子どもたちに料理の楽しさを伝える「リトルコックこども料理教室」。2020年の開校以来、キャンセル待ちが続くほどの人気を誇ります。料理を通じて子どもたちの成長をサポートし、食育の大切さを広めるこの教室の特徴や指導方針、今後の展望についてお話を伺いました。
子ども料理教室の活動内容とは?

私たちの料理教室は、小学生をメインの対象としています。2020年に開校し、子どもたちに「作ること・食べることの楽しさ」を実体験してもらう場として運営しています。
現在はキャンセル待ちが続いており、より多くの子どもたちに体験してもらえるよう、講師育成講座を実施しながら、教室の拡大を目指しています。
また、料理を学ぶことで子どもたちは「食」に対する理解を深め、食材の選び方や調理の工程を通して、家庭でも積極的に食事づくりに関わるようになります。さらに、食育の観点からも、バランスの取れた食生活を意識するようになるなど、多くの良い影響を与えています。
加えて、料理を通して培われるスキルは、単なる調理技術にとどまりません。手先を使うことで脳が刺激され、集中力や計画性が養われます。また、友達と協力して料理を作ることで、コミュニケーション能力や協調性も身につきます。こうしたスキルは、子どもたちの将来にも役立つ重要なものだと考えています。
料理教室を始めたきっかけとは?

もともとは大人向けの料理教室を開いていました。きっかけは、友人に「料理を教えてほしい」と頼まれたことです。しばらく続けていると「子どもに料理を教えてほしい」といった問い合わせがありました。
最初は戸惑いましたが、保護者の方と相談しながらカリキュラムを作成し、まずはお嬢さん2名向けに小さな教室を開いたのが始まりです。
その中で子どもたちが料理を学ぶことには大きな価値があると感じました。料理をすることで、創造力や問題解決能力が養われ、成功体験を積むことで自信をつけることができます。さらに、家族と協力して食事を作ることで、コミュニケーション力も育まれます。
教室の特徴や強みとは?

個人教室であることを活かし、子ども一人ひとりの特性に合わせて難易度を調整できる点が強みです。また、季節の旬の食材を取り入れ、食材についての学びも深めながら調理を楽しめるよう工夫しています。
普段の生活では経験しにくい料理を、楽しく学べるのが魅力です。AIが急速に台頭しつつある現代だからこそ、リアルの体験からの学びは今まで以上に大切になってきます。
例えば、子どもたちには野菜の切り方や火加減の調整など、基礎的な技術を学びながら、実際に料理を完成させる達成感を味わってもらいます。その結果、自信を持ち、自分で作った料理を家族にふるまうことを楽しむようになります。
また、当教室では、「食べることのマナー」も大切にしています。料理をするだけでなく、食事の席での作法や、他の人と食卓を囲む楽しさについても学んでもらいます。
こうした教育は、家庭だけではなかなか十分に行えない部分でもあり、教室に通うことで子どもたちの社会性を育む一助となっています。

今後の展望について
子どもたちは、料理を通じて食に対する興味を深め、家庭でも積極的に料理をするようになっています。自己肯定感の向上にもつながっていると感じています。より多くの子どもたちに料理の魅力を伝えるため、講師の育成や教室の拡大を進めたいと考えています。
また、屋外イベントにも力を入れていきたいですね。例えば、野菜の収穫体験や潮干狩りなど、教室の外でしかできない経験を提供することで、より深い学びを実現したいと思っています。
さらに、オンラインでの学習環境を整えることも検討中です。忙しい家庭でも料理を学べるよう、動画教材の提供やライブレッスンの開催を通じて、より多くの子どもたちに学びの機会を提供できればと考えています。
また、親子で参加できるワークショップも企画中です。子どもたちが料理を楽しむだけでなく、親御さんも一緒に学びながら、家庭での食事作りがもっと楽しいものになるような場を作っていきたいと考えています。
これから料理教室に参加したい方へ
料理は「作る楽しさ」と「食べる喜び」を同時に味わえるものです。自分の作った料理を食べることは、想像以上に嬉しい体験になります。ぜひ、料理の楽しさを一緒に体験してみてください!
また、料理を学ぶことで、食べ物の大切さを実感し、健康的な食生活を意識するようになります。親子で料理を楽しみながら、家庭の食卓がより豊かなものになることを願っています。
さらに、料理を通して得られる経験は、子どもたちにとって一生の財産になります。当教室では、ただ料理を作るだけではなく、子どもたちが自信を持ち、積極的に挑戦できる環境を提供しています。
また、リトルコックこども料理教室では子どもに食の魅力を伝える仲間を募集しています。料理が好きな方、子どもが好きな方、「子どもたちに料理の楽しさを伝えたい!」という想いがあれば、資格や指導経験は問いません。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。