カナダ出身の講師が運営する、仙台市の英会話スクール。10年以上の指導経験を活かし、子供から大人まで、一人ひとりのニーズに合わせた完全オーダーメイドのレッスンを提供。幼稚園児から80代まで幅広い年齢層に対応し、独自のカリキュラムと熱意ある指導で、実践的な英語力の向上を実現します。
幅広い年齢層に対応する柔軟な指導体制
ーまず、スクールの概要について詳しく教えていただけますか？
マークさん：Beyond English Schoolでは、子供向けの「Beyond Kids」と、高校生以上の大人向けプログラムを展開しています。仙台駅東口から徒歩5分という好立地で、幼稚園、保育園、私立学校、専門学校、そして今後は大学での指導も予定しています。また、企業や病院などへの派遣指導も積極的に行っています。
特に子供向けのプログラムでは、年齢や学習段階に応じて細かくクラス分けを行っています。グループレッスンは最大6名までですが、より効果的な指導を実現するため、実質4名程度の少人数制を目指しています。また、子供向けの個別指導も充実しており、2階のスペースでは多くの子供たちが学んでいます。
大人向けのプログラムは、当初からのメイン事業として、ビジネス英語から留学準備、趣味としての英会話まで、様々なニーズに対応しています。料金設定も合理的で、オーダーメイドレッスンの特性を活かした柔軟な指導を提供しています。
一人ひとりに最適化された完全オーダーメイドのレッスンシステム
ー具体的な指導方法や特徴について教えていただけますか？
マークさん：私たちの最大の強みは、完全オーダーメイドのレッスンシステムです。まず初めに、生徒一人ひとりと詳細な面談を行い、以下の点について丁寧にヒアリングします：
- 具体的な学習目標
- 学びたい内容や分野
- 英語学習における強みと弱み
- 好みの学習スタイル
- これまでの英語学習経験
- 現在の英語使用状況や必要性
これらの情報を総合的に分析し、最適なカリキュラムと教授法を組み立てています。
英会話スクールの成功には2つの重要な要素があります。1つは経験豊富で情熱のある教師です。単なる語学指導ではなく、生徒の成長を心から願い、その目標達成をサポートできる教師が必要です。
もう1つは適切なカリキュラムです。私たちは100種類以上の教科書を検討し、その中から約30種類を厳選して使用しています。さらに、Beyond独自の教材も多数開発しており、特に以下の要素を重視しています：
- 実践的なコミュニケーション演習
- 楽しく学べるゲームやアクティビティ
- 定期的な理解度確認クイズ
- 実生活で使える表現の習得
- 文化理解を深める教材
情熱から始まった起業への道のり
ー英会話スクールを始められたきっかけについて詳しくお聞かせください！
マークさん：私は10年前に来日して以来、様々な教育現場で経験を積んできました。最初は子供への指導から始まり、その後ビジネス英会話、専門学校での指導など、幅広い層への指導を行ってきました。
個人レッスンの生徒が徐々に増えていく中で、より多くの人に質の高い英語教育を提供したいという思いが強くなっていきました。また、外国人として日本で正式に働くためには、適切なビザの取得が必要でした。個人レッスンだけでは、市民センターなどで教室を借りて指導する程度しかできません。
この状況を打開するため、正式に会社を設立することを決意しました。ただし、これは単なるビジネスの判断ではありませんでした。当初から、収益よりも質の高い英語教育の提供を重視してきました。実際、他のスクールでの指導経験もありましたが、自分の理想とする教育を実現するために、独立という道を選びました。
未来を見据えた事業展開とビジョン
ー今後の展望について、具体的な計画をお聞かせください！
マークさん：現在、いくつかの新しい取り組みを進めています。まず、YouTubeやInstagramでの情報発信を強化しています。特に映像編集に長けたスタッフの力を活かし、質の高いコンテンツの制作に力を入れています。
また、オンラインレッスンの拡充も重要な課題です。仙台という地域性を超えて、東京や大阪など、全国の英語学習者にリーチできる可能性を探っています。対面レッスンで培ったノウハウを活かしながら、オンラインならではの効果的な指導方法を開発しています。
さらに、より大きなビジョンとして、英会話に限らない国際的な教育を提供する「マイクロスクール」の設立を計画しています。これは従来の学習塾やインターナショナルスクールとは異なる、新しい形態の教育機関を目指すものです。数年後には、本格的なインターナショナルスクールとしての展開も視野に入れています。
効果的な英語習得へのアプローチ
ー社会人の方が英語を習得する上で、最も大切なことは何でしょうか？
マークさん：英語習得には様々な要素が必要ですが、最も重要なのは、日本の学校教育で身についた「間違えることへの恐れ」を克服することです。多くの日本人学習者は、小学校から高校までの英語教育で、間違いを恐れる習慣が身についています。しかし、言語習得には、むしろ積極的な試行錯誤と、多くの「間違い」が必要です。
英語は本質的にコミュニケーションツールです。初期段階では、完璧な文法や表現にこだわる必要はありません。まずは基本的な単語を使って、様々な表現を試してみることが重要です。その過程で下記のようなステップが存在します。
- 実践的なコミュニケーション能力が向上
- 間違いから学ぶ機会が増加
- 徐々に自信がついていく
- 表現の幅が自然と広がる
- より複雑な文法や表現にも挑戦できるようになる
基礎レベルを超えた段階では、より深い学習が可能になります。社会問題、文化、心理学、哲学など、様々なテーマについて議論することで、より自然な形で英語力を伸ばすことができます。
明確な目標設定と段階的なアプローチ
ー具体的な学習ステップについて教えていただけますか？
マークさん：効果的な英語学習には、明確な目標設定と段階的なアプローチが重要です。私たちは以下のような段階を設定しています：
- 初期段階：
- 基本的なコミュニケーション能力の確立
- 必要な語彙の習得
- 簡単な日常会話の練習
- 中級段階：
- より複雑な表現の習得
- 文法の基礎固め
- 実践的な会話演習
- 上級段階：
- ビジネス英語や専門的な表現の習得
- ディスカッションやプレゼンテーションスキル
- 文化理解と国際的な視野の育成
各段階で、生徒の進捗に応じて柔軟にカリキュラムを調整しています。
英語学習者へのメッセージ
ー最後に、英語を学びたい方へ熱いメッセージをお願いします！
マークさん：日本の英語教育では、完璧な文法使用を求められがちですが、実際のネイティブスピーカーでさえ、必ずしも完璧な文法を使用しているわけではありません。大切なのは、相手に自分の考えや気持ちを伝えられるコミュニケーション能力です。
水泳を例にすると、理論だけを学んでいても上手くなれないように、英語も実際に使ってみることが重要です。最初は拙いかもしれませんが、練習を重ねることで必ず上達します。大切なのは最初の一歩を踏み出すことです。
これまでの英語学習で否定的な経験をした方も多いかもしれません。しかし、それはあくまでも過去の話です。新しい気持ちで、楽しみながら英語学習に取り組んでみてください。私たちBeyond English Schoolは、そんな皆さんの新しい挑戦を全力でサポートいたします。
英語を学ぶことは、単なる言語の習得以上の価値があります。新しい文化との出会い、世界中の人々とのコミュニケーション、そして自己の成長。そんな素晴らしい機会を、ぜひ一緒に作っていきましょう。
