小学生からシニアまで―キャリアコンサルタントが手掛けるCrab Garden 鎌ケ谷ICTスクールの挑戦

デジタルスキルの習得とキャリア支援を組み合わせた新しい学びの場を目指すCrab Garden 鎌ケ谷ICTスクール。2021年の創業以来、対面とオンラインの両方で、時代に即したICT教育を提供しています。スクール代表の加庭氏に、教育理念や今後のビジョンについて話を聞きました。

スクールの概要と特徴

ースクールの基本的な内容について教えていただけますか?

加庭氏:当スクールは、小学生からシニアの方まで幅広い年齢層を対象にしたICTスクールです。カリキュラムは多岐にわたり、プログラミングではビジュアルコーディングとテキストコーディングの両方を指導しています。また、パソコンの基礎から応用、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointなども学べます。さらに、公的資格から民間資格まで、教室内で受験可能な資格対策講座も提供しています。

授業はEラーニング形式で、生徒は映像と音声を使ってテキストを学習しています。講師は常に教室に常駐しているため、生徒が躓いた際はすぐにサポートする体制を整えています。

起業の経緯とキャリア

ー起業されたきっかけを教えていただけますか?

加庭氏:私は以前、民間企業でパソコン教室のインストラクターとして5年間勤務していたのですが、その経験を活かし、2021年2月に起業という夢を実現しました。

創業時は千葉県鎌ケ谷市でマンションの一室を借り、マンツーマンレッスンからスタート。2023年2月には鎌ケ谷大仏駅近くの路面店に移転し、事業を拡大しています。

元々、デジタル技術への強い関心と講師という職業への憧れがあり、その両方を叶える仕事に出会えたことが、この道に進むきっかけとなりました。

スクールの強みと特色

ー他のパソコン教室と比べて、特徴的な点を教えていただけますか?

加庭氏:当スクールの最大の特徴は、デジタルスキルの指導にキャリアコンサルティングを組み合わせている点です。私はキャリアコンサルタントの国家資格を持っており、スキル習得だけでなく、職業興味の発見や価値観に合わせたキャリア選択のアドバイスも提供しています。

生徒層と指導方針

ー生徒さんへの指導で大切にされていることはありますか?

加庭氏:講師陣には「生徒のファンになろう」という意識を徹底しています。そのため、丁寧なコミュニケーションと、生徒の良い点を積極的に褒めることを心がけています。

近年は特に小学生の入会が増えています。プログラミングやゲーム作りに興味を持つ子供たち自身からの希望と、将来を見据えた保護者からの勧めの両方のケースがあります。

受講システムとコースについて

ー受講システムとコースについて詳しく教えていただけますか?

加庭氏:当スクールでは、教室での対面レッスンに加え、オンラインでのリモート受講も提供しています。これにより、全国どこからでも受講が可能です。コースはパソコンコースとプログラミングコースに分かれています。

授業は1コマ50分で、連続受講も可能です。2コマ連続の場合は10分の休憩時間を設けていますが、生徒の希望に応じて学習を継続することもできます。予約は、LINE、Webなど複数の方法で受け付けており、毎月20日までに翌月分の授業料をお支払いいただきます。

今後のビジョン

ー今後の展望についてお聞かせください。

加庭氏:事業拡大とともに、SDGsへの取り組みも強化していきたいと考えており、現在「エシカルパソコン」という環境配慮型のパソコンを導入しています。これは外装が中古、内部が新品のパソコンで、日本在住の難民の方々が組み立てに携わっています。また、使用済み電子機器や廃食用油の回収も行うなど、環境に配慮した運営を心がけています。

さらに、ITスキルとキャリアコンサルティングを融合させた独自のアプローチを活かし、学校教育との連携も積極的に進めていく予定です。

入塾を検討している方へのメッセージ

ー最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします。

加庭氏:デジタル社会の進展に伴い、スキルの習得とその証明がますます重要になっています。当スクールでは、実践的なスキル習得と資格取得を両立したカリキュラムを提供し、資格試験では100%の一発合格率を達成しています。

即効性のあるスキルアップを目指す方も、長期的なキャリア形成を考える方も、ぜひ一度、当スクールの門を叩いていただければと思います。