英語資格試験の中でも確固たる地位を築く「英検」。小学生から高校生、さらには社会人まで、幅広い層が挑戦するこの試験において、独自の指導メソッドで高い合格実績を誇るのが「飯田オンライン英語塾」です。
50代で人生の二毛作を実現しようと決断し、語学のスペシャリストとしての経験を活かして起業した代表の飯田恭久氏。各英語学校の講師や、小樽市のFMラジオ番組で短時間ながら英語レッスンコーナーの経験を経て、現在は奈良県生駒市を拠点に全国展開を果たしています。対面授業とオンライン授業のハイブリッド型で、海外在住の日本人家庭からも支持を集める同塾の特徴と、英検指導にかける想いについて、詳しくお話を伺いました。
80歳の最高齢学習者から小学生まで、幅広い層から支持を集める飯田オンライン英語塾。「明るく、優しく、分かりやすく」をモットーに、一人一人に寄り添った指導で、着実な成果を上げています。その成功の秘訣に、迫ります。
英検専門の塾として確固たる地位を確立した「飯田オンライン英語塾」
ー御社のサービス内容について詳しく教えていただけますでしょうか?
飯田恭久 代表:「飯田オンライン英語塾」は、英検対策専門の塾です。当初は「オンライン英検塾」という名称を検討していましたが、英検本部との協議の結果、商標権の関係で現在の名称となりました。私立の一貫校では、中学から高校、高校から大学への進学に際して英検の取得が必須となるケースが増えています。例えば、中学から高校への進学には3級から準2級、高校から大学では準2級から2級が要求されることが一般的です。
また最近では、私立中学受験を控えた小学生の間でも英検3級取得のニーズが高まっています。「英検3級があれば望ましい」という表現は、実質的には「英検3級を取得しなければならない」ということを意味しています。
受講者の年齢層は実に幅広く、最高齢は80歳の方で、脳の活性化のためと英語への興味から学ばれていました。この方は、パソコンの操作に不安があったため対面授業を希望され、短期間で志望級に合格されました。また、75歳の男性は、中学校レベルの英語を基礎から学び直したいという目的で1年間受講されました。
オンラインと対面のハイブリッド型で柔軟な学習環境を提供
ーオンライン授業に加えて、対面授業も実施されているとのことですが?
飯田:はい、私は奈良県生駒市を拠点としており、パソコンの操作が苦手な方や対面での指導を希望される方向けに、教室での授業も行っています。フェイス・トゥ・フェイスでの指導を望む声は確かにありますが、全体の約85%はオンラインでの受講となっています。
関東、中京、関西、中国、九州など全国各地から受講生が集まっています。さらに、海外在住の日本人家庭のお子様も多く在籍しています。世界各国の文部科学省と英検が提携して現地受験が可能な都市を中心に、需要が高まっています。最近では、アメリカ西海岸、オランダの生徒が受講されております。
このようなグローバルな展開が可能なのは、まさにオンライン授業の強みと言えるでしょう。
50代での決断、確かな需要を見据えた起業
ー設立の飯田オンライン英語塾設立の経緯について教えていただけますでしょうか?
飯田:50歳を過ぎて人生の棚卸しをした際、このまま定年退職して再雇用という道を選ぶのではなく、自分の経験を活かした事業を始めようと考えました。
元々大学ではドイツ語を専攻していましたが、時代の変化とともにドイツ語の使用頻度が減少し、英語の重要性が高まっていました。客観的に自分のスキルを評価した時、数値で示せる資格の必要性を感じ、TOEICの学習に取り組みました。当時は現在のような英検のニーズはありませんでしたが、1年余りでTOEICスコア840点を達成。その勢いで国家資格である通訳案内士(英語)も取得しました。
英検に関しましては、実は、「英検なんて、まだやっているのかな?」と思っていたのですが、予想以上の需要の高さに気づきました。そのような経緯で、2020年に再雇用先を退職して、英検対策専門の塾の起業を決意したのです。
私の場合、大学時代にドイツ語を専攻していたので、欧米人の考え方や言語習得のプロセスを熟知している強みがあります。彼らがどのように考え、どのように話すのかを理解していることは、生徒たちへの指導において大きなアドバンテージとなっています。
ー英語資格試験市場において、英検の存在感が薄れているという声もありますが、どのようにお考えですか?
飯田:私も当初は「英語と言えばTOEICだろう」と考えていましたが、実際は全く異なります。現在、英語資格試験市場では明確な棲み分けが進んでいます。小中高生は英検、大学生・社会人はTOEIC、さらに上級を目指す方はTOEFLというのが一般的な流れです。
英検の特徴は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングと4技能を総合的に測定できる点です。特にビジネスの現場で重要なEメールの作成力を試す英作文や、面接試験が含まれているのは大きな強みです。また、3級から準2級、2級というように、段階的にステップアップできる明確な目標設定が可能なことも特徴です。
これらの特徴から、リピーターも多く、一つの級に合格すると次の級を目指して継続的に学習される方が多いのが特徴です。
「明るく、優しく、分かりやすく」をモットーに、英検を攻略
ー他の英語塾との差別化のポイントを教えてください。
飯田:「明るく、優しく、分かりやすく」をモットーとしています。塾の雰囲気は、無料体験授業を通じて確認していただけます。オンラインでも十分伝わるものです。教材は英検の過去問を中心に使用しており、頻出パターンの習得に力を入れています。資格試験では、過去問を学ぶことが非常に重要です。大学入試でも「傾向と対策」という言葉があるように、英検でも同様のパターンが繰り返し出題されます。
例えば、3級の面接では「壁に時計が掛かっている」「彼女は掃除している」といった定番の場面が出題されます。文法についても、よく出題される項目は決まっています。
また、英文法が苦手な生徒には、分かりやすい副教材を併用して丁寧に指導しています。例えば、関係代名詞が理解できない生徒には、厳選した教材を用いて、豊富な例文とともに説明を行います。
宿題は必要最小限に抑え、生徒の負担にならないよう配慮しています。小中高生は学校の授業や部活動で忙しいため、大量の宿題を課すことは避けています。例えば、英作文であれば週1問程度の課題を出し、やる気のある生徒は自主的に類似問題に取り組むという形式です。
オンライン授業では、生徒の目を見ながら指導することを重視しています。講師陣にも「生徒の目を見て教えること」を徹底しています。目を見れば、その生徒がやる気満々なのか、親に言われて渋々受講しているのかが一目で分かります。理解できていない様子が見られれば、「分からないでしょう?」と声をかけ、何度でも丁寧に説明し直します。
柔軟な受講システムと徹底した時間管理が合格の秘訣
ー提供しているコースやプランについて教えてください。
受講形態は45分コースと60分コースを主軸とし、中学生・高校生には集中力の観点から45分コースを推奨しています。会社員時代や社内講師としての経験から、45分が最適な授業時間だと判断しました。
回数は4回、8回、12回、24回というパッケージを用意していますが、実際の受講回数は柔軟に対応可能です。5回でも7回でも、生徒の状況に応じて調整できます。また、固定の曜日・時間での受講を原則としていますが、事前連絡があれば振替も可能です。12回コースが最も人気があり、チケット制のように使用できる仕組みとなっています。
大手英語塾と比較して、よりリーズナブルな料金設定を心がけています。適切な料金設定と柔軟な対応で、多くのリピーターを獲得できています。
実際、2年前に2級を取得した生徒が、準1級受験のために再度受講を希望されるケースも少なくありません。これは、生徒さんに満足していただけている証だと考えています。
ー受講者に指導する際に特に意識していることや方針があれば教えてください。
飯田:時間管理は特に重視しています。例えば準2級の試験では、大問1は13分、英作文は8分というように、細かく時間配分を設定しています。いくら完璧な英作文を書いても、60分かかってしまっては残りの25分で長文問題に対応できません。
また、授業の開始時間や宿題の提出期限など、時間を守ることの大切さも指導しています。これは単なる規律以上の意味があります。将来、社会人となった時に、常に遅刻する人間は誰からも信用されません。そういった社会性も含めて、時間の大切さを優しく、しかし確実に伝えています。
ー今後の展望についてお聞かせください。
飯田:自社で英作文集や単語集の開発を検討しています。語学学習の基本は語彙力の強化です。英検でよく出現する単語・熟語を、語源や語呂合わせを活用して効率的に覚えられる教材を作りたいと考えています。
例えば、exportという単語があります。exは「外へ」、portは「港」、港から外へ、ということから「輸出」という意味になったと、語源で教えています。
また、「significant(重要な)」は、「すぐに拭かんと(significant)」というように、語呂合わせも含めて、日常生活と結びつけた覚え方を提案しています。
暗記は決して悪いものではありませんが、印象に残る形で覚えることが重要です。「10年前に親切にしてくれた人のことは忘れない」というように、印象深い形で単語を記憶することを心がけています。過去問で間違えた問題こそ、その印象が強く残るため、しっかりと復習することを推奨しています。
生徒一人一人に寄り添った指導で着実な成果を
ー最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします!
飯田:英検合格を目指す方、英語を通じて将来の留学や仕事に活かしたい方、まずは無料体験授業を受けてみてください。現在15名ほどの個性豊かな講師が在籍しており、生徒さんに最適な講師をマッチングさせていただきます。小学生には母親のような温かさで接する講師、高校生には大学でも教鞭を執る講師など、様々な特性を持つ講師陣が揃っています。
「明るく、優しく、分かりやすい」指導を心がけ、効率的な学習方法をご提案いたします。無料体験授業では、実際に過去問を解いていただくとともに、より短時間で効率的に学習できる方法を、具体例を交えながらご説明いたします。
その成果として、3年半以上継続して通っている生徒さんもいらっしゃいます。3級から始めて、準2級、2級と着実にステップアップし、現在は準1級の取得を目指しています。このように、長期的な視点で英語力を伸ばしていける塾を目指しています。
「英検は過去の存在」などという声もありますが、実際には着実に需要が伸びています。小中高生の基礎的な英語力養成から、ビジネスで必要な実践的なスキルまで、英検は総合的な英語力を測る重要な指標として、今後も重要な役割を果たしていくでしょう。
飯田オンライン英語塾は、その英検対策のエキスパートとして、一人でも多くの生徒さんの夢の実現をサポートしていきたいと考えています。大手英語塾とは異なる、きめ細やかな指導と柔軟な対応で、確実に結果を出していける環境を整えていますので、ぜひ一度、無料体験授業でその雰囲気を感じていただければと思います。