常に生徒のニーズに合わせて進化し続ける塾を目指していきます。

生徒のモチベーション向上と目標達成のためのサポート

ー生徒さんのモチベーション向上や目標達成のためにどのようなサポートや意識している点があれば、教えてください。

木原:私の場合は、小さな成功体験を積んでもらうことを意識しています。例えば、「今まで20分かかっていたものを15分で目指してやってみよう」といった具合です。

週1回30分のカウンセリングで、「今週1週間はここまで終わらせてみよう」と小さな目標を設定します。それをきっかけに他のことも頑張るようになったり、次の目標を立てやすくなったりするケースが多いです。


大庭:生徒それぞれに「なりたい」「こうしたい」という目標はあると思いますが、総じて自信を持ってやれているわけではありません。上手くいかないことや出来なかったことに関して、まずは共感してあげることが重要だと考えています。


1人1人抱えている課題が違うので、同じ状況でも生徒によってアドバイスの内容は変わります。また、特に小中学生の場合は保護者の方の関わりも重要です。

三者間で上手に情報共有し、保護者の方にも生徒の頑張りを伝え、過干渉にならず見守れるような状況を作ることも私たちの役目だと考えています。

生徒の成長に対するフィードバックと評価

ー生徒さんの成長や変化を、生徒さん自身に対してどのように評価・フィードバックしていますか?


木原:基本的には褒めるポイントを必ず入れるようにしています。目標を達成したら「すごいね、頑張ったね」と褒めますが、達成できていない場合でも、例えば3つの内1つでも出来たことがあればそこを褒めます。その上で、出来なかったところは次どうしていけばいいかを一緒に考えます。


また、本人に「今回の取り組みは自分としては何点ぐらいだったと思う?」と聞き、どんなところが出来て、どんなところが課題だったかを本人にアウトプットさせます。

これは本人にとって自分の取り組みを客観的に振り返るきっかけになりますし、本人の認識とこちらが見ているものとのずれを確認する機会にもなります。


大庭:小学生や入塾して日が浅い生徒の場合は、直接褒めることに加えて、保護者の方にも「こういうことをやっていましたよ」と報告します。

先生から言われるよりも、保護者から「先生がこう言っていたよ。こういうことやってたんだね」と言われる方が、特に年齢が低い生徒には効果的だと考えているからです。


中高生に対しては、自己評価を促します。例えば、テストの結果が思わしくなかった場合でも、「自分の勉強の取り組みを総合的に評価すると何点?」と聞くと、大体60点とか70点と答えます。

そこから「90点や100点の満足のいく結果にするには、あと何が必要だと思う?」と聞くと、大抵の生徒は自分で答えられます。そうして具体的な改善点を見出し、次回に向けての計画を立てていきます。

提供しているコースとプラン

ー提供しているコースやプランについて教えてください。

木原:私たちは生徒さんのさまざまなニーズに応えるため、3つの異なるプランを用意しています。どのプランも月額定額制で、利用回数の制限はありません。

本会員プラン:(月額14,880円)※表示料金は全て税込です

本会員プランは一言で言うと「コーチングを実施するプラン」で多くの方に選ばれているプランです。主な特徴は以下の通りです。

  • 週1回30分の個別カウンセリング:生徒さんの学習進捗や課題を確認し、次週の計画を立てます。
  • 3ヶ月に1回の長期目標設定・振り返り:3か月~半年に1度を目途に、中長期スパンでの振り返りと目標設定・課題解決
  • ワークショップ参加し放題:様々なテーマで開催される双方向型の学習イベントに参加できます。
  • オンライン学習スペースへの無制限アクセス:24時間365日、いつでも学習に取り組めます。

プレミアムプラン:(月額 25,080円)

本会員プランの内容に加え、より発展的な学習機会を提供します。

  • 探究活動への参加:多くのオプションが無料に。
  • 個別レッスンの実施:テスト前に個別レッスンを4回分無料で受けられます。

体験会員プラン:(月額880円)

まずは雰囲気を知りたい方や、自主学習のみを求める方向けのプランです。

  • オンライン学習スペースへのアクセス:自習室のような環境で、他の生徒と一緒に学習に取り組めます。
  • 基本的なサポートツールの利用:学習計画表など、自主学習をサポートするツールが使えます。

これらのプランは、生徒さんの学習スタイルや目標に応じて選択できます。例えば、自主性が高く、自分で計画を立てられる生徒さんは体験会員プランから始めて、より手厚いサポートが必要だと感じたら本会員プランに移行するなど、柔軟に対応しています。


今後のビジョンと展望

ーステップアップスタディサロン様で今後、こういった点をより強化していきたい、あるいは取り組んでいきたいということがあれば、聞かせてください。


木原:現在は少人数規模で運営していますが、急激に規模を拡大するのではなく、徐々に全国のより多くの生徒さんに届けていきたいと考えています。また、教育活動に関わるスタッフも増やしていき、教室としての形をより整えていきたいと思います。


加えて、夏の勉強合宿のような、普段の指導とは異なる付加価値のある活動も徐々に発展させていきたいと考えています。


大庭:まず、ビジネス面での展望についてお話しします。現在、この事業は副業的な位置づけで始めましたが、今後は塾を本体事業として確立させたいと考えています。具体的には、現在の規模から倍程度に成長させることを目標としています。

これにより、より多くの生徒さんにサービスを提供できるようになると同時に、事業としての安定性も高めていけるはずです。

次に、他の個人塾の先生方との連携強化を考えています。例えば、昨年夏に実施した勉強合宿は、スタディプラスを通じて知り合った他の個人塾の先生と共同で開催しました。

考え方や方針が近い先生方との協力関係を築くことで、それぞれの強みを活かしながら、より充実したサービスを提供できると考えているのです。このような連携を2、3ほど増やしていければと思います。

また、生徒同士の相互作用を促進する新しい取り組みも計画しています。具体的には、3〜4人程度の小グループを作り、月に2回ほど顔を合わせる機会を設けたいと考えています。

この場で生徒たちは、お互いの頑張りを共有したり、目標に向けての進捗を報告し合ったりします。これにより、生徒同士が刺激し合い、モチベーションを高め合える環境を作り出したいと思います。実際に、合宿や対面での試験的な取り組みを通じて、この方向性に手応えを感じています。

さらに、私自身が留学関連の仕事も行っていることを活かし、将来的には海外研修プログラムの導入も視野に入れています。これにより、生徒たちに国際的な視野を広げる機会を提供し、グローバル社会で活躍できる人材の育成にも貢献できればと考えています。

これらの取り組みを通じて、単なる学習支援にとどまらず、生徒一人ひとりの成長をより多角的にサポートできる塾を目指しています。そして、こうした成長の過程を保護者の方々と共有し、三者一体となって子どもたちの未来を支える体制を強化していきたいと考えています。

入塾を考えている生徒・保護者へのメッセージ

ー最後に、入塾を考えている生徒さんや保護者の方へ向けたメッセージをお願いします。


木原:私は関わる子供たち全員に、自分の人生を楽しく歩んでほしいと考えています。そのためには、自分でなりたいことや出来るようになりたいことに対して取り組み、それを達成できる人になってほしいと思います。

ステップアップという名前にも込められているように、1つの成功を踏まえてさらに次の目標を目指し、どんどん高い目標に挑戦していってほしいです。


最初は目の前のテストや宿題から始めればいいのです。目標設定や計画立てが苦手だと思う人こそ、ぜひ来ていただいて、一緒に成長していけたらと思います。


大庭:保護者の方へのメッセージとしては、子供のことを誰よりも心配し気にかけているのは父母だと思います。しかし、近くにいすぎて見えないこともあると思います。私がこの仕事をしていて感じるのは、子供の成長は予想外のところで急激に伸びたり変化したりすることが多いということです。

そういう意味で、私たちは視点を変えて、一緒に子供の成長を見守る体制を作りたいと考えています。当塾は比較的リーズナブルな料金設定をしていますので、気軽にご相談いただければと思います。